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爽やかついでに…RENAISSANCE新作ですよー♪


RENAISSANCE 「The Mystic And The Muse」'10 爽やかついでに…RENAISSANCE新作ですよー♪_c0072376_1805085.jpg

これまでにVoアニーのルネサンスと、リーダーのマイケルのルネサンスと2つの同じ名前のバンドが存在してファン的には困った状態だった訳ですが、ここに来て和解、そして両バンドメンツ混成の新生ルネッサンスとして生まれ変わり、2010年新たに始動し始めた彼等の、当初ファン・クラブオンリーで販売していた3曲入りEPで、現在は国内盤(来日記念盤)も入手可能アイテムですが、そこをわざわざオリジナルのファンクラブ盤をGET!(笑

オリジナル・ルネサンスから数えて結成40周年(!!)ということで、アニー・ハズラム&マイケル・ダンフォードを中心に再編されて、昨年09年より北米ツアーをスタート、その流れで01年以来2度目となる来日公演がつい先日行われましたね。生で観れた人、ウラヤマシス…

フィメールVo嫌いな自分も、ルネサンスだけは別格というか、アニー・ハズラムの美声無くしてこのバンド無し、とか思っちゃうくらい彼女の透明感ある歌声には、最初に耳にした時からノックアウトされっぱなしでありまする。

彼等の魅力をあーだこーだ今さら説明するまでもないのだけれど、こうして新曲を聴いてハッキリと分かるのが、ヒーリング感のあるアニーの清楚なクリスタルヴォイスと、ピアノとアコースティカルなメロディーと劇的なクラシカルサウンド、そしてトラッドの融合を果たした華麗なるルネサンス・サウンドは、2010年現在の今改めて聞いても大変魅力的で、その輝きは少しも色褪せません。
この新作も“あの音”のイメージが少しも変わる事無く再現されていて、往年のファンも大満足間違いなし! な快心の出来です。

ルネサンスはアコギやピアノが中心だし、派手にインタープレイの応酬をするバンドでもないので、今の音圧に慣れた耳の方にはちょっと聞き、退屈だったり古臭く感じるかもしれないけれど、美メロについては他の追随を許さぬレベルで、その作品群は今も燦然と輝いているので、未聴の方はこの機会に彼等の作品を是非! 
3曲入りのこのEPとか、とっかかり口にするのはもってこいだと思いますよ? コレ聞いて「いいかも」と思ったらレンタル店ででも他の作品も試してみて! 最終的に全作品買ってもマジ後悔しないから!

そうそう。電気音が前に出るバンドじゃないせいか、昔からこのバンドはBがやたら目立ってまして、低い音から高い音まで目まぐるしく動き回るベースライン(巧い!)を楽しむのは、今も昔も変わらぬ楽しみ方ですなぁ(w
# by malilion | 2010-08-25 18:00 | 音楽 | Trackback

暑すぎる…せめて音楽だけでも爽やかに…orz


SVEN LARSSON 「SUNLIGHT AND SHADOW」'10 暑すぎる…せめて音楽だけでも爽やかに…orz_c0072376_0324953.jpg

北欧SwedenのAORプロジェクトとして好評を博してきたSTREET TALKのG、Sven Larssonのソロ・デビュー作を入手!

本家がどうなってるのかなぁ、とか思いつつもルカサー(ってか、TOTOか)に強く影響を受けている爽やかでありつつも豪快にドライヴィンするGをメインに、産業ROCK系の心地良く響くウェストコースト的バラードやクリアでPOPなAOR佳曲が目白押しで、ジャケ通りのカラっと爽快な、手練れらしい流石の出来映えでしょうか。
まぁ、ちょっと爽やか過ぎて引っかかりがなさすぎな感もありますが…そう考えると改めてTOTOは凄いなぁ、と納得しきり(汗

STREET TALKよりぐぐっと穏やかでメロハー要素はほぼ無いものの、透明感あるGをメインに、本人が熱唱する歌声もなかなか上手く曲にマッチしてて、Gのソロ作というよりキャッチーなAOR作としても十分注目に値するアルバムでしょう。

STREET TALKファンやAOR好きはチェックして置いて損のない一作ですヨ。
# by malilion | 2010-08-25 00:33 | 音楽 | Trackback

BLIND GUARDIAN…もう賞味期限切れなのか…orz


BLIND GUARDIAN 『At The Edge OF Time』'10 BLIND GUARDIAN…もう賞味期限切れなのか…orz_c0072376_4291950.jpg

前作『A Twist In The Myth』から早や4年、ドイツが誇る欧州屈指のジャーマン・メロディックパワーHM・バンド、Blind Guardian のオリジナル・アルバムとしては通算9作目となる新譜が遂にリリースされた。

オープニングを飾る『Sacred Worlds』が始まると、オーケストラ、ヴァイオリン、フルート、ブ厚いクワイアー等々、彼等の真骨頂であるトレードマークな音が、パワーと緻密さとスケール感が一つになり、荘厳でドラマチックな楽曲となって大スケールで繰り広げられる様は圧巻で、久しぶりに「おおっ!」と、なったものの、その興奮も徐々に失速していく事に…

今回も様々な文学作品や北欧神話等にインスパイアされた世界が展開する楽曲毎のストーリー描写の幅や、ドラマティックな曲構成の壮大さ等々、どれをとっても緻密に計算され尽しているのは分かるし、メロディック・パワー・メタルとしてのストレートなアグレッシヴさによる即効性は前作よりはいくらかマシになったものの、定番のファンタジーモノから脱却しない事には毎度お馴染みな幻想物語がコンセプトな似たり寄ったりで、マンネリ過ぎて聞いてても刺激が…(つд`)

いくら音が良くなろうと、構成が複雑になろうと、テクニカルだろうと、過去曲を超えるスリリングな瞬間がなかなか見当たらず、どうしても予定調和な流れになってしまい、感動も薄いままに流れていくのがなんとも…

確かに前作よりはクオリティは高く感じるしスケールもデカイ音で気持いいのだが、 やっぱりガツンと来る曲が無いように感じる。何気に聞いてると、いつの間にか最後の曲になってるかのような…orz

マンネリ気味だからと言って、先輩格のハロウィンみたいに心機一転どこか違う方向へいってしまっても困るしで、新鮮味が欲しいけど注文と違う料理が出てきても困るという、なんとも歯がゆいシックリ来ないような感想といいましょうか…

ドラムスが変わってストレートな洗練されたリズム主体になったから、というか彼等が大人になって演る曲も成熟し、落ち着いたからなのだろうけど、力任せの強引なまでの畳みかけの刺激というか、以前感じた鬼気迫るような目の前で音の塊が炸裂するかの如きド迫力が感じられなくなってしまったように思える…

単に以前、何度もLIVE見に行ってる懐古房(PAの真ん前でガンガン頭振りまくってましたよ。ええ。お陰で2、3日難聴でした)の想い出補正、ってだけじゃないと思うのですけど、他のファンの方々はどう感じるのだろうか?

ドラマティックでスピーディ、そしてキャッチーなメロディアスサウンドで風格に満ちた貫禄の人気を誇る、欧州じゃ確固たるステイタスを築いてる彼等だけど、ココ日本ではというと…一時の人気が嘘のような状態でしょ?

まぁ、アルバムごとのインターバルが長いので仕方がないのかもしれないし、言語の問題もあって、彼等がやたらアルバムオリエンティッドな作風を貫くから、キャッチーで耳当たりのイイ、シングル向けな曲があるわけじゃない彼等のようなバンドの場合、イマイチ新規で聞こうという人にとってはとっかかりにくいのでしょうかねぇ…

因みにユーロ盤は、デモ他を収めたボーナス・ディスク付き限定盤も発売される模様。

ボーナスディスクの内容によっては、輸入盤も買っておくか、なぁ…うーん……

# by malilion | 2010-08-24 04:29 | 音楽 | Trackback

SHINING LINE…まるで豪華なデコーレートされた砂糖菓子のよう…


SHINING LINE「same」'10 SHINING LINE…まるで豪華なデコーレートされた砂糖菓子のよう…_c0072376_3423671.jpg

最近流行、というかメロ系ではこの手の企画モノは多いけど、これもまた注目株な、イタリア人ドラマー兼ソングライターのPierpaolo Montiが、友人ベーシストのAmos Montiと共に立ち上げたメロディック・ロック・プロジェクトのデビュー・アルバム。
プロデューサーにAlessandro Del Vecchio(Edge Of Forever、Glenn Hughes、Eden's Curse、Axe)を起用し、ミックス&マスターはMichael Voss(Casanova、Mad Max、Voices Of Rock etc.)が手掛けている。

勿論、このアルバムの売りは豪華なゲストVo達で、メロハー好きな方なら必ずどのバンドの音を耳にしたか音源を所有してるだろうと思える程、巧いVoばかりが参加してる作品です。

Erik Martensson(Eclipse)
Harry Hess(Harem Scarem)
Robin Beck
Robbie LaBlanc(Blanc Faces)
Mikael Erlandsson(Last Autumn's Dream)
Michael Shotton(Von Groove)
Michael Voss(Casanova)
Bob Harris(Axe,Edge Of Forever)
Ulrich Carlsson(Million)2代目Vo
Michael Bormann(Jaded Heart)
Alessandro Del Vecchio(Edge Of Forever)
Sue Willets(Dante Fox)
Bruno Kraler(Brunorock)
etc…

等々が名を連ねているので、各自のファンならGETしておいても損にはならないアルバムでしょう。
ただ曲は至って平凡なAOR曲ばかりで、小躍りしそうな名曲満載とはいかなかった模様……
中心人物等の無名度から考えれば仕方がないのかもしれないけど、明らかに名ヴォーカリスト達の技量で救われてる感は否めない。
心地よく流れていくAOR曲群には難癖つけるような処は無く、垂れ流しで何時間もループさせて聞くにはもってこいなアルバムでしょうけど…
あ、ハードなアレンジは皆無な完全AOR作なのでメロハー(参加してるメンツは、ほぼメロハー系なんだけどね)を求める向きには、若干退屈に感じるかも。

あと一点気になったのが、音とか曲の良さがクローズアップされるAOR作だからこそノイズとか曲のフェイドアウト等はもうちょい気を付けて欲しかった……7曲目3:30以降のサビにデカイノイズ入ってて気になったので…

まぁ、同じように豪華なメンツで第二弾が出るなら購入しちゃう、そんなAORプロジェクト作でした。
# by malilion | 2010-08-22 03:43 | 音楽 | Trackback

期待の新鋭CARAVELLUS!!  南米モノはやっぱ濃いなぁ~♪


CARAVELLUS 「KNOWLEDGE MACHINE」'10 期待の新鋭CARAVELLUS!!  南米モノはやっぱ濃いなぁ~♪_c0072376_4121183.jpg

カナダの新興レーベルであるMETALODIC RECORDSなるレーベルからの第一弾アーティストとしてリリースされた、ブラジリアン・シンフォパワーメタルバンドの、1stのヘロいフィメールVoからガチムチな野郎Voにチェンジし、GとKeyのみ残留し他のメンツを一新しての2ndが登場!

コッテコテなネオクラ&シンフォ系のB級クサメロを堪能出来た、Paula Araujo嬢(レンジが狭く、ルックスも含めて平凡レベル。メタル向きじゃない)を要するフィメール・ゴシックシンフォメタル・バンドとして1stアルバム(この前にAcross The Oceans なるデモCD有)『LIGHTHOUSE&SHED』'07を(硬っいバスドラの連打が勘弁(’A`) )リリースしていたバンドが今回は全てにおいて数段レベルアップし、前作とは比較にならない程テクニカルかつドラマティックな強力なサウンドに仕上がってます。

ブラジリアン・シンフォメロというとANGRAが思い浮かぶけれど、彼等も同じように夢劇場からの影響を強く受けつつも、より男性的なタフなパワメタ的なアプローチと古典的プログレ要素(宗教色のある賛美歌とか、イタリアンプログレっぽい)等を加味し、メロスピでなく正統派な明るいメロディ(非北欧系)を基調に疾走するシンフォニック・メロパワな音で独自色を打ち出している。

一聴するとアクの強くなったSYMPHONY X(いや、彼等もかなり癖が強いけど)って感じだろうか? イタリアのLABYRINTHっぽくもあるかな?
そこはかとなくDIOっぽいというか、ほんのり初期RISING FORCEっぽかったりして、まぁまだまだ荒削りだし全体的に垢抜けて無いのでB級感は拭い切れてないから、所謂クサメロ系っていうくくりにカテゴライスされちゃいそうだけど(w

ハイトーンとパワフルにガナり(ガナるとカイ・ハンセン風)つつバラードもしっかり歌いこなす、新加入の強力な男臭いVoが(歌メロちょい強引で、垢抜けてなくてB級臭いけど…)サビで一気にクリアな声質になってキャッチーに(プリティ・メイズみたいな?)なったり、テンション高くテクニカルでスリリングに畳みかけるGと、クラシカルでリリカルなグレ・テイストを織りなす華麗なKeyがドラマテックな展開を繰り広げる楽曲はなかなか魅力的。

主旋律がどっかへいっちゃう事がままあるプログレメタルと比べると、彼等の楽曲展開はテクニカルではあるもののストレートで聞き易い所から伺うに、グレ要素はあくまで楽曲を彩る一要素であり、基本はパワメタなんでしょうねこのバンドは。

1stの頃からG以上に目立ちまくるこの華麗なKeyの美旋律の数々を聴いてると、これ以上ヘヴィさが強まったりダルなヌーメタル要素でも入ろうものなら、お手本の夢劇場みたいに即脱退しそうで怖いなぁ(w この逸材Key居なかったら普通のB級クサメタルになっちゃうもの…(汗

しかし、ジャケのイメージは“目玉”で固定してるのね…怖い…
まぁ、漠然としたイメージより、バンドロゴやイメージキャラいた方が覚えやすいからコレはコレでありか。どっかからバックベアード様って声が聞こえそうだ(w

因みに新加入のVo Raphael Dantasは、好評だったブラジル人ミュージシャンによるメタルオペラの第二弾アルバムにも参加していて、8月末に「The Labyrinth of Truths」なる音源が日本盤リリースされるとのこと。
本家のバンドより、メタルオペラプロジェクトの方が先に日本盤リリースになっちゃうのね…

TIME REQUIEMやSYMPHONY X、DGMやLABYRINTH、そしてDREAM THEATERが好きな方ならチェックしても損のない新鋭バンドですよ。


******

このバンド、続く3rdアルバムのタイトルが「UNLEASHED」に決定し、2013年内にリリースを予定、という情報が入ってきていたものの、その後すぐに活動停止、事実上の解散状態に陥ってしまった模様('A`)

あー、せっかく面白そうな新鋭バンドが登場してきたと思ったのになぁ~…残念!
# by malilion | 2010-08-15 04:13 | 音楽 | Trackback

鬱陶しい夏の暑い日々に、一服の清涼剤を…


THE REASONING「Acoustically Speaking」'10 鬱陶しい夏の暑い日々に、一服の清涼剤を…_c0072376_4825100.jpg

バンドのオフィシャル・サイト&ライヴ会場で限定1000枚販売のUK自主制作盤。
これまでリリースしてきた3枚のアルバムからの曲を、全曲アコースティック・ヴァージョンにリアレンジしての2010年最新スタジオ録音作の登場です。

個人的に嬉しいのは、オリジナル盤ではイマイチな評価だった2ndの曲もアコースティック・ヴァージョンにリアレンジされ、1st収録時ならこんなアレンジだよね、という感じでコーラスばりばりに甘く涼やかに演奏されてて、印象がガラリと変わって大変よろしくなった事か。

新加入のバッキングVo女史の存在もあるのだろうが、アコ・ヴァージョンにアレンジされたことによって、美しいヴォーカルコーラスが一際際立ち、曲本来のリリカルな叙情美あふれるメロがハッキリした好作だと思いますよ、コレは。

レイチェルの美しい声が、しっとりとした調べを紡ぐアコギ、マンドリン、ピアノ、ハモンド、ローズ、ベース、ドラムス等と極上のハーモニーを描き出し、なにか初期ルネサンスの音を思い起こさせて、まるで初夏を思わせるような爽やかな水彩画のようで誠に美しいっ!

フィメールVoファンは勿論のころ、朴訥とした衒いのない、アコギの柔らかでゆったりとした美しい調べに心癒されたい方は、是非お早めにご購入を!
# by malilion | 2010-08-12 04:08 | 音楽 | Trackback

イタ公らしからぬイタリアングロプレ!(笑)


ORA NOMBRO 「Between Man And Machine」'08 イタ公らしからぬイタリアングロプレ!(笑)_c0072376_17313914.jpg

TIME MACHINEの2002年作「EVIL」で、多分4代目か5代目Voを務めたPINO TOZZI(当然、今は脱退)が新たにVoを務める、乱暴に彼等の音を現そうとすると、DREAM THEATER+IT BITES×PFM系みたいな訳のわからん事になっちゃう、余りイタリアンな雰囲気を感じさせない(笑)イタリアン・シンフォ・グレメタルの新鋭バンドのデビュー作。

近年のイタリアン・グレメタルと言うとどうしても外せないのが夢劇場(2ndの頃)の影響で、このバンドもそこを出発点にしてイタ公ならではの牧歌的だったり叙情的だったりな熱(苦し)い音と、IT BITESのようなスタイリッシュでクリアーなポップさを、スリリング&ダイナミックなインスト重視のテクに走りがちなKeyやGのフレーズも含めてかなりキャッチー(ヴォーカル・メロも秀逸)に、疾走感たっぷりに奏でて、これはなかなかの掘り出し物ですよ。

夢劇場の影響か、サックス等をフィーチャーした叙情性とテクニカルに疾走するスリリング(モロ、DREAM THEATERデスw)さや、穏和で涼やかな曲想から一転ダークでヘヴィな展開を見せる曲など、繊細さとアグレッシヴさを「これでもか!」と、織り成すKeyとGが(このへん、大変イタ公らしいデス)秀逸です。

しかし、これだけ聞きやすく受け入れやすい音なのに日本盤(オリジナルは自主制作)は出ないのね…
リリカルな音(近年のYESっぽい?)でクラシカルに音を刻むKeyと、夢劇場直系のヘヴィーにリフで攻め立てるG(ちょいフレーズがパクリ臭い…)が、クリアでポップなVoに包まれ、イタ公グロプレバンドには余り見かけない涼やかでオサレな曲想も相まって、キャッチーに聞こえて大変聞き心地がいいという、グロプレ嫌いな方にも受け入れられやすいバンドだと思うんだけどなぁ…まぁ、普通のメタルだとかと比べりゃ、勿論インストパートは長いし多いけどね。

DREAM THEATERやThe FLOWER KINGS、IT BITESやSpock's Beard、そしてFROST*等がお好きな方なら、購入しても決して損はしませんぜ。
# by malilion | 2010-08-10 17:32 | 音楽 | Trackback

まさかのHEEP 『イクウェイター』 リイシューで大歓喜!!


URIAH HEEP 「EQUATOR + 4 (25TH ANNIVERSARY EXPANDED EDITION)」'85まさかのHEEP 『イクウェイター』 リイシューで大歓喜!!_c0072376_21222320.jpg

'85年リリースの隠れた名作(異色作!?)が発売25周年を記念してリマスター&ボーナス・トラック収録でリイシュー!

当時、長年所属していたBronze Recordsから、新たにCBS傘下のPortrait《英:ポートレート米:コロンビア(Sony)》へと移籍して制作されたアルバムで、その影響もあってか前2作で追求してきたアメリカナイズな作風が頂点に達した作で、「とりあえずヒープの有名な曲は知ってるよ」くらいの洋楽ファンにバンド名を伏せて聴かせたら、まさかブリテッシュ・ハードの雄、あのHEEPのアルバム(すくーるずばーにん! とか唄ってるしww)とは確実に気付かない事でしょう(w

権利関係でかCD化が最も遅れた作品(アナログも苦労して探し回ったなぁ…)でもあり、今までに何度もリマスターやらボートラやら追加して出直してる彼等のカタログの中で、唯一今回出直しが初めてという曰く付きなアルバムでもあります。

いやぁ、ホント良くリイシューしてくれました。感謝、感謝ですよ♪

四代目ヴォーカリストのピート・ゴールビーが参加した最後のアルバムでもあり、明るくカラっとしたヴォーカルの歌唱力を活かしたアメリカンHR風(ちょっと脳天気過ぎする…)のエッジの効いたパワーAOR的売れ線路線(決して軽すぎてないトコがポイント! メロディにウェットさもあるしネ!)に仕上がっている事からも分かるように、彼等の旧来からのファンのウケが余りヨロシクない本作ですが、そこはさすが老獪バンドの作品、品質は折り紙つきでして、ポップでメロディアスなバンドが好きな方なら持ってないと後悔する事確実なアイテムです。

まぁ、ネチこいミックのワウ多用ギターとヘンズレーの重く響くオルガンがヒープサウンドの核だろ、と思ってる「らしさ」を求める向きにとっては、このアルバムは絶対に受け入れられないでしょうけど。

そもそもKeyがシンセバリバリで、古臭いオルガンの音なんて皆無ですから(w
最初このアルバムのウェットなメロとキャッチーなポップサウンドを聞いた時、即思い浮かんだのが商業ロックの代名詞フォリナーとマグナムでしたからね~♪

てか、メンバー一新して82年に再始動した時点で、言っちゃ悪いけど露骨にアメリカ向けへシフト(ブライアン・アダムスのカバーとか誰得過ぎる…)した煌びやかなシンセで音の隙間埋めた、キャッチーでソフトなポップサウンド(売りだったヘロヘロ裏声コーラスが、アメリカンな分厚い爽やかコーラスになってるしね!)になってしまった訳だし、ハナから旧来のファンへ向けての音では無いですし。

この路線はこの路線(フォリナーもマグナムも大好物です♪)で個人的には大好きなので、このまま突き進むのも有りと言えば有りだったんでしょうが、やはり『この音』を『元祖ブリティッシュ・ハードのヒープがやる必要は無い』という大勢の意見に屈したのか、次作でまたガラリとブリティッシュポップな方向へサウンドが変化しちゃうんですけどね…

まぁ、そもそもヒープ自体がアメリカで受けなかったのも再度の路線変更の理由でもあるでしょうけど…

さすがにBOXだとか再発に次ぐ再発、未発表曲集やらで完全未発音源なるものは無い(有るとしたらデモとかセッション等のゴミのような素材だけでしょうね、もう…)ようですが、今回は当時リリースされたシングル収録の4曲(シングル・エディットバージョン等)を新たに追加されています。

レーベルの権利が特殊なので、見かけるうちに押さえておくべきアルバムだし、そんな事抜きでも音が良くなってるこの名作をGETしておく事をお薦めしますよ。


# by malilion | 2010-08-04 21:22 | 音楽 | Trackback

何故この時期に再発が集中するんでしょ? 何かの決算かなんかの影響??


CASANOVA 「same (Deluxe Edition)」'91 何故この時期に再発が集中するんでしょ? 何かの決算かなんかの影響??_c0072376_16352224.jpg

今やプロデューサーとして有名なexMAD MAXのMichael Voss(Vo.&G.)とexWARLOCKのMichael Eurich(Dr.)が中心となり結成された所謂一般的なツーバスドコドコのジャーマン・ハードとは一線を画す(当時はそればっかでした、ジャーマンと言えば)キャッチーでポップなメロハーバンドの彼等が'91年にリリースした1stアルバムのオフィシャル再発盤をご紹介。

アルバム本編の方は、今更説明もいらないアメリカンでカラッとした音がドイツらしからぬ、キャッチーかつ叙情的な音で、こうして20年近く経った今聞き返しても、その魅力はいささかも色褪せる事はありません。
なんか1000枚限定だとか、リリース元ももうストック切れたとからしいので、見つけた即GETですよ!

というか、なんでこのタイミングでなんですかね? つい最近AOR HEAVENから3rdもデジリマのリイシューされたし、何か再々結成とかして最近バンド活動でも活発なんだろうか??

まぁ、それはさておき再発モノのお目当てと言えば当然ボートラなんですけど、今回は7曲もボートラが用意されてまして、何の曲かは詳細不明だったのですけど、これは音源マニアとしては見逃せぬアイテムという事で早速購入した次第です。
実は購入前にそのボートラが2nd「One Night Stand」'92からのシングルカット曲のB面曲(アルバム未収録です)だったりしたらどうしよう、とかアンプラグドセッションEPの「Some Like It Different ...Acoustic」'93からの曲がどっちゃり入ってたらリマスターしか価値が無いじゃないか、とか危惧してたのですけどその予想は半分当たって半分外れてました。
2ndのシングルに収録されてたLIVE音源と、アンプラグドの曲も2曲収録されてましたが、他は完全な未発表曲と未発のLIVE音源が収録されてたので辛うじて「買う意味なかったー」とは成りませんでしたとさ(よかった…買い直しはコレだから怖いんだ…)

という事でオリジナル盤を持ってる方でも安心して買い直し出来ます(汗

既にかなり古い音源ですからリマスター効果で音は断然良くなってますし、既に1&2ndの日本盤(ボートラはどっちにも無)も廃盤だろうし名前だけは聞いた事あったなぁ、という方はまずこのリイシュー盤を購入してみてはどうでしょうか?
ボートラ扱いのアンプラグドアレンジ「Hollywood Angels」を聞いたら(オリジナルはイマイチなんです…)絶対このアルバムか、アンプラグドアルバム自体が欲しくなること請け合いの超ポップでキャッチーな曲なんで、メロディアス好きな方ならせめて試聴だけでもしても損はありませんぜ?
# by malilion | 2010-07-30 16:35 | 音楽 | Trackback

爽やかサウンドで少しは納涼……に、ならねー!暑い!(’A`) 


MYTHO 「IN THE ABSTRACT」'09 爽やかサウンドで少しは納涼……に、ならねー!暑い!(’A`) _c0072376_35925100.jpg

イタリアの新鋭シンフォ&プログレ・バンドのデビュー・フルアルバムをご紹介。
'08に3曲入りEP『Mytho』でデビューしてから音沙汰無かったものの、Mellow RecordsのMARILLIONトリビュートにも参加したりして着実に腕を上げて来た彼等の待望のデビュー作です。

イタ公のグロプレって言うと即暑苦しい(巻き舌だしね…)、コレでもかって泣き泣きのメロで怒濤の如く攻めてくるのが70年来からの一般的な作風イメージですけど、彼等は英詩で唄ってる事や、ツインG(Gシンセも使用)、B&Vo、Dsの4ピースバンド形態と、グロプレ系には珍しいKeyレスバンドな事からも、標榜してる路線がモロにUKメジャー系(USAグロプレや、プログレメタルの要素は皆無)、というかブッちゃけ90年代頭辺りのたおやかな叙情性が光るメロディアスでリリカルな、柔らかサウンドだった頃のマリリオンがお手本と伺える。

またこのデビュー作の売りとして、元ASIAのジョン・ペイン(ホントはウェットンが良かったんだろうなぁ…)が1曲ヴォーカルでゲスト参加してて、モロにその曲だけ彼が在籍してた頃のAISA風分厚いコーラスばりばりでメロゥでポップな曲にしちゃってます(w
アルバムの中ではちょい浮いてて異質だけど、まぁ無名の新人バンドとしちゃ『売り要素になる!』と踏んだんでしょう。
このへんの売れ線を意識してるかのようなスマートなトコも、どっちかというと内向きで気難しい芸術家気質の強いイタリアグロプレモノとは若干毛色が違うバンドなんだな、と分かりますね。

そんな訳で本作は、全体的にゆったりテンポメインで、柔らかで清涼感のあるkey(シンセG)とマリリオン風な甘めでセンチメンタルなメロディを奏でるG(ひたすらメロを奏でリフ押しみたいな攻撃性は無)、ハートウォームなVoがちょいアンニュイでポップなヴォーカルメロを繊細に歌い上げる、メロディ重視な佳曲(全体的に音は90年代初頭のポンプ風?)ばかり詰まったアルバムです。

もっともまだまだお手本ほどの胸に迫る切ないメロディアスさも無く、曲構成の盛り上がりも楽曲のフックも弱く、テンポも似たり寄ったりで若干ダレ気味で散漫な印象を与える作品と言わざる終えないですけど、デビューでこれだけ高水準なんだしそこはメロ好きの及第点をクリアしてるのじゃないでしょうか? 月並みだけど次作には期待出来るバンドの1つでしょうね。

インタープレイやテクでバリバリと攻めてくるのじゃなく、スマートでポップ、爽やかでメロディアスな曲で構成されてるちょい歌モノっぽいシンフォ系が好きな方なら問題なく購入してよろしいかと。
# by malilion | 2010-07-30 03:55 | 音楽 | Trackback

どうしてコレが日本発売されないんだ! と、叫びたかった…


HUMAN TEMPLE 「Murder Of Crows」'10 どうしてコレが日本発売されないんだ! と、叫びたかった…_c0072376_13584265.jpg

2004年デビュー作「Insomunia」が話題になったフィンランド産メロハー・バンド、約5年ぶり待望の2ndアルバムを今頃GET!

ていうか、今年初めから日本盤でるかなぁ、とずっと待ってたんですけどどうやら出ないようで、指をくわえて待機してる間に巷の輸入盤店で姿を消し、みたいな…ちょっと割高になるけど輸入モノを今頃手に入れた次第でして。

前作もメロハーというにはソフト過ぎる音でしたが、今回は前作に輪を掛けてソフトケイスされちゃってまして、ハードでエッジの立ったGのリフ押しや、ハイトーンのシャウト、スピーディなバスドラみたいな北欧メロスピ要素は皆無です。
巷の批評じゃ、『北欧らしい透明感と哀愁に満ち溢れたメロディと分厚いハーモニー、叙情的なGに煌びやかなKeyが聞け、90年代前期の古き良きメロハーサウンド』みたいな事書かれてますけど、ハッキリ言って全編B級(悪い意味的な)で、そんなに好意的には捉えられないかな、と。
Voが巧いのは前作同様とはいえ、そのVoメロに魅力が無さすぎる…バックの音もフックがイマイチでメロの扇動力もイマサンでした…どんな風に成長してるか期待してただけに、ちょっと残念です。

まぁ、日本盤リリースが見送られたバンドは大抵、日本じゃ受けない音になってるかサウンドの質が落ちてるパターンが多いので、このヘンは予想してましたけどね。

ただ、メロハーとしてではなく、北欧ポップ&AORものとして見たら悪くはない出来かも。
哀愁漂うウェットなメロディに、柔らかめな音色のキーボードによる煌びやかさも加わり、憂いを帯びたハートウォーミングな旋律の数々は微キャッチーで、この手の派手さの無い地味っぽいトコがツボにハマる方はいるかもしれません。
まぁ、そうだとしてもこのVoメロの凡庸さはいかんともし難いけど…

もうちょい、各曲のテンポにバラエティあってアルバムに起伏というか山場みたいなモノがあれば評価も変わるんだろうけど…要はコレ、というキラーソングがないけどなんとなく雰囲気で聞かせちゃう、という古典的な北欧病ですね。
あと、ゴスかメロデスか、というようなジャケも誤解を与えると思うんだよなぁ…コレ。音は朗らか系だしね。

輸入店は北欧メロハーモノみたいなプッシュの仕方をしますけど、明らかにそっち系のお客向きじゃないソフト過ぎる音だと思うので、メタルどころかHRでもない甘々なソフトなのも全然イケる、という方のみ手をだす事をお薦めします。
# by malilion | 2010-07-28 13:58 | 音楽 | Trackback

うだる梅雨から一気に真夏へ。そんな時は70’sサウンドがよく似合う。(謎


BIGELF 「Closer To Doom」'96 うだる梅雨から一気に真夏へ。そんな時は70’sサウンドがよく似合う。(謎_c0072376_5185319.jpg

先頃、遂に4th「Cheat The Gallows」も日本盤でリリースされ、夢劇場の太鼓サンにプッシュされたりで、今俄然注目を集めてる70年代風ヘヴィ・グロプレHRバンド(確実にHMじゃなくHRだと思います)BIGELF(LA出身!!!の4人組)をばご紹介を。
でもメディアの取り上げ方や夢劇場のMike Portnoyのプッシュを見て、このバンドに注目された方には悪いけど、絶対一般ウケしない音だしルックスだし、ポップでもメタルでもないんで、次はかなーりの確率で日本盤でリリースされないだろうなぁ、ってバンドなんで慌てて手を出さない事を忠告しておきます(w

まぁ、彼等の音の説明として「プログレ(オルガンkey中心なんでね)+70年代HR(HEEPとかPURPLE風)+サイケ」みたいな風に宣伝されてますし、70年代風な古くさいレイドバックした音や、アノ冴えない風貌(見事にヒゲヅラw)を見て『コレは違うんじゃね?』と、素人さんでもすぐ感づくくらい手を出しにくいだろうけどね(w

しかし、過去作も含めて全カタログ日本盤リリースは喜ばしいには喜ばしいんですけど、今回の3度目のリイシューで実は買い直しも3度目なんですよぉ…(´Д⊂
HR&HM系では全然だったでしょうし、当然の如くメロディアス系やメジャー系にも引っかからないこのファーストEP、グロプレ系ではデビューと同時にメロトロン使ってる事もあって注目され、その筋で紹介されてましたので、当然の如くオリジナル盤を購入してた訳ですよね…ハァ…
んで、北欧で一度リイシューされてその時にボートラが収録されてたんで、当然のように買い直してまて…『こんなドマイナーな非ポップなグロプレバンド日本盤リリースなんて無い無い』と、高をくくってたのが裏目に出てしまいました…(つд`)

1曲くらいの追加だったりしたら別に買い直さなくてもいいか、とか思ってるこっちの思惑を嘲笑うように大量のボートラが3作どれにもがっつり追加されてて……完全に読まれてるなぁ…orz

まぁ、HEEP風のオルガンや、重くウネル邪悪な重低音とか、PURPLEやSABBATHっぽい70年代風の疾走曲とか好きな方なら、間違いなく購入して損は無い、唯一にして孤高の音楽性と個性的な強烈なバンドなんで、こうして何度も購入し直してるわけなんですけどね。

あ、ビートルズとかフロイドの影響も伺えるとかタタキ文句でありますし、クィーンまで宣伝文句に名を連ねてますけど、殆どそんな音は聞こえてこないんでダマされないように(w

まぁ、USAバンドなんだけど完全に音はUKですから、その点を差してるのかも……とか、無理矢理好意的に理解出来なくもない、かも…?
ぶっちゃけボーカルは巧くありません。ヴォーカルメロ(裏声バックコーラスとか)もポップでもキャッチーでもありませんから。そのヘンは期待しないように。

しかし、今回のこのバンドの学割価格という企画はおもろいですね。
学生証を提示すれば2,700円を特別価格1,700円で購入することが可能とか、かなり思い切った販売戦略(羨ましい!)ですけど、今のCD購入しなくなった若者にどれだけ訴求するのか、ちょっと不安ではありますな…


MIDDLE AGING「THE CALL」'03うだる梅雨から一気に真夏へ。そんな時は70’sサウンドがよく似合う。(謎_c0072376_5191660.jpg

暑くて暑くてグダー、っとしてCDラックを漁ってたらボロリとこの爽やかそうなジャケが目にとまったので今頃、コレをまた聞いております。

'99年に結成されたイタリアのトラッド・フォーク系グループで1stに当たる03年デビュー作。
この前に自主制作の「Kingdom of desire」なるデモCD-Rをリリースしてまして、そのデモと収録曲は殆ど同じで、デモから1曲カットし、今回の1stアルバムには3曲の新曲を追加して曲順を変更してリリースし直した作です。
デモの音はヘロヘロな演奏に酷い録音状態(音飛びやらノイズやら)だったものの、朴訥なメロと繊細でリリカルな音が耳を惹いたのを覚えてまして、この1stを購入したわけですが、その辺りの問題はさすがに修正されてました(w

ブラックモアズナイトが好きなら気に入るんじゃないかという音で、フィメールVoメインの男声がコーラスだったり交互にVo取り合ったりの、バロック風古典サウンドをクラシカルかつ繊細(美しい音色のフルートがナイス!)に奏でております。
デモではヘロってた女Voも、本作ではドリーミィーで憂いのある艶やかな歌声でまったりと森の奥へ誘うかのように、囁くように唄っておりまして、ダルい夏の夜にこのアルバム鳴らしながらならぐっすり眠れるんじゃないかと(w

残念ながらその後の音沙汰が無いので、恐らくバンドは既に存在してないんじゃないでしょうか。
まぁ、この系統のバンドは他にも腐る程居ますし、めちゃ個性的って訳でもないんで、その筋が好きな方ならGETしておいても損はない、という程度じゃないでしょうか。
# by malilion | 2010-07-18 05:19 | 音楽 | Trackback

すごい大雨!いつから日本は熱帯気候地域になったんだ!?


FROST*「The Philadelphia Experiment」'10 すごい大雨!いつから日本は熱帯気候地域になったんだ!?_c0072376_16109.jpg

最近1,2を争うお気に入りな、ジェム・ゴドフリー率いるUKグレバンドFROST*が、09年5月2日のUSAのフィラデルフィア近郊で行なわれたメロディック・ロック・フェス「RosFest」に出演した際のLIVEを2時間を収録した2枚(Live14+新録1)組LIVE albumアルバムの完全版をGET!!

前回購入したWEB限定盤「Frost*Fest - Live」には収録されなかった、27分の大曲「Milliontown」と17分のスタジオ新録新曲「The Dividing Line」も収録し、オマケに約42分も収録のボーナス・ドキュメンタリーDVDが付いた3枚組という大ボリュームに超歓喜♪

因みにWEB限定盤「Frost*Fest - Live」の方には今回のLIVE2曲目で演ってる「The Froget You Song」のスタジオ録音verが収録されてるので、他の音が今回のLIVE盤と同じなのですけど、音源マニアなら両方GETですよ。

んで、今回収録の新曲にはアンディ・エドワーズ(dr/IQ)やネイザン・キング(b/IT BITES)、エレ・ヴァイオリンや女性ヴォーカルも参加した、総勢9人で紡ぎ出す音の壁が迫ってくる如き迫力の、ちょいヘヴィなリズムがズンズン前に出てくるパワフルでテクニカル、そしてめくるめく怒濤の展開が聞いてる者の耳を捉えて離さない(リズムとコーラスのせいか、ちょいスポックス・ビアード風)彼等らしい未来派グレ系曲で、これを聞く為だけにこのアルバム購入してもファンならば損はないでしょう。

ライブの方も演奏はリリカルでメロディアス、コーラスも美しくテクニカルに、と文句なく素晴らしい上、客とのアットホームなやり取りや、ミスあり、細かな効果的なSEの導入ありの、ライブらしい生っぽさを十分に感じさせてますし、まとまりあるセットリストなので彼等のお手軽ベストとしても利用出来る好盤ですよ♪

なんか初回500枚にはFrost FestのTシャツ付きだったらしい……知らなかった…(´Д⊂
# by malilion | 2010-07-06 01:06 | 音楽 | Trackback

祝25周年ANTHEM!!

祝25周年ANTHEM!!_c0072376_19153283.jpg
ANTHEM 「PROLOGUE LIVE BOXX 2」'10 

前々から告知されていた25周年LIVEの記念音源がやっとこ発売された。
注目の話題は当然、森川が唄っていたあのVoを英三が完全再現でホントに唄いこなせてるのか!? という点ですが、再結成作を聞いて来たファンなら何の心配もしてなかったんじゃないでしょうか?
それくらい以前脱退した時の英三のVoとは較べモノにならないくらいパワーもテクもUPしてるしね! 実際今なら森川を超えてるかも!?

個人的には豪快でカラっとした声質の英三より、若干湿り気のある森川の太く逞しいVoの方が好みなのですが、この音源で聞ける英三のVoは、全く森川に引けを取る事ない堂々とした唄いっぷりで、まずファンでなくても(まぁ、ファンじゃなきゃ購入はせんと思うけど…)がっつり頭を振ってノリノリになれる好盤じゃないかと。

まぁ、とはいえ長く彼等を応援してきたファンならではの文句が無いわけでもないんですけどね。
もうちょいLIVEっぽくGにアドリブ入れて暴れて欲しいとか、音がタイトで綺麗過ぎちゃって生っぽさが希薄(逆に凄いけど)だとか、LIVE盤なんだしもうちょいMCとかいつもの英三の客とのおちゃらけた掛け合い(LIVE収録が客に伝わっててはっちゃけ具合が足りない?)なんかももっと収録して欲しかったかなぁ、とか思いますが、これはこれで記念盤って事で…

しかし、やっぱりこの再現LIVE編はここまででお終いなんでしょうなぁ。個人的に大好きな「DOMESTIC BOOTY」'92を、今の編成での再現LIVEとか聞きたかったんだけどなぁ…

今日はエンドレスでこのCD垂れ流しながら、「HUNTING TIME」ツアーの客の入りが3分の2くらいだった会場にもめげず、熱くラウドにメタルな音を叩きつけて輝いてたANTHEMの、あの最高に格好いい姿を脳裏に浮かべて、想い出に浸りますか…
# by malilion | 2010-06-22 19:09 | 音楽 | Trackback

こう暑いと、ヘッドフォンつけられない…(’A`) 爽やかサウンドでも聞こう…


暑いっ! なんでいきなりこんなに暑いんじゃあああ!
こう暑いと、無意識にエア・サプライとかウエストコーストものの爽やかサウンドを求めてしまう…

いえ、根性無しの私はすぐクーラー入れて、ひんやりした部屋でコーシー飲みつつ、好き勝手に熱いメタルやら難解なグロプレを楽しんでますけどねww

そんな訳で、何故か爽やかというか冷ややかなイメージのあるFROST*のメンバーのソロ作をばご紹介を。

DEC BURKE 「Destroy All Monsters」'10 こう暑いと、ヘッドフォンつけられない…(’A`) 爽やかサウンドでも聞こう…_c0072376_1384822.jpg

赤頭巾ちゃんがガン片手に森を進む、という某格闘ゲームでよく見た光景がジャケでちょっと笑ってしまった、元DARWIN'S RADIOで現FROST*のギター&ヴォーカルの自主制作ソロ・プロジェクトです。

音の方はギタリストのソロって事もあって、シンフォ風味はかなり薄目でメインにG(当然だ)と自身のハートフル(なかなかお上手)なVoを前面に押し出した、(アコギ&エレギ、キーボード、ドラム・プログラミングを自身がこなしてる)FROST*のB、DARWIN'S RADIOのDsをバックに、英国叙情美を醸し出しつつもちょっとハード目な、キャッチーでポップ(英国産なんで翳り有り)なサウンドを奏っとります。

FROST*ほどバリバリのテクや隙のない音で固めた訳でもないし、緊張感もそれほど高いわけでもないので、このちょっと哀愁を帯びた(恐らくVoの声質による)ドラマチックな音を気に入る方は多いはず。
まぁ、FROST*のGのソロって事でプログレ系の解説が付くことでしょうけど、この音ならプログレというカテゴライズで紹介しちゃうとマズイと思いますね。所謂、キャッチーなロックアルバムですから。

FROST*ファンのみならず、普通のメロの美しいアルバム好きな方にもお薦めな一枚です。
# by malilion | 2010-06-22 01:36 | 音楽 | Trackback

今さらグランジーサウンドへの傾倒はないよね…


HARTMANN「3」'09 今さらグランジーサウンドへの傾倒はないよね…_c0072376_16532051.jpg

タイトル通りOliver Hartmann (ex. AT VANCE)率いるバンドの 3rdアルバムです。
前作でAOR路線へぐぐっ、と接近した音楽がかなり良かったと記憶してるので、この新作も期待して購入したわけですが…

AT VANCEで聞けたハイトーンVoは前作同様かなり抑えめで、というか今回全く叫んでないんじゃないか、ってくらいミドルからそれ以下のディープボイスで唄ってます。聞きようによっては、白蛇のデビッド・カヴァディールっぽくも聞こえるくらいのディープでルースな歌唱が今回メインです。
それに合わせたのか、音楽性がそっち方向だからなのか、USモダンへヴィっぽさ(今さら!!)のあるどよーん、とした仄暗い音がアルバム全編を支配していて、ちょっと予想外。

というか音楽性がそっちへいくと、余計にレンジの広かった自身のVoが生かせないんじゃないかと、自分のリーダーバンドでそれでいいの? と、心配しちゃうような出来です。

只、内容自体はキャッチーなメロハー路線に変りはないようなので、今回はちょっと違った今風要素(グランジーな音じゃなく、単に暗いアルバムって感じ?)を取り入れてみました、って事なのかもしれない。それが成功してるかどうかは別にして…相変わらず唄は絶品に上手いんだけどね。

巷じゃ、80年代風の煌びやかでキャッチーな音を聞かせる、メロディアスでポップな新人バンドが続々と世界各所で台頭してきてる模様なので、今さらそっちへ行くのはどうなのよ? と思う事しきりなアルバムでした。出来は悪くないだけに…
# by malilion | 2010-06-02 16:52 | 音楽 | Trackback

GIANT…… 中心人物が居なくても…コレって、大成功じゃね?


GIANT「Promise Land 」'10 GIANT…… 中心人物が居なくても…コレって、大成功じゃね?_c0072376_091826.jpg

メロハー好きなら知らぬ者がいるはずのない、言わずと知れたDann Huff率いるGIANTの再復活作が、遂に9年振りにリリース!

既に方々のレビューサイトなんかでも言われてる通り、Dann Huffが参加していないGIANTの4枚目('03にLIVEリリースしてますし、未発表音源を集めたアルバム「Ⅲ」も'01にリリースしてますけど、純粋なNEWアルバムとしては19年ぶり!)になる新作!!

Dann Huffのいないジャイアントなんて…と、まぁ大抵の人が新作リリースのニュースを聞いた時に思った感想でしょうけど、コレが恐ろしくクオリティの高い上に、ヒットポテンシャルのあるナンバーを詰め込んだ充実した傑作ハードポップアルバムをリリースしてくれたんだから、文句のトーンも下がるってもんです。

リズム隊だけオリジナルメンバーが残留し、VoにTerry Brock(exSTRANGEWAYS)とGにJohn Roth(現WINGER)の名手2名を迎えて制作された今作、Dann Huffは既にバンドメンバーではないのが残念ではありますけど、何曲かで華麗なソロ・ギターをゲストで聴かせてくれたりしてるので、以前の'90前半のUSAロック的な豪快にして溌剌なGIANTサウンドはまんま残っていて、これで文句が出るはずもないんですけどね。

新加入Terryの歌い上げる素晴らしい美声(ちょいJOURNEY路線臭い)と、絶妙にしてメロゥなキヤッチーサウンドのマッチングは予想通りバッチリで全く問題がないんですが、意地悪な見方をすると「Terry BrockのソロアルバムにGIANTのリズム隊&Dann Huffが全面参加」した作品」と、捉えられなくもないけれど、まぁソコをどうこう言い出すとキリがないので素直に彼等の新作がリリースされた事を喜びましょうよ、ね。皆さん。

それにしてもGIANTと言えば個人的に想い出深いのが、2nd「TIME TO BURN」がリリースされた当日に地元CD店へ赴いた時の話でして。
ちょうど店内へ足を踏み入れるやいなやリードトラックの「Thunder&Lightning」のイントロが店内に鳴り響いて、即耳がダンボ状態に。とてつもないハードドライビングなGリフ、テクで押しまくるイントロのカッコイイ事! なかなかVoが入って来ないんだけど、このイントロ数秒でもう歌とかどうでもよくなってしまう気分にさせてくれる、めちゃキレまくりの凄いギターが一撃で強烈に脳裏に焼き付いて、即レジへ!!

んで、コレは当然いきつけの店だったので馴染みの店員が仕掛けてきた「コレ、絶対気に入るし買うでしょ?」攻撃で、それだけなら良くある話で終わるトコだったのですが、地元は地域がら外人さんが多いのですけれど、全く同じタイミングで馴染みの店員に「今かかってるコレ、なんてバンドの曲!?」(勿論、向こうは英語ね)と、訊ねる外人のお客さんが(w で、3人が顔を見合わせてニヤ、っとしあったそんな漫画みたいなハプニングが実際にあったりしたのでした(w

実際ハードポップでリフやフックありまくりキャッチーサウンド大好物な嗜好の方なら間違いなく、一発で耳が釘付けになるのは確定的に明なのですよ。
# by malilion | 2010-05-26 19:32 | 音楽 | Trackback

Metal Legend Ronnie James Dio R.I.P..

既にあの訃報をお聞きになってる方もいらっしゃるでしょうけど、一応……

あの孤高のVoマスター、ロニー・ジェームス・ディオ氏が先日亡くなられました…
コージー・パウエルが交通事故で死んだ時、もう二度とあの”ライジング”を奏ってたレインボーは見ることは出来ないんだ、と絶望したものの、まだロニーとさえ組んでくれれば…と、思っていたものです。
しかし、これで完全にあの栄光の虹伝説復活の噂は、本当に噂、幻で終わってしまったようです。

誤報だと信じたかった……メタル魔導師ロニーよ、安らかに眠れ…orz
# by malilion | 2010-05-19 15:22 | 音楽 | Trackback

THE REASONINGいつの間に大所帯に…


THE REASONING「Adverse Camber」'10  THE REASONINGいつの間に大所帯に…_c0072376_746444.jpg

予想外に早いペースで届けられた彼等の3rdアルバム。
いきなりのメンバーチェンジ、と加入で大所帯の7人(vo×2、G×2、B、Key、Ds)編成となったが、サウンドの方は1stからのフロント・レイチェルの美声をメインに据えての英国シンフォサウンド、というのは変わりなし。
しかし、元々しっとりとアンニュイな雰囲気を漂わせる、空間を生かした音を奏でてきた彼等、この新作アルバムからもこんなに大所帯(メンバーフォトで一人メロゥイック・サインしてる場違いな人がいるんですけど…)になったメリットはあまり聞こえてこない……ライブの為なんだろうか?

変化という点で言うと、前作でイマイチと感じていたゴスっぽい雰囲気は消え失せ、彼等の1stの頃やプログレシンフォ系によく聞かれる、しっとりと叙情感あふれる甘美なメロディを聞かせてくれるようになり一安心だ。個人的にもこの方向性はありがたい。好みの音だしね。
やはり彼等のようなバックグランド(exMAGENTA+exKARNATAKA)を持ったメンバーのバンドが、いわゆる流行もののゴス系ロック(余りに音楽的に偏狭で、同行のバンドも類型的過ぎてプログレッシブな精神と相反し過ぎる)を後追いする必要は皆無だと思う。

とは言え「2ndの音が余り受けなかったから元の音に戻しました」という安直な考えなわけもなく、今回など1曲目からいきなりの疾走感あるロックサウンド(ヘビィじゃないけど)が飛び出してきて、一瞬別のバンドのCDをトレイに放り込んだかと、焦った程。
全体的に頭1、2曲でソリッドでシンプルなGが活躍するロック風味が加味された曲が聴け、ともすれば懐古趣味に陥りやすい甘口シンフォサウンドをぴりり、と引き締め、その他大勢のなんちゃちゃってシンフォグレバンドとの差別化に成功しているように思う。
中盤以降、いつもの甘口シンフォサンドが聞こえてくるものの、そこはアンパイで手堅い作り故か。
伸びやかで、アコースティカルなツインGが奏でる音がかなり爽やかで、以前ほどの仄暗さは感じなくなったものの、それでも所謂ポップサウンドと比べれば十分に湿り気たっぷりの翳りのある音で、この微妙ながらポップな変化は個人的には大歓迎です。

1stの頃に聞かれ、個人的にも大好きだったエモーショナルな男女3声ヴォーカルハーモニーパートは殆ど姿を消し(残念!)、今回新加入の新女(!)Voをバックに所々で男声コーラスを交えつつ、レイチェルがしっとりと歌い上げる、というスタイルに変化した彼等だけれど、それってKARNATAKAでモメた構成と同じになってるんですけど…と、一抹の不安を覚えないでもない。

もうKARNATAKAで起きた悲劇が繰り返されない事を祈りつつ……
# by malilion | 2010-05-09 07:46 | 音楽 | Trackback

祝TAO復刻!! EUROX再結成に続いて、新譜だしてー!


TAO 「FAR EAST」'83 祝TAO復刻!! EUROX再結成に続いて、新譜だしてー!_c0072376_2331981.jpg

まさかのガリアンサントラに続き、TAO限定復刻リイシューが今年春に実現っ! 長らく再発を待たれて来ただけあって、私と同じように超大歓喜してるカルト音源ファンもいる事でしょう、ねぇ?! しかも紙ジャケットとか、も~~~堪りません!!

「銀河漂流バイファム」のOPテーマで有名なこのバンド、当時主題歌のCDシングルが出てたけど、まだCDデッキが高い時代…泣く泣くシングル購入を諦めて、オマケにその後で音源速攻廃盤化し、ウルトラレアアイテムになってどれだけ後悔した事か…(クソ! EUROXでも同じ後悔してるじゃねぇか! 経験生きてねぇ!)

巷でウン万とかいうレア価格で取引されてた、彼等唯一のこのアルバム音源がこうして再びCDで入手出来る日(一度、CD化する、って話がありましたがポシャリましたよねぇ…)が来るなんて……もう、感無量です! 再発に尽力してくれた方に大感謝! しかも、高音質SHM-CDとかね、あの当時買い逃した諸兄は是非GETせねば!!

まぁ、EUROXとTAOへ分裂した後も、TAOはインディで音源リリースしてて、そのヘンの音源(確かデュオ形態でのEPだっけかな?))は入手してあるのですけど、音楽性の相違で分裂しただけあって、TAOを個人的に気に入ってた要素(UKばりなヴァイオリンとか)がほぼ、EUROXへ移行しちゃってるのでね…音の方は……えーと、アナログどこに仕舞ってたかなぁ…(汗

朴訥としたVoの声といい、いかにもニューウエーブとかいう80年代的な流行を感じさせる当時の“売れてる”音が、懐かしいですなぁ…今の音に慣れた耳で聞くと、スカスカな音(シンセのサンプルが超古いww)のプロデュース具合とかにしみじみしたりして(w

アルバム的には、余りひっかかりの感じられない淡々とした(そこが80年代ニューウェーブなんだからしょうがないけど)オサレな歌謡ロック(voのせいか、ちょっとゴダイゴっぽい)が詰め込まれてますが、当時でも斬新だった歌謡ロックバンドにヴァイオリンパートメンバーが居ると言うポイントはしっかり生かされてはいるものの、当時を知ってる方か、ナツメロ好きな人じゃないときびしぃ内容……かな?
とは言え、購入してガッカリすぎる! なんて事は無いでしょう。てか、そもそもこの音源に手をだす人で、そんな事思う奴はいねぇか(w 「銀河漂流バイファム」OPのアルバムヴァージョンとか、逆に新鮮かも?

今回の復刻盤リリースにあたって、アルバムにボーナス音源として、「銀河漂流バイファム」のOP(TVと同じシングルバージョン)とED、それとCMソングが1曲プラスされてますので、オリジナル盤を持ってるぜ! と、いう奇特な方も購入せんわけにはいかんでしょうな(w
# by malilion | 2010-05-02 23:04 | 音楽 | Trackback

まさかの再結成第二弾がちゃんとリリースされましたw


ASIA「Omega」'10 まさかの再結成第二弾がちゃんとリリースされましたw_c0072376_6311525.jpg

まさかの新作が来るとは信じられなかった、彼等の再結成第二弾が早くも登場です!(疑っててゴメン!)

一聴して1曲目から、昔の良かった頃のアノ“コンパクトでエネルギッシュでポップでキャッチー”な80年代黄金期ASIAの音になってる! と、分かってマジ大歓喜!

前作は、正直ちょっと溌剌さが足りず、間延びした印象のあった彼等ですが、今回は外部プロデューサーを招いた事が吉と出たのか、かっちりとした音で固められたアルバムで、ヘタするとプログレどころか、普通にキャッチーな(以前に比べて曲調が妙に明るいんですよ、コレが)ポップスバンドの作品じゃないの!? ってくらい屈託無く爽やかに、往年の名曲群の残り香を(恐らく意図的に)感じさせるプログレ風味のシンプルでストレートな落ち着いたロックを、今風の音色(特にKeyとかね)で(そして、keyが控え目です)出してるのに驚かされました。

いやぁ、しかしフック満載の独特なGサウンドが今回は縦横無尽に駆け巡るは、そのフレーズがまた妙に耳に残るはで、なんだよスティーブ・ハウも頑張れば(失礼!)出来るじゃないの! と、2828しっぱなしな秀作ですよ、コレは。

「アルファ」と関連ずけられて語られてる新作ですが、別にそんなコト気にする必要は全くない独立した作品だと思いますね。まぁ、売れてた頃のアルバムと関連ある、って言った方が営業的には有利だからなんでしょうけどねぇ(w

そうそう、日本盤「Drop a Stone」、外盤(初回限定)「Emily」、と共にそれぞれ違うボーナス曲が収録されてるので、ファンは前作に続いて2種類購入しなくてはいけません……(´Д⊂

まぁ、お布施だと思って、少しでも長く、多くの音源を彼等がリリースしてくれるよう願い、同じアルバムを買いましょうよ…ね…?
# by malilion | 2010-04-22 06:31 | 音楽 | Trackback

国内リリース無いと情報無くて購入を逃してしまう…orz


MEJA「Urban Gypsy」'09 国内リリース無いと情報無くて購入を逃してしまう…orz_c0072376_4444428.jpg

北欧ポップムーブメントの中でもかなりの成功を収めたメイヤのベストを挟んで6枚目の新譜を、今頃GET!
前作「Mellow」'04発表後、ベストを発表したのでレーベル移籍か、この次のアルバムでガラリと作風を変えてくるのか、とか色々予想してたのだが、どうも前作が日本市場で余り受けなかったからなのか、ポップアーティストなのにインターバルがかなり開く事からなのか、あっさり新譜は日本発売を見送られてしまっていたようだ……残念!
お陰で新譜が出てる事をつい最近まで知らず、マヌケな事をしてしまった。反省、反省。

とはいえ、こんな風に日本盤発売が次は見送られるのじゃないのかなぁ、という嫌な予感にも似た思いは、前作を耳にした時点で薄々感づいていた方も、実は多いのでは?
AORとしては文句ないリラックスしたお洒落なポップスを聴かせてくれたメイヤだったけれど、ボサノバとかジャズポップなんて前作の方向性は、ここ日本じゃドマイナー極まりないジャンルなんだもの。前作がどんなに優れたアルバムだろうと、キャッチーなヒットチューンの生み出せないポップスターに日本じゃ、活躍の場は無いのですよね(´Д⊂

何度もメイヤ自身がヒッピーアートに入れ込んでるという事は語られてたし、実際にアルバムでも表現されてきたけど、なにせ1stのデジタルポップでの大ヒットな「How Crazy Are You?」のイメージが未だに強すぎて、ねぇ。
ナチュラルなロック&ポップスへメイヤが近づけば近づくほどに、日本市場じゃ売れない音になっていく、という…

で、ブルーズアルバムじゃないけど、また渋ぅーい売れ線からひたすら距離を置いた、内向的で、ヒッピーよろしく世捨て人みたいになっちゃった作品をリリースしてくる、どころかもうアルバムリリースする事も無くなっちゃったかなぁ、とか予想してたら、あら意外! と、までいかないけど、ごくごくシンプルな、これまでの作風よりさらにナチュラルなポップアルバムが新譜として届けられた次第でして。

ぐぐっ、と深みを増し、より成熟したこのお洒落な音なら十分日本盤だしても売れると思うんだけど、余程前作までの売り上げが悪かったってコトなんでしょうかねぇ…まぁ、ファンは輸入盤買っても損はないと思いますよ?


SOUL ENEMA「Thin Ice Crawling 」'10 国内リリース無いと情報無くて購入を逃してしまう…orz_c0072376_4452689.jpg

次はイスラエルの変り種をご紹介。
フィメールVoなのが個人的には難点だけど、勿論技術的な問題は皆無です。
それよりバックの音が面白い。激テク・ヘヴィ・シンフォのコンセプト・アルバムってコトらしいけど、その謳い文句に違わず、凡百のどうでもいいテク系グレバンドなんて足元にも及ばない面白い音鳴らしてます。

クラシカルかと思えば、エキゾチックな音色が飛び交い、変拍子が雪崩の如く襲い掛かり、かと思えば幽玄なアコースティック叙情美へ趣きを変え、かと思えばリトトラ張りの華麗なワルツがドラマチックに繰り広げられる。

ってのが、某輸入盤店のタタキ文句だけど、ホントにその通り(w
聞く前は勝手に、出身国っぽいアラビアンな音階とかそーいうバナキュラーな音が編み込まれてるんじゃないの? とか、穿った見方してましたが、全くそんなコトは無く、アル意味で無国籍な何でも有りの音が怒濤の様に乱舞しております。

さすがに最近のバンドらしく、ビンテージに凝り固まってる北欧の連中のような古い音へのこだわりみたいなもんは皆無で、少々メタリックな感じも伺えるGの音は今風な所もあるものの、ハードロック系の怒りに満ちたリフ刻みまくりなんて全くありません。
いや、確かに4曲目のいきなりスラッシュ~プログレKeyソロ~フォーキー、なんて超絶わけわかんない展開はありはしますけどw
むしろ、もっとキャッチーで爽やかな開放感に溢れてたり、泣き泣きの渋いフィールに満ちてます。

とにかく、他に似てるような音が見当たらない、面白い音なので辺境プログレマニアな方か、ハイテクプログレが聞きたい方は是非!
# by malilion | 2010-04-21 04:50 | 音楽 | Trackback

待ち人来る。しかし……orz


MASTERMIND 「INSOMNIA」'10

待ち人来る。しかし……orz_c0072376_329357.jpgべレンズ兄弟率いる、USグレ&シンフォ・メタル・バンドの、新たにTracy McShane嬢なるフィメールVoを迎え、前ミニ『Broken』('05)を挟んで、フル・スタジオ作としては『Angels of the Apocalypse』('99)以来、何と11年ぶりとなるLion Music移籍第一弾であり、7枚目となる久々のフルアルバムをGET!

前ミニアルバムで男2+女2組となったバンドは再度メンバーチェンジがあった模様で、現在は男3+女1(+サポートにbか)の形態に落ち着いてるようです。内、一人が既に何作もこのバンドのアルバムに参加してる現STRATOVARIUSのイェンス・ヨハンソン(Key)が再び参加。

現在までに唯一の来日公演だった小屋でのLIVEを、べレンズ兄がラテカセのようにMidiギターをガッツンガッツン、ワイルドに切り替える様に驚きつつ、見事な演奏技術を最前列でかぶりつきで見てたあの頃(日本盤デビューの2ndリリースの頃ね)から、早ウン年……この最新作を聞くまでもなく、もうすっかり初期のEL&Pに多大な影響を受け、Midiギターを駆使したKeyレス(!!)のクラシカルでハイテンションなインタープレイバリバリの未来形プログレを標榜してた音楽性から離れ、シンフォ~ゴス・メタルの流れを汲む、マッタリとミッドテンポな退屈極まりない音楽性に様変わりしてしまいました…残念!(´Д⊂

やはり初期の彼等がもってた異様なテンションとスラッシュ・メタルかと思える程のあの強引な曲展開と怒濤の疾走感が、シンフォ・サウンドとジャズっぽいフュージョン寄りな音になった3rd以降、致命的な迄に激減していき、今回に至ってはもう流行がすっかり終わってるゴスっぽいメタルをフュージョンタッチを交えて奏ってるんだもの…ねぇ? コレはいい! とは、個人的に全く言えなくなってしまったの、ご理解頂けるでしょう?

勿論、今回もイェンス・ヨハンソンが参加してるわけだから、テクバリバリのインタープレイ系の曲は収録はされてはいるのですが…軽い、軽すぎるのですよ。音がっ!
初期のあのへビィな音圧は皆無です。コレはテクニカルなジャス&フュージョンって音じゃないですかねぇ…最早、プログレですら無いと思う。まぁ、テクニカルなサウンドだし、Midiギターっていう変わり種楽器つかってるから、グロプレでもいいっちゃいいけど…

あ、ネガな点ばかりあげつらいましたが、新加入のTracy嬢の歌声は、透明感のある艶やかな高音が持ち味だった前任Vo Lisa嬢に対して、幅広い音域と表現力を持つ、ちょっと高音の語尾をガナる感じで力強くエモーショナルに歌い上げる歌唱力はばっちりで、女Voとしてはパワー系で技巧的にも前任者より巧いです。尤も、ルックスの方は、残念ながら前任者の圧勝ですが……orz

とはいえ、その力強く綺麗なTracy嬢の美声にべレンズ兄のへなちょこVoが混ざってきて全て台無しにしてますけど…(汗
わざわざ女Vo入れてるんだからヘッポコな声聞かせなくてもいいのに…どうしてこの人達は…この辺のダメさ加減というかガサツなトコが、彼等が未だにメジャーになれない要因じゃないのかなぁ、と思う次第でして。

まぁ、今回のアルバムを一言で言うなら、ゴス寄りのドラマティックな楽曲で、パワー抜群のフィメールVoが活躍してるフュージョンメタル、となるんでしょうかね……ただ、こんなアルバムを彼等が創る必要性は全くないと思うのです。
だって、初期にあった独自性と革新性が、全く失われてしまっていて、コレを同じバンドというのは正直ツラ過ぎです…(T_T)
折角のMidiギターも、専任Keyがいるんじゃ、余り意味もないし、ね…

前フルから11年、ミニから5年も待たされた挙げ句が、この出来じゃ泣けるってモンです。ファンとしては。

次もこの路線なら、もう金輪際、彼等のアルバムは購入はしませんよ。
サヨナラ、MASTERMIND。楽しい想い出をアリガトウ、ってなモンです。
# by malilion | 2010-04-04 03:32 | 音楽 | Trackback(1)

ネヴァネヴァ、トゥゴーホームゥ! って、あの声で叫んで欲しい♪


ASTRAL DOORS 「Requiem Of Time」'10ネヴァネヴァ、トゥゴーホームゥ! って、あの声で叫んで欲しい♪_c0072376_2051359.jpg

ちょっと遅れたけど、ロニー・ディオの後継者と目され、“徹底的にムサ苦しく、コテコテに暑苦しい、コレでもかってくらい男臭く力み過ぎに熱唱するDIO”風(笑)で、お馴染みのニルス・パトリック・ヨハンソン率いるスウェディッシュ・正統派HRバンドの5thアルバムを今ごろGET!

その音楽性には相変わらず微塵もブレは無く、未だにパープル系のメロハー熱が冷める事無いお国柄の北欧らしい、今回もがっつりDEEP PURPLE、BLACK SABBATH、RAINBOW、DIO、という古典的HRバンドの音を継承した、スウェーデンらしいウエット感満載の情緒溢れる熱い正統派様式美メロディアスHRに仕上がっていて一安心。

しかし、ホントに2010年のバンドの新譜なのかと疑いたくなるような、ひたすらレトロで暑苦しい、なんのギミックも無い真っ向勝負な骨太HRを何の衒いもなく演奏しております。もうちょい北欧らしいネオクラ風味があってもいいのになぁ(w

今回、特にKeyの古臭いハモンドがアルバム全編で大活躍しており、その傾向が顕著ですね。
懐古主義じゃないけど、あの頃の古き良き時代の正統派70’HRが好きな方なら大喜びで飛びつき虜になるだろうには充分過ぎるほどの要素満載な音ですなぁ、ええホントに(w

勿論、どこかのライオンさんをジャケに登場させてたバンドみたいに(汗)丸パクってわけじゃなく、その音は確実に今風へアップデートされていて、70年代HRよりいくらかヘビィでメタリック、そして曲調がちょっと早目(スラッシュ要素は皆無)で疾走感満載、という早さだけのスピードや過度なギミックやトリッキーなテクに頼らず、あくまでも曲の本質で勝負している所なんかも特筆すべき点でしょう。

特別なオリジナリティや分かりやすいキャラを売り出してる訳ではないが、奏っている楽曲のレベルはかなり高いし、このバンドが今現在進行形な新世代バンドとして、古典的な音を"今”奏でている意味が十分にあるんじゃないでしょうか。

その上、コンスタントにリリースされるアルバムの全曲に渡って激しい出来の差は無く(逆を言うと、コレ!というキラーソングは無い…)総じてクオリティの高い楽曲を提供してくれている、という点を見るだけでも、現在活動してる古典風HRバンドの中ではかなり貴重で、上質な部類として数えられるのは間違いないでしょう

只、問題が無いわけでもない。

ディオも真っ青な熱い熱い超絶ボーカル、正統派メタル風な力強く骨太なリフ、キャッチーな歌メロが特徴的なメロディックハードロック、ベタなツインギター、と字面だけ見ると人気が出ないわけがないのに、astral doorsの人気と認知度は内外でもイマイチなんですよね。

やはり全体的な音の印象が相変わらずの、売れ行きイマイチだった頃な後期BLACK SABBATH路線なのが悪いのか、パワフル過ぎるVoは飛び抜けている一級品レベルなのに、バックの演奏(Gリフがツマラナイ事多し)が歌に比べて圧倒的に地味に聞こえてしまうのが悪いのか、古典HR好きでもない今の若いロックファンには刺激的でもない、AC/DCのように「マンネリ」な古くさい音、と捉えられやすいのが原因なのか……

ミッドテンポの楽曲が多目で、それゆえアルバムが地味に聞こえ、オマケにそのミッドテンポの曲がどうにもイマイチだったり、本来なら正統派HRを引っ張るべきギターがリフ・ソロ共にゾクゾクするようなスリリングさと華やかさとが足りかったり、相変わらずリズム隊が一本調子でヒネリ等の工夫がなかったりと、そろそろ5作目なのに、この手の明らかすぎる問題が未だに未解決なのが悪いのか…

まぁ、この深刻な問題がホイホイと解決出来る訳もないんですけど。ホントに解決出来たらマジでastral doorsは古典HRの大先輩と同格に成れちゃうんでしょうしね(w


とはいえ、数少ない70年代王道HR愛好家にはたまらないセンスを持っているバンドなので、これからもこのスタンスを崩すことなく、コンスタントに良いアルバムを生み出し、頑張って欲しいものです。


因みに日本盤にはボートラ2曲と輸入盤より収録曲は多いものの、外盤の方が明らかにジャケットがカッコイイです。日本盤はなんかCULTのジャケみたいなんだもん(wネヴァネヴァ、トゥゴーホームゥ! って、あの声で叫んで欲しい♪_c0072376_20513280.jpg
これじゃ、バンドの音楽性が伝わらないよなぁ……古くさいし、定番かもしれんけど、騎士とか魔術師とかジャケに登場させとけばよかったんじゃないんですかねぇ…
# by malilion | 2010-03-16 20:51 | 音楽 | Trackback

蝶々がバンドシンボルというのが、いかにも女性的ですよね♪


Fantasmagoria 「Day & Night」'09蝶々がバンドシンボルというのが、いかにも女性的ですよね♪_c0072376_2282896.jpg

戦慄のヴァイオリン・ロック・バンド遂にデビュー!引き裂く高音、美麗なメロディー、ヘヴィな演奏が高密度にブレンド! とは、CDのタタキ文句。

プログレ、ロック、クラシック、変拍子の要素に美しいメロディを奏で、クラシカルな優美さとダイナミズムを併せ持つインストバンド、とはネットの評価。

んで、購入前に色々調べてみた所、FANTASMAGORIAの“音”を現す言葉として『カーブド・エアのクラシカルな優美さ+クリムゾンのダイナミズム』みたいな文句をよく見かけたのだけど、CDのタタキ鵜呑みって訳じゃないが、成る程ねと納得するそんな音楽です。

まぁ、カーブドうんぬんは、多分ヴァイオリニストでフロントマン(いや、ウーマンか)の藤本美樹女史が女性なので(こっちはインストバンドなので、カーブド・エアのように藤本女史がVoをとるわけじゃないけど)そういうイメージが先行するんでしょうね。
音はそれほど似てる、って訳じゃないし、もともとこのバンドの音からそれほど明確なクラシカルなサウンドが聞こえてくるわけじゃありません。むしろかなりエキセントリックな部類に入る耳障りな音をVlnとGがガンガン奏でてますからね(w

逆にクリムゾンっぽさはそこかしこで感じるけど、いわゆるプログレな人たちがどっぷりと影響受けてまんまなアノ音を(いかにもプログレらしい音使いのKeyはグレの定番なんでしょうがないよねw)目指してる訳じゃ無い様で、クリムゾンチックな調子っ外れなヘンな音に妙な音階や、空気を切り裂くような鋭い入り方をする、混沌から美旋律が溢れ出すクリムゾナイズされた箇所などでも、音が妙に優しいのですよ。
女性だから、という先入観のせいかもしれないけれど、絶えずサウンドの中心にいるVlnが紡ぎ出す音が、スリリングなプレイや激しい曲でも艶やかで豊かな膨らみを終始失わず、優雅に響き渡っているように聞こえるのです。
そのヘンのギャップがいい感じにオリジナリティへ昇華されて、大変よろしいと思う次第でして。ええ。

実は最初、Vlnがフロントというコトでカンサスのような叙情派か、サグラドのような甘美なシンフォニック音を想像してたんですけど、いい意味で予想を裏切られました。
音だけ追うと所謂Keyが前面に出てくるプログレというより、ジャズっぽいフージョンな軽快さとポップさも併せ持ってる音、という感じなのかなぁ? 時々切り返して畳みかけてくる攻撃的なリズム隊と非常にドラマチックに展開していくメロディアスかつクラシカルな感触のVlnサウンドとの対比が緻密で、繊細なアンサンブルもかなりイイ線いってますよ。コレは買って大正解の1枚。
実はKARNATAKAのゴシップを調べてる最中で、某ブログでこのバンドのコトを知り、ヴァイオリンロックに目のない自分としてはコレは聞いてみなければ! と、今頃完全に後追いで彼等のアルバムを購入した次第です。面目ない(><

まぁ、マイナーな中でもさらにインストモノなんてマイナーですからね(汗)、ヘタにCDショップに置いてなかったお陰か、バンドサイトから直接購入した特典でメンバー直筆サイン入りのCDが送られて来てちょっとトクした気分(w

1stデモじゃ分かりにくかった、引っ込んでモコモコしてたリズム隊の音もググッと引き締まり、あまり印象に残らなかったGとKeyが意外な程シンフォにアバンギャルドに大活躍して、まさに最初のデモはデモだったんだな、と思わされる出来に大満足な1枚です。

あ、「Day & Night」が正式な1stフルレンスアルバムで、その前に5曲入Mini Live Album「energetic live demo CD」'05がありますんで、コレ聞いて気に入った方なら購入しても損はないですよ。

後から藤本美樹女史がアストゥーリアスのサポートメンバーとしてメキシコBajaProg2005、フランスProgSud2006や国内のライブに約1年間出演し活躍したとか知って、二度嬉しかったですね(w

国内では殆ど注目されないし露出も殆どないでしょうけど、よくグレ系バンドにある長いインターバルの果てに解散してるんだかどうなんだかわかんない状況にならないよう、ガンガン新作を発表して欲しいものです。


因みにFantasmagoriaとは“phantasmagoria”(走馬灯、あるいは次から次へと変わってゆく走馬灯的光景、幻想)と同義らしいですよ。このへんのバンド名もなかなかグレチックでいいですよねぇ♪ ちょっと発音しにくいけどさ(w
# by malilion | 2010-03-08 22:09 | 音楽 | Trackback

新生……って、いうかもう別バンド? いいアルバム作るなら名前なんてどうでもいいのになぁ…


Karnataka 「The Gathering Light」'10新生……って、いうかもう別バンド? いいアルバム作るなら名前なんてどうでもいいのになぁ…_c0072376_23253649.jpg


約7年程前に解散してしまったハズだったUKシンフォグレ系バンドが、中心人物のb以外のメンバーを一新して蘇り、通算4枚目のアルバムを届けてくれました。

まず、ジャケからして美しい。
“やはりシンフォ系にはこうあって欲しい”というような、コレは期待出来そうと思わせるジャケだ。
で、内容の方もうれしい事に、予想通りに素晴らしい作品でした。

IONAほどトラッドトラッドしておらず、他のフィメールシンフォ系のようにシンフォシンフォもし過ぎておらず、グレ系というカテゴライズが間違ってるんじゃないか、ってくらい難しい事は何もしてない、ごく普通にシンプルでストレートな楽曲なのですが、しっとりドリーミーなVoと泣きまくりのG、そしてキラキラと煌びやかなシンセが美しく絡み合い、なんとも物悲しく艶やかな唯一無二のシンフォロックを描き出しているのは、さすがベテランの貫禄といった所か。

アルバムを聞き終えて耳に残ったのが、Voをホガーズにチェンジして売れ線へちょっと方向転換した当時のマリリオンのような、ポップでリリカルなKeyの音色が個人的には嬉しく、そして特に印象的でしたね。
まぁ、メンバーが違うんだから当然なのですが、新加入のGとKeyが以前のKarnatakaには感じられなかった華やかさを演出し、抜群にいい仕事してるように感じました。

勿論、新フロントマンのVoリサ嬢も、ポップで非常にメロディアスな楽曲を可憐に歌い上げ、いい仕事はしてるのですが、なにせ元々フィメールVoが自分は苦手なもので、特にコレ! というような印象は受けませんでした……ファンの方、申し訳ない(汗

所でどうもハッキリしないのですが、伝え聞くゴシップによると約7年前に準メンバーのバック・コーラス兼フルートだった、アン・マリー・ヘルダーを正式メンバーに昇格させたのがこのバンドの不運の始まりだったようで、まるで第三期パープルよろしく、元々のフロントマン(いや、ウーマンか)であるメインVoレイチェルとどちらが声を聞かせるかでいがみ合い、最終的にバンドからアンは脱退してしまうのですが、パープルと違ったのがアンがKarnatakaから出ていく時、レイチェルとベース(bとVoは夫婦)を除く残りの全メンバー(ギター 、ドラム、シンセ)を引き連れて新バンドPanic Roomを結成(したたかな女だなぁ…)してしまった、というウソのようなホントのお話が事の顛末のようです。

普通なら、その残されたメンバーの2人が新たにメンバー補充して新生Karnatakaを始動させる所なのですが、Voのレイチェルは以前にここで紹介したThe Reasonigに現在在籍している事からも分かるように既にKarnatakaに在籍(バンドのゴタゴタが原因なのか、その後bとVoは離婚してしまったのです…)しておらず、結局b以外の全メンバーがKarnatakaから脱退してしまった、という事になり、バンドはそのまま解散してしまった訳だったのですが、(その後、bの彼は彼で新しいバンドを立ち上げた模様だったハズなんだけどなぁ…)何がどうしたのか今回こうして7年ぶりにメンバーを一新して新生Karnataka(つーかもうそれって完全に別バンドだよねぇ…)として新譜を届けてくれた訳だし、まぁ良しとしましょうか。

しかし、全メンバーが出て行くって、Vo&Bの夫婦のバンド内での行動に他のメンバーがウンザリしてたのか、それとも音楽的な方向性で前々から揉めていたのか、どっちにしろ中心メンバーのbがかなり嫌われてたんじゃないのかなぁ…とかって、これまでの経過から想像しちゃいました。
また同じような事がまた起らない事を祈って、新作を待ちましょうか…
# by malilion | 2010-02-25 23:25 | 音楽 | Trackback

フレッシュな新人らしい音を期待してたのに…


DREAMLAND「EXIT49」'09フレッシュな新人らしい音を期待してたのに…_c0072376_1744843.jpg

前作から2年ぶりに、HAMMERFALLのシンガーJoacim Cansに見いだされたバンドとして鳴り物入りでデビューした、Sweden産メロパワバンドの通算3作目が久しぶりに届けられた。

で、新作だぁ! と喜んだのも束の間、何!? なんなの、このくらぁーいジャケは???
ジャケイメージが前2作と違うのでもしや……これは路線変更を意味してるのだろうか?
一抹の不安を感じつつ、CDをスタートすると……

一聴して妙な違和感を感じる。
いつも通りな、キャッチーなメロディ・ラインにスピーディなサウンドで、前作と変わらぬ正統派(と、言うにはちょっと軽い)ヘヴィ・メタルを踏襲している、ハズなんだけど……
なんだろうか? と思いつつ聞き込んでいくと、明らかに前作まであった溌剌としたフレッシュなエネルギーみたいなモノがかなり減退しているのだ。

確かにちょっとジャーマンぽい、とか北欧メロパワっぽいとか、そこかしこに何々っぽいぞ、みたいな要素は伺えたけれど、ソコがいい具合に新人バンドの勢いを感じさせる疾走感を産んでたのになぁ…前作までかなり有望な新人パワメタバンドと思ってただけに、この微妙な変化はかなりのショック。

まぁ、好意的に捉えると何々っぽいという借り物要素が薄れて、勢い任せなトコを改め、落ち着いた王道直球勝負の彼等なりなオリジナリティを今回前面に押し出してきた、という事なのかもしれない…でも、そのオリジナリティがスリリングじゃない、って事じゃ、ホント玉に瑕どころの話じゃないよなぁ。

そんな訳でなのかVoメロ(元々熱唱タイプじゃないのも原因か)が今まで以上に淡泊で単調に聞こえ、元よりスピードに傾いてた訳でもない楽曲も全体的にミッドテンポが中心になり、余計にメリハリの無い単調な(ヒネリの無い野郎声のシンガロングが影響してるのかも?)アルバムになってしまっているのがなんとも……

曲による質のばらつき等も無く、楽曲もコンパクトにまとまっていて、新人らしからぬ総じて平均的な出来、と言えるのが今回は完全に裏目(今までにコレ、というキラーチューンも無いし…)に出て、『地味な、捉え所の少ない』というように(今回はアレンジ力不足?)思えてしまって……決してどこかに問題のあるアルバムでなく、むしろ手堅い印象を受けるのが、逆に災いしたという事だろうか?

まだ3枚目の若いバンドなので、もう少しバランス無視してでもいいから、勢い任せとか色々冒険して欲しいのですけど……まぁ、次作で挽回する事を期待してます。
# by malilion | 2010-02-22 17:05 | 音楽 | Trackback

ハモンド&ナイフ&ミク、で一発で気に入りました♪


Tiny Symphony「Liberator」'09ハモンド&ナイフ&ミク、で一発で気に入りました♪_c0072376_19155725.jpg

ジャケからして既に色物扱いされちゃうだろう事を敢えて承知で今回コレをプッシュ! 因みにこのプロジェクトの2ndです。

いや、冗談抜きでかなりイイですよ、コレ! 「あー…好きなんだろうなぁ」って、よく分かる、アレンジからサンプルと、なんでもかんでもグロプレファンなら2828しながら聞ける事間違いなし!! しっかし、ロゴとかレーベルデザインとか、もうね爆笑モノですよ(w オマケにミクの持ってるショルダーKeyに「モーグ」の文字がしっかりあって泣かせる!
余りに興味深かったので、取り扱い店が少ない中、わざわざ某目白のグレ総本山店へ出向いて1st&2nd買い込んできましたから(w なんか特典小冊子ついてて儲けた♪

「あ、別に音源だけでいいよ」って、人はサイトで音源DLの案内もしてるようなので、そちらをどうぞ。
でもグロプレファンなら現物を持ってないと安心出来ないでしょ? 普通そうだよね? ていうか音楽ファンならジャケ無しブツ無しなんて、考えられないんだけど。

しかし、意外な事に巷であれだけハードロックに始まり、電波系の病んだ曲や80年代ディスコまで幅広くカバーして表現されてるヴォーカロイドですが、コレがなかなかグロプレモノは無いんですよね。
需要が無い、理解が少ない、ってのが最たる理由だろうけど……まぁ、グロプレっていうと折角のヴォーカルが重視されない形態な音楽なんで、元々ヴォーカロイド使いの人と相容れないというのもあるかもしれないけどさ。

実際、ジャケで主張してるようにEL&P好きをターゲットにしてるかのような音で、その筋の方なら文句なく楽しめるアルバムだと思いますが、高らかに鳴り響くKeyに比べて、やはり若干Voメロは弱い、というか引っかかりが少ないのが難点といえば難点か。
でも人間に唄わせて残念なおっさん声聞かされる事がままある(汗)グロプレ系ならばこそ、声の綺麗さは折り紙付のヴォーカロイドを採用したのはいいアイディアだと思いますけどね。

アニメファンや同人系漫画好きな方、そしてヴォーカロイドファンにどれだけこのアルバムが訴求するか(何も知らんミクファンがジャケに釣られて買って、ポイ、されそうではある…)皆目見当つかないし、元々取り扱いされてる量も少ないようなので、早めにGETしておく事をお薦めします。

巷に溢れるヴォーカロイドモノ同人音楽CDの低レベルな粗悪品に飽きた方に是非!!

次はリズム隊、生音で採って欲しいなぁ…いえ、スタジオ代とかセッティングめんどいのは分かるけど…
# by malilion | 2010-02-13 19:16 | 音楽 | Trackback

ライオンが消えたわけは……


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NARNIA「COURSE OF A GENERATION」'09

前作『Enter The Gate』から約3年半ぶりとなる通算6枚目オリジナル・アルバムが久々に届けられました。

今作はなんといってもVoで創立メンバーの1人であったクリスチャン・リヴェル脱退後の初のアルバムという事で、良くも悪くも彼等のファンはこの新作の出来に注目してたんじゃないでしょうか?

んで、MIND EYEなどにも参加していた経歴をもつGerman Pascualを新Voとして迎えた訳だけど、その声質は前任者クリスチャンとほぼ同タイプで、違いとしては前任者のクリスチャンが高音になるとヒープばりの、か細い(ヨレヨレ?)ファルセット(モーデスト・アトラクションではいい味を出してたけど…)を多用してたのに対して、新Voゲルマンは高音を余り多用せず、低音から中域がパワフルでよく延びる(例えるならロニー・J・ディオ・タイプな感じだろうか?)声で朗々と歌い上げる感じなので、今回のダークでヘヴィな方向性にはぴったりだと思う。

とはいえ、良い事ばかりでもなく、ファンタジーの象徴だったお約束のライオンがジャケから姿を消した事からも伺えるように、以前のインギーの曲を訴えられてもおかしくないレベルでコピーしまくってた(失笑)あの煌びやかさや華麗さ、そして繊細さはすっかり影を潜め、ググッとダークでタフなイメージが強目な音に方向修正されてしまった上に、派手なインタープレイらしきものも聞こえてこず、残念ながら地味なイメージ(クリスチャン・メタルなのにダークとは此如何に!?)になった事は否めない。

ピーコだなんだと騒がれたものの、何かしら注目を集めるようなセールスポイントが欲しいのだが、今のこのバンドの音には面白みというか、このバンドならではの個性というか、音というモノが消え失せてしまったように思えるのが残念ではある…

前作ではプログレ・メタルへの色気も伺えたけど、今回は自身の力量(頼むよ、ホント)も冷静に鑑みて、ドラマティックさ(keyのイントロ・アレンジとかでね)に重点を置きつつ、真っ向勝負のストレートでヘビィな方向で来たのが功を奏したのか、オリジナルVoの脱退という危機を巧く乗り切ったように思え、とりあえず今作に置いてはVo交代の影響は顕著には表れていない模様で一安心といったところか。

以前にもお伝えした通り当初は日本盤のリリースも予定されていたが、結局レーベル倒産でその話もポシャってしまい、残念ながら現在までに新たな日本盤発売元は決定していない模様なので、恐らくこのまま外盤のみのリリースという事になると思われる。

方向性の変わった彼等の音がここ日本でどう受け入れられ、評価されるのか見てみたかった気もするものの、このレベルなら国内盤発売は無くてもいいかも、とも思ったりして…(汗

因みにアメリカ盤(ボーナス曲有)とユーロ盤では収録曲に差がある模様なのでご注意を。
# by malilion | 2010-02-11 03:48 | 音楽 | Trackback

正にお宝音源発掘、って感じでしょうね。コレは。

THE HEAT 「UNTOLD STORY VOL.I」'07正にお宝音源発掘、って感じでしょうね。コレは。_c0072376_18435293.jpg

数年前に巷で話題になってたUSA産業ロックバンドの未発表音源を自主で初CD化したブツを今頃購入して、寒すぎるここ2、3日ぐるんぐるんリピートして聞いておりました。

すでにバンドは消失してるアーカイブモノ音源らしくパート1、2という趣もへったくれもないさすがアメ公なアルバムタイトルの2部作でリリースされ、本作は'85~'87年の音源を収録したパート1です。

実は、最近中心メンバーのGリストのソロ音源集も(CD-R音源)同じようにリリースされて、そっち先に聞いて元バンドの音も欲しくなって購入したんですけどね。

全くの無名バンドの恐らくデモのリマスタリングなのでしょうが、途中音がヨレたり、ノイズやフェードアウトが荒っぽかったりと、音質的にも完璧とは言えないものの、内容は実に素晴らしいの一言。
自主制作モノ大好きな産業ロック&メロハー・ファンなら間違いなく気に入る、コーラスばりばりのミドルからハイトーンがよく延びるVoをメインにしたキャッチーでフック満載のトラックが詰め込まれた優れものアイテムで、こんないい音源を残すバンドでも契約してデビュー出来なかったのか、と改めてアメリカの層の厚さを痛感しますね。

まぁ、アルバムのジャケセンスと音源の編集等、あまりにも大雑把すぎるアメ公の雑な仕事(なんでフォトが全部白黒なのん!?)に言いたいコトは山ほどあるけど、死んだ子の歳を数えてもしょうがない、ってコトで…
# by malilion | 2010-02-07 18:44 | 音楽 | Trackback