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意外な程に爽快でキャッチーなSPOCK'S BEARDの新譜がリリース!


SPOCK'S BEARD 「The Oblivion Particle ~Limited Edition~」'15 c0072376_035750.jpg

今や現代USシンフォニック&プログレ界の顔といった風格さえ漂わす彼等の二年ぶりとなる12thアルバムをGETしたのでご紹介をば。

三代目フロントマンにENCHANTの Ted Leonardを迎え、ドラムスに Jimmy Keeganを迎えての新体制になっての第二弾となる本作ですが、一聴してサウンドのイメージが変わったように思えます。

そう感じるのは勿論ヴォーカルの透明感ある声質と、いつにも増してアコギとピアノの調べが強調されてサウンド全体に爽快さが増しているからという点が一点。

そして、いつものメロディとリズム、そして分厚いキャッチーなコーラスが一体となって奔流の如く怒濤の展開を見せるテクニカルなポイントは保ちつつ、所々で音の隙間が前作より多く取られたよりヴォーカル寄りな楽曲と、それによってリラックスした雰囲気をアルバム全体が醸し出しているからなのが大きいかと。

二作目になって Ted Leonardも馴染んできたのか、KANSASっぽい歌メロを交えつつナチュラルなミドルレンジの歌声を中心に、これまでのフロントマンでは聞けなかった透明感あるハイトーンな歌声で一層にバンドサウンドにカラフルさを加える事に成功したのを聞くと、一時はどうなるかと思ったフロントマンの交代劇が結果的に大成功であったと今こそ断言出来る。

長く続くバンドに起こるマンネリズムは、ある意味どのバンドでも避けえない弊害なのだが、その度に望まぬメンバーチェンジでSPOCK'S BEARDはその危機(グレ系は特にメンバーのテクを求めるので難易度高め)を乗り越えてこられたのだから、彼等は本当にラッキーだ。

いつも以上に爽やかでキャッチー、それでいていつもの重厚にしてテクニカルなSPOCK'S BEARDサウンドもたっぷり堪能出来るハズレ無しの彼等の新作は、ファンならずともUS産モダン・シンフォ好きな方にマジでお薦めな一枚です。

限定盤は10曲収録で、最後にベースの Dave MerosがVoをとるサバスのカバー曲「IRON MAN」が収録されておりますので、マニアはこちらをどうぞ。
by malilion | 2015-08-31 00:31 | 音楽 | Trackback

Jeff Scott Sotoリーダーバンドが遂にデビュー…だったんだけど…


SOTO 「Inside The Vertigo」'15 c0072376_58723.jpg

1984年に Yngwie J. Malmsteenバンドのフロントマンに抜擢されて以来、TALISMAN、EYES、W.E.T、TAKARAなどなどのメロハーバンドや、ファンキーなソロアルバム、メロディアスポップ・プロジェクト、北欧メロハー系プロジェクト、短命に終わったがJOURNEYの Neal SchonとのSOUL SIRKUS等々、常にその剛柔使い分ける多彩にしてエモーショナルな幅広い歌声がジャンルを超えて引っ張りダコ状態なHR/HMシーン屈指のヴォーカリスト Jeff Scott Sotoが、遂に自身が中心となって始動した新バンドがデビューしたのを半年遅れでGET! したので今頃ご紹介(汗

今やキャリア30年超えを誇るヴェテラン・シンガーですので、HR/HMシーンに多少なりとも興味ある方なら一度はその歌声を耳にしただろうお馴染みの彼ですが、意外な事に自身が中心になってのバンドは今回が初めてだったんですよねぇ。

で、彼のキャリアを追いかけている方ならご存じの通り、その音源の殆どでメロディアスでキャッチーな歌声を聞かせてくれているんですが、なんと今回はこれまでの彼のキャリアの中で一番ヘヴィでモダンな音作りがされており、そのドライで攻撃的なダーク・サウンドに驚かされました。

なのでTALISMANやW.E.T.等の甘口サウンドを期待していた方には、少々期待外れな出来となっている事は否めません。
逆にモダン・ハードな今風のHMサウンドをお求めな方なら歓喜する内容なのじゃないでしょうか?

相変わらず Jeff Scott Sotoの強靱な歌声に翳りは見られないのですが、そもそも今回のアルバム・コンセプトが『怒り』らしいので、彼に北欧メロハー系を求めている方にとってメロディアスさやキャッチーさの要素が薄めな鈍色サウンドとなったのは当然の帰結なのかも…('A`)

まぁ、そのコンセプト云々を差し引いても、本作の歌メロや楽曲の出来はイマイチじゃないかと…
ウーン、多彩な有名ゲストを迎えて話題は十分なんだが、肝心の楽曲とメロディが耳に引っかからないのはイタダケませんわ(つд`)

月並みですが、次作にこそはメロディアスな良作アルバムを期待したいですね……
by malilion | 2015-08-13 05:02 | 音楽 | Trackback

北欧HM SKINTRADE新作をリリース!しかしこの音…AOR HEAVENでいいのか?(汗


SKINTRADE 「Scarred For Life」'15 c0072376_1251795.jpg

自身のソロ・プロジェクト(バンド?)ALFONZETTIの他、古くは英産HRバンドのJAGED EDGGEに始まり、同じく北欧バンドDAMNED NATIONやIMPERA等々、様々なバンド&プロジェクト(TALISMANのデモの歌入れとかも)で活躍している個人的に大のお気に入り北欧シンガー Matti Alfonzetti率いるスウェーデン産メロディアスHMバンドの再結成第二弾、通算5作目(BEST含む)がリリースされたので即GET!

で、新作ですが前作とメンツは変わらぬものの、再結成作で提示したモダンで歯切れ良いキャッチーなメロディアスHM路線がやや後退し、若干バンド結成当初の'90年代初期型USスタイルなウネるグルービィなモダン・ヘヴィネスHM路線へ接近したように感じる。

音を聞く前からバンドロゴが三度新デザインへ変更された時点で、何らかの変化は予想ついたが、AOR HEAVEN所属なのに再結成第一弾よりキャッチーさとメロディアスさが少し減って、より骨太でドライなマッチョ度合いが増した方向へ進むとはちょっと意外でした。

まぁ、どんなレーベルのどんなバンド作だろうと、相変わらず Matti Alfonzettiのエモーショナルな歌声は眩い輝きを放っているんですけどね(*´ω` *)
ただ、バックのサウンドはデビュー時より、より類型的なモダン・ヘヴィネスHMサウンドになってしまって個性が弱まってるように感じるのが少々気がかりではあります。
うーん、コレってリフがつまんないからなのかなぁ? 方向性の問題なのか…

つーか、この路線だとAOR HEAVEN所属じゃ満足なサポート得られないんじゃないの?(汗

個人的にはこの新作は悪くはないものの、もう一つって感じでしたので、次作に期待したいと思います。ハイ。
by malilion | 2015-08-11 01:21 | 音楽 | Trackback

90125YES+POLICEなUKポップと聞いてピン!と来た方ならTHIS OCEANIC FEELINGは買い!


THIS OCEANIC FEELING 「Universal Mind」'15 c0072376_15133439.jpg

ソロシンガーとしては2枚のソロアルバムを発表し、YES&ASIAのキーボーディスト Geoff Downesとのコラボレーションユニット Downes Braide Association(絶品!)や、Trevor Horn率いる英国プロデューサーらによるスーパーユニットTHE PRODUDESで歌声を披露した Chris Braide(Vo&Key)を中心に、IT BITESの二代目ベーシスト Lee Pommeroy(B)、そしてTHE PRODUDESでも叩いていたセッション・ドラマー Ash Soan(Ds)の三人により2014年に結成された新バンドのデビュー盤をGET!

海外では90125YES+POLICEと評され、どうやらAOR&POP系バンドとカテゴライズされているようだが、80年代初期のUKプログレチックなテイストも感じられるのでキャッチーなコンテンポラリー寄りのシンセ系サウンドも聞ける方なら十分訴求すると思う。

ソロ作で感じられたようなソウルフルな感触は少なく、モダンなシンセサウンドと80年代風UKエレクトロポップの上で 哀愁たっぷりに、時にアンニュイにと透明感ある歌声で Chris Braideが多彩に歌い上げ、終始穏やかで湿り気を帯びた英国的メロディアスサウンドが紡がれていく。

バンドメンツ的にグレ系のリスナーにも情報が伝わるのだろうが、このバンドは80年代初期UKポップやシンセポップ好きな方が一番のターゲットであろうのは間違いないので、グレ系リスナーが真っ先に手を出すべきアルバムでないのは確か。

その実力に反してあまり知名度が高くないのは、Chris Braideが寡作なアーティストだからではと思ってしまうが、まぁ裏方メインな方なので…
出来れば早く次作が届けられる事を願いたい。
by malilion | 2015-08-10 15:07 | 音楽 | Trackback

重厚なシンセ・オーケストレーションに期待が高まったけど…AENEASデビュー!


AENEAS 「New Renaissance」'15 c0072376_420537.jpg

ジャケだけ見ると『ケルト系?』と思ってしまう、ギリシャ神話の半神の英雄(ローマ人のご先祖って事になってる)をバンド名に掲げた独産5人組シンフォ・バンドによる2015年デビュー自主制作盤をGET!

初っぱなから重厚なオーケストレーションが迫り来るインパクトは絶大で、ぐぐっと期待させてくれる。

そこそこキャッチーでコンパクトにまとめられた楽曲で分厚いシンセのバッキングによる音の壁が終始フィーチャーされ、上から下まで綺麗に伸びるハイトーン・ヴォーカルの歌声が憂いを湛え、リリカルにドラマチックに展開しつつ流れゆくサウンドを聞いた瞬間、カナダのSAGAの初期サウンドを連想したが、HMテイスト全開なヘヴィなギター(類型的でイマイチなプレイとフレーズ…)が折角盛り上がってる楽曲に水を差してくれちゃってSAGAっぽさを台無しにしてくれる…('A`)

所々で挟むSEだったりミステリアスなキーボードのフレーズに、シアトリカルなヴォーカルの演技だったりが非常にシネマティックで、楽曲の壮大なスケールを演出するのに効果を発揮している点と、美しさよりヘヴィさに重きを置いたギタープレイのフレーズやリフがバンドサウンドの良さを終始スポイルしているように思えてどうにも残念だ…

現状、80年代初期のポンプサウンドを今風にアップデートしてHMテイスト満載なギターが入ったB級シンフォ・バンド(90年代ドイツには結構、似たサウンドのバンド多かったなぁ…)と言った感じだが、頑張り屋なキーボーディストと多彩な歌声を披露する実力派ヴォーカリストが居るので、この後大化けする可能性もかなりあると思う。

次作でヴォーカリストが抜けるか、キーボーディストが抜けるかしたら、全く別のバンドになりそうではあるけど…('A`)

個人的にはギタリストを交換して欲しいけど、なんかバンドの中心人物っぽいんだよなぁ…
by malilion | 2015-08-09 04:17 | 音楽 | Trackback

21年ぶりに再結成! LUCIFER'S FRIENDが新音源リリース!


LUCIFER'S FRIEND 「Awakening」'15 c0072376_1132344.jpg

今やビックネームである同郷のSCORPIONSより先にデビューをしていたにも関わらず知名度が著しく低い、1970年アルバム・デビューと古参ジャーマンHRバンドの先駆者としてマニアの間では特に有名な彼等が、まさかの再結成してアルバムをリリース! という訳で、早速GETしてみました。

この再(再)結成第一弾、肩慣らしといった感じでディスク2枚組の過去曲リマスターBEST+新曲4曲という変則的なアルバムとなっております。

リマスター効果もあってかクリアになった音質のお陰で古臭さが消えた為だけでなく、独産バンドらしい哀愁を感じるメロディアスで疾走感ある楽曲に、後にブリティッシュHRの雄 URIAH HEEPに引き抜かれる“ミニDIO"とよく称されたそのパワフルなハイトーン・ヴォイスは、今聞いても少しも色褪せぬ格好良さ(ベースがすっごく動きまくる!)とスリリングさを感じさせてくれます。

うーん、こんなにいいバンドなのにメジャーに成りきれなかったのは、やっぱり初期の重厚なハモンド・オルガンが唸りを上げるHRな方向性で突き進まず、途中でプログレッシブ・ロック色を強めた方向へ行ったり、ポップス寄りになったり、はたまた大編成のブラス・セクションを導入した楽曲を演ってみたりと、イマイチ方向性が定まらなかったからなんでしょうかねぇ…

で、再結成のメンツは John Lawton(Vo)、Peter Hesslein(G、Key)、Dieter Horns(B)のオリジナル3人に、新加入の Stephan Eggert(Ds)の4名となっております。

新曲の方は、初期の手の込んだ楽曲な方向ではなく、John Lawtonが復帰してからLUCIFER'S FRIENDⅡ まで含めてのHR/HM路線のようで、別段目新しい事をしてる訳でもないちょっと70年代風味漂うストレートで骨太なB級HM(汗)といった感じでしょうか?

John Lawton の絶品な熱唱に翳りは見られないものの、楽曲のメロディアス度やキャッチーさは以前より後退しているように思えますが、まぁ肩慣らしの挨拶盤って事で、次なる正式なフルアルバムが届けられるのを待ちましょうや。

Disc:1
01. RIDE THE SKY
02. IN THE TIME OF JOB
03. KEEP GOING
04. TOXIC SHADOWS
05. BURNING SHIPS
06. FUGITIVE
07. MOONSHINE RIDER
08. DIRTY OLD TOWN
09. FIRE AND RAIN
10. HEY DRIVER

Disc:2
01. PRAY
02. RIDING HIGH
03. DID YOU EVER
04. THIS ROAD


いやぁ~、何度聞いても『MOONSHINE RIDER』はカッチョイイなぁ~♪
by malilion | 2015-08-03 01:08 | 音楽 | Trackback