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北欧ノルウェーMAGIC PIEの元キーボーディストが新バンドELEPHANT PLAZAでデビュー!



ELEPHANT PLAZA
 「Momentum」'16 c0072376_3144671.jpg

北欧ノルウェーのブリティッシュHR風味シンフォバンドMAGIC PIEの元キーボーディスト Gilbert Marshallが新たに立ち上げた6人組北欧シンフォ・バンドのデビューアルバムがリリースされたので即GET!

元々、今はバンドメンバーから外れているギタリスト Espen Mikarlsentと Gilbert MarshallがMAGIC PIEデビューの翌年2006年にコラボレートした所から始まっていて、音源の火災消失等の困難を乗り越え、こうしてデビュー音源を届けてくれた事をまず喜びたい。

MAGIC PIEが3rdアルバム『The Suffering Joy』'11 で一時本格シンフォな方向へ向かいかけたものの、次作4th『King For A Day』'15 で再び初期のブリティッシュHR風味を取り戻した事と、3rdアルバムを最後に抜けた Gilbert Marshallが新たに立ち上げた新バンドがモダン・ユーロシンフォな作風なのを考えると、彼の脱退理由がなんだったのかが窺えてくるだろう。

MAGIC PIEの分厚いコーラスを担っていた自信か、本バンドでは Gilbert Marshall自身がリードヴォーカルとキーボードを担当しているが、注目すべきは、Gilbert Marshall以外にも更に二人のキーボーディストを擁するトリプルキーボード(!)バンドという事で、俄然グロプレ好きな諸兄は色めきだった事と思うが、残念ながらトリプルな意味はこのデビュー作では見いだせていない(汗

まぁ、きっとLIVEでの音の厚みとコーラス要員(HEEPっぽいコーラスがいいねぇ♪)を見越してのメンツ構成とは思うが、続く2ndでこの二人のキーボーディスト(アルバムのプレイは全てGilbert Marshall)が残留しているか甚だ疑問ではある…

この新バンド、トリプルヴォーカルのMAGIC PIEでの経験を踏まえてか、クレジット上では5人全員がバッキングヴォーカルを担当しているので、LIVEでのコーラスの分厚さの再現にも注意しているのだろう。

もっとも肝心の Gilbert Marshall氏のリードヴォーカルがイマイチ音域が狭く、ポンプ系によくいる雰囲気オッサン・ヴォーカルなので、現時点では本家MAGIC PIE以上の出来には聞こえないのが残念だ…('A`)

トリプルキーボード体制なものの情熱のイタ公ばりに弾き倒しまくりなんて事は勿論無く(涙)、基本的にはMAGIC PIEと同様にコンパクトでメロディックな楽曲なものの、よりモダンなユーロ・シンフォテイストが強くHR要素は薄い、もしMAGIC PIEが3rdアルバムのままの路線で突き進めば、こんなポンプとシンフォの中間みたいなマッタリ気味な作風になっていたかも、と思わせる仕上がりと言えよう。

ただ現時点で Gilbert Marshall氏も自身のリードヴォーカルに若干の不安を抱いている為か、本作ではMAGIC PIEのヴォーカリストを始め、女性ヴォーカルをゲストに迎え、リードヴォーカルの弱さを補う細工はしているので、もしかしたら専任の歌えるフロントマンを迎え入れるかもしれない…いや、その方がホントいいですって('A`)

後半の19分を越す一大組曲の、ヴァイオリン、チェロ、ストリングス・カルテットの弦楽器の音色も交えて壮大に展開する北欧的な透明感ある美しくリリカルなサウンドは確かにMAGIC PIEでは聞く事が出来無い方向性なので、是非今後はこの方向性を突き進めてバンドの独自性を確立して欲しいものである。
by malilion | 2016-06-26 03:07 | 音楽 | Trackback

イタリアン変態グロプレ最右翼バンドDEUS EX MACHINA8年ぶり新譜リリース!


DEUS EX MACHINA 「Devoto」'16 c0072376_5204796.jpg

ご存じ90年代イタリアン・プログレ界にその名を轟かせた、変態マッシヴ屈折パッションだだ漏れ(笑)野郎共の8年振り、デビュー25年目となる9thアルバム(LIVE2アーカイヴ1枚含む)がリリースされたのでGET!

まずは、こんなにインターヴァルが開いたのに、ヴァイオリニストを含む6人編成のメンツは前作「Cinque」'02 と、変わりないのに驚かされました。

メンバーチェンジの多いグレ系バンドで、この結束力は彼らの唯一無二で独特なサウンドフォーム故なんでしょうね。
まぁ、このバンドのサウンドにマッチするメンツを探すの大変そうだもんなぁ~(汗

で、内容の方は、待たされたファンが彼らに期待する通りの、ひたすらエネルギッシュでとことんアグレッシヴ、怒濤のパワー推しとアヴァンギャルドでヒステリックな強烈サウンドが、25周年なんてどこ吹く風で、デビューしたての新人バンドの如く、頭から止まることを知らずブッ放されまくりなのです!('(゚∀゚∩

叙情感とか優美さを求める向きには絶対お薦め出来無いヤク中寸前な暴走状態サウンドですが、情熱のイタリアン・グロプレと聞いて想像する通りの、切り返しの多い変拍子とハッタリのキメ連打、バカテクとハイテンション、それらを一緒くたにして豪放磊落に駆け抜けるHMにも通じるスピードと音圧は、まさにこの肉体派インテリオッサン達の独壇場ですぜ!(*´ω` *)

爽やかさとかキャッチーさとは無縁な、70年代イタ公グレ直系の濃厚新世代イタリアン・グロプレサウンドですが、一度この癖の強いドーピング・サウンドにハマると他の音楽が色褪せて聞こえてしまうという、実に始末の悪い彼らのアルバム。
未聴の方は一度チェックされてはいかがでしょうか?

こんなド変態サウンド、知らない人に上手く伝えられる自信ないんスよ…('A`)スマヌ
by malilion | 2016-06-21 05:14 | 音楽 | Trackback

夢劇場要素少なめが逆にイイ!USA産RUSH系グレ・バンドTIMELIGHTがデビュー!


TIMELIGHT 「Same」'16 c0072376_2533374.jpg

USA産オレゴン州ポートランド発の四人組プログレッシヴ・バンドのデビュー作をGET!

バンドリーダーで楽曲全てを書いているギタリスト Chris Rudolfが2012年にソロアルバムをリリースし、そのソロ作に参加したメンツとの交流へ経てソロ・プロジェクトからバンド形態へ発展した模様だ。

ベーシストをはじめ各メンバーは多くのバンドを掛け持ちしている模様なので、果たして次作でも同じメンツで製作されるかは甚だ疑問なのが、少し悲しい…

まぁ、バンドサイトの各メンバーのコメントを見ると、各自音楽的バックグラウンドも実に多岐に渡り、しかも同時進行で各自全く違うジャンルの音楽プロジェクトへ関わっている模様なので、まだまだバンドと言うよりソロ・プロジェクトと捉えた方がいいのかもしれない。

で、内容の方だが、アルバムを少し聞くだけですぐに分かるが、RUSH、YES、STYX、KANSAS等の影響を自ら語っている通りな、典型的なUSA産モダン・シンフォなサウンドが聞ける。

ギターと兼任で Chris Rudolfがおっさん声(スウェーデンのGALLEONっぽい…)で、良さげな歌メロを頑張って歌い、楽曲の雰囲気をブチ壊していないものの、所謂プログレ系典型なヘタウマ・ヴォーカルなので、アルバム完成度の足を引っ張っているのは否めない。

ただ、RUSHっぽいクリアなロングトーンのお洒落でアーバンな雰囲気漂うギターと、多様な音色で控え目に、しかししっかりと楽曲をもり立てるセンス良いキーボードの頑張りが実に聞きもので、ヘタウマな歌声をカバーするのに十分と言えるだろう。

全体的にバカテクで推すと言うより、涼やかでポップさもあるコンパクトな楽曲で勝負、というような80年代RUSH成分多目なバンドサウンドなので、その辺りが好みな方ならチェックしても損はない90年代以前な作風のアメリカン・ハード・シンフォ作でしょう。

次作があるなら、ちゃんと歌えるフロントマンを迎え入れ、同じメンツでバンドらしさを増したサウンドを届けて欲しいものですね。

そうしたら、後々大化けしちゃうかもしれない、そんなメインストリーム寄りなサウンドの一枚なのでした。
by malilion | 2016-06-19 02:46 | 音楽 | Trackback

70年代英国風ヴィンテージ・サウンドから一気に初期サバスへ…MESSENGERが2ndをリリース!



MESSENGER
 「Threnodies」'16 c0072376_252477.jpg

新たにキーボーディストとベーシストを迎え入れ、5人組(ツインVo&G、B、Ds、Key)となったUK産レトロプログレ・バンドの二年振りとなる2ndをGET!

デビュー作はアナログLP時代の造りにこだわったレトロ感満載の一作だったが、続く新作はモダンさとヘヴィさ、そしてスピードの増した、英国叙情とミステリアスでサイケデリック・テイストも漂う浮遊感たっぷりな、ダーク・フォーキー・サウンドとなった。

一聴すると、ロマン漂う英国叙情風味満載のヴィンテージ・サウンドから、重く引きずるようなリフが前面に出た初期サバスのように(バンド公式HPへ行くとモロ分かる)感じられたが、元々中心メンツがHMコミュニティと深い繋がりを持っている事を考えると、彼ら本来のバックグラウンドであるサウンドへ近づいたと言う事なのだろう。

意識してロマン漂う英国叙情風味満載のヴィンテージ・サウンドに纏め上げていただろう前作の方向性やサウンドが好きだった方は、このサウンドのモダン化とヘヴィ化、そしてシンフォ度の激減はいただけないだろう…個人的にも、このバンドにこの方向性は求めてなかったなぁ…

本作にはセッションマンのヴァイオリニストが参加しているものの、その存在感は希薄で、前作のような艶やかなヴァイオリンや、幽玄さを醸し出す繊細なフルート、メロトロン系の音色も聴かせるシンセ・プレイヤー等のゲスト陣の奏でるドラマチックなサウンド要素がゴッソリ減退しているのが悲しい…

まぁ、今となっては初期サバスも古典UKサウンドなんだから、と許容出来る方なら十分に、この英国的な湿り気の漂う仄暗い翳りを帯びたヘヴィ・フォーキー・サウンドも楽しめる事と思う。

逆に言えばバンドらしいパワフルさとダークなヘヴィさが増した、サバスっぽさ漂う70年代風UKモダン・ロックバンドになったと捉える事も出来るので、そっち方面を好む方にはお薦めと言えよう。
by malilion | 2016-06-18 02:36 | 音楽 | Trackback

70年代風USAゴッタ煮プログレハード再び! NO MORE PAINがEPをリリース!


NO MORE PAIN 「The Spader」'16 c0072376_2134476.jpg

USA・ニュージャージー州出身のプログレッシブ・ロックバンドの、3rd前に5曲入り約30分EPアルバムがリリースされたのでGET!

前作とメンツの変化はない模様で、ようやくバンドメンツが安定したようだ。

前作はPINK FLOYD、GENESIS、YES、KANSAS、FRANK ZAPPA等の影響や、HMやPsychedelic Rock、JAZZ等の影響もチラつくモダン闇鍋70年代後期風USAヘヴィ・プログレだった訳ですが、一聴した第一印象は、前作よりさらにバンドサウンドが洗練され、メタリックなサウンド成分(ヘヴィなギターパートの増量が顕著)が幾分増したように感じます。

所謂、70年代風アメリカン・プログレハードに分類されるサウンドなのだろうけど、未だにアングラ臭漂うゴッタ煮サウンドから脱し切れていないので、その屈折した非メインストリームサウンドは、オッサン臭さ丸出しのフロントマンの歌声(今回は素っ頓狂なシャウト無し)も含めて好き嫌いが激しく分かれる事だろう。

ただ、前作以上にハードサウンドでスリリングに畳み掛けるアグレッシヴなパートと、フロイド風の緩く浮遊感あるアトモスフェリックな引きのパートのメリハリが印象的で、その不条理な混在具合がこのバンドのサウンドを、より屈折させ一筋縄でいかぬように感じさせているのだと思う。

70年代から続くUSAプログレの典型的要素の、パワー推し、美声コーラス、テクニカルパートのハッタリ等々が、すんなり見当たらない辺りも、彼らが意識してメインストリーム的なサウンドから距離を置いているように感じる。

とりあえずこのEPは過渡期なのは間違いないだろうから、続く3rdでより洗練さを増してモダンな方向へ進むのか、メインストリーム・サウンドへ接近するのか、興味は尽きない。
by malilion | 2016-06-17 20:58 | 音楽 | Trackback

イモ臭いけど最高♪ブラジル産メロディアスHRバンドSTILL LIVING!


STILL LIVING 「Humanity」'15 c0072376_1934576.jpg

ブラジル産key入り5人組メロディアスHRバンドの2ndを今頃GET!

このバンドの音、ひとことで言って臭い! 臭すぎる!(w

所謂メロスピのような臭さでなく、まるでタイムスリップして来たかのようなまんま日本80年代歌謡ロック風のキャッチーなメロディなんですよ!('(゚∀゚∩

木訥としたヴォーカルの歌声といい、どこか郷愁を誘う古臭いキーボードの音色といい、80年代歌謡ロック好きならドツボなサウンドですわ(w

それだけでなく、マイナー調のメロディになると80年代北欧インディHR風な匂い(もうバッキングGのリフとキーボード、バッキングコーラスが!)が漂うのもポイント高いです。まるで日本人向けサウンドを狙ってるかのよう(*´ω` *)

かと言って、本人達が80年代フォロワーを狙っているんじゃないだろうな、と言うのも分かるんですよね。
地域性か、彼らの音楽的バックグラウンドの為か、レトロと今のサウンドが微妙に混ざり合っている点も実に面白い。

音も悪いし、プレイヤースキル的にも今一歩だし、ヘヴィさもスピードも足りないし、少しもモダンで無く、完成度も今一歩のイモ臭さも、ちっとも今風の造りでもないけど、この徹底的にメロディアスさにこだわってる甘々サウンド、大大大好物です。

今年16年に入って12年にRでリリースしていた1stもデュプリ盤+ボーナストラック1曲でリイシューしているので、2ndを気に入った方なら購入しても損はありませんぜ! 是非!

しかし、メジャーに絶対見向きもされないこのドマイナー路線で、いつまでこのバンドが生き残ってくれるのか…(つд`)
by malilion | 2016-06-13 18:57 | 音楽 | Trackback

UKデジタル・ポップス!? モダン・UKシンフォの先頭を爆走するFROST待望の新譜をリリース!


FROST 「Falling Satellites ~Limited Mediabook Edition~」'16 c0072376_1243854.jpg

復活第一弾作のスタジオLIVE BEST作から3年、スタジオアルバムとしては8年ぶりとなる Jem Godfrey(key&vo)率いるモダン・UKシンフォニック・バンド待望の3rdアルバムがリリースされたので即GET!

バンド名から「 * 」記号が消えバンドロゴも再び変更されているのを見て「メンツの安定しないこのバンド…まさか!?」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、今回は13年の復活作発表時の ARENA&IT BITESでお馴染みの John Mitchell(G&Vo)、LEVEL42&IT BITESのNathan King(b)、そして David Cross BANDでも活動するCraig Blundell(ds)という4人の布陣に変化は無い模様で一安心です(汗

まぁ、バンドサイトを覗いてみると、すぐに「 * 」記号が使用されたバンドロゴが見つかるので、単に今回のアルバムジャケのデザイン的にバンドロゴに余計な記号を付けない方がモダンだ、と判断した為の省略なんでしょうね…

で、内容ですが、まさに21世紀型シンフォの最先端バンドという呼び名に相応しい出来で、一聴すると非常にキャッチーな歌メロと分厚いコーラス、そしてフック満載な爽快メロディーが耳に残り、実際はテクニカルな楽曲群を何の変哲も無いポップスのようにさらりと聞かせ、ダブステップやダンサンブルなアレンジにデジタリーな打ち込みと、凡そ古典的なサウンドを好むプログレ勢が手を出さぬだろう要素を見事に自分のモノとして楽曲要素に組み入れた、その洗練されたソリッドでタイトな隙の無いモダン・サウンドは、先端デジタルサウンドと古典的プログレサウンドの融合を更に一段上へ推し進めた傑作だと言っても、誰も疑わないでしょう!('(゚∀゚∩

いやー、しかしこのダンサンブルでデジタリーで、ほんのり冷めた感覚が漂うアーバンさといい、まるきり英国ポップスみたいに聞こえるけれど、実際は緻密で手の込んだ完成度の高い職人グロプレ・サウンドが、すんんんっごい心地いいんだなぁ~♪(*´ω` *)

ユーロ・グロプレに優美さや叙情感を求める向きには、少々モダン過ぎるきらいがある一作かもしれませんが、後々になって、この一枚がモダン・プログレの領域を押し広げた21世紀型グロプレ・サウンドへの先兵だった、と言われるかもしれませんぜ!?

ヴァイオリニストや、ウイスパーヴォイスを聞かせる美声フェイメール・ヴォーカリストがゲストに招かれている他、フュージョンやメタル系で有名なギターマスター Joe Satrianiが本作で一曲プレイ参加しているのも、彼等らしいと言えば彼等らしいゲストですね。

限定メディアブック仕様アルバムにはボーナス・トラックを2曲収録しておりますので、お求めの方はお早めに!
by malilion | 2016-06-01 01:14 | 音楽 | Trackback