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期待の新人シンフォバンド、INTROITUSの新作が到着!('(゜∀゜∩


INTROITUS 「Elements」'11 期待の新人シンフォバンド、INTROITUSの新作が到着!(\'(゜∀゜∩_c0072376_1220769.jpg

前々から出る出る言われてたスウェーデン産シンフォ・プロジェクトバンドの『Fantasy』('07)に続く4年振りの2ndアルバムが先頃、ついにリリースされました!

前作のジャケや入祭唱(その日のミサの内容を歌う題目歌みたいなもん?)なるバンド名からして妙に宗教がかってる賛美歌系のバンドなのかしらんと思ったら別にそんな事は全く(いや、あるか)なく、いわゆる典型的な北欧系古典派フェイメール・シンフォ物でして、デビュー作は凡庸でイマイチ散漫なつかみ所の無い印象しか残さなかったのだけど、今回の新作は一聴して格段にハードかつダイナミックにスケール・アップしてるのが分かる充実な出来で少々驚かされました。

北欧特有の淡く物憂げな幻想色と美しく透明感ある陰りたっぷりのメロディを、泣きのギターを筆頭にリリカルなチェロやフルート等の菅弦楽器をフィーチャーして古典グロプレ(YES、GENESIS、初期KING CRIMSON)への思い入れたっぷりに重厚壮大なドラマチックさをテクニカルなkeyで織り成す、モダンでスタイリッシュ且つ叙情的なサウンドは、フィメールもの嫌いな自分でも飽きる事無く楽しめたのでそれ系好きな方なら文句無しの出来でしょう。

めくるめく展開渦巻く長尺のシンフォ曲も良い出来ですが、美声を堪能出来るVoメロのハッキリしたキャッチーな小曲もなかなかの出来なので、THE FLOWER KINGS等の北欧シンフォ系好きな方以外にも是非とも注目して欲しい新バンドでしょうか。

余計な事ですけど、マッツ(key)とアンナ・ジョブス(vo)のベンダー夫妻を中心としたシンフォニック・ロック・プロジェクトだからバックから文句は出ないんでしょうが、フロントマン(いや、ウーマンか)のルックスだけはちょっと問題あるように思えるんだけどなぁ…いや、あの体型だからパワフルなんだっていう事も思えるけどさ…どうせなら見せないで欲しかったなぁ…(汗
# by malilion | 2011-04-04 12:21 | 音楽 | Trackback

再結成って、そんなもんだよね。STRANGEWAYSの新譜…


STRANGEWAYS 「PERFECT WORLD」'10

再結成って、そんなもんだよね。STRANGEWAYSの新譜…_c0072376_3111258.jpg以前から噂になってた、Deep purpleの新Voになるんじゃ!? とか噂されて結局 Joe Lynn Turnerが加入しちゃって「なんだー」となったTerry在籍時代は「イギリスのJourney」と称されていた彼等ですが、その Terry Brockが21年振りに復帰した約10年ぶりの通算7枚目のアルバムが久々に国内盤で登場!!

GIANTの再結成作やソロ作などのTerry Brockの精力的な活動を知ってると、その彼が復帰してのSTRANGEWAYSの新作、と聞けば購入せん訳にはいかんですよねぇ、当時のあの音を知る者としては。

いえ、Terryが脱退してGuitarの Ian StewartがVo取ってた時代のアルバムも所有はしてますが、やはりTerryが居ない時代はもう完全に別バンドな音でしたしね…出来もイマサンでしたし。

んで、その復活作ですが、さすがに当時の溌剌としたキッャチーでハードポップな音が飛び出してくるとはハナから思ってませんでしたが、Terry Brockのソロ作とかも聞いてると「ひょっとして」なーんて期待も少々あったりしたんですが、結果…見事に裏切られた…(つд`)

そりゃ既にかなりの年月が過ぎてる訳で、今更以前の音と比べるのはナンセンスとは分かっちゃいるんですけどね、ええ。

でもこれはちょいとダークと言うか渋すぎるんじゃないかい? という出来でして…うーん、折角のSTRANGEWAYS名義なのになぁ、勿体ないというか…orz

まぁ、しかし考えてみれば自然な進化かもしれませんよね。なにせ「イギリスのJourney」だった訳ですから、元が。

イギリスのバンドがジャーニーには成れませんもの…

若さゆえに元気溌剌だったサウンドが渋みを増して落ち着き、元々の英国特有のウェット感に富む陰りと叙情美が強調された深みあるメロハーサウンドに熟成され、Terry Brockのハートフルな歌声(相変わらず抜群に巧い!)はそのままにスコティッシュ・ポップ風味も加えて、爽やかなAOR的味わいも加味した“マッタリ”サウンドが“今のバンドの音”だ、と言われれば「確かにね」と納得の出来ですかねぇ。

うーん、しかし1曲目こそアップテンポなナンバーだけど、その後がゆったりしたミッドテンポやバラード調の曲ばかりで、はっきり言って渋すぎるというか、ぶっちゃけ暗く地味でアルバム全体がメリハリに欠けて面白みが無い(歌詞も疲れたオッサン風ばかりで…)…後、音も余り良くない。

DAREの近作にも言えるけど、もうAORバンドとして捉えた方が聞く方も期待を裏切られたとか勝手にガッカリしちゃう誤解が無くていいかもしれませんね。

でも、なまじ初期の煌びやかだったハードポップ・サウンドな作風を知ってると、ねぇ…

# by malilion | 2011-04-04 03:11 | 音楽 | Trackback

ACOUSTIC ASTURIAS…期待を裏切らぬ美旋律にほっこり♪


ACOUSTIC ASTURIAS 「LEGEND OF GOLD WIND」'11 ACOUSTIC ASTURIAS…期待を裏切らぬ美旋律にほっこり♪_c0072376_22533745.jpg

待望のアコースティック・アストゥーリアスの新作が4年ぶりに到着! 一般発売は4/10(日)との事ですが、グレ系のお店では既に販売されてる模様なので欲しい方はダッシュだ!

前作はまさかのメジャーリリース(なんでエイベックスからだったのか…)だった訳ですが、予想通りインディへドロップしてしまったものの、新譜のその内容が悪いはずもなく、正に期待してた通りの音が届けられたって感じで只今ぐるんぐるんと聞き込んでおりまする♪

しかし、相も変わらず美しい音ですなぁ…4人の室内楽編成で描き出す独自の音世界がとても味わい深く、ホント感無量ですわ。
タイトルからくるイメージだとかリリースされた時期が新春だからって訳でもないんでしょうが、今回の音は特に爽やか(軽やかなリコーダーが最高っス!)で瑞々しく、春っぽく感じてしまいますね。

このフュージョンフュージョンしてる冷たくモダンすぎる音でもなく、さりとてクラシカル一辺倒というわけでなく、シンフォばかり(今回は民族音楽風サウンドが隠し味になってますな)というわけでもない、なのにイージーリスニングにならない、耳を惹きつけて放さない美旋律は心が洗われるようです。

美しい音楽に目がない方なら、インストものという事で敬遠せず一度アストゥーリアスの音に触れて欲しいですね。

しかし、この”謎の玉”を施したジャケ・デザインはなんというか…随分昔の宗教に走ってた頃のサンタナっぽいジャケ(w そんな風に感じちゃうんですけど、私だけかなぁ?

追記)
聞いてる最中、なにかモヤモヤとこんな感じのメロというか音楽どこかで聞いたような、とひっかかってたのが解消しました。
ちょっとグリフォンっぽいんだね、コレ(w いえ、全然似てないんだけどさ、リコーダーとかリリカルなピアノとか、なんとなくあんな雰囲気っていうか…勿論こっちのがずっとモダンだけどね。まぁ、どうでもいいか、そんなこた(w
# by malilion | 2011-04-03 22:54 | 音楽 | Trackback

疲れてる時にこそ聞きたい、そんなMAGNUMの元気が出る新譜です。


MAGNUM 「The Visitation」'11 疲れてる時にこそ聞きたい、そんなMAGNUMの元気が出る新譜です。_c0072376_14541069.jpg

大英帝国の至宝・MAGUNUMの約2年半ぶり新作、通産16(15?) 枚目となるスタジオ・フルが完成。
MAGUNUMというと、ここ日本では国内盤リリースが前作では無かったり廃盤なバックカタログが多かったりと、不当に人気が無いように思える筆頭バンドなんですが、そんな状況なにするものぞと、またまた力作を届けてくれました。

ファンならば期待通り、と言った英国ならではの叙情美を湛えた荘厳でドラマティックなサウンドと、繊細でメロディアスかつハードな気品を溢れる美旋律を誇る、いぶし銀のように渋い極上のブリティッシュ・メロディアス・ハードをベテランならではの貫禄たっぷりに聴かせてくれて超歓喜!

今回はちょっとプログレ的な凝った曲展開があったりするものの、基本いつもの如く流行廃りに関係なく分かりやすい、派手さは無いけれど厳かな高揚感と包み込むような懐の深さがヒシヒシと伝わってくる安定感ばっちりの楽曲を、ウェットなメロディーで落ち着いて聴かせてくれる様は、さすが歴戦の勇士といった感じでしょうか。

確かにルックスはもうおじぃちゃん、という感じだし、彼らよりキャッチーでエネルギッシュで美旋律を聞かせるバンドは山程いるだろうが、ここまで聴く者を虜に出来る、優雅さ、スケール感、それにドラマティックさを併せ持った楽曲の数々を力強く奏でられる存在はそうは居まい。伊達に「大英帝国の誇り」と言われる訳じゃないのだ。

願わくば、彼等の事を知らない若い世代のロック・ファンにも、この説得力あるボブ・カトレイの情感豊かなVoとト二ー・クラーキンの歌心溢れるGプレイに一度触れてみてもらいたいものである。

そうそう、限定スリップ付盤の方は2010年のライブ映像やフォトギャラリーなどを収録したDVDのオマケがあるそうです。 疲れてる時にこそ聞きたい、そんなMAGNUMの元気が出る新譜です。_c0072376_145437100.jpg
# by malilion | 2011-04-01 14:55 | 音楽 | Trackback

なにか今回のMAGIC PIE新作タイトルは意味深に感じる…


MAGIC PIE 「The Suffering Joy」'11 なにか今回のMAGIC PIE新作タイトルは意味深に感じる…_c0072376_10184056.jpg

実はかなり前に購入してたけど今さらな(汗)前作も良作だったノルウェー産シンフォニック・バンド、MAGIC PIEの待望の3ndが登場! 今回も堅実に良作です!
前回の紹介時『Voがなんかゲイリー・バーデンっぽく、音楽的にもスポビに乱入して熱唱してる風』な事を言いましたが、今作はツインリードVoの6人編成は変わらぬまま、1人を新Voにチェンジしての1作目となりまして、そのゲイリー・バーデン風な声を聞かせるVoはちゃんと本作でも在籍してる模様(w 

以前からHR的な音要素が多かった彼等だが、今回のっけから25分弱の組曲(四部構成)からアルバムが始まる点を見ると、正統派プログレ(大曲志向がグロプレの証、って訳でもないけど…)な方向へ進もうとしてるのが伺える。まぁ、音の方は相変わらず高揚感溢れるハードさ全開で、所謂古典的な根暗いグロプレと正反対なんだけど。

正統派へ進化しようとしてるそのサウンドの印象としては、グロプレが陥りがちな助長さを廃してコンパクトに展開する曲構成とポップさはSPOCK'S BEARDをベース(というより、YESか?)にしつつ、THE FLOWER KINGSばりの畳みかける展開で(特にGがフラキンの影響大だなぁ…)ダイナミックに押しまくるものの、適度に引きのアンサンブルや、ゲストの女性ヴォーカルもアクセントにしつつ、ファンタジックな叙情やアコースティカルな軽妙さを、絶妙のキャッチーなコーラスワークを交じえるメリハリの効いたその様は、いかにも新世代の北欧シンフォ・バンドという新鮮な音なので、根暗グロプレという偏見をお持ちな方には是非一聴していただきたいですね。

乱暴に言ちゃうとSPOCK'S BEARD+THE FLOWER KINGSな音、って感じ? まぁ、その2バンドにまだ及んでないけど、よりコンパクトでキャッチーなこのバンドの方が、グロプレ嫌いな方なんかにはお薦めでしょうか?
# by malilion | 2011-03-30 10:22 | 音楽 | Trackback

iTunesバーうpしたら、また勝手に英語になったでござる!(#^ω^)ビキビキ



もう何度目だよ!? 余りにもクソアップルが不具合を直さないもので、等々ブチ切れてしまった(#^ω^)ビキビキ

当方、XPでiTunesを使って(もうブン投げたいが、購入してる音源のせいで…)るのだが、かなーり前から色々な不具合が放置されててホトホト困り果ててます…(’A`) 

相も変わらず、iTunesを最新のものにアップロードすると、同意して再起動したら言語が勝手に英語になっていました。 もう何度目だ……orz
他にもiTunesが曲のジャンル名を勝手に日本語にしてしまうとか、色々と皆さんも困ってるご様子。

Mac使ってれば問題ない、というのが向こうの考えかもしれないが、ちゃんとwinでもサービスしてるんだから、いい加減にサポートで不具合直せやっ!(#^ω^)ビキビキ

どうせ独りよがりの権現みたいなジョブズの事、「日本語? そんなドマイナーな言語しらねぇよ」とでも思ってるに違いない! 実際、英語表記なら問題ないわけだしね……それにしても…こうも延々とうpデートする度に自力で修正させられると、イヤラガセでしかないと思えてくるわけで。データ送信する前にちゃんとデバグしろっての(#^ω^)ビキビキ

あー、やっぱwin対応とかいう誘い文句にダマされず、他のツール使ってれば良かった…orz

因みにYAHOO知恵袋にベストアンサーとかあるけど、その解決策が日本語なんですよ(#^ω^)ビキビキ
あのね、英語になっちゃってて、折角教えてくれてるタブだとかボタンがぜーんぶ英語ですからー!!
全然、参考になりませんのであしからず。

結局、どうすればいいかと言うと、Windowsのコントロールパネルで「プログラムのアンイストールまたは変更」を選択して、iTunes選択してから「修復」ってやつを実行して治りましたわ。
ああ、忌々しい!(#^ω^)ビキビキ 

もうさっさと音源移動して、ジョブズのイタズラなんぞに付き合わず、iphoneごとブン投げるしかないか…ハァ……(’A`) 
# by malilion | 2011-03-14 10:10 | 音楽 | Trackback

PALLAS、久しぶりの新作来る!('(゜∀゜∩

PALLAS 「XXV」'11 PALLAS、久しぶりの新作来る!(\'(゜∀゜∩_c0072376_11401531.jpg

『The Dreams Of Men』'05 以来6年振りとなる彼等の新譜が届けられた! オマケに初回限定盤は、またもや2枚組で、今回はBONUS DVD付!

今回の新譜は、英国 EMI から華々しくメジャー・デヴューした『The Sentinel』'83 の世界観(冷戦をアトランティス伝説になぞらえた“アトランティス組曲”収録)を継承した続編的トータル・コンセプト・シンフォニック・プログレ作とのこと。

個人的にはALAN REEDにヴォーカリストをチェンジしてリリースされた2nd 『The Wedge』'86 の方が、グロプレ展開をしつつコンパクトな英国的ハードポップな佳曲が多かったし、歌メロ(Vo的にもALANの方がレンジが広く甘い声質)も抜群に良く思えたので、今回その2nd以来パラスの顔であり続けて来たALANが抜けて、新たにNew VoにPAUL MACKIEを迎えての原点回帰ともとれる新作のアプローチはどうなるかと期待と心配が入り交じった複雑な気持で新譜に耳を傾けたわけなのだが、声質自体は前任者より濁ってる系なもののパワフルさで言えばこちらが上なので、よりHR風な現在のバンドの音にはマッチしてるようで一安心。
もっとも個人的にはハイトーンが前任者より出てないように思えるのでどっちもどっちか、と感じるけど…(汗

アナウンスでは『The Sentinel』の続編な、オーケストレーションをフィーチャーしたスペクタクルで壮大なスケール感のある、圧巻のドマチック・コンセプト作、と謳ってるわけだが、実際のとこコンセプト物に多いSE多用のまったり曲想多目なダークな音ばかり耳につき、コンパクトさやキャッチーさは弱いように感じる。

シンフォな曲想にケチをつける気はさらさら無いが、如何せん歌メロや曲のメロが余り耳に残らなかったのが…ぶっちゃけ華麗さの足りないメロとか特にいいと思えず長丁場な曲が多くて退屈かと…

以前の隙間の多いふわふわした甘い音像ならいざ知らず、このHR風なハード目な音で固めてるならそれはそれで歯切れ良いコンパクトな曲で固めた方がアルバムの構成には向いてるんじゃないかと思うんだが、コンセプト物だけに短い曲の集合体みたいなアルバムにしたくなかったのかなぁ? まぁ、個人的な意見なんでファンの方に大反論喰らいそうだけど(汗

しかし、パラスの人気はここ日本じゃ殆ど無いですねぇ…(汗 やっぱりマリリオンとかが唸りを上げて鳴り響いてた時、同じように活躍を持続させられなかったのが原因なんでしょうか? まぁ、2ndの後すぐ活動停止しちゃったからとっくに解散してる、と思ってる当時のファンの方も多いのかも…元々、ポンプの盛り上がり自体非常に短い期間だったからそれも拍車を掛けてるのかもしれません。
TWELFTH NIGHTと並んで(そーいや、同じようなタイトルの新譜を最近リリースしてましたね)一番HR寄りなバンドなだけに、今の若い世代のメロハー好きとかが聞けば、きっとここ日本でもいい感じに人気を博しそうなんですが…上手くいかないもんですねぇ…(つд`)

後、ジャケのセンスだけはどうかした方がいいんじゃないかと…彼等のシンボルマーク的存在のメカ・ケンタウロス・ロイドをあしらうのはいいとして、そのケンタウロスの顔に新Voの顔をはめ込むのはナー(汗

まぁ、新体制になっての再出発なんで今度こそコンスタンスに作品をリリースしてくれる事を願うのみです。
# by malilion | 2011-02-07 11:40 | 音楽 | Trackback

水墨画のようなMARILLIONの新LIVE作…美しい…(*‘ω‘ *)


MARILLION 「Live From Cadogan Hall」'10 水墨画のようなMARILLIONの新LIVE作…美しい…(*‘ω‘ *) _c0072376_13584087.jpg

素晴らしい。
ここには、円熟の職人だけが紡ぎ出せる極上の演奏と、いい音楽だけがある。
最早ロックでもグロプレでもないが、そんな事は微塵も関係ない。良いものは良いのである。

09年リリース「LESS IS MORE」のアコースティック・ツアーから12月7日の、ロンドンのカドガン・ホール公演の模様を収録した2枚組DVDで、Disc1には「LESS IS MORE」収録の新曲を含む全曲を、終始おだやかな雰囲気の中で老若男女、男女問わず幅広い層のオーディエンスとのやりとりが進むなかしっとりと演奏され、Disc2では、馴染みの代表曲が絶妙なアコ・アレンジで軽やかに演奏され、これまで彼等が紡いできたメロディが如何に美しいのか、このシンプルな形態で演奏されるライブで一層に浮き彫りになる良作だ。

枯れた味わいもたっぷりに詩情豊かなヴォーカルが朗々と歌い上げ、哀愁感あふれるメロディが染みいるように静かにホール全体に拡がっていく、まさに英国叙情楽団ここにあり、というサウンドでファンならずとも紡ぎ出される一音一音が物悲しくも堪らなく美しい、このメロに酔える事だろう。

まぁ、LIVE映像作品的にはメンバー全員座っての演奏だし、オーディエンスもスタンディグじゃないしで、終始動きに乏しい画で面白みには欠けるかもしれないし、メンバーの老け具合がちょっと…という方もいらっしゃるかもしれないが、彼等の音楽の本質は別にステージアクションでも派手な照明効果でもないので、これはこれでいいのです。
ひたすら素晴らしい演奏に耳(と目も)を傾けましょう。

でも、こんな作品見るともうMARILLIONには激しいダイナミクスほとばしる作品は創作出来ないんじゃないかなぁ、とか妙な危惧をしてしまいます…どうか次の作品で、そんなのはバカな思い過ごしだったと思わせてくれ…(つд`)
# by malilion | 2011-01-28 13:59 | 音楽 | Trackback

イタリアなのにカナダとは此如何に?(w


CANADA 「AFTERIMAGE」'10 イタリアなのにカナダとは此如何に?(w_c0072376_17251393.jpg

イタリアのマルチミュージシャンが87年から95年までに録り貯めていたデモ音源をまとめたアルバムなのだけど、何故かバンド(プロジェクト?)名はCANADAというw

1曲目のVoを聞いた瞬間、即ズコー!(w)となったものの、続いて80年代風のHMっぽくもありポンプっぽくもあるあの当時の音(ドラムのリバーブとか、懐かしぃー!)が飛び出してきて、ついつい顔が緩んでしまいました(w

ぶっちゃけ音楽的には斬新でもないし、テクニカルって訳でもありません。でも嫌いじゃありませんよ、この80年代風な音は。
しかし、せめてVoだけでもゲストを招いて録り直すとか出来なかったのかなぁ…一人で色々な楽器をこなす中心人物の担当するVoが…ちょっと、コレは酷いっていうか、なんというか…ペンドラゴンのニックの方が上手いんじゃないか、と思えるレベルと言えばどの程度か分かっていただけますでしょうか?(汗
バックで演奏頑張っても、この一本調子で稚拙なVoが全てブチ壊しちゃってるようで実に勿体ないです。

サイトなどの紹介文ではプログAORとかいう文字が躍ってますが、AOR好きな人にとってはこのマズイVo(Voメロ自体は悪くないっぽいのに)は拷問でしょうし、グロプレ好きにとってはテクも革新性も無く、特に食指が動くレベルな音でもないでしょうから、どこに訴求するかっていうといわゆるユルユルスカスカだった音の、SI系が好きだったポンプ勢って事になるんでしょうが、もうその時点で受け入れられる層が酷く狭く限定されちゃってますからねぇ…

まぁ、現時点では想い出づくりに昔の音源をまとめてみました、っていう意味以上が見いだせません。
勿論、これからバンドを組んでこの方向性でより練り上げた音源をリリースしてくれるのならば応援したいとは思いますけど。

最後に収録されてるイタリア語のVo曲の方が叙情的だし上手く聞こえるところから伺うに、英語じゃない歌詞で唄った方がよかったのかも…とか、思いましたが、次作があるならイタ語Voで聞いてみたいですね。
# by malilion | 2011-01-27 17:25 | 音楽 | Trackback

まさかのMIDDLE AGING新作に歓喜! でももうバンドは…(’A`) 


MIDDLE AGING 「Autumn Dance」'08  まさかのMIDDLE AGING新作に歓喜! でももうバンドは…(’A`) _c0072376_1252423.jpg

去年、なにげにラック整理してて見つけ、デモCDと1stを聞き返してみて甘いフィメールVoメインのブラックモアズナイトみたいな中世風イタリアン・フォーキー・バンドだなぁ、と紹介しました彼等、その時点で既にバンドは解散してるっぽい、と思ってましたのでまさかの2ndが今頃に(1stは03年作)なってリリースされるとは思ってもみませんでした(汗

と、ここまでならいつものインターバル長いグロプレバンドによく有るパターン(イタリアのバンドは特に多いのよね、このパターン…)なのですが、どうやら今回ばかりはホントにバンドは既に存在してないらしく、今回の2ndも完成して程なくバンド解散という憂き目に遭い、市場に出回らなかった所謂お蔵入り音源だったCDを、元メンバーが所持していて放出した極少量出回っただけの模様のようなので、お求めの方はお早めに!

この2ndも、1stの路線なので前作が気に入った方なら文句なく気に入る、前作よりもよりスケールアップした物悲しくも美しい叙情的な楽曲がゆったりと紡がれる一品(始まり方が水のせせらぎってトコが、もぉ♪)ですので、非ロックでも非グロプレでもいい、という方なら、このクラシカルなシンフォ風味のフォーキー作を試してみても損はないですよ!
# by malilion | 2011-01-27 12:52 | 音楽 | Trackback

STRATOVARIUSの新譜早くも登場! でもまだリハビリは終わってないっぽいね…


STRATOVARIUS 「ELYSIUM」'11 STRATOVARIUSの新譜早くも登場! でもまだリハビリは終わってないっぽいね…_c0072376_16424869.jpg

通算13作目になる彼等の新作が、前作より約2年という短いインターバル(彼等くらいの大物が、という意味で)を置いてリリースされた。

で、一聴しての感想は、前作「Polaris」では唯一のオリジナル・メンバーで中心人物にして独裁者だったTimo Tolkki(G)抜きでのStratovariusが十分機能する事を証明するのにポイントを置いた、ある意味セルフカバーのようなイメージで制作されたアルバムのように個人的には感じられたわけだが、今回はちゃんと後任の若手Matias Kupiainen(G)が最初っから全面的に楽曲創りに参加しての心機一転な作品と感じられてなによりでした。いやぁ、ホント一安心(汗

今まで彼等が培ってきた要素、スピーディでファストな曲想に、斬り込んでくるヘヴィなギターサウンド、そこに絶妙に絡む美麗なキーボード、そして近年になって特に強みを増してきたプログレ要素等々が全体的に上手く溶け込んだ非常にメロディアスな楽曲でありつつ、新加入のMatias Kupiainen(G)が持ち込んだ新世代らしいモダンな要素と整合性あるバランス感覚がアルバム全体を支配していて、前作のような不自然なまでの「旧ストラト節」は影を潜めていて、こっちの方が清々しいし実に心地よいです。

勿論、今までのような”北欧独特なB級臭い”ネオクラ要素が消え失せた事や、いわゆるヘビィメタル然とした荒々しい音像(プログレ要素の増大による影響だろうか?)は皆無に(まぁ、これはトルキ在籍時より起ってた変化だけど…)なり、非常に整ったある意味でクリーン過ぎて“生っぽ”さや“熱さ”を感じさせない今の彼等の音像に不満を持つ旧来のファンが生まれる事が容易に想像出来る音造りだし、そのせいでかスケールはデカイもののアルバムが全体的に地味になってしまってるのも否めない事実だが、このモダン(そしてドライ)な作風が彼等の求める新たなる目標であるのだろうし、まだまだ大きな試練を乗り越え生まれ変わったばかりの彼等にいきなり全てを求め過ぎるのも酷な話だと、そこはファンならもうちょい我慢して彼等の行く末を見守ってやってもいいんじゃないだろうか? いや、別に擁護してるわけじゃないんですけど(汗

まぁ、それでももうちょい楽曲にフックというか、キャッチーさが有ってもいいんじゃないかとは思いますけどね。
特にVoメロの魅力が旧ストラト風っぽい楽曲や展開じゃないと感じられないってのが…頭の数曲だけはいいけど、その後が…まぁ、全体的にメロが弱いっていうのが最たる原因でしょうか。
彼等が捨て去った従来のストレートなパワメタ風なトコ(そして脱退した元リーダーが生み出していた陰りのあるメロディ)に大きな魅力が有ったんだなぁ、と再認識出来て少し切ないですね…(つд`)

月並みですけど次作でこそ、悶絶するような美メロのキラーソングが収録されているだろうと期待して待ちますか。

そうそう。前作「Polaris」も美麗ジャケアートでしたが、今回も同じアーティストによる秀逸で美麗なジャケが目を惹きつけますね。やはり美しい音楽にはそれ相応のジャケが必要なのだと再確認。
アルバムはアートでありバントにとって1つのパッケージ要素であると考えると、ジャケアートは捨てられない要素だと個人的には思ってますので、昨今のDLオンリー音源だけでOKな風潮は信じられないし馴染みません。
各曲バラ売りなんてアルバムの起承転結がなくなっちゃうじゃないですか? それとも今のリスナーはそんなポイントに面白みを見出さないのだろうか? 謎というか不憫というか、不思議だ…
# by malilion | 2011-01-20 16:46 | 音楽 | Trackback

新譜リリースか!と、喜んだら…ヴィアナ先生、それはないよー(つд`)


MARCUS VIANA 「A Historia De Ana Raio E Ze Trovao」'10 新譜リリースか!と、喜んだら…ヴィアナ先生、それはないよー(つд`)_c0072376_9435316.jpg

91年時にサントラとして録音されていた未発曲や、ソロやサグラドの既発曲の再録(リミックス?)ものやインストバージョン、又はオーケストレーション・ニュー・アレンジバージョン等々などの素材を集めてアルバムにでっち上げた未発曲集が突如リリース!

とは言え、そこはあのウ゛ィァナ先生のなさる事。そこらのバンドが契約を満たす為に適当な残り物を放り込んでリリースしたようなどうでもいい質のアルバムではないのでご安心を。

正直、正式な新譜が聴きたかったけれど、最近もっぱらサントラだったり歴史企画物だったり環境音楽アルバムばかりリリースしてるウ゛ィァナ先生からのクリスマスプレゼントだと思って、相変わらずの暖かくも美しい、飄々としたエレクトリック・ヴァイオリンの紡ぎ出すドラマチックなメロディと哀愁感のある幻惑的な音色を年末楽しませてもらいました。

ああ、はやくサグラドの新譜聴きたいなぁ…
# by malilion | 2011-01-11 09:45 | 音楽 | Trackback

まさかの新作到着!EDEN'S BRIDGE「冬」テーマ作!(’(゜∀゜∩


EDEN'S BRIDGE 「The Winter Sings」'10 まさかの新作到着!EDEN\'S BRIDGE「冬」テーマ作!(’(゜∀゜∩_c0072376_17384626.jpg

遂先日LIVE盤がリリースされたばかりなのに、突如として(と、馴染みの輸入盤CD屋さんの店主が驚いてましたw)新作ミニ・アルバムがリリースされました!

なにやら4部作らしい季節をコンセプトにしたアルバムが随時これからリリースされるとの事。
その第一弾として「冬」をテーマにしたミニ・アルバム(5曲収録)なのですが、凝った変形ジャケとカレンダー・カード付なのはいいのだけれど、肝心の盤がR製というのがイマイチでして……

まぁこんなに早くに彼等の新作が聞けたので、そこは我慢しますか。内容の方も、この手のケルティック・バンドに多いカバーではなく、オリジナルのウインター・ソングが5曲収録されているのはファンならずとも嬉しいサプライズでしょうしね。

楽曲の方は「冬」がテーマなだけに少々寂しげに感じられるものの、いつもの変わらぬ癒しに溢れた透明感あふれる絶品の美声が心地よくもしっとりした美しい曲ばかりで、ファンの方々は久しぶりに届けられた新作だからというだけでなく、その出来の方でも大満足じゃないでしょうか?

トラッド・シンフォなIONA系や癒しの美声フィメールVo好きは勿論、しっとりとした冷ややかな「冬」ソング好きな方なんかにも、お薦めな一枚と言えるでしょう。
# by malilion | 2011-01-09 17:40 | 音楽 | Trackback

画竜点睛を欠く!とはこの事か…MOON SAFARI の新譜最高!(*‘ω‘ *)


MOON SAFARI 「Lover's End」'10 画竜点睛を欠く!とはこの事か…MOON SAFARI の新譜最高!(*‘ω‘ *) _c0072376_10483726.jpg

前作で彼等の音楽を北欧プログレ+ウエストコースト(YESのお手本だし)ポップみたいだ、と感想を述べてた訳だが今回の新作はさらにそれを推し進め、ほぼグロプレ要素やテクは隠し味程度に使われる形になり、既にネット上の各方面で絶賛されている様にほとんど爽やか北欧ポップスへと大変身してしまったスェーデンの超新星グロプレ・バンド、ムーン・サファリの3rdアルバムが届けられた!!

実は何故かいつも新作リリース時期が重なってるBROTHER APEの新譜と同時期に購入していたのだが、大本命のこのバンドなら決して期待は裏切るまい、と正月鑑賞用に今まで取っておいたのですが、いやぁ予想的中! ってか、こんな美メロ好物なリスナー悶絶の超傑作アルバムだと知ってればもっと早く聞いてたのにぃ(ww

頭で紹介したように、既に北欧プログレ・バンドというよりアメリカ的な軽やかな爽快さやナチュラルな陽気さ(アルバム・コンセプトは失恋っぽいんだけど)がアルバム全体に満ち満ちていて、これはもうプログレ云々抜きにして、非常に聴きやすいハートフルなボーカルと優雅ながらノスタルジックな切なさも感じさせる秀逸なメロ、そして幾重にも重なる甘いコーラス・ワークがふんだんに繰り広げられる歌モノバンド、いわゆる(ド)ポップスのジャンルとして語るべき音でしょうね。

眩しいっ! 眩しすぎるっ! いやぁ、それにしても反則的に突き抜けてて爽やか過ぎでしょうこの音♪ 甘々のヴォーカルメロ&絶品のコーラス・ワークの裏で鳴らされる、変拍子有りの叙情的なkeyと感傷的な透明感溢れるGが彩るシンフォニックなメロの数々には、確かに北欧の冷気漂うグレ・サウンドの名残や匂いがしてるのに、その余りにポップ過ぎる心地よいサウンドが全てを包み込んでしまってて、一聴してすぐにソレとは判別つかない程ですから♪

まぁ、テンションやテクだとかヘビィな音圧だったりノイズを求める向きとは対極にある甘美サウンドなので、そのへんに拘る方にはアクの無さ過ぎな音と捉えて敬遠するかもしれませんがね。
実際、駆け抜けるパートやインタープレイ等々あるもののロック的なダイナミクスに乏しい、と言われれば反論出来ませんし。
ヘタすると賛美歌のように聞こえるパートも多々あるので…

とは言え、美メロ好きに取ってはこの上ない極上の素晴らしいサウンドが満載なウルトラ大傑作アルバムなのは確定的に明か! ですのでダマされたと思って即購入しましょう! これを聴かないで美メロ・ファンは死ねませんぜ!

あ。唯一文句を言いたいのが、毎度の事ながらジャケセンスだけはこのバンド、お世辞にも褒められたもんじゃありません、ってことだけ…別に小綺麗なジャケじゃなきゃいけないって訳じゃありませんけど、毎度毎度どうしてコイツラは…(つд`)
もしかしてメンバーの誰かが描いてる、もしくは友達辺りが手がけてるのだろうか? アルバムこんだけいい出来なんだし、そこにも気を遣おうよ…ホント…(’A`)

しかし、この次このバンドはどこへいっちゃうんでしょうねぇ~~、このままだとホントにCSN&YかDOOBIEか、はたまたEAGLESか、ってな事になりかねませんぜ(ww
# by malilion | 2011-01-08 10:49 | 音楽 | Trackback

マイナーの星!FORGOTTEN TALESの新譜がやっと登場!


FORGOTTEN TALES 「We Shall See The Light」'10 マイナーの星!FORGOTTEN TALESの新譜がやっと登場!_c0072376_0191096.jpg

カナディアン・メロディック・シンフォメタルの新星(って程、若くないか?)FORGOTTEN TALESの6年ぶりとなる3rdがやっとリリースされました!

女性フロントマンのバンドというと、最近の定番はゴス系とかオペラティックな歌唱法をメインにしたりするエセ・メタルバンドが多い中、このFORGOTTEN TALESは、クラシカルな美旋律と疾走感あふれるクサメロ全開なサウンドを、伸びやかで艶やかながらも、力強さを兼ね備えたVoのソニア嬢が堂々と歌い上げるストレート真っ向勝負な正統派スタイルで、フィメールVo嫌いな自分でも、このバンドはかなりのお気に入りなのですよ! いやぁー、待っててよかった!

元がパワーメタル・トリビュートバンドから始まってるだけあって、そのサウンドは実に気持いいくらい古典的ハードネス(デスとかそっち系統の醜悪な亜流は完全無視してるのも好印象!)で彩られていて、そこに女性ながらパワフルな美声とでしゃばり過ぎない控えめなKeyがクラシカルに、シンフォニックに華やかさを添えるその微妙な塩梅が、軽すぎずさりとて暑苦しく成りすぎず、アグレッシヴ過ぎる事もなく繊細過ぎて軟弱になる一歩手前で踏ん張ってる、って感じでして、この独特なバランスのヘビィ・サウンドとスピディーなメロが実に心地よいのですよねぇ~♪

まぁ、とは言っても良いことずくめって訳でもなく、相変わらず楽曲にキャッチーなフックが少々足りなかったり、上記であげたようなポイントを中途半端で決定力不足と捉える向きもあるだろうと容易に予想出来るわけでして…個人的には大好きなんですが…

後はこのバンドの顔となる代表曲と、コンスタンスな活動さえ出来れば実力は十分備えたバンドだと思うので、遠からずメジャーと契約を果たし(日本でのディストリビューションも決して満足いく大手のサポートがあるって状況じゃないけど、元々がインディーだから…)必ずやブレイクするでしょうから、どうかその日までめげることなく活動を続けて欲しいものです。
# by malilion | 2011-01-07 00:19 | 音楽 | Trackback

年末に手に入れてたLast Autumn's Dream の新譜を今頃…w


Last Autumn's Dream 「YES」'10 年末に手に入れてたLast Autumn\'s Dream の新譜を今頃…w_c0072376_12474110.jpg

メロハー愛好家にとって既にクリスマスと同じように、お約束の年末行事か冬の風物詩かと言った感のあるLAST AUTUMN'S DREAMの通算8作目にあたる新作が、お馴染みの心の琴線に触れまくるいつもの哀愁漂う美メロを聴かにゃみんな年を越せないよね? とばかりに今年も無事我々の元へ届けられました。ヽ(´ヮ`)ノ

今やメロハー随一の安心・高品質ブランドとして確立された彼らの、ポップさと叙情性がマッチした甘い美メロディと穏和にして重厚なハーモニーに包まれたサウンドは本作でもいささかの陰りもなく、ファンならずとも美メロ好きならば間違いなく“買い”の一枚と言えるでしょう。

エモーショナルでドラマティックだし、ポップでキャチーだし、プレイにもプロダクションにも文句はないので、後は自分のお気に入りになる曲がどれだけ収録されてるか、というトコしかポイントになりえない彼等のアルバムなのですが、毎度同じだとか刺激が足りない、ロックなのにいい子ちゃんでクリーン過ぎるとか、マンネリだとかいう揶揄も確かに聞こえてはいました。

その辺りを彼等自身が意識したのかどうか定かではありませんが、今回はちょっと事情が変わっていまして、今までメインで哀愁感漂う曲を創ってきたVoのミカエル・アーランドソン作の曲が減り、本作では華やかで爽快な曲造りが得意なdsのジェイミー・ボーガー(TREAT、TALISMAN)の曲がアルバムに多数収録されていて、その変化がアルバム全体的に爽やかで軽やかな印象をもたらしたのか、彼等のアルバムとしては少々毛色が変わっていて、いいイメージチェンジに繋がったんじゃないでしょうか。

総じて今さら騒ぎ立てる程の目新しさは無いものの、これぞLAST AUTUMN'S DREAMといういつもの美メロが心底染み入る作風なので、ファンは当然期待通り、初めての方にも安心して推薦出来るメロハー・アルバムですので、是非1枚いかがです?
# by malilion | 2011-01-05 12:47 | 音楽 | Trackback

最近、復帰作や復活作多いなぁ…新人バンド大丈夫か?


TWELFTH NIGHT 「MMX」'10 最近、復帰作や復活作多いなぁ…新人バンド大丈夫か?_c0072376_1258577.jpg

近年やたらとボートラ付リマスター再発やら未発表作付ベスト、デモ&昔の秘蔵音源(公式海賊盤)等々をリリースしまくってた彼等なわけだが、さすがに集金モード過ぎるとか死人に口無し過ぎ(中心メンバのVo、Geoff Mannは既に鬼籍)だとファンに囁かれたのを気にしたのかしなかったのか、やっと最近のちゃんとバンドとして演奏してる音源を(86年のアルバム以来ってww)リリースしてきた。しかも、6ピース状態(!)としての初めての音源を2010年5月収録2枚組LIVE盤で!!

懐かしの旧曲を新体制による新アレンジで演奏するこのLIVE作、80年代ポンプ勢とは一線を画すトレードマークのニューウェーヴ色(既にコレが懐メロ懐古趣味なんだけど…)の強いシアトリカルなヴォーカルと硬質なハード・シンフォサウンド(流石ベテランな演奏です)は相変わらずでマニアな(リズム隊だけオリジナルでVoは3代目アンディ氏デスガ…)方々も一安心だろう。

まぁ、冷静にこのLIVE作だけ捉えて考えると、曲間のツナギとか、フェードアウトの荒っぽいブツ切り方とか問題は多々あるように思えるけど、まぁ何はともあれ新音源をリリースしてくれたんだし、と…ちょっと残念な感は否めないけど。

この勢いのまま念願のスタジオ新作をリリースして欲しいような、美しい想い出というか幻想というか、それを壊さないで欲しいような、なんとも複雑な心境ではありますが…
やっぱり他の同期バンドのように、今を生きるバンドとしての新作をちょっと聞いてみたいなぁ、っていう欲求の方が強いでしょうか。無い物ねだりって分かっちゃいるんですけどね(汗

あ。後一つ。ともかく異なるレーベル(韓国盤とかロシア盤とか流通少ないっていうのにぃ!)からボートラ違いのリマスタ盤出しまくるのだけ控えていただけないかなぁ、って…まぁ、それでもファンは買っちゃうんだけど…(つд`)
# by malilion | 2011-01-04 13:00 | 音楽 | Trackback

新年明けましておめでとうございます。m(_ _)m

SYNDONE 「melapesante」'10 新年明けましておめでとうございます。m(_ _)m_c0072376_15454690.jpg

90年代前半に、レーベルメイトのカリオペ(カリオペは今も存命)と並んでEL&P風味なピアノ、アナログ・シンセサイザー、ハモンド・オルガン等を縦横無尽に操る、無茶にスピーディーで無駄にエネルギッシュなイタ公魂満載の畳み掛ける暑苦しいハイ・テンション変拍子キーボード・プレイバリバリのジャスありフュージョンありのテクニカルでエモーショナルなイタリアン・シンフォ・ロック作をたった2枚だけ残して姿を消した彼等が、17年ぶりに復活(!)して新作をリリースしました!

まぁ、と言っても中心メンバーのKey以外はメンツ一新してるので、完全に新バンドと捉えて問題ないでしょうけど。
復活作の今回でもギターレスなバンド編成なので、このへんは強いこだわりなんでしょうね。

復活前は若さからくる情熱の迸りな勢いが増さっていて、スリリング(押しつけがましい)な疾走感ばかり耳に残る高速EL&P風なサウンドだった彼等の作品にはイマイチ引き具合が足りず、折角の美しいメロもスポイルされがちだったり表現されにくかったように思えたのですが、復活作の今回はさすがに経験を積んだ(歳とって単に落ち着いたのか?)からなのか、嗜好が変化したからなのか、メンツを一新したのが幸いしたのか、ぐぐっと突っ走りを抑えたしっとりドラマティックな美メロ(クラッシック風味がかなり増してます)に磨きをかけ、ちゃんと歌えるVoを前面に押し出したクラシカル風味なシンフォ・ロックを奏ってて、これは嬉しい誤算でした。

いわゆる濃い目な70年代風イタリアン・グロプレ好きな方にも、今風シンフォ・ロック好きにも十分アッピールする叙情的なキーボードメインな好作だと思いますので、その筋の方は是非!
# by malilion | 2011-01-03 15:45 | 音楽 | Trackback

期待通りの美メロ、SALEM HILL最高っ!!('(゜∀゜∩


SALEM HILL 「Pennies In The Karma Jar」'10期待通りの美メロ、SALEM HILL最高っ!!(\'(゜∀゜∩_c0072376_1027352.jpg

一時期GLASS HAMMERに主要メンバーが参加していて、解散してしまったのかと思ってましたが、ちゃっかりテネシー州出身のKANSAS系アメリカン・プログレハード、セリーム(セーラムと発音するのは日本人だけだ、と外人さんが不思議がってました)・ヒルの5年振りとなるスタジオ作、通算8作目が届けられました。よかった。('(゚∀゚∩

同じKANSAS系でお気に入りだったのがENCHANTだったのですが、近年の彼等はすっかりグランジーでメロの美しさを表現するのとは違う方向へ旅立ってしまったので、個人的にはもうSALEM HILLくらいにしか期待が持てなかったわけですが、その期待に応えてさすがのアルバムを届けてくれて、感謝感激ってなものであります。

今回はKANSAS系の音をベースに、ジェントリーなヴォーカルを活かしたYES風爽やかコーラスだったりGENESIS風のドラマチックなシンフォ要素だったりを巧みに組込んで、ギター中心(Keyだけじゃないトコがミソ!)のハードなアメリカン・プログレサウンドと叙情的な美メロが交錯する立体的な構築美サウンドが本家KANSASばりで、もう最高♪

70年代後期グロプレ要素(ハモンドの響きがモロKANSAS!w)をメインにしつつ、古臭いサウンドになることなく今風にアップデートされたハードにメロディックにドライヴするさうんどが超かっこいい! なんでコレで国内盤発売がないんだー! と嘆くことしきり(つд`) まぁ、向こうでもインディなんですけどね…orz

メタルじゃないし、刺激の強い分かりやすいシンプルなロックじゃないからなのかなぁ…知名度の問題とは言え、これだけの高品質な美メロ・アルバムをリリースしても注目されないなんて、なんて悲しい…

# by malilion | 2010-12-30 10:28 | 音楽 | Trackback

白銀舞う季節にピッタリなサウンドをGALLEONが届けてくれました(’(゚∀゚∩


GALLEON 「In The Wake Of The Moon」'10 白銀舞う季節にピッタリなサウンドをGALLEONが届けてくれました(’(゚∀゚∩_c0072376_9465499.jpg

初期のアルバムは日本盤もリリースされていた事もあるものの、近年作は全くといっていい程国内リリースのない(このへんで、洋楽聞き慣れてる方には、どんな音なのか想像つく)彼等の9作目となる新作が登場。

これまでの彼等の作品を現す表現としては『楽曲の質も演奏力も、あらゆる面において今ひとつの物足りなさを感じさせる北欧B級ポンプ・バンド』とか『ポップなものの、メロディが特別素晴らしいわけでもなく冗長。聞いていて正直退屈』だとか『20年とキャリアは長いのに、楽曲にまとまりがないのは相変わらず』とか、あまり好意的なものじゃないんですよね。まぁ、おおむね私も同意見ですけど。

この最新作を聞き始める前も、どうせいつもの所々で光るいいメロや曲想、展開等々あるものの、最終的になんかピリリとしない聞き終えると散漫な印象しか残らないいつものパターンなんだろうなぁ、と勝手な想像(失礼!)をしていたわけですが、それがやっといい意味で裏切られました!('(゚∀゚∩

相変わらず歌は上手くないし、コマーシャルでもドポップでもないフックの弱い6~7分台の楽曲はコンパクトでもないんですが、これまでの要素プラス"YESばりの!”とまでは言えないけれど、ダメダメだった歌メロやコーラスが印象的に楽曲の随所に編み込まれていて、いい意味で新鮮な感覚を覚えさせてくれました。

さすがに長いキャリアだけあって、押しだけでなく引きでメロの美しさを際立たせる手法はしっかりしているし、弱点はそのままに妙な新要素で奇をてらうのでなく、実直に元から持っているこじんまりとしたポンプ風味や北欧独特の透明感のあるメロや、長い経験が培われ結果的にノスタルジックさを醸し出す事に成功してる曲想を、リリカルにドラマチックに美旋律にのせて切々と奏でる今作は、いわゆるグロプレ・ファンや、美メロ好きな方にもお薦め出来るレベルになってると思いますので、押さえておいてもいいんじゃないでしょうか?
# by malilion | 2010-12-27 09:47 | 音楽 | Trackback

クリスマスには癒しのサウンドを…

EDEN'S BRIDGE 「CELTIC WORSHIP LIVE」'09 クリスマスには癒しのサウンドを…_c0072376_085654.jpg

英ウェスト・ヨークシャー出身クリスチャン・ケルト・バンドの新作が7年振りに届けられた! まだ解散してなかったのね…そして、相変わらず美しい…よかった…

以前からCUSCOかAir Supplyかという、印象的で美しいジャケがフュージョン&ヒーリング系なサウンド・イメージそのままの彼等だった訳だが、今回は実にこぢんまりとした優美な雰囲気漂うLIVE作で、これが実にイイ!(・∀・)イイ!!

元々、トラッド&フォークがベースな音楽形態なバンドなものの、普段はシンフォ系なkeyがサウンドに加わっている事もあって、IONA等のケルティック・シンフォ系サウンド寄りな印象の彼等の曲が、アコースティック・ライブ形態になった事で、実にシンプルで朴訥とした“癒し系”というか彼等本来の透明感あふれる“賛美礼拝”音楽が浮き彫りにされて、年末の忙しさで荒んだ心を和ませてくれました…(´ー`)y-~~~

あ、作品としては今まで彼等がリリースしてきたアルバム9枚(カバーコンピも含む)から厳選されたオリジナル曲を中心に、アコースティック・ヴァージョンでしっとりと美しいケルト・サウンドが楽しめる好作ですから、ファンでなくても癒し系&フィメール美声LIVEものが好きな方なら購入して間違いなしですよ。
# by malilion | 2010-12-26 00:09 | 音楽 | Trackback

イブだからって聞くものは変わらないZE!!(つд`)

GOOD CHARLOTTE 「Cardiology」'10 イブだからって聞くものは変わらないZE!!(つд`)_c0072376_11141260.jpg

当初、ストレートでハードなキレのいいサウンドと朴訥ながらキャッチーなメロディで「次世代ネオ・パンクの旗手」な扱いだった彼等だけれど、徐々にデジタリーで造り込まれた音に埋没していったように感じられていたわけで、所属レコード会社を変えての第一弾な本作は、そんなイメージを一新して当初のストレートで飾り気の無い音へ回帰していて、最近の彼等を不満に思っていた初期からのファンも納得な出来だと思う。

なによりこの新作、キャッチーさと美メロに一層の磨きがかかってるのがとにかく素晴らしい。
今までのデジタリーな処理への反動なのか、今作では軽快に疾駆するアコースティカルな響きの曲が多いように感じるし、既にパンクかどうか意識していない、ぶっちゃけ“ド”ポップなそのサウンドはメチャフック満載な仕上がりで、恐ろしい程のポピュラリティを誇ってるこのサウンドは、カテゴライズなんて気にせずこの美メロに酔いしれろ! って、彼等の叫びが聞こえてきそうな快作ですぜ!!
# by malilion | 2010-12-24 11:14 | 音楽 | Trackback

まぁ、タマにはこーいう期待はずれもあるさ…

LA FAMIGLIA SUPERSTAR「same」'10 まぁ、タマにはこーいう期待はずれもあるさ…_c0072376_162756.jpg

マイナーなレーベル主催のWHITESNAKE TRIBUTEにも参加していたLA FAMIGLIA SUPERSTARによる、今年頭辺りにリリースされてた1stフルを今頃。

Voが元XYZの Terry Ilous、bがホワイトスネイク、ブルーマーダー、シン・リジー他で有名なMarco Mendoza、dsがジャーニー、リッチー・コッツェン、カコフォニー他に参加のAtma Anurと、ベテラン揃いって事ながら、派手なインタープレイなどで押すのでなく、奇をてらわぬオーソドックスな80年代風アメリカンHRを聞かせてくれています。

メンツがメンツなだけにちょっと期待してましたが、アコースティカルで爽やかながらイマイチぱっとせず、耳に余り残らない普通のアメリカンHRだったのがなんとも…
バンド名に惹かれて手をだしてみたわけですけど、もっとグラムな派手派手ヘアメタルって言われてた頃のLA・ロックっぽい音なら、もうちょい市場にアピールしたんでしょうけどね…如何せんごくごく普通な当たり障りない音でした。残念。

まぁ、取り立ててめちゃくちゃ叩く所もない平凡なロック・アルバムなので各プレイヤを追いかけてる方は押さえておいても問題ないのじゃないかと…
しかし、最後の最後で今風ヘビィ・インタープレイっぽい曲演るくらいなら、ハナからその路線でいって欲しかったなぁ~


MR.GIL「Light And Sound」'10 まぁ、タマにはこーいう期待はずれもあるさ…_c0072376_16461240.jpg

つい先日自身のバンドBELIEVEの新譜がリリースされたばかりなのに、立て続けにギターリストのソロ作がリリースされた。

バンド作と比べると、ソロ作の方がアコースティカルで爽やか、ちょっとバナキュラーな香りのする叙情的でリリカルなKeyやチェロ等の弦楽器が奏でる美旋律にしっとりアルバム全体が包み込まれていて、なんとも言えぬ柔らかでアンニュイな感触を覚えますね。

昼下がりにひなたぼっこしながらまったりと聞くのも似合いそうなクラシカルで安らいだ音が、次々とアルバムから優美に流れでてきて、うっとりすること間違いなし!

VoをBELIEVEと同一人物が担当しているので、その点の心配も皆無なのが嬉しいですな。グロプレものはVoが鬼門なので…

美メロ好きな方や、アンニュイな美旋律を堪能したい方に是非、お薦めしたいポーランド産の良作ですよ。
# by malilion | 2010-12-19 16:02 | 音楽 | Trackback

祝!PANGEA復活っ!!('(゜∀゜∩

PANGEA 「RETROSPECTACULAR」'10 祝!PANGEA復活っ!!(\'(゜∀゜∩_c0072376_17265991.jpg
'97年に2nd「MANCHILD」の国内盤も発売されていたデンマークのトリオ・HRバンドが13年ぶりに復活して、まさかの3rdアルバムを今頃届けてくれました!('(゚∀゚∩

行方知れずになる前の音楽性は、モロにVAN HLAEN系統の王道アメリカン・ハードで、本当にデンマークのバンドかと疑う程に、カラっと軽快で、朗らかキャッチーな豪快ロックサウンドが印象的(超キャッチーで愛聴盤でした)だった彼等ですが、さすがにグランジ&オルタナの荒波を経過しただけあってか、今回の新作は以前では聞かれなかったダークでヘビィな要素が前面に押し出されています。

と言っても、メロディアスさは今作でもしっかりと堅持していて、捻りの利いた独特のキャッチーな歌メロやトリッキーでネバっこいゴリゴリしたリフと相まって、今風にアップデートされた音に生まれ変わっていて、懐メロ懐古趣味のバンドじゃないんだぜ、と音でしっかり主張していて、大変よろしいんじゃないかと。

まぁ、音楽性が今風になってるのには文句はないんですけど、ちょっと借り物っぽい音が今回はやたら耳に付いてしまうのがいかがなものかと思いましたけどね…「SLANG」や、「HYSTERIA」のモロパクSEとか、バックコーラスでの掛け声なんかも含めて妙にデフレパ臭がして…

元々、彼等はWHITESNAKE+TOTO×VAN HLAENってな感じの音だったんだけど、それが新たにGUN'Sっぽい横乗りリフだったり今風なヘビィ要素も取り込んで今回イメージを変えた新作をリリースしてきたのに、なんで今さらデフレパ(しかも、古い…)っぽい処理を施してみました、みたいな事を? 上手く自分のモノに出来てないんで浮いちゃってるし…まぁ、リハビリも兼ねてるし、と納得出来ない事もない…か?

とはいえ、彼等が復活してくれて大変喜ばしいのに変りないんで、是非次作を早く聞かせ欲しいものです。
# by malilion | 2010-12-08 17:27 | 音楽 | Trackback

猿兄弟の新作!期待以上の出来に超('(゚∀゚∩!!

BROTHER APE 「A Rare Moment Of Insight」'10 猿兄弟の新作!期待以上の出来に超(\'(゚∀゚∩!!_c0072376_18412390.jpg

新世代北欧ハイブリッド型シンフォ・グレバンド、BROTHER APEの5作目となる新作が1年ぶりに登場!

しかし、5作目にしてここまで進化するとは…デビュー当時のKANSAS+YES+SAGA÷TOTOみたいな、キャッチーでコンパクトな抜けのいい爽やかさな楽曲に隠し味でピリリ、とテクを仕込んだ、プログレ・ハードだった甘い音像の姿は既に皆無ですなぁ。

前作のダークでアンビエントな、ちょっとアンニュイっぽい音像は受けが悪かったのか、今回はググっと路線変更され、以前からのうねるリズム(ブリブリなベースの存在感がハンパない!)はさらに太くワイルドに、爽やか歌メロは北欧バンドらしい美しさと透明な爽快感を加味して、より一層にハードでポップなハードロック風の濃密な音の怒濤のたたみかけに『やっぱ、コイツらはコレだよコレ!』と、諸手をあげて歓喜してしまいました♪ いや、ホントに♪

今回の新機軸なのか、北欧らしいアコースティカルな甘く切ないギターの弾き語り風の曲(後のリリカルなピアノがいい味だしてるぅ~)なんか聞けたりして、そこはかとギターがハウというかホールズワースっぽいのがグレっぽいけれど、その他の多くの要素が歌モノ・ハードロックだったり、リズミックで(前作で感じさせたバナキュラーなリズムは隠し味になりました)デジタリーな打ち込みダンス音楽っぽかったりで、もう既にプログレという狭い(?)ジャンルでこのバンドを語っちゃいけないんじゃないか、ってトコまで来てるように思うんだけど、他のファンの方はどう思ってるのだろうか…

あ、でも歌の比重が少し減ってインストパートが多くなってるし、確かに普通のポップス好きからしたら、グレっぽいのかなぁ…?(w

まぁ、なにはともあれ注目作なのは確かなので、メロディアスでテクニカルなHR好きな方とか「グレ系かぁ」と敬遠せず一度お試しあれ。
きっと世界が広がりますよ。ホントに。ええ。
# by malilion | 2010-11-24 18:42 | 音楽 | Trackback

哀愁の舞踏電子音楽

BUCK-TICK 「RAZZLE DAZZLE」'10 哀愁の舞踏電子音楽_c0072376_19564486.jpg

シングルをコンスタンスにリリースしたり相変わらず精力的に活動を続ける彼等の、結成25周年にあたる通算18枚目にあたる新作アルバムをGET!!

いつものゾクリとする幻惑感漂う奇形の美というか、ドロリとする妖しい頽廃臭が漂ってるワン&オンリーな世界観は変わりないんだけど、新作は意外な程にポップでダンサンブルでびっくり!

Voの狂気漂う弾けた歌いっぷりとか、押し出されるデジタリー処理されたリズムとか、今までの暗く重いイメージとは異質で、いい意味で驚きがあってアルバムタイトルが示す『RAZZLE DAZZLE(バカ騒ぎ)』通りで、予想を裏切られました。
巧く言葉に出来ないけど、仄暗いんだけど明るいっていうか…お化け屋敷にピエロが紛れ込んでおどけてるような情景っていうか…だめだ、いい言葉が見当たらない。orz

ここ数作の暗く内向きなゴスっぽいイメージだったサウンドが、一気に外向きへシフトしたような、というか初期の彼等によく見受けられたダークなポップス風なこの新作、ここ最近の彼等が気に入って聞き始めた方(いるのか!?)がどう反応するかちょっと興味津々ではあります(w
# by malilion | 2010-10-18 19:57 | 音楽 | Trackback

どこかグリム童話的なダークネスさを感じさせるCARPTREEの新作が登場!


CARPTREE 「Nymf」'10 どこかグリム童話的なダークネスさを感じさせるCARPTREEの新作が登場!_c0072376_15144038.jpg

毎度、想像力を刺激するミステリアスで、どこか仄暗く耽美なジャケが目を惹く彼等の新作5thアルバムをGET!

元々、初期GENESIS+PinkFloyd×北欧古典回帰プログレな、ダークな叙情渦巻く彼等の大仰なその古典直系の音楽は、SE等も多用するシアトリカルながら視覚的なもので、今回もそこを含めてロマンチックなトコは変わらず、その上に今までどちらかというと淡いタッチだったりした水彩画的な美しさが垣間見えた曲想が様変わりし、一層に邪悪でヘビィな、ある種今まで一番欠けていた今風のロック的な爽快感を与える強引さや押しまくる怒濤の音圧というか、鬼気迫るパワー等が加わった明暗、静と動のコントラストがハッキリと浮き出る鮮やかな力作だと思う。

今回は特に、独特の重い雰囲気を醸し出していた癖の薄まったフィッシュっぽいVoの朗読風語りかけや、まったり歌い上げる唄のメロディーライン等がこれまに比べかなり印象的で、テンション高めなkeyが繰り出す怒濤のオーケストレーションとリリカルなピアノの調べは華麗にして甘美なのはいつもに増してだし、聖歌隊の様な分厚いバックコーラスもゴージャスに、どこか病的な鬱屈したものを感じさせる妖しい暗闇に一筋の光りが天から射し込むが如く、例えようもなくドラマチックで美しい、そんなイメージをさせられる大満足な新作なのです。

テクバリバリの押せ押せサウンドやトリッキーな事をしているわけじゃないけど、ゆったりとした雰囲気の中、知らぬうちに足元から沸き立つ暗闇がじわじわ喉元へ迫ってくるような、そんなかなり独自色の強いオリジナリティを発揮してる、居そうでなかなか居ないその耽美なミステリアスサウンドは、一旦癖になると病みつきになるので、モノマネばっかの古典劣化コピーバンドに飽き飽きしてる玄人好みのグロプレ通な方に、是非お薦めしたい一品ですね。

ハマると、かなり癖になりますよ。コレ。いや、ホントに。
# by malilion | 2010-10-04 15:12 | 音楽 | Trackback

プロデューサーの呪い!MAROON5の新作、でもいいじゃん(笑


MAROON5 「Hands All Over」'10 プロデューサーの呪い!MAROON5の新作、でもいいじゃん(笑_c0072376_23523675.jpg

人気もの故、巷ではこの新作3rdに早くも賛否両論の声があがっているようですが、個人的には1stと2ndが上手く融合され、それでいて売れ線をかなり意識して磨き上げたモダンな音が心地よい、万人受けしやすい作品じゃないかと思います。

以前からの黒っぽさ、ファンクさ等の彼らの持ち味であるソウル感や叙情的なメロディーが若干スマートになったというか、癖の強さが薄まってバランス重視のスタイリッシュになった、一般受けしやすいポップアルバムという感じなのが、旧来のファンにはお冠のようですけどね(汗

アルバムを聞く前から、プロデューサーが“あの”デフ・レパード等で名を馳せた、音の造り込み(派手で煌びやかサウンドで超有名)のハンパないロバート・ジョン“マット”ラング(の功績で、当然如く音はめちゃイイ!)なのだから、以前のような癖のある彼等のアルバムでなく、全曲シングルカット可能な大衆性の高いヒット曲満載のアルバムをリリースしてくるんじゃないか、と予想してましたが、まんまその通りでした(w 
まぁ、あの癖の強さと荒っぽい音じゃかなりのモノなブライアン・アダムスでさえ、彼の手にかかるとモロにロバート・ジョン“マット”ラングと分かる売れ線の磨き上げられた音になっちゃうんですから、バンドスタイルに新しさ等が無い非常にベーシックな構成の、その上まだまだ新人な彼等なんて当然その魔力に抗えるわけもなく…(w

なんだかんだ言って、個人的にはかなりこの3rdはお気に入りです。
以前のどこかバランスの悪いけど勢いとグルーヴ、そして迸るような情熱があった、黒っぽさ全開の彼等も悪くなかったけど、モダンでお洒落な、スマートでコンパクトにまとまってる新作は、楽曲のクオリティも高く、アレンジも小洒落てて、どの曲もよく作り込まれて(プロデューサーの功績かな?)いるし、なにより聞いていて気持がいい良い音の、ポップで親しみやすいフックあるサウンドですからね。

時々、スティービー・ワンダーっぽかったり、ジャミロクワイっぽかったり聞こえるんだけど、これって私だけかなぁ?(w まぁ、なにっぽくてもイイものはイイんですけどね(w

あ、そうそう。ジャケは日本盤はなんかのセンサーシップに引っかかったのか(奇形に見えるから?)酷い事になってます。
オリジナルのジャケの方が優れてるし、なにより日本盤じゃ意味が通じないんで、ちゃんとしたジャケが欲しい方はオリジナルの輸入盤を購入される事をお薦めしますよ。
まぁ、音はボートラがたんまり入ってるんで、日本盤の方が断然オトクですけどね。
# by malilion | 2010-10-03 23:57 | 音楽 | Trackback

八面六臂の活躍…いつ寝てるんだろう?TERRY BROCKの2ndソロ登場!


TERRY BROCK 「Diamond Blue」'10  八面六臂の活躍…いつ寝てるんだろう?TERRY BROCKの2ndソロ登場!_c0072376_2055551.jpg

方々を渡り歩き、最近では再結成GIANTのリードシンガーに収まって作品を発表した(THE SIGNはどうなったんだろう…)ばかりなのに、既に元居たバンド、STRANGEWAYSへの復帰も果たしちゃったりしてる、近年になって俄に精力的な活動を始めた、ヨルン・ランデやジェフ・スコット・ソートばりに各方面から引っ張りだこで八面六臂の活躍をする英国人シンガー・Terry Brockの約9年ぶりの2ndソロが久々に登場!!(長ぃ…('A`)

大雑把な流れだけ追うと、STRANGEWAYS→PURPLE(セッションだけ)→THE SIGN→PHANTOM'S OPERA→LE ROUX→STRANGEWAYS等々…
それに平行してソロ活動やセッションは数知れずっていう…正直、彼の関わってる作品は多すぎて全て追い切れません(汗
さすが名うてのセッション・シンガー…噂だけでも凄い数で、有名なトコでは再結成パープルからギランが脱退してDEEP PURPLEに入りかけたとか、もうそのへんの話は枚挙に遑がありませんからねー

さすがにこれだけのキャリアの有る彼のソロ作なので、今回も内容が悪い訳もなく、こんなにアクティブに活動しててよくこれだけのソロ創ってる時間あるよなぁ、って妙な感心しちゃうくらい驚く程に質が高く、当然の如くメロハー&産業ロック好きなら絶対に買い! デスヨ!!

平行プロジェクトをめちゃ抱え込んでる人が創ったとは思えぬ充実のその内容は、アタマからの最後まで捨て曲なしな、ハード過ぎず軟弱過ぎずの隙のない職人的な巧さがキラリと光るツボを心得た、キャッチーでフックに満ちたメロディアスなナンバーばかりズラリと並んでて、延々ループして聞いてても飽きが来ません。

いやぁー、それにしても相変わらず歌うめぇ(w 歌メロもコーラスも抜群で、エモーショナルでいながらマイルドで爽やかで、耳にスッ、と入ってくるトコとか堪りませんなぁ~~♪
このクセの無い声が方々のプロジェクトに呼ばれる要因なんでしょうね。それでいて唸る程上手いっていう…

カラっとしていつつ、この適度にウェット感を含んだ陰りのある叙情美と申しましょうか、そのへん絶妙な深みのある質の高いポップなメロディアス作って、やはり脳天気なアメ公には創れないんでしょうなぁ~~、さすが英国人(w

ともかくメロハー好きは今すぐCDショップへダッシュですよ! ここ日本じゃソロ作はすぐ廃盤になっちゃうんで、買い逃す前にアマゾンでポチりましょう。
# by malilion | 2010-09-28 20:06 | 音楽 | Trackback

まったり、秋の夜長に聞く音は……


EKTAR 「Kontrapunkt」'10 まったり、秋の夜長に聞く音は……_c0072376_125024.jpg

ハンガリーのトラッド・バンド(海外じゃ、ユーロフォークだとかバルカン・ジャスってカテゴリーっぽいけど…)の新作を入手したので、ご紹介を。
前作(計3枚のアルバムをリリースしてる?)は、かなりコンテンポラリー寄りの大衆受けしそうな要素が前面に出てた作風だったように記憶しているが、今回の新作は一気にマイナー調の幽玄で妖しいトラッド・アルバムとなってます。
ゴリゴリのテクで押す系じゃないけど、そこかしこにジャス風味もあるチェンバー・サウンドっぽい音でもあるので、そっち系が好みの方もイケるんじゃないかと。
それにしても、浪々とたゆたうようなフェメール・ボイスのスキャットともコーラスともつかぬ不思議な浮遊感のある美声に導かれ、バナキュラーなタブラのリズムと、ちょっとアラビアンな怪しげで物悲しい音階をつま弾く弦楽器の、幻惑的なフレーズに耳を傾けてるのって、妙に秋の夜長、特に雨の夜にはマッチしますねぇ…

上手く説明出来ないのですけど、このアルバム聞いてると、味わいの変わらぬお気に入りのビンテージ・コーヒー豆を挽いた時のような仄かな香りを楽しむあの感覚を思い出すような、と申しましょうか…いつ聞いても、じっくり聞き込んでも、きっとこの味わい深い感覚は変わらないでしょうね。

これ系統のマイナーバンドのアルバムは輸入される枚数も、プレスされる枚数も少ないので欲しい方はお早めに。
# by malilion | 2010-09-28 01:03 | 音楽 | Trackback