MANTICORA「THE BLACK CIRCUS, Part 2」'07
![]() 前作のコンセプトアルバムの続編で、バンドを離れていたGが復帰してるそうな。 速くてヘヴィで勇壮なエピックメタル好きならアンパイの文句なしで買い、デス。地味に彼等のアルバムは名前の変わる前から買い続けてる(w 結構、好きなマイナーバンドですわ。 ボートラ付とかリマスタ盤を買い直したりしてる程なので。 音の方は相変わらず、まんまBlindGurdian系、っていうかモロにフォロワー(w ブ厚いクワイア・コーラス、そしてダミ声ヴォーカル、シンフォKey&荘厳コーラスに、刻みの細かいツインギターとかそのヘンのフレーズとか、影響を隠さない潔さがまたイイんだ。ブラガの初期~中期の音楽性好きならたまらないでしょうな、彼等の音は。 まぁ、デビューミニから延々この路線なんだし、ホントに好きなんでしょうねぇ。 コロコロ音楽性変えるバンドが多い中、彼等のようにひたすら一つのスタイルを愚直に邁進するその姿勢、大好きですよ。 なので、アルバムもずーっとダークだけど華麗なメロディでシンフォニック&ドラマティックに、ひたすら豪放磊落に駆け抜けるいつものパターンで心地よいのです(w 複雑かつ、アグレッシブなメロディの裏で刻まれるスラッシーなリフで何も考えず頭を振れるのがイイんだコレが!('(゚∀゚∩ ただ、当初からずーっと解決されないVoの弱さ、そしてボーカルラインのツマンナさ加減も引き継いでるのが最大の問題点でしょうかね。 ぶっちゃけ、彼等にはブラガーみたいなキャッチーさが無いのが売れない致命的な要因に思えるんだけど… 色々問題点もあるし、そもそもフォロワーってどうよ? って意見もあるでしょうけど、とはいえ彼等の音には本家であるBLINDGUARDIAN(ゴテゴテオーバープロ気味)が近年では忘れ去ってしまった、スラッシーなアグレッションと“熱さ”が健在なのが嬉しいのです。 ブラガだって、元は初期ハロウィンのチープなフォロワーバンドだったのにねぇ…メロディや構成が肥大化すると、あーなっちゃうんでしょうなぁ… しかし、アルバム短いなぁ…潔すぎだぞ、オマイラ(w #
by malilion
| 2007-06-24 22:57
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Marillion「Somewhere Else」'07
![]() 前作『MARBLES』から約3年、満を持して通算14枚目になる待望の新作登場!キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!! 結構品切れ多かったみたい。まぁ、それも当然か。 もうメジャー契約なんて眼中に無いのか、公式サイトと連動の販売サイトでのみアルバムの販売してるんだもの… 細々輸入盤店に入ってるみたいだけど、元々日本で売れるバンドじゃないし、今はユーロが強すぎて凄い高値になるんだよね(国内アーティスト以上の値段!)。そりゃ出回らないし、売れないよ。 こんな事ならUSA盤買っときゃよかったなぁ('A`) でも、Marillionは原盤のUK盤が欲しかったのよ… しかし、このままだと今回でマリリオンは完全に日本のマーケットでのファンベースを失うし、新規客は姿を消すね。 だって欲しいと思っても店に置いてないんだもの。US盤が大量に出回ることを祈るのみ、ですな。 そして内容の方はというと……'80年代以降の英国Progressive Rockを代表する名バンド、なんて枕詞も最早なんの意味も成さないのが今のマリリオン。 プログレでもポンプでもない、進化した今のバンド。それがマリリオン。 それが哀しくもあり、寂しくもある。 だって近年作はレディオ・ヘッド等を思わせる'90年代Brit Pop/Rock的な音をベースにシンフォの要素を織り交ぜる系で、本作もそのスタイルを継承してるんだもの。 ギターリフとキーボードの刻みが殆ど姿を消した、オルタナ系バッキングなこの音と路線、正直好きじゃない。 え? 元々今の彼等は現代風オルタナティヴ・ロックやってるって? そりゃスンマセンね…orz まぁ、今さらインタープレイでブイブイ攻めろとは言わないけど、少し枯れすぎじゃない? 音の方は、一聴すると前作のダークかつ陰鬱なムードとは違う、淡くポップな感触とまったりアンニュイなメロディの印象が残るアルバム、というのが最初の感想。 正直、インパクトや驚き、刺激といったモノは皆無。 事実、ロックですらなくなりつつある、と言えばご理解いただけるだろうか? ヘタするとゆったりゆるゆる、ダルなスーパーのBGMになりかねないヨ。 全編を通じて英国的なシニカルさと、ゆったり気だるげな憂鬱感、そして翳りに満ちたメロディー展開がフッと、切り返しで出てくるMarillion独特の世界観は相変わらずだけど。 まぁ、繰り返し聞き込んでいくとメロディアスで説得力あるスティーヴ・ホガース(相変わらず最高!)のVoを軸に、インテリジェンス溢れるサウンドでコンパクトに全体をまとめた叙情性の高い作品、と印象が変わるわけだが、やっぱり刺激というか、おっ! っていう新鮮な驚きやロックの持ってる弾けるパワーのようなモノは感じず何か歯がゆさが残る。 もっとも、この路線を拒否する旧来ファンはとっくに姿を消して、殆ど残ってないだろうけどネ。 でもさ。ポンプ全盛期にその尖ってた音に打ちのめされ、「Brave」を生で観て大感激した私のような古参ファンは、やはり以前のような華麗でカラフル、そしてテクニカルな音をもう一度って、思ってしまうものなのよね…(´Д⊂ 海外では今作の評価はなかなか良いようだが、正直、次作でさらに“今風”の音でこられたら、彼等のファンでい続ける自信は私に無い。 かなり(知人に言わせると、凄く、だそうだ)バンドの音楽性の変化に寛容な私だけど、これはいただけない。 だって、退屈なスーパーマーケットのBGMに金は払えないよ('A`) 私はロックが聞きたいんだもの。 #
by malilion
| 2007-06-21 23:51
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Boys Like Girls「Boys Like Girls」'06
![]() ありったけのピュアネスを詰め込んだ、等身大のスウィート・ロック。 弾ける青春! エモーショナルなメロディックパンクの大型新人! 06年にインディーズデビューしてネットで話題騒然になり、あまりの人気ぶりにメジャーから再びデビュー! などなど、その宣伝タタキのまんまな、いかにも流行りそうな最近のエモ系流行ど真ん中(定番?)の音ですな。 サウンドの括り的にはよくいるエモコア系(カテゴライズはパンクになってる…)だけど、殆どポップロックと差異はないね。 まぁ、当然そういう流れから聴けばかなりの方が「イイ!」と反応するんじゃないだろうか? これからの季節のドライブに似合いそうな、スピーディでポップでメロディが素晴らしく爽快感のある曲ばかり。 例えるなら、清涼飲料水のCMにぴったりな曲、って感じ? 歌詞の内容も、いかにもティーンが好きそうな恋愛系中心の、反抗心の覗く、屈折していて、それでいて眩しくて、甘酸っぱく切ない系が大半。 グロプレ定番のロマン系歌詞が大好物な個人的な趣味からすると、ちょっとストレート過ぎて薄っぺらだけど、これはコレでアリだと思う。 一度で耳に馴染む親しみやすいメロディーとクリアーなVoとコーラスが、流しっぱにすると心地良くて、気がつくと1日中そればっか聴いてた、っていうAORな聞き方も出来ちゃう優れものだしね。 デビューでコレなら誰もが大絶賛でしょ。でも、この先この路線は長く続かないのは明白なんで、どこで独自性を出してくるかがポイントでしょね。誰もがブライアン・アダムスに成れる訳じゃないんだし… まぁ、個人的にはGood Charlotte「Good Morning Revival」'07 ![]() たまたま同じ時期に新譜出てたんで、今はこの2枚を交互にリプレイ中。 梅雨にはGood Charlotteの方がイメージ的にはぴったりかも… #
by malilion
| 2007-06-14 23:44
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噂のキュウリペプシを購入!
うひょー!青い! いや、緑か!? まるで駄菓子屋で昔売ってたラムネのようだ! よーし、さっそく試飲をば! プシ!(キャップ解放!) お。匂いは確かにキュウリっぽいぞ! ゴク… …… ゴクゴク…… 感想はというと。 来年の夏にはもう飲めないんで、今のうちに買っとけ! そして話題に乗り遅れないうちに飲め! 正直、二度と飲まない類の味だった('A`) マズー よくコレを商品化したよ。ホント、なに考えてるんだか… まぁ、夏だけのお祭り限定品って事なんだろうね。 今までこの手の奴で旨かったの、赤いペプシかガーナ入りのペプシXくらいじゃないか。 やっぱ色がマズイんだよね、うん。見た目最悪じゃん(w まぁ、この手の流行モノが旨い試しないんで、結果は分ってたのサ!(T△T) うー、口直しにドノーマルのペプシ飲も… #
by malilion
| 2007-06-13 20:56
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GALAHAD 「Empires Never Last」'07 ![]() '90年代にデビューした英国Pomp第二世代を代表(?)するバンドの、約4年振りにリリースされた新作で自主制作盤を聞いておりまする。 いやー、まだしぶとく生き残ってましたよ、彼等(w 内容は現代社会へのメッセージを持ったコンセプト・アルバムらしい。 そのへんのシリアスさ加減はジャケからも伺える。 ぶっちゃけ今の日本で彼等の新作を待ってる人がどれだけ残ってるか疑問だけど、このアルバムリリース前にLIVE盤がDVD付のリミッテッドで出てて、そのLIVEで先行して今回のアルバムの曲を演ってるのだけれど、その音からも今の彼等が以前のフォロワー根性丸出しの時とひと味違うように感じられたわけだが、予想はズバリだった。 のっけから聖歌のようなコーラスが飛び出し、近年はずーっとマリリオンのまんまフォロワー(劣化コピーとも言う)をしていた彼等にも遂に(やっと)一大転機が訪れたのが明確に分り、いきなりテンションアップだ。 今回はテーマがテーマだけに、マリリオンフォロワーになる以前から聞かれていたB級バンド特有の軽いポンプ臭さは皆無。 重厚で神秘的な幽玄さ、悲壮さと、哀愁感たっぷりな圧倒的キーボードの壁がクドくなりすぎず、リリカルに、ドラマチックに鳴り響く、正に一大絵巻といった趣(褒めずぎ?) コーラスもメロディも、スケール感2割り増しな音で、正直ここまで良くなるとは予想外でした。 LIVEじゃヘロってるVoも、アルバムなら問題無しだしね。もう以前の彼等とは別バンドじゃないの? ってくらい良くなってます(w MIXやコ・プロにKARL GROOMが関わってるのでハードなエッジも要所要所にピリリと効いているのもイイ。 このスケールアップしたまんまの勢いで、ヘンは方向へ色気出さずに次作でもヘヴィーに、ドラマティックなシンフォ・サウンドを展開するよう精進してネ! #
by malilion
| 2007-06-11 18:19
| 音楽
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