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仮面のヴォーカリスト Wild Steel率いるイタリアン・メロスピ・バンドSHADOWS OF STEELの22年リリースEPが新装US盤でリイシュー!

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SHADOWS OF STEEL 「Twilight II -2024 US edition-」'24

その癖の強過ぎるヘナチョコ・ハイトーン・ヴォーカルと仮面がHMファンの間で話題となった謎のシンガー(笑) Wild Steelこと Andrea De Stefanis率いるキーボード入りツインギター6人編成イタリアン・メロスピ・バンドSHADOWS OF STEELが前作3rd『Crown Of Steel』から9年ぶり2022年リリースのEPが、幻のお蔵入り音源やドマイナーなオブスキュア・ヘアメタル・バンドの音源を続々発掘しハードコアな80年代米国HMファンを歓喜させているマニア注目の米国レーベル Metallic Blue Recordsより新装リリース!

オリジナル・イタリア盤EPは8曲であったが今回の米国リイシュー盤では新曲を4曲加え、さらに彼等に影響を与えたバンドの代表曲のカヴァーを収録した全12曲のフルアルバム・サイズへヴォリューム・アップが図られている。

本作はタイトルを御覧になれば即理解出来る通り、当時デヴュー・アルバムに続き日本盤(ボートラ2曲追加)もリリースされた1998年リリース『Twilight』の第二弾で、オリジナル曲とカヴァー曲を半々なダブル・ミニアルバム構成もそのまま踏襲しているちょっと変わり種なアルバムとなっており、オリジナル盤とUS盤でジャケットデザインに変更は無い。

前作『Crown Of Steel』'13 リリース時は2nd『Second Floor』'02 から続く専任鍵盤奏者不在のツインギター5人編成(Wild Steelがこの時点で仮面脱ぎ捨てて苦笑を禁じ得ない…ええんかソレで? その後、何事も無く再び仮面つけてるしぃ!)で、元LABRINTHの鍵盤奏者で他にもイタリアンHMバンドに複数在籍な Andrew McPauls (Aliases:Andrea De Paoli)がゲスト奏者として招かれていたが、短くないインターバルの間にメンバーチェンジが再び勃発し、ゴッソリとリズム隊が入れ代わり、更に相方ギタリストも変わった大幅な編成改変が行われている。

本バンドの文字通りの“顔”でありアイデンティティでもあるフロントマン Wild Steelとデヴュー作の制作に協力し、その後バンドを離れたものの本作から正式にバンドへ加入した Andrew McPauls、そして2000年EP『Heroes』より長らく在籍しているギタリスト Ice ReavenことIceの中核メンバーが居さえすれば、惜しくも『Crown Of Steel』を最後に脱退してしまったが初期SHADOWS OF STEELのプロデュースを全面的に手掛け、ドラムスとしてもバンドを長らく支え続けた元LABRINTHの Frank Andiverをはじめ通り過ぎて行った元メンバー達は元来メンバーチェンジが激しかった(一時、専任ギタリスト不在の期間もあった)本バンドに置いては重要なプレイヤーでは無かった、と言う事なのだろう…

彼等がB級イタリアンHMの総本山(汗) Under Ground Symphonyレーベルからデヴューする前の90年代初頭から数多くのイタリアンHMバンド達が活用し無数のアルバムにその名を刻む Zenith Recording Studio創設者でオーナー兼プロデューサーでもあり、写真家、音響技師、ビデオ製作者でもある、キーボードも操り巧みなドラムも叩ける Frank Andiverを失ったのは大きな痛手だと思うのですが、プレイヤーとしても音楽プロデューサーとしても多才で非凡な彼が10年近く新作をリリースせぬドマイナーなB級HMバンドに在籍し続けてくれるハズもなく、仕方がないっちゃ仕方がないんですけどね…残念だ(汗

さて、既述した通り本作の半分はカヴァー曲なので注目するのは残り半分という事になるが、1997年デヴュー当時は80年代ジャーマンHMの代名詞 HELLOWEEN風ツーバス・ドコドコな疾走感と、元LABRINTHの Andrew McPaulsと Frank Andiverの影響もあってかデジタリー・サウンドを隠し味にプログHMタッチあるシンフォニックで大仰なサウンドをバックに、ヘッポコ感丸出しの不安定なハイトーン・ヴォーカルで Wild Steelが暑苦しい迄にエモーショナル(汗)な歌唱を力一杯に披露し、孤高のシケシケC級カルト・シンフォHMバンド SKYLARKを輩出した Under Ground Symphony所属バンドらしいB級ユーロ・メロスピ・サウンドに周りから失笑を買うもガムシャラに己の信じる覇道を邁進していた彼等、休止期間を挟みつつ活動歴を重ね数多くのメンバー達が入れ代わりし研鑽を積んだ成果が現れたのか、未だマイナーB級インディ・レベルなれど失笑どころか普通にユーロ・メロスピ・ファンにもお薦め出来る、70年代の頃より美旋律に拘りを見せるイタリアン・バンドらしい矜持と30年弱HMシーンで生き残って来たベテランの意地がヒシヒシと伝わってくるシンフォニック・メロスピ・サウンドを誇らしげに鳴り響かせている!

元々バックのサウンドはデヴュー作当時からキーボードのセンスある使われ方や巧みで流麗な鍵盤捌き、そして新人バンドらしからぬ気の利いたアレンジやテクニカルなリズムワークを交えた劇的な楽曲展等を聴くまでもなくソコソコのレベルを保っていた彼等ですが、どうにも中心人物である Wild Steelのヴォーカル・レベルが、ねぇ…ウーン (´A`)

“猫の首を絞めたような”と揶揄されるニャーニャー上ずり気味にフラットしっ放しでファルセットを絞り出している風に聴こえる(汗)フラつきまくりなハイトーン・ヴォーカルに、低音域、中音域がヘロヘロで深みが無いだけでなく声量も無い、つまり迫力も説得力もイマサンだった一本調子なヴォーカルのお陰でどれだけバックが頑張ろうとも楽曲が目指すスケール感に及ばず、表現したいであろうドラマチックさダイナミックさに全く到達出来ておらずその残念具合に全メロスピ・ファンが涙で頬を濡らした訳ですが、近年はソロ・アルバム等を数枚出してステージ経験を積んだ成果なのか以前の酷いレベルは脱却し、未だ所々でニャーニャーっポイ箇所は聴き取れるものの脆弱で今にもひっくり返りそうなか細い歌唱ではなくなっている事が本作のロマンチックな楽曲レベルを一段上へ引き上げる効果を生んでいるのは紛れもない事実だろう。(゚∀゚)

相変わらずサウンドの奥行が浅く、キーボードのサンプルも些か安っぽく重厚さに欠け、ボトム・サウンドの重みも軽く、総じてプロダクション面もイマイチなのは改善されていないのが涙を誘うが、まぁ未だに Under Ground Symphony所属バンドなのでソコは置いておくとして、デジタリーでスペーシーなキーボードを所々隠し味的にフィーチャーしつつクラシカルなテイスト香る華麗な疾走チューンを主軸に、欧州的哀愁を漂わすオーセンティックなパワメタ・ナンバーや、甘いストリングスや繊細なピアノをあしらった叙情感ある楽曲、そして疾走一辺倒でないミッドテンポで情感ある歌を聴かせる事に注力した意欲作等、以前より音楽性の幅の広がりと安定感が増したのが実感出来る、メロスピ・ファンの間で『AGENT STEEL + CRIMSON GLORYスタイルのバンド』と噂され、デヴュー当時に集めた期待をやっと裏切る事なく果たせた入魂の一作だ。

これまでヴォーカルの酷さばかりが目につき真っ先に話題にされ余り注目されて来なかったが、実はキーボード主導な構成の楽曲が多い為か今一つギターの存在感が薄く、これは耳を惹くフレーズやドラマチックなリフを紡げていない事や、他の後発イタリアン・パワメタ・バンド群と比べてもキャリアを考えると技術的にも飛び抜けて上手い訳でもなく、一番の見せ場であるギター・ソロ時も些かプレイが不安定だったりと微妙な印象ばかりだった為で、その問題は本作でも未だに燻り続けている点はバンドサウンドの更なる完成度向上と活躍の場の拡大を図る上で決して見逃す事の出来ぬ大きなウィークポイントだと思いますね…ウーン、なんだろうもう一つ個性が薄いと言うかなんと言うか…(汗

後は、所謂臭メロと言われるテクニックは拙くても音楽性が下品なまで極端にメロディアスな事に偏ったスピーディでエピカルなシンフォニック・サウンドを演奏するメジャー展開に背を向けた際物バンドなら他にも居るし、そういったバンド程コアなファンを獲得してアンダーグラウンド・シーンで確固たる地位を築いていたりするのだが、如何せん彼等の音楽はソコまで極端に偏ってもいなければ低レベルでもない、幸か不幸かバックのメンバー達に恵まれた事もあって結果的にA級展開を狙いたいけど及んでいないのが良く分かる中途半端な音楽性であったり、仮面フロントマンを擁す事から来る色物イメージとサウンドとの遊離が、どうにも彼等がもう一つブレイク出来ぬ理由にも思えます…けど、仮面を捨てると素顔を晒したKISS宜しくバンドコンセプトが揺らいじゃうからなぁ…(´~`)

カヴァーに選ばれた彼等に影響を与えたバンドの面々を見ると『あー、やっぱりそういうドメジャーなトコじゃないちょっと通好みなトコを狙うんだ、だから君達は Under Ground Symphony所属バンドなんだよ』と言いたくなる訳ですが、カヴァー曲のサウンドはオリジナルのイメージを保ちつつ、メロスピ・バンドらしさを感じさせるアレンジや音色が活かされながらもSHADOWS OF STEELオリジナル曲とは雰囲気を変えた興味深い仕上がりになっており、またカヴァー曲のみ豪華ゲスト・プレイヤー達が招かれ客演している、少しバンドサウンドと感触の違うアンサンブルやサウンドが楽しめるのもダブル・ミニアルバム構成な本作ならではだろう。

ユーロ圏の特に濃厚なメロディや展開が専売特許なイタリアン・バンドにしては未だに抑揚加減が弱く美旋律や展開の妙で生み出す楽曲の陰影も色濃くない薄味気味な所が物足りなさを感じさせるものの、以前のダメさ加減と比べれば雲泥の差で上々な仕上がり具合になっているのは紛れもない事実ですので、これまでの彼等のヘッポコさ具合に閉口した古参ユーロ圏メロスピ愛好家な方やB級ドマイナーでカルト臭がするけどソコがメジャー展開している商業主義に偏った器用で小奇麗なバンド群と違う、と己の耳を信じるマニアックな方々にもお薦めしたい、オクトジェニックな疾走チューン目白押しなだけでなくシンフォニックな味付けやプログレ風味も楽しめる、古式ゆかしいロック・バンド的な虚仮脅しと『仮面の影には謎が潜んでいる、それがSHADOWS OF STEELなんだ』と語る中二病全開具合がなんとも憎めぬ謎のヴォーカリスト Wild Steelが放つドラマチックなB級イタリアン・メロスピ・サウンドを是非一度チェックしてみて下さい。

Tracklist:
01. Call Of Shadows
02. Broken Mirror
03. Shine
04. Power Of Dreams
05. Crystal *
06. Search For The Truth *
07. Symphony *
08. Angel Witch (ANGEL WITCH cover)
09. The Beauty And The Beast (STORMWITCH cover)
10. Dark Nights (HEAVY LOAD cover)
11. Shadow Thief (JAG PANZER cover)
12. Heavy Demons (DEATH SS cover) *

* Additional Tracks for US edition

SHADOWS OF STEEL Line-Up:
Wild Steel    (Vocals)
Andrew McPauls (Keyboards)
Ice Reaven   (Guitars)
Andrew Spane (Guitars)
Fabio Zunino  (Bass)
Matt Peruzzi   (Drums)

Guests:
Roberto Tiranti (=Robert Bruccoleri LABRINTH、WONDERWORLD)
Federica “Sister” De Boni (WHITE SKULL)
Ross Lukather (DEATH SS、SHINING FURY)
Andre La Fisic (ex:SHADOWS OF STEEL)
Steve Bone (BAD BONES)
Arkadiusz E. Ruth (PATHFINDER)
Roby Joe (MARMOTTE D'ACCIAIO、METAL DETECTOR)
Francesco Molinelli (GEMIRY)

Produced by SHADOWS OF STEEL
Mastered & Mixed by Andrew Spane
Album Recorded at: Dead Tree Studios,Gebova,Italy,2019


# by malilion | 2024-06-02 21:17 | 音楽 | Trackback

80年代末期にテキサスで活躍したUSインディHMバンド MANIAの唯一作EPがBootでCD化!

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MANIA 「No Lullabies!!」'86

米国Texas州Houstonを拠点に活動していたツインギター5人組アメリカンHMバンドが1986年にリリースした唯一作であるEPが新興レーベル Moonrunner RecordsよりBoot CD化リリースされたのを泣く泣くGET!

オリジナルの自主制作盤EPがン万円で取り引きされるコレクターズ・アイテムとして知られる一枚で、未だにオフィシャルCD化は成されていないマニア泣かせなアイテムだ。

MTV全盛期な米国音楽産業が最も華やかで、メジャー、インディ問わずロックシーンが一番活気づいていた頃の、L.A.メタルをはじめチャートを席捲していた産業ロックや大衆を魅了するスケール感デカいアリーナ・ロック等の最盛期にリリースされたアルバムにも関わらず、エキセントリックで芝居がかった大仰なヴォーカル・スタイルな為かどこか整合性を欠いたマイナーな香りを強く漂わせ、如何にも米国産バンドというカリカリなドライ・サウンドとエッジの利いたL.A.メタル的キャッチーなメロディアス・サウンド風な雰囲気はバブリーでゴージャスなのに、聴こえて来るのは初期サザン・ロック特有な混沌としたパワー圧しのどうにも不器用な、バタつくドラムや今一つフックに欠ける歌メロ、そして出来にバラつきある小粒な楽曲と、全体的にはUSメインストリーム寄りHMサウンドなれどどうにもイモ臭さが拭い難い、それ故にマニアックで硬派なHMファンに支持されるアンダーグラウンド臭プンプンなUSインディHMサウンドと言えるだろう。

メタリックなザクザクした硬派なリフワークを主軸に所々で耳を惹くツイン・ギターの官能的な絡みや攻撃的なハーモニー、フラッシーなタッピングや斬り込んで来るリズム・ギターの鋭いカッティング等に軟派なヘア・メタルに器用に成り切れぬ、MAIDEN、JUDAS、そしてNWOBHM等のブリティッシュ・インヴェイジョンにインスパイアされた80年代前半の北米産バンドに特有な正統派メタル的要素も垣間見え、アジテーション全開でエモーショナルにバンドサウンドに絡みつく金切り声が如何にもHM然としていて『駄作!』と単純に切り捨てられぬ不思議な魅力を感じさせる辺り、オリジナルの自主制作盤EPが未だに高値で取り引きされているのも納得させられる一品だ。

決して万人向けで無いし、洗練度や完成度も低く当然C級に片足を突っ込んだB級HMアルバムなれど、当時メジャー・シーンで持て囃されていたラジオフレンドリーでキャッチーな整合性ある売れ線狙いなUSロック作と一線を画す個性的で妙に癖になるカルトな魅力を放つ一枚と言えましょう。

板起こしBoot盤ではあるものの丁寧なCD化が成された模様でノイズ等が殆んど聴き取れない、比較的上質なサウンドなのもマニア諸兄には嬉しいですね。

まぁ、メジャー・レーベルが大金を投じるオーバー・プロデュース擦れ擦れなハイクオリティで洗練されたシングルカット主導のラジオフレンドリーな激甘サウンドが巷に溢れていた当時、彼等の野暮ったいサウンドが受け入れられるハズもなく1988年頃には惜しくもバンドは解散と相成った模様だ。

バンド解散後にメンバーがどこかの有名バンドへ加入したとか、新たにバンドを立ち上げて成功したという事も無く、漏れなくメンバーの消息が不明なので恐らく既に音楽業界と無関係な生活を送っているのでしょう。

メンバーの誰かが未だに音楽活動してシーンに属してくれていたならば、オフィシャル・リイシューの可能性もワンチャン出て来たのでしょうが、そういう訳でマスター・テープの所在も既に明らかでないでしょうから、恐らくオフィシャル・リイシューされる望みはかなり低いアイテムであります…orz

Tracklist:
01. Rock Hard
02. Treat Me This Way
03. Nightstalkers
04. Cut Ya Down To Size
05. Licensed To Kill
06. Promises
07. Go For Broke

MANIA Line-Up:
Jesse York     (Drums)
Steve Wilbanks  (Lead Guitars)
Stacey Richards (Lead Vocals)
Joe Reyes    (Lead Guitars)
John Smith    (Bass)






# by malilion | 2024-05-31 14:43 | 音楽 | Trackback

イタリアから期待の新星 AOR&メロハー・トリオ NIGHT PLEASURE HOTELがデヴュー!!

イタリアから期待の新星 AOR&メロハー・トリオ NIGHT PLEASURE HOTELがデヴュー!!_c0072376_18124727.jpg
NIGHT PLEASURE HOTEL 「Portraits」'24

メロハー系バンドや各種メロハー・プロジェクト等でそのストレートに突き抜けるブライトなハイトーン・ヴォイスを披露し絶賛されるだけでなく、既に脱退してしまったが近年はWHITESNAKEに鍵盤奏者兼バッキング・シンガーとして参加しその名を広くメジャー・ミュージック界にも知らしめたイタリア人シンガー Michele Luppi、その彼が率いるソロ・バンドのバックを務めていた Michele Luppi Band のメンバー等によるトリオ編成のAOR&メロディアス・ロックバンド のデヴュー作がイタリア気鋭のメロハー&AORレーベル Art Of Melody MusicとBurning Minds Music Groupよりリリースされたので即GET!

元々バンドは十数年前に Alex Mari & THE LOVERSという名で結成されたカヴァー・バンドで、QUEEN、TOTO、POLICE、AC/DC等といったメジャー・アーティストやバンド達の楽曲をプレイし活動していたが、幾度かのメンバーチェンジを経て現トリオ編成に面子が固まり、Michele Luppi Bandや他のバンドでの活動をする傍ら、今回こうして念願叶って遂にオリジナル曲のみで構成されたアルバムを制作しリリースに至った模様だ。

本作は彼等が影響を受けた、SURVIVOR、FOREIGNER、PRISM、TOTOといったメインストリーム・サウンドで80年代に米国チャートを沸かしたUSアリーナ・ロックや産業ロック、そしてAORバンド等の影響を強く打ち出したキャッチーでブライトな80年代風USサウンドな、けれど隠しようもなくユーロ圏特有のウェットで叙情感ある美旋律で彩られたオクトジェニック・サウンドが心地よいメロディアス・アルバムを届けてくれている。

各メンバー共にバックバンドや各種プロジェクト、スタジオ・セッション等の長年の経験が豊富な為か交友関係も広く、記念すべきデヴュー・アルバムにイタリアン・ミュージック・シーンで名の知れたミュージシャン達、盟友 Michele Luppi (Keyboards / ex:VISION DIVINE、Michele Luppi's HEAVEN、ex:SECRET SPHERE、ex:WHITESNAKE、etc...)をはじめ、Luca Zabbini (Keyboards / BAROCK PROJECT、ex:PFM Support)、Paolo Caridi (Drums / ELLEFSON-SOTO、ex:Reb Beach、ex:Geoff Tate、ex:Michele Luppi、KRELL、Cristiano Filippini's FLAMES OF HEAVEN、etc...)、Gianluca Tagliavini (Keyboards / ex:PFM、etc...)、Igor Gallerani (Keyboards / OPHIURA)等のロック系のみならずクラッシック奏者やJAZZプレイヤー、更に音楽学校講師までもが招かれ華を添えており、その豪勢で多岐に渡るジャンルのゲスト陣をお目当てに本作に手を出してみるのも一興だろう。

因みにヴォーカルの Alex Mariはイタリアン・エピックHMの雄 RHAPSODY OF FIREのアルバムでバッキング・ヴォーカリストとしてゲスト参加した経験があり、イタリアンHMファンならその名を覚えている方もいるかもしれない。

また、面白いのはこの手のAOR&メロハー系バンド作のゲスト陣にしては珍しくプログレ系ミュージシャンが数多く参加している点で、これはフロントマンでリーダーの Alex Mari (ex:Michele Luppi Band、BAROCK PROJECT、OPHIURA、etc...)が長年に渡って幅広いジャンルのセッションやバンドに参加してきた賜物だろう。

寧ろモダン・イタリアン・プログレ系ファンにとっては2017年からBAROCK PROJECTのシンガーで、イタリアン・プログレHM系ファンにとっては2011年からOPHIURAのシンガーが、新たに80年代風メロハー・バンドをはじめた、という印象かもしれないが、時系列的に言うと最初が80年代USバンドのカヴァー・バンド Alex Mari & THE LOVERSだった訳だから Alex Mari的には『十数年越しに念願叶ってやっと自身のバンドでフェヴァリット・サウンドを披露出来た!』と言う事になる訳で感慨も一入に違いない。

ただお手本が80年代USメインストリーム・ロックではあるものの本作から聴こえてくるサウンドは単なる80年代USロック・エミューレート・サウンドではなく、クラッシックなオクトジェニック・ロックにモダンなタッチとダイナミズムを加え、気の利いたアレンジと隙無い技巧的演奏、そしてイタリアン・ミュージシャンの血に流れる美旋律への拘りとメリハリある楽曲構成、特にカラフルなコーラスワークに隠しようもなくユーロ圏特有の湿り気を帯びた哀愁と儚くもドラマチックな独特のリリシズムが渦巻いており、程よくエッヂある泣きのエモーショナルなギターはガラス細工のように繊細で華やかなキーボードと極上のアンサンブルを紡ぎ出し、お手本とは明らかに毛色の違う独創性ある80年代風ユーロ・AOR&メロハー・サウンドが、キャッチーなフックと洒落たメロディ、そして鮮やかなサウンドスケープと渾然一体となって瑞々しい感性の輝きに終始煌めいている♪ (*´∀`*)

イヤー、コーラス・ワークがどことなく後期URIAH HEEPっポかったり、初期PRAYING MANTIS (ESCAPEやSTRATUSっポくもアリ!)っポかったりと、そんな瞬間が度々訪れるものだからそのどうしょうもなく柔和で陰影淡いユーロ圏的なメロディの使われ方や展開に一人でニヤニヤしてしまいましたよ(w

それと Sebastiano Barbiratoは明らかにHEEPの Mick Box風なネチこいワウを使ったヘヴィで狂おしいブルージーなギター・ソロを嬉々として披露しているので、その辺りのブリティッシュHRバンドの影響も感じられるのも実に良い感じなのデス (゚∀゚)

プログレ系のゲスト・キーボーディスト達はリリカルで美しくセンチメンタルなキーボード・ソロや小気味よく軽やかなピアノを流石の腕前で艶やかに奏でており、その点についても本作のセールスポイントなのは間違いありません。

Michele Luppiと比べると音域でもパワーでも流石に一歩劣るものの、Alex Mari もこの手のジャンルを歌うには十分過ぎる歌唱力を誇っており、今回初めて彼の歌声を耳にするだろうAOR&メロハー系ファンにも本作のミドル・レンジ主体ながら伸びやかに歌い上げる確かなヴォーカル・クオリティは安心してお薦め出来るのは間違いない。

本作のサウンドをトリオだけで再現するのは困難なのでLIVEではヘルプ要員が招かれるのでしょうが、出来る事ならメンバーを補充してしっかりとした体勢を整え、本格的なバンド活動を続け素晴らしい次作を届けて欲しいものです。

能天気でカラッとした爽快感や勢いでは本家USロックに劣るのは否めないが、日本人好みな美しい旋律と叙情感あるサウンドはまだまだA級クオリティとは言えないものの十分にこの手のジャンルのアルバムとしては及第点以上の仕上がりとなっておりますので、どこか北欧メロハー勢にも通じる本作に目一杯詰め込まれた美旋律の数々を是非に一度チェックしてみて欲しいですね。

Tracklist:
01. Niko
02. Just This Once
03. We Say Goodbye
04. Walking Through The Horizon
05. You And I
06. Sweet Melodies Of Rain
07. Shivers
08. What I Feel
09. Julia
10. Suddenly
11. For You
12. Quella Sera (Bonus Track : Suddenly Italian Version)

NIGHT PLEASURE HOTEL Line-Up:
Alex Mari           (Lead & Backing Vocals、Bass、Guitars、Keyboards)
Sebastiano Barbirato    (Guitars、Bass、Backing Vocals)
Gianluca "Mr.Pisu" Pisana  (Drums、Piano、Backing Vocals)

Additional Musicians:
Keyboards:
Michele Luppi on Track 2
Luca Zabbini on Track 4
Gianluca Tagliavini on Tracks 8、9
Igor Gallerani on Tracks 10、12
Enrico Varisco on Track 7
Francesco "Free" Savazza on Track 1
Lorenzo Locorotondo on Tracks 3、5
Michele Canella on Track 6
Emanuele Vassalli on Track 11
Luca Furlan on Track 8

Bass:
Roberto Galli on Tracks 1、7
Francesco "Franky Prissts" Preti on Track 9
Jacopo Aneghini on Tracks 4、5
Enrico Mangherini on Tracks 3、11

Drums:
Paolo Caridi on Track 9

Percussion:
Iarin Munari on Track 11

Produced by NIGHT PLEASURE HOTEL


# by malilion | 2024-05-30 18:17 | 音楽 | Trackback

80年代末期にデヴューした米国産メロディアスHMプロジェクト・バンド DEADRINGERの唯一作がリイシュー!!

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DEADRINGER 「Electrocution Of The Heart + 1」'24

米国のプロジェクト・バンド的な色合いの強いDEADRINGERがNew York州Nyackを拠点とする米国ロックンロール・レーベル Grudge Recordsから1989年にリリースした唯一作で、当時LP、カセット、CDもリリース(国内盤CDも有)していたが今まで一度もリイシューされる事がなかったマニアックなアイテムが、フランスのマニア御用達レーベル Bad Reputationよりボーナストラックを追加して初リマスター&オフィシャル初リイシューとなったのを、ちょい遅れてGET!

近年リリースされた怪しいロシア(?)盤Boot CDが存在するらしいが作りがかなり粗悪な模様で、貴重なオリジナルCDをお持ちな方や後年Bootを入手した方もボートラが追加されサウンドも良くなった今回のリマスター盤購入を検討してみてもいいのでは?

さて、本プロジェクト・バンドについてですが、兎に角メンバー構成が豪華の一言で、メロディアス・ロック・シーンを追いかけている方ならば一度はその名を目にした事があるだろう猛者揃いなのであります。

初期ALICE COOPERのリズム・セクションであった Neal Smith (Ds / ex:ALICE COOPER Band)と Dennis Dunaway (B / ex:ALICE COOPER Band)、元BLUE OYSTER CULTのベーシストだが本作では鍵盤奏者(!?)として Joe Bouchard (Key / ex:BLUE OYSTER CULT)、本作リリース時はマニアには知られるギタリストながら一般的に無名な Jay "Jesse" Johnson (G / ex:ARC ANGE、ex:CANNATA)、そして最後にヴォーカルの Charlie Huhn (Vo / ex:Ted Nugent、ex:Axel Rudi Pell、ex:Gary Moor、ex:VICTORY、etc...)は英米股にかけ名だたるバンドやアーティスト達とステージを共にして来た強者(この後、HUMBLE PIEを経てFOGHATのフロントマンへ)という構成で、これだけの面子が揃って駄作なハズもない、と言いたい所ながら内容的には可もなく不可もなくな当時のメインストリーム・サウドに倣った、キャッチーなヴォーカルとポップなコーラスをメインに、キラキラした華やかなシンセを控えめにフィーチャーし、ソリッドなリズム・セクションとハードエッヂで硬質なギターの鳴りで軟弱になりそうなラジオフレンドリーでコンパクトな楽曲をピリリと引き締める産業ロック寄りの所謂教科書的80年代アメリカンHMアルバムで、オーソドックスながらベテラン・ミュージシャン達によってソツ無く纏め上げられた安定感抜群の楽曲とハイ・クオリティなサウンドは流石の一言。

ただ、本作を購入するのはやはりこの面子のネームバリューに惹かれた方が殆どだと思うので、そう考えるとメンバーは豪勢な割りにサウンドや楽曲に突出した何かが有る訳でないのが惜しいイブシ銀的な感じのするアルバムと言え、個人的には Charlie Huhnの少ししゃがれた太く熱い濁り声はHM向きなヴォーカルではあるものの本プロジェクトの目指すラジオフレンドリーでオーセンティックな米国産メロディアスHMサウンドに些かアジャストしていないように思え、もう少しハイトーンで甘い声質の涼やかな歌唱のヴォーカリストを招いていたならばもうワンランク上の評価を得られていたのかもなぁ、と感じるのですが、当然ながらトータルでのアルバムの完成度は余裕で平均点以上の仕上がりな、爛熟の80年代末期に相応しいキャッチーで華やかなメインストリーム風の米国産HMの佳作と言えましょう。

Dennis Dunawayが語る所によると

『最初、元バンドメイトでドラマーの Neal Smithと Jay "Jesse" Johnsonというギタリストがユニットを結成していた』
『Jay "Jesse" JohnsonのステージネームはJesse Wessonで、ユニット名を銃会社と同じ Smith & Wessonにする為のものだったが結局変更された』
『Dead Ringer Snake Eyesは銃の照準器の一種で、その名残りがバンド名に現れている』
『アルバム1枚分の曲数が足りず、またバンドも必要だったので、 Neal Smithは私にベースを、Joe Bouchardにはキーボードを頼み、最後に Charlie Huhnに歌ってもらったんだ』
『私達のスケジュールは限られていたので、Neal Smithと Jay "Jesse" Johnsonが指揮を執り、プロデューサーに招いた John Stronachが巧みな編集で各自のプレイを繋ぎ合わせていった』
『ミュージシャン全員が同じ部屋に集まったのは、アルバム制作終了後のフォトセッションの時だけだったよ』
『このアルバムには素晴らしいハイライトもあるが、全体的にはバンドの団結力やフィーリングに欠けるサイド・プロジェクトのようなモノだ』

と、言う経緯でアルバムが制作されリリースされた模様だ。

10曲中4曲が、Joe Bouchardと Neal Smithを中心に書かれていて(内、3曲に Dennis Dunawayや Jay "Jesse" Johnsonも加わっている)、Jay "Jesse" Johnson単独での作詞、作曲は3曲、Charlie Huhnは1曲のみ作詞、作曲と、クレジットを見る限りでは初期ALICE COOPERバンドの2人、Neal Smith、Dennis Dunawayに Jay "Jesse" Johnsonが加わった3人がプロジェクト発起人で、そこに他2名が後から合流したバンドと思っていただけに、Joe Bouchardと Dennis Dunawayは中心を担うメンバーじゃなかったのはちょっと意外ではありました(汗

一時期は中古盤CDガ高値で取引されていたらしいが激レア盤と言う程の扱いでもない、なんとも中途半端なポジションなアルバムな為に今までリイシューの機会に恵まれなかった80年代USメロディアスHMプロジェクトの微レア盤で、万人にお薦め出来るメジャー級アルバムとは言い難い1枚ではありますが『1枚限りのプロジェクト作かぁ』と簡単に無視してしまうのは惜しいアルバムなのは確かで、参加ミュージシャン各位のファンは無論の事ご興味あるようでしたら一度自身の耳でチェックしてみてから手を出しても宜しいのではないでしょうか?

Tracklist:
01. Everybody Rock
02. When You're In You're In
03. Love's A Killer
04. Secret Eyes
05. Balls Out
06. Summa Cum Loud
07. Double Talk
08. Dangerous Love
09. Bring On The Night
10. Unsung Heroes

Bonus Track:
11. Unsung Heroes (Remix)

DEADRINGER Line-Up:
Jay "Jesse" Johnson   (Electric & Acoustic Guitars、Backing Vocals)
Neal Smith       (Drums、Percussion、Backing Vocals)
Dennis Dunaway    (Bass、Backing Vocals)
Joe Bouchard      (Keyboards、Backing Vocals)
Charlie Huhn      (Lead & Backing Vocals)

Producer、Engineer、Mixed By John Stronach


# by malilion | 2024-05-25 15:27 | 音楽 | Trackback

北欧メロディアス・ハード期待の新星 REMEDYが早くも2ndアルバムをリリース!!

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REMEDY 「Pleasure Beats The Pain」'24

今年2月にデヴュー・アルバム『Something That Your Eyes Won't See』の日本盤をリリース(スウェーデン・オリジナル自主盤は2022年リリース)し好評を博したメロディアス・シーンの急先鋒 REMEDYが僅か3か月で早くも2ndアルバムの国内盤をリリースしたので即GET!

リズム隊に Jonas Dicklo (Bass)と Fredrik Karlberg (Drums)を正式メンバーに迎え、英国Escape Musicと契約を果たし、さらに完成度と音楽性の幅を広げ、よりキャッチーに、メロディアスになった2年ぶりの新譜、期待に違わぬ上々な仕上がり具合であります♪ (゚∀゚)

一聴してミッドテンポの楽曲ばかりな為かそのアルバム構成には些か疑問を感じますが、北欧らしい叙情感と煌びやかな透明感を漂わせつつフックあるメロディをダイナミックなサウンドに乗せて、前作以上に魅力と説得力の増した程良い甘さが有る Robert Van der Zwanのエモーショナルな歌声と爽快なコーラスが主導するH.E.A.T.やECLIPSEを彷彿とさせる王道北欧メロディアス・ハード・サウンドで、加えて北欧メロハー系お得意の爽快感ばかりに偏る事無く前作以上にハードエッヂを随所に配し、さらにダークなトーンも取り込んで一層にその美旋律に深みと味わいを増したコンパクトに纏め上げられた楽曲とモダン・サウンドは、メロディアス・ハード作を愛する方ならば一発で気に入る事請け合いだ。

前作に続き本作も同郷スウェーデンのメロハー・バンドECLIPSEを率いる Erik Martenssonがミックスとマスタリングを手掛けており、さらに前作楽曲制作に協力したリズム隊の Andreas Passmark (Bass)と Georg harnsten Egg (Drums)や同じく Soren Kronqvist (Keybords)等の数多くのアディショナル・ミュージシャンがクレジットされている所を見るに、前作の延長線上のプロダクションと制作環境故に予想以上に短期間で本作を完成させられたのが伺え、今、バンドが乗りに乗ってクリエイティヴィティが激しく燃え上がっているのは間違いない! ('(゚∀゚∩

個人的にはもう少しテンポに変化ある楽曲並びだと一層にアルバムにメリハリと緩急が生まれ、よりダイナミックスさが増してアルバムが聴き易くなったように思うが、彼等の奏でるストレートなメロディライン、スムーズで洗練されたプロダクション、品良く叩き出されるタイトなグルーヴ、繊細でエレガントな甘いストリングス、楽曲第一でエモーショナルに鳴り響くギターをバックアップするキーボードのツボを心得た使われ方、無駄なくコンパクトに紡がれる隙無い演奏技術、そして何よりも一聴して耳に残る、ステレオを消した後でも何時間も脳裏に響き渡るキャッチーなリフレインと、既に北欧メロハー系ジャンルに置いて傑出した存在なのは間違いなく、TREATからECLIPSEまでこれまで北欧バンド達が生み出し磨きを掛けて来た数々の美旋律とFOREIGNERやJOURNEY等の米国チャートを賑わしたバンドやシーンを席捲したアリーナ・ロック・バンド達のスピリットを組み合わせ、80年代から90年代にかけて生み出されて来た欧米のメロディアス・ロック作に再びオマージュを捧げる様は些か新人バンドらしくない迎合的なきらいがあるものの、その美しいハーモニー、軽快なリズム、優れたメロディ、そして抜群のバランスが生み出す直感の煌めきは長らく聴く者を魅了して止まぬ事だろう。

聴き易く軽快なポップ・ロック・トラックがメインながら、意外な展開を聴かせるギター中心のヘヴィな楽曲や、手の込んだアレンジが加えられた楽曲だけでなく、北欧バンドお得意のDEEP PURPLEやWHITESNAKEを思わすワイルドなオルガンが活躍するブルーズ・フィールある疾走曲、不意にQUEENっぽいコーラスが飛び出して来たりと、ハードポップの模範に倣いつつ要所で予定調和を崩す意外な顔をチラリと見せ、聴く者の興味や驚きを絶やさない手法はベテラン顔負けで、その辺りはリーダーでギタリスト Roland "Rolli" Forsmanのこれまで長らく裏方で切磋琢磨してきた経験が活きていて、デヴュー作で北欧メロディアス系マニア達をたちどころに虜にした面目躍如といった所でしょうか? (*´ω`*)

新人バンドらしい意外性や革新性、そして強烈な個性的サウンドは本バンドのアルバムに見当たらないが、既に大衆が耳にした音楽をを可能な限り最良の方法で再構築し提示しているのは間違いなく、彼等は何も発明しては居ないが、届けてくれた音楽は既に最高レベルに近いと言え、そしてそれは決して簡単な事ではないのをメロディアス・ロックを長く追いかけて来たファンならば誰もが良く知っている事だろう。

前作同様にH.E.A.TやECLIPSE等の北欧メロハー・ファンにお薦めなのは間違いなく、TREAT等の80年代北欧メロディアスHM好きな方も是非チェックすべき一枚で、2枚目にして一気にサウンドの完成度が上がって驚かされた期待の新人メロディアスHRバンドの新作アルバムはメロディアス・ロック・ファンの愛聴盤になる事間違いなしだ!

Tracklist:
01. Crying Heart
02. Moon Has The Night
03. Sin For Me
04. Angelina
05. Bad Blood
06. Caught By Death
07. Hearts On Fire
08. Poison
09. Girl's Got Trouble
10. Something They Call Love
11. My Devil Within (Acoustic Version)

REMEDY Line-Up:
Robert Van der Zwan   (Lead Vocals)
Roland "Rolli" Forsman  (Lead Guitars、Backing Vocals)
Jonas Oijvall        (Keyboards)
Jonas Dicklo        (Bass)
Fredrik Karlberg      (Drums)








# by malilion | 2024-05-24 16:15 | 音楽 | Trackback