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同じジャケ? 実は別作品です。TILESの20周年記念盤をGET!

c0072376_15003390.jpgTILES 「OfF The Floor 02 ~Limited Edition~」'14

前作LIVEアルバム「OfF The Floor」リリースの二ヶ月後にリリースされた、RUSHフォロワー筆頭のUS産プログ・メタルバンド結成二十周年記念限定盤“その2”である2枚組アルバムが、限定なのに何故か今も買えた(涙)ので購入してみました……

まぁ、ファン向けコレクターズアイテムみたいな2枚組だし彼等のダイハードなファンしか購入しなかったので、未だに在庫があって買えたのかもしれませんね…うう…それってファンが少ないマイナーバンド…って事か…orz

ジャケデザインが若干違うのと色味が少し違うだけで、ほぼLIVEアルバム「OfF The Floor」のまんまなので混乱される方もいらっしゃるかもしれませんが、「OfF The Floor」と内容も構成も全く違うBEST+LIVE+SESSIONという構成の変則的なアルバムです。

まぁ、純粋なLIVE作が欲しい人なら「OfF The Floor」を購入するし、BESTと寄せ集め音源という特殊な形態の2枚組記念盤だし、元より購入する人をかなり選ぶアイテムなのは確かですね(汗

Disc1はこれまでの既発楽曲を寄せ集めたBEST的なアルバムで、RUSHのプロデューサー Terry Brownの手によってMIXされたご自慢の自信曲を集めた、ってトコが彼等的にも重要なんでしょう。

元の音源リリースが20年前という事もあってリマスターされている効果でか、音の輪郭がクッキリと鮮明になり、ヘヴィさも増しており、今の耳で聞いても十分通用する音圧のプログメタル曲にリファインされております。

Disc2は、05年のRites of Spring FestivalにてのLIVE音源を4曲と、OfF The Floor製作中のセッション風景が動画データで2曲収録されている。

LIVE音源の方は、電源の接触不良によるサンプラーとキーボードの音が不思議にリセットされる問題や、ベースアンプの問題、そしてLIVE4日前に娘が生まれて疲労困憊気味のベーシスト Jeff Whittleの体調等のアクシデントがあって十分に満足出来かねる音源だったものの、収録されている音源はまだ満足出来るレベルと言う事で、無事本作でお披露目された。

実際、そんなアクシデントがあったのか分からぬ程の迫力あるLIVEサウンドを披露しており、「OfF The Floor」だけでは満足出来無かったファンの方には是非チェックしてもらいたい。

間違っても国内盤は出ないマニアックな内容だし、未だに購入は出来るとは言え限定盤なのは確かなので、彼等の熱烈なファンならば今のうちに入手しておいても損はない一品だろう。


by malilion | 2017-01-31 14:52 | 音楽 | Trackback

食わず嫌いは宜しくないですよ? SOTOの2ndを今頃GET!


SOTO 「Divak」'16c0072376_049498.jpg

去年の初めにリリースされていた Jeff Scott Sotoのリーダーバンドの2ndアルバムを今頃購入(汗

いやー、やっぱりと言うかなんと言うかダークでゴリゴリにヘヴィな前作がイマイチな評価で、そして前作と同じ方向性と言われていたこの2ndも余り巷の評判芳しくなかったのもあって、彼のファンであってもなかな手が出しづらかったんですよ…

まぁ、それも当然と言えば当然ですよね。

なにせ、Jeff Scott Sotoと言うと、どうしてもFrontiers RecordsやESCAPE MUSICフィールドが主戦場なキャッチーでファンキーなメロハー・サウンドのバンドやプロジェクトで熱唱してるヴォーカリストってイメージが大きいですからね。

インギー時代から始まってTALISMAN以降、長らく彼をフォローしてきたファンの望みと正反対の方向性へ進んでしまったドライでダークな鈍色モダンヘヴィネス・サウンドを披露されても、正直購買意欲は刺激されませんもの…

で、おっかなびっくりしつつ半ば諦めの心境でこのアルバムを聞いて見た訳ですが、コレがビックリ! 前作で皆無だったメロディアスな要素だったりウェットなメロディだったりが、ちゃんと聞こえてきたのですよ!

勿論、前作と比べてと言う意味で、彼がこれまで関わってきたTALISMANやEYES、TAKARAだったりWET等の一連のメロハー作のメロディアスさやキャッチーさに遠く及びませんが、それでも前作の一切甘味の無い無愛想で焦燥感と苛立ちの塊みたいだったサウンドのトゲトゲしい雰囲気は幾分薄れ、重いリフでゴリゴリ攻めまくるテクニカルでエッジあるギターをメインにしつつキャッチーなコーラス・ハーモニーも時折聞こえる、グルーヴィなウネリとうっすら哀愁漂うメロディが甘すぎない絶妙のバランスで配合されたUSモダンヘヴィネス作に仕上がっていると言えるでしょう。

と言うかコレって、今風のモダンヘヴィネスなバンドやデスメタルなんかも耳にしているリスナーからしたら、まだまだ軟弱なサウンドと言われかねないレベルなんですけどね…(汗

所で一番意外だったのが、前作では余りそのプレイが耳に引っかからなかった Jorge Salan(G)のリード・ギターがまるで別人のようにドライヴ感あふれるスリリングなプレイを披露し、終始において流麗でエモーショナルなのにビックリさせられました。

やっぱりゴリゴリのダークネス・ヘヴィサウンドばっかりじゃ、テクニカルでメロディアスなギタープレイの見せ場が無いもんねぇ~

前作ですっかり愛想を尽かしてしまった旧来の Jeff Scott Sotoファンな方々もこの2ndは十分楽しめると思いますので、聞かず嫌いしている方は是非一度チェックしてみて下さい。

そうそう、日本盤は3曲ボートラが収録されておりますが、外盤でデラックスエディションもリリースされて大量にボートラが収録されておりますので、ダイハードな彼のファンはそちらの方も是非どうぞ。

トラックリストは以下の通りです。

14 - Final Say (Live) [bonus track]
15 - The Fall (Live) [bonus track]
16 - Break (Live) [bonus track]
17 - When I'm Older (Live) [bonus track]
18 - Stand Up (Live) [bonus track]
19 - Cracking the Stone [iTunes exclusive bonus track]
20 - My Life [iTunes exclusive bonus track]
by malilion | 2017-01-11 00:44 | 音楽 | Trackback

カナダの至宝 RICK EMMETTが遂にニューバンドと帰ってきた!('(゚∀゚∩


RICK EMMETT & RESolution9 「RES9」'16c0072376_0455350.jpg

御存知カナダのベテラン・ギターリストにして元TRIUMPH(いや、もう復帰しているから現、か)のフロントマン Rick Emmettが自身のソロLIVEツアー・バンドのメンバー達と新バンド(!!)を結成してデビューアルバムをリリースしたので即GET!

AIRTIME等の単発企画モノで何度かロック風のアルバムに参加してはいたものの、基本アコギをかき鳴らす渋めのルーツ・ミュージック作ばかりリリースし、この後はすっかり落ち着いた枯れた味わいのアコースティック作か良くてAOR寄りな作品しかリリースされないのかぁ、と勝手に納得していた所で新年早々にこの吉報ですわぁ♪('(゚∀゚∩

で、内容の前に本作には豪華なゲストが招かれているので、まずはそっちをチェックしましょう。

Rick Emmett(Vo、G)を筆頭に、Dave Dunlop(G)、Steve Skingley(B)、Paul DeLong(Ds)の4人からなるRESolution9の面々が製作に関わっているのは当然として、同郷のRUSHから Alex Lifeson(G)がギターで2曲に参加、USAプログメタルの雄DREAM THEATERの James LaBrie(Vo)も2曲でヴォーカルを披露し、さらにはバンドメイトであるTRIUMPHの Gil Moore(Ds、Vo)と Mike Levine(B、Key)がスペシャル・ゲストとして一曲のみではあるが参加している。

しかも、Alex Lifesonのギターに James LaBrieとRick Emmettの歌声が乗っかるなんて、ちょっと他では考えられない豪華な一曲も収録されているのですよ。

ね? もう、これだけでアルバム聞く前からテンションだだ上がりは必至でしょ?

そして、本作の内容についてですが、このメンツな上に Rick Emmettが駄作を創るはずもなく、Rick Emmettに期待される通りの弾きまくりながら実にシンプルでストレートな、キャッチーなアメリカン・ロックをリラックスして気持ちよさそうに演ってくれているんだなぁ~♪

彼のデビュー・ソロ作「Absolutely」'90 に近いサウンドと言えば伝わりますでしょうか?

勿論、HRだけじゃなく、クラシック、ブルーズ、カントリー、フラメンコ、JAZZと、多彩なジャンルのギターもこなすテクニシャンの Rick Emmettですから、ソロになってからの経験もしっかり活かされた、実に幅広い音楽要素を含みつつシンプルなサウンドに仕上がっております。

女性バックコーラスなんかも入った如何にもR&Bベースな曲が多く、やっぱり全体的にHR要素は少なめとは言え、もう64歳にならんとしている彼が、これだけ質の高い作品をクリエイトしてくれた事を、そして再びロックフィールドへ舞い戻ってきてくれた事に深く深く感謝したい(*´ω` *)

まぁ、08年から古巣のTRIUMPへ復帰し、オリジナルメンツでの再結成をし、今も精力的に活動中(ニューアルバムはまだなの??)なので、そのロックフィールドでの活動が呼び水になって、このロックサイドなソロバンド作に繋がったのでしょうね。

TRIUMPみたいなHMサウンドを期待している方には肩透かしでしょうが、Rick Emmettのソロ作も追いかけていたファンには、実に味わい深い楽しい一作である事に間違いはありません。

出来る事なら次は活きの良い、いつものTRIUMPの新作を届けて欲しいものである。
by malilion | 2017-01-10 00:37 | 音楽 | Trackback

カナダのMARILLIONことRED SANDが新作をリリース!


RED SAND 「1759」'16 c0072376_25014.jpg

カナダのMARILLIONことRED SANDの3年ぶり通算7枚目となる新作をGET!

この期間でメンバーチェンジが勃発した模様で、ドラムスとキーボーディストが入れ替わっている。

と、言ってもオリジナルメンバーである Simon Caron(G、Key)と Mathieu Gosselin(B)の2人を除いて初期からメンツの入れ替わりの激しい彼等の事なので、ファンにはもうお馴染みのゴタゴタかもしれない(汗

で、内容の方はと言うと、まず目を惹くのはアルバムには三章からなる大曲を含む3曲しか(今時!)納められていないと言う事だろう。

それだけで大作志向のプログレ作好きな方の、ましてや初期MARILLIONに強い影響を受けていると言う彼等の作品に対して興味が一層に募るのじゃないだろうか?

前作に引き続きコンセプトアルバムで、フレンチ・インディアン戦争においての現在のニューヨーク州北部で勃発したイギリス軍とフランス軍の熾烈な戦闘であるタイコンデロガの戦い(1759)を題材にしたその内容は、前作で聞けたMARILLIONのメロウでセンチな部分だけ抽出してググッと濃縮したかのような哀愁と叙情性たっぷりの美旋律に加え、戦闘の激しさを描いているのか何時になくハードなリズムとダークで幻想的なメロディが飛び交う一大絵巻といった趣に仕上がっていて、前作の映画風サウンドが気に入った方なら気に入る事間違いなしの一品だ。

今までそんなにFISHっぽくなかったヴォーカルが本作ではちょっと意識してソレっぽい歌い方をしているし、モロにロザリーという泣きのギターが聞こえたりしているが、まんまMARILLIONフォロワーと言う訳でもないし、所々でちゃんと今のモダンなシンフォ系バンド作としての印はサウンドにしっかり押されているのだが、シンセ、オルガン、ピアノ、メロトロン系などふんだんに使用しているそのキーボード類の音色が(意図的に)モロに80年代初期のポンプ臭を発散している為か、妙に初期UKポンプ作を聞いているような錯覚に陥ってしまう。

この手のコンセプトだと主題に引っ張られてハード一辺倒なサウンドになりがちだが、そこはキャリア10年を超える実績がものを言い、しっかりと繊細で物悲しいアコギも織り交ぜつつ、翳りのあるメロディアスなシンフォニック・サウンドをしっとりと紡ぎ、タイコンデロガの戦いの情景を描き出す事に成功している。

マイナーな存在故に彼等の事を知らない方に説明するなら、ちょっと乱暴な例えになるが初期MARILLIONのポンプサウンドを今風のモダンアレンジを加えつつFISH脱退以降路線変更してしまった本家サウンドが、もしそのまま初期の路線で発展したら? と、いった方向性のサウンドと言えるのじゃないだろうか?

IQ、BB KING、Albert Colinsファンによって結成されたバンドで、初期MARILLION、PENDRAGON、ARENA、CLEPSYDRA、そしてSHADOWLANDが好きな方ならお薦め、と海外で評されている彼等の新作の仕上がり具合を、後はご自身の耳でどうぞお確かめ下さい。

例によって例の如く自主盤なので、お求めはお早めに。
by malilion | 2017-01-02 01:47 | 音楽 | Trackback