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21世紀モダン・シンフォ? タマには古典シンフォもいいよね? IL CASTELLO DI ATLANTEが新譜リリース!


IL CASTELLO DI ATLANTE 「Arx Atlantis」'16 c0072376_20572355.jpg

お気に入りのイタリア・インディレーベル VINYL MAGIC New Prog'90から92年にようやくデビューを果たした、6人組イタリア産シンフォニック・ツインキーボード・バンドの7年振りとなる8th(LIVE2枚含む)がリリースされたので即GET!

随分インターバルが開いた事もあってか本作から主要メンバーに変更があり、ヴァイオリンとキーボーディスト、そしてドラムスが交代した。
と言っても、最初期からいるその交代したメンツもクレジットに名を連ねているので友好的なメンバーチェンジだった模様だ。

バンドサイトを覗くと6名のみが現メンバーとして記載されているので、ジャケットのメンバーリストは当てにならないのでご注意されたし。
そうでなくとも前作までドラムスだったメンバーがツインキーボードの片割れ兼ヴォーカルにジョブチェンジ(!?)してるのがヤヤコシイ原因なんだよな…('A`)

結成は1974年と古株ながら音源を残せずにいた、16世紀イタリアのルネサンス期の詩人 Ludovico Ariostoの一大叙事詩『狂えるオルランド』に登場する魔術師からバンド名を拝借(この辺が如何にもプログレバンドって感じで(・∀・)イイ!!)したという彼等。
92年デビュー当時は梅雨時の小雨を思わせるしっとりした情緒が香るものの70年代プログレの影響から抜けきれぬマイナー・バンド特有なイマイチ垢抜けないサウンドだったけれど、妙に心に残る美しく繊細なメロディを聞かせてくれておりました。

その後もイタリア国内での活動を細々と続けるだけで転機が中々訪れずマイナーバンドの日陰者だった彼等も、この最新作では屈折40年のキャリアの結実か、リリカルなキーボードとクラシカルなヴァイオリンの紡ぐロマンチックなメロディが甘美にして実に優雅で、デビュー以来守り続けてきたツインキーボードとツインヴォーカルを主軸に展開する70年代風プログレ・リスペクトな楽曲形態のレベルもここに至って初期の野暮ったさは完全に払拭され、瑞々しく軽やかなシンフォニック・サウンドへと結実し、高らかにドラマチックな美旋律を響き渡らせている。

海外では同郷の有名先輩バンド QUELLA VECCHIA LOCANDAの影響を多く語られている彼等のサウンドは、確かに独創的でもなく、ロック的なダイナミズムも乏しく、高度にテクニカルと言えぬグロプレ・ファン的には物足りない箇所も多々見受けられるかもしれませんが、デビュー以来一貫して護り抜かれている優美さや、繊細で感傷的なメロディと表現力豊かなヴァイオリン、そして抑えきれぬ(笑)イタ公お馴染みの濃厚な情熱とが相まって、特徴あるエモーショナルでドラマチックなシンフォニック・サウンドを形作り、そこが大変好ましく思えるポイントだと思っとります(*´ω` *)

テンションやバカテク、モダンさや独創性、そしてプログレ的な先進性や実験性を求める向きには食い足りないかもしれませんが、如何にもユーロピアンな艶やかで優美な伝統的古典シンフォ・サウンドをお求めの方には是非お薦めしたい一枚ですね。
by malilion | 2016-04-29 20:50 | 音楽 | Trackback

TREATまさかの再結成第二弾リリース!アレ!?解散じゃなかったの!?('(゚∀゚∩


TREAT 「Ghost Of Graceland」'16 c0072376_13353225.jpg

老舗の北欧スェーデン産5人組メロハー・バンドが復活してからの第二弾アルバムをまさかの6年ぶりリリースで、慌ててGET!

アルバムタイトル通り、有終の美を飾るための作品とメンバー自身が語っていた前作『Coup De Grace(フランス語で最後の一撃、介錯の一刀みたいな意)』が10年リリースされ、てっきり解散したと思っていた彼らですが、どっこい余りに“最後のツアー”が好評で、本人達も俄然やる気になったのか、再びこうしてニューアルバムを届けてくれた事になによりまずはお礼を言いたい。

前作が好評だったのは、如何にもこれまでのバンドの歴史を総括するように、ポップでキャッチーでフック満載のキラキラしたキーボードが特徴的でブライトなコーラスたっぷりサウンドのみという、ファン皆が彼らに求める北欧メタル要素ばかりをギュッと詰め込んで更に磨きをかけた一品だった訳で、そんなアルバムが受けない訳はないんですけどね。

本人達もコレで最後だからファンの為に、と最終作である再結成アルバムで妙な色気を出して“今風”要素を取り込んで勝手に爆死するようなどこぞの老獪バンドのような無様な真似(EUROPEェ…)をしなかった、ある意味で後ろ向きな意識が良質な化学反応を起こさせたのでしょう。

93解散から13年の時を隔てて、ファンの声に応えて2006年に再結成し、フェアウェルツアーをしつつ、じっくり時間をかけて最後を飾るに相応しい秀逸なアルバムを満を持して2010年にリリースと、お話的にはソコで終わっていれば、本当にアルバムタイトル通り美しい散り際だったんでしょうけど、まぁショービジネスの世界ですからね(w
お客が「もっと!もっとくれ!」と、せがんでるのにすんなり店を畳ませるようなレコード会社やレーベルはないですわな('A`)

で、そう言った空騒ぎ的な空気が薄れた、ある意味で本当の勝負作となる本作ですが、さすがに前作で総括作をリリースした事もあって、本作では若干の時流要素を含んだ楽曲を頭三曲に配置し、俺達は懐メロバンドじゃないんだぞ、という主張をしております。分かりやすいですね(^_^;

時流を意識した幾分ダークでグルーヴィーなその三曲以降は、これまでの彼等らしい如何にもキャッチーでポップでフック満載な北欧メタル・サウンドを軽快に聞かせてくれますので、旧来のファンの方もご安心を。

脱退前には少々うわずり気味で分厚いコーラスに助けられている節も多々見られたシンガーの Robert Ernlundが、『Coup De Grace』では力強さと伸びやかさを増して安定感抜群の歌声を聴かせてくれたのに驚きましたが、幾分前作よりシンプル気味になってベーシックなロックサウンドにより近づいた新作の楽曲も、堂々と歌いこなしております。

本作の話題と言えば、日本のアイドル「嵐」に楽曲を提供していたギタリストの Anders Wikstromがリード・ボーカルを一曲披露して(よりにもよってバラードのこの曲にノイズがあるんですよ…)いる点も見逃せません。意外(失礼)に上手くてビックリ(w

今やLAST AUTUMN'S DREAMやTHERIONでその名を知られる名手、再結成以降バンド参加の当時は無名扱いだったベーシストの Nalley Pahlssonが2012年に脱退し、後任に Fredrik Thomanderを迎えたものの既に彼も脱退済みで、本作ではデンマークのシアトリカル・ホラーメタルバンドKING DIAMONDにも在籍する Pontus Egbergが加入していますが、それ以外は解散前の名盤『ORGANIZED CRIME』'89 と、再結成以降もメンツは変わりありません。

ファンならずとも、80年代北欧メタル好きは、迷わず買いの一枚ですぜ! 是非、その耳で確かめて下さい! Peace Out!
by malilion | 2016-04-27 13:32 | 音楽 | Trackback

幻のポーランド産シンフォニック・ロックバンド未発発掘音源リリース('(゚∀゚∩


THRILOS 「Kingdom Of Dream」'97 c0072376_0395976.jpg

ポーランドのヴァイオリン入り7人組シンフォニック・ロックバンドの97年未発デビュー盤が発掘リリースされたので、そそくさとGET!

97年東欧ポーランドと言えば、既にCOLLAGEはその姿を消し、QUIDAMが前年にデビュー盤をリリースしていた頃だが、その当時に録音されMIXまで完成していたものの、何故かリリースされずお蔵入りしていた音源が今回初お披露目された。

艶やかで薫り立つようなクラシカルなヴァイオリンと、凍てつく寂寞感を漂わすリリカルなフルートが楽曲の主軸で展開していく、優美で淡い陰影を浮き立たせるような甘口のファンタジックなシンフォ・サウンドは、今聞いても十分通用するレベルで、何故この音源がお蔵入りになったのか理解に苦しむ良い出来だ。

まぁ、ヴォーカルはプログレ定番のヘタウマ・オマケレベルだが、殆どヴォ-カルパートが無いのが救いだろう。

そのデメリットを踏まえても、蕩々と流れゆく涼やかなフルートと、ひたすら甘美なメロディを紡ぐヴァイオリンに癒やされる、淡く儚げで壊れ物のような繊細な“引き”のサウンドは当時デビューしていたなら、かなりの話題になっていたのは間違いない(*´ω` *)

さすがにシンセ等の音源が古臭いのは否めないものの、如何にも東欧というセンチメンタルな叙情感たっぷりなシンフォニック・ロックが堪能出来るこのアルバム、間違いなく買いでしょう!

果たして再結成したりするのかは不明ですが(ギタリストは三人組バンドで着実に活動中)この発掘作が好評だったなら、それ以降のメンバーが関わったバンドの音源なんかもリイシューや再発見されるかもなので、期待して続報を待ちますかね。
by malilion | 2016-04-26 00:34 | 音楽 | Trackback

南米産ヴァイオリン入りフュージョン・シンフォバンドがデビュー!


TASIS 「Busqueda De Lo Remediable」'15 c0072376_1115856.jpg

2013年結成のヴァイオリンをたっぷりフィーチャーしたアルゼンチン産シンフォ・バンド5人組のデビュー作をGET!

ヴァイオリンを軸にした技巧的なノスタルジックなメロディとアンサンブルがメインで、ロック的なスピードやテンションは些か弱いものの、ジャズやタンゴの要素が合わさって、一風変わった奇妙な浮遊感あるフュージョン・ロック的サウンドを生み出す事に成功している。

正直、スペイン語ヴォーカルはプログレバンドにありがちなオマケ程度のヘタウマ・ヴォーカルですが、あまり声パートが無いのが救いか…

前半スピーディーとは言えないまったり気味な楽曲が並ぶが、後半に入って弾きまくるジャズティストのギターと叙情が香るクラシカルでメロディアスなフレーズを切れ味鋭く畳みかけてくるヴァイオリンが変拍子を絡めて交差するチェンバーロック的パートは、俄然耳を惹きつけられますね。

南米人特有の大雑把さ故か自主制作故か、結構な頻度でピチパチとノイズが入るのが残念なものの期待の新鋭バンドなのは間違いないでしょう。

この手の殆どインストバンドの弊害である、テクがあるからこそメロディが複雑に絡み合いすぎて楽曲の展開がどこかへ迷子になりがちなのを改善するのと、メロディに磨きが掛かってもうちょいロック的なスピードが増せば、さらに自分好みになってくれるので、次なる新作ではその辺りの変化を待ちたいですね。

しかし、今時バンドのサイトアドレスも無いって、どんだけ…(汗
by malilion | 2016-04-25 11:08 | 音楽 | Trackback

イタリアン・シンフォ・プログレバンドSYNDONEが最高傑作をリリース!


SYNDONE 「Eros & Thanatos」'16 c0072376_184988.jpg

その昔、VINYL MAGIC New Prog'90(大好きでした!) なるインディレーベルでレーベルメイトのCALLIOPEと共にイタリアで唸りを上げて高らかにデビューした新世代プログレ・バンドの復活後第4弾、通算6枚目となる新譜がリリースされたのでGET!

92年デビュー当時はひたすらパワー押しで、優美さを求めるユーロ・プログレ好きから顔をしかめられる鍵盤の弾き倒しのバタ臭く騒々しい脳筋プレイをツインKeyで繰り広げていた Nik Comoglio氏も、相応に歳を取って落ち着いたのか、2010年復活後はググッと内省的で芸術性の高い繊細なサウンドを披露し、イタリアン・グレ好きを歓喜させてくれていた訳ですが、6枚目にして遂に「やっと許しが出たか!」「封印がとけられた!」ようです(汗

で、内容ですが、その前に。
復活後ずっと在籍している唯一のメンツでフロントマンの Riccardo Ruggeriだけは何時もの如く残留しておりますが、新生SYNDONEはVibraphone(鉄琴)を操る女性Keyプレイヤー Marta嬢を含むトリプル・キーボード(!?)編成の6人組になりました。

元々、Nik Comoglioのソロ・プロジェクトのようなバンドなので、毎回メンツが変わるのは驚くに値しないんですが、ここに来てまさかのこの編成ですよ! 「コレは何かある!?」と、期待してしまいますよね?(*´ω` *)

トリプル・キーボードとなった事もあってか、いつにも増してメロトロン、ハモンド、ムーグ、ピアノといった多種多彩なキーボード類を織り交ぜつつふんだんに使用し、更にストリングス・オーケストラに加えストリングス・カルテットも贅沢に配し、本物の大聖堂パイプ・オルガンもフィーチャーという、グロプレ・バンドらしい重厚なサウンドへのこだわりようは流石の一言。

精神論がコンセプトというアルバムタイトルの『恋愛の神と死の神』も、如何にもオペラの本場イタリアらしく、ここ数作でたっぷり披露してきた地中海音楽や中世音楽等の古典要素を前面に押し出しつつ、アーティスティックにリリカルに、実に優雅に気高く磨き抜かれたモダン・シンフォサウンドが紡がれ、唯一無二のSYNDONEワールドが構築されていく様は、正に圧巻の感動劇が眼前で繰り広げられているよう!

そして何より特筆すべきは、復活後にすっかり影を潜めていた「HM/HRもかくや!」と言う初期のパワー押し怒濤のイタ公情熱サウンドが、まさかの完全復活した事でしょう('(゚∀゚∩

それが呼び水になったのかどうか前後関係は定かでありませんが、2nd収録曲を現編成で超弩級のパワーとサウンドクオリティでリメイクしているので、コレはファンならずとも必聴ですよ~!

70年代の残り香が漂うだけでなく新世代バンドの指針とも言える一枚に仕上がっとります!
重厚にして圧巻の古式ゆかしい美しきイタリアン・シンフォニック・プログレッシヴ・ロック好きでも、迷わず「買い!」な一枚なのは間違いありません。
個人的に、遂にSYNDONEは70年代のレジェンド・バンドに匹敵するA級レベルへ到達したのだと感じましたね。

ゲスト参加のスティーヴ・ハケット? いや、このサウンドの前には、只のオマケでしかありませんよ、イヤ、ホントに。

さぁ! 後は、是非ご自分の耳でチェックしてみて下さい!(・∀・)イイ!!
by malilion | 2016-04-24 01:00 | 音楽 | Trackback

ELO+SWEET=宇宙猫? UK新ポップバンドがデビュー!


CATS IN SPACE 「Too Many Gods」'15 c0072376_3584030.jpg

メンバーの在籍していた元バンドの関係でちょっと前からチェックしてたUK新ポップバンドをご紹介。

まず、この新バンドを語る上でSWEETは外せないんだが、何せSWEET関係の人脈はややこしい…('A`)

オリジナルVoの Brian Connolly抜きで新Vo Paul Mario Dayを迎え入れて再結成された新生SWEETが1990年に新曲入りのLIVEアルバムをリリース、1991年に再び解散。
その後SWEETはそれぞれオリジナルシンガー率いるBrian Connolly's SWEETと、楽曲制作の中心だったギターリスト率いるAndy Scott's SWEETと、ベーシスト率いるSteve Priest's SWEET(THE SWEET)に別れ、SWEETが三つも存在し、それぞれが音源をリリースするという事態に…

現在、Brian ConnollyとMick Tuckerが鬼籍となってしまったのでオリジナルメンツでの再結成は叶わぬ夢となってしまったが、唯一活動継続中な Andy Scott's SWEETは未だにメンツを変えてセルフカヴァーだったり新譜を13年(!)にリリースしているので興味ある方は是非チェックしてみて欲しい。

で、この新バンドに元SWEETメンバーが参加している訳だが、勿論オリジナルメンバーでは無い。

Andy Scott's SWEETのベース Jeff BrownとツアーVoだった Paul Manziに、有名女性ポップ・ヴォーカリストに楽曲を提供してきた元IF ONLYでもある Greg Hartが中心になって結成されたキーボード入りツインギター6人組の彼らが、80年代風ハードポップを聞かせてくれる。

ゲストでAndy Scottや10CCのMick Wilsonも参加しているので、聴く前からどんな音が飛びだしてくるか大体想像がつくんじゃないだろうか?

ELOっぽいキャッチーでポップなサウンドに、SWEETばり…というか、HEEPやQEENに片足突っ込んでるハイトーンコーラスをたっぷりフィーチャーした、如何にも80年代ヒットチャート風というサウンドを演っとります。

まぁ、心地よいのはいいんだけど、なんていうかどっかで聞いたような曲のメロディだったりアレンジだったりばかりで、ちょっとカバーバンドの域から抜け切れてない感が強すぎて新バンドとなかなか受け入れきれないんですよねぇ…

とは言え、この手の“如何にも英国”ってな湿り気を帯びたメロディの80年代風UKポップを聞かせてくれるバンドは現状は絶滅状態でしょうから、元曲を知らぬ方は何の問題も無く楽しめる事でしょうし、昔を懐かしむ古参洋楽ファンにも嬉しい存在かもしれませんね。

うーん、しかし改めてJeff LynneやAndy Scottの作曲能力やらアレンジセンスの素晴らしさを再認識させてくれました、彼らは…(汗

次作があるなら、オリジナリティという点をもうちょい改善してくれれば、諸手を挙げて歓迎しちゃう、そんな懐かしいサウンドなのでした。
by malilion | 2016-04-23 03:52 | 音楽 | Trackback

案の定、北欧メロハー ECLIPSEが後出しボートラ付盤リリース(つд`)


ECLIPSE 「Armageddonize -Double CD Deluxe Edition-」'15 c0072376_053419.jpg

以前、ここでご紹介した北欧メロハー職人 ECLIPSEの5thアルバムが予想通りと言うかなんと言うか、やはりまたボートラ&Liveアルバム付きの二枚組がユーロ盤で出直しましたので、再びご紹介…orz

まぁ、元々日本先行発売って事でこのアルバムはリリースされたので、当然後から出るユーロ盤では何かしらオマケが追加されるんだろうなぁ、とは予想してましたが、まさかの楽曲追加が6曲に加え、LIVEアルバムが丸々一枚追加とは…さすが本家本元フロンティア・リリースなだけあって大盤振る舞いッスね…

追加曲の内、2曲が日本盤ボートラで収録されているので、実質初めて耳にする音源は4曲(内一曲はシングルで既発なのでファンは既に耳にしてるかもですが…)なんですが、まぁ音源マニアとしては、買い直しするしかないッスよねぇ…(つд`)

追加LIVEの方は、2015年7月スウェーデンの首都ストックホルムにて、地元というだけあって和やかで微笑ましく(どんだけ白蛇好きなのw)それでいて溌剌としたプレイが11曲収録されておりますので、ボートラに興味ない方でもファンならばこのアイテムは押さえておかねばなりますまい。

しかし、大雑把っていうかなんて言うか、ライナーが通常版の表紙に文字ちょい追加しただけで、他共通なんで追加楽曲の歌詞とか一切ガン無視なのが如何にも海外盤だよなぁ、って感じです(w
by malilion | 2016-04-23 00:46 | 音楽 | Trackback

幻の初期USAプログレ MACARTHURの1st正規再発!('(゚∀゚∩


MACARTHUR 「Same」'79 c0072376_14103239.jpg

最初リイシュー情報を見た時、我が目を疑った!
「は!? マジで!? 何でいまさら!?」ってな感じでした(w

プログレ好きなら一度はその名を耳にした事があるだろう、未だ混沌としたアメリカン・プログレ黎明期に短期間だけ活動し、たった2枚のスタジオアルバムを残して忽然と姿を消した幻のバンドの、長く長く本当に長く正規再発が待たれていた1stの再発CDを即GET!!

79年に200枚のみ自主制作盤でプレスされたUSAプログレバンドのオリジナルLPはウン万じゃ効かない屈指のギガレア・コレクターズアイテムって話を延々聞いてきたんで、Bootでしか手に入れられないアルバムと半ば諦めかけていただけに、まさかのオリジナル・マスターテープからのCD化が36年の時を経て叶うなんて…ああ、感無量(つд`)

で、内容の方ですが、以前ここでご紹介した2ndより、アルバム全体のテンポは幾分まったり気味で、整合性とアメリカン風味が強まった2ndより、より源流であるUKプログレに近い暗さと摩訶不思議な展開を孕んだ楽曲形態と言えるんじゃないだろうか?

ただ既にこの時点で Ben MacArthur(Vo&G)の荒々しく炸裂するHR節なギターとBill Hefflefinger(G&key&Programming)の意外に優美(失礼!)で繊細なピアノ、そしてシンセやオルガンは2nd以上にプログレッシヴなキーボードサウンドを響かせていて、次なる飛躍を予感させるに十分な力作だ。

個人的には Ben MacArthurのハイトーン・ヴォーカルの上手さとキャッチーさも向上し、スピーディなドラムスのパワー押しも増した2ndの方が好みではあるけれど、2ndでは弱まってしまったクラシカルなギターやアコギの醸し出すヨーロピアン臭漂う華麗な叙情感と商業的成功前の未だ進化と芸術性が錯綜する混沌具合が楽しめるこのデビュー盤、屈指のレア・コレクターズアイテムの名に恥じぬ唯一無二の個性と出来映えだと思います。

噂ばかりで実際その音を耳にした事のない方も多いはずのこのバンド、是非この正規再発盤をGETして混沌としたUSAプログレ黎明期の時代のうねりと歪んだパワーを感じてみては如何でしょうか?
by malilion | 2016-04-13 14:05 | 音楽 | Trackback

北欧メロハーWIGELIUSが極上甘口AORな2ndをリリース!


WIGELIUS 「Tabula Rasa」'16 c0072376_20393391.jpg

Wigelius兄弟率いるスウェーデン産80年代風メロディアス・HRバンド四人組の4年ぶりとなる2ndアルバムがリリースされたので、国内盤を待ちきれず早速GET!

デビュー作はメロハーとはいえ、かなりAOR寄りでソフトなサウンドだった訳だが、続く本作でどう変化したのか?はたまた変化せず同路線なのか?というポイントが個人的には注目点でしたが、アルバムタイトルが暗示する(白紙の意)かのように本作で心機一転(それ程強く変化した訳じゃないけど…)、一気にAOR度が増してHRな要素は弱まり、丁度メガヒットした時分のDEF LEPPARDを強くAOR寄りにしたかのようなサウンドになったように思える。

まぁ、1stを気に入った方なら、このAOR路線強化は嬉しい変化じゃないでしょうか? 安定感もあって、聞いていて実に心地よいしね。

清涼感溢れるキャッチーでフック満載な楽曲に、如何にも北欧系といっウェットな歌メロも健在で、そこはかとDEF LEPPARDを彷彿させるアレンジだったり音使い(BOSTONっぽいフレーズも聞こえる)だったりも楽曲のそこここで耳につくこのお洒落さ三割増しな2nd、間違いなく前作より完成度が上がっています。

路線的には同郷のECLIPSEと同じくユーロHRとアメリカンHRの折衷サウンドだが、WIGELIUSはさらにサウンドをソフトケイス(明らかにGのエッジが丸まり引っ込んだMIX…)させてAOR寄りにさせている点が、個性と言えば個性だろうか? ちょっとファーストインプレッションは弱い気がするのは否めないけど…

ドライで造り込まれすぎな感を受ける人工甘味料みたいなアメリカンAORよりも自然な、心地よいメロがナチュラルっぽいWIGELIUSの方が個人的には好みではあります(*´ω` *)

続く3rdでさらにAOR化が加速するような予感もしますが、そうなるとAORが余り人気のない国内盤はリリース絶望ですかねぇ…(ツд`)

PS:無事日本盤がボートラ一曲入りでリリースされました。
ルビコンリリースなのでプレス数は少ないでしょうし、いつ廃盤になってもおかしくありません。お求めの方はお早めに。
by malilion | 2016-04-12 20:33 | 音楽 | Trackback

IONAのリーダー、Dave Bainbridgeのソロ三作目リリース!


DAVE BAINBRIDGE 「The Remembering」'16 c0072376_20345311.jpg

英国が誇るプログレ・フォークバンド(海外じゃこのカテゴライズ)IONAのリーダーでギタリスト、Dave Bainbridgeの三枚目となるソロ・アルバム(しかもピアノ・ソロアルバム)が二年振りにリリースされたので、ちょい遅れてGET!

前ソロが十年ぶりというリリースサイクルだったので、こんなに早くに次作が届けられるとは、嬉しい誤算でした。

で、内容の方はと言うと、ゆったりとした叙情感たっぷりの美しい調べを紡ぐ英国風味満点なアルバムで、6つの楽曲で構成されたガラス細工のように華麗で優美なピアノ組曲『Collendoorn Suite』を中心に、計12曲がアルバムに納められていて、IONAファン向けというより、しっとりした品の良いピアノ曲を楽しみたい向けと言える作品で、ケルト風味やプログレ風味、シンフォ要素にロック的なダイナミズムも皆無(ピアノアルバムなんだし当然だけど…)なのでその辺りを求める向きにはお薦め出来無い。

逆にピアノが映っているだけのジャケを見て、清流のようにサラサラと軽やかに流れゆく美しく薫り立つようなピアノの調べに、ただただ優しく癒やされたい、と思った方にはドンピシャの内容と言えましょう。

ちょっと季節外れになりますが、正に秋の夜長にぴったりな、そんなムーディな一枚と言えるかもしれません。
by malilion | 2016-04-11 20:29 | 音楽 | Trackback