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北欧シンフォ系? いいえ、ブリテイッシュHR系です(w MAGIC PIE新譜リリース!


MAGIC PIE 「King For A Day」'15 c0072376_6393562.jpg

前作も良作だったノルウェー産シンフォニック(?)・バンド、MAGIC PIEの4年振りとなる待望の4thが登場!

相変わらずシンフォ系には似つかわしくない濁り声で熱唱するリードVoをフロントに据えている彼等だが、前作でツインリードVoの片割れをチェンジしたのに続き、本作では再びキーボードプレイヤーをチェンジしたが、変わらぬオッサン6人組によるトリプルVoを活かした分厚いコーラス・ハーモニーが聞けて大満足♪

前作からシリアスな本格シンフォ・プログレ系へ舵を切ったと思われたが、本作では再び初期の活きの良い、殆どハードロックな高揚感漲る豪快サウンドに分厚い溌剌コーラスが絡む鮮烈なブライト・サウンドへ軌道修正した模様(・∀・)イイ!!

以前から顕著だったSPOCK'S BEARDやTHE FLOWER KINGSばりの要素が薄れ、よりクラッシックなブリティッシュナイズされたHRサウンドでハモンド等のHR的刻むkeyに混じってポンプ以降のシンフォニックで優美なkeyが隠し要素で印象的なフレーズを奏でたり、プログレ定番のシンセによる変拍子&高速キメ&ハッタリの畳み掛け等々を垣間見せるパターン+分厚いコーラス・ハーモニー(非アメリカン)という、他のシンフォ&ポンプ系では聞く事の出来無いオリジナリティを本作で遂に確立したように思う。

UK的HRサウンドへ接近する事で、大抵のシンフォ系やポンプ系を好む方なら顔をしかめるだろうダミ声Voの声質も実に良くバンドサウンドにマッチし、SPOCK'S BEARDやTHE FLOWER KINGSの影を払拭した上に更に他のバンドとの差別化に大きく役立っているように思えるから面白い。

同じ北欧系で最近好評なMOON SAFARIのようなYESに影響を受けたシンフォ系バンド定番な優美なコーラスは余り聞けず、どちらかと言えばパワー押しなSWEETのようなUKバブルガム・バンドの朗らかコーラスやHEEPばりの妖しさ満点な裏声コーラスを絡ませてくるこのバンド、実に気に入っております('(゚∀゚∩

ギターのフレーズも本作において遂にTHE FLOWER KINGSの影を断ち切り、印象的なフレーズやミステリアスなトーンを聞かせてくれている点や、コンパクトに纏め上げられたキャッチーな楽曲には以前にも増して押し引きの妙が聞け、しっかり北欧バンドらしい寂寞感を漂わせるリリカルさも保っている、これまで以上に完成度を増しスケールアップしたそのオリジナリティ溢れるサウンドは正にバンド最高傑作と呼べるだろう。

アルバムデビュー10周年を迎える彼等の最新作は、プログレ・ファンより寧ろHRファンに好評を博しそうな、そんな一作であります!

ブリティッシュHR好きでメロディアスでキャッチーなコーラス好きな方は是非チェックしてみて下さい!
by malilion | 2015-06-20 06:36 | 音楽 | Trackback

17年振りのDRIFTING SUN新作…メンツも全然違うしもう別バンドじゃね?


DRIFTING SUN 「Trip The Life Fantastic」'15 c0072376_2121471.jpg

キーボーディストを中心とするUK産5人組スタジオ・シンフォ・プロジェクトの17年振りとなる3rdをGET!

フランス人キーボーディストの Pat Sanders率いるプロジェクト・バンドなので1996年の1st以降、現在まで全アルバムでメンツが流動的。
なので前作と Pat Sanders以外のメンツが全く異なるが、コレは恒例なので驚くに値はしない。

デビュー作はモロに軟弱なポンプというサウンドだったが徐々にサウンドが変化し、本作ではHRテイストなドタバタしたドラムとエッジの立ったギターを聞く事が出来る風に変化している。
あえて例えるならNWOBH時期のメタリックなサウンドをプログレにMIXしたTWELFTH NIGHT的なサウンドに近いか?
流石に時代が違うのとテクノロジーのお陰でかこちらの楽曲はよりモダンなタッチだ。

ヴォーカル曲の間に挟まれる流麗なピアノ小曲が実に叙情的で、この方向性をより強めた楽曲で固めていればUK独特の湿り気と優美な憂いをたたえたモダン・サウンドの一大シンフォニック・ロック作になっていただろうに…残念!('A`)

リリカルなキーボードだったり、所々で耳を惹く歌メロだったり、メロディアスな楽曲のフレーズだったりが耳を捉えてハッとさせるものの、ポンプ後遺症みたいなヘタウマなヴォーカルの歌声とHRに成り切れてない中途半端にバタつく騒がしいドラムとギターのお陰で、いい雰囲気がブチ壊しになって、結果B級シンフォ崩れHRバンドみたいに聞こえてしまっている。

その影響でか、楽曲全体の完成度が著しく損なわれて何かしらチグハグに感じられてしまう、惜しい一作といった印象が最後まで残った。
by malilion | 2015-06-17 20:53 | 音楽 | Trackback

NORTH STAR最終作をリリース! Glenn Leonard R.I.P.


NORTH STAR 「Transcendence」'15 c0072376_3353918.jpg

76年に結成され84年にアルバム・デビューして以降、世間の流行りに背を向けマイペースで長らく(ド)マイナーな活動を続けてきた古参アメリカン・シンフォ・バンドの“超越"と名付けられた6thアルバムにしてバンド最終作(!?)をGET!

そもそもNORTH STARはキーボードプレイヤーの Kevin Leonardとドラムス兼キーボードの Glenn Leonardの兄弟が中心のバンドだった訳だが、そのGlennが2013年に死去した事に伴い、本作はバンドの最終作(つまり解散ではなく自然消滅って事か…)として彼へのトリビュートの意味も込めて制作された作品なのだそうだ。R.I.P.

と、言う訳で故ドラマーへ捧げられた本作はドラムスレス作となっており、その辺りの事情はアルバム・ジャケが全てを物語っているとも言えるだろう。

メンツの方もいつもの4人だけでなく総勢6人組のバンドメンツ(ベースとキーボードが増えてる)が明記されているのは、本作が最終作と言う点と Kevin Leonardのメンタルにも影響があったんでしょうね……

NORTH STARと言えば、いつもは GENESIS + E.L&PにちょびっとYES なサウンドだった訳だが、ドラムスレス作と言う事で当然誰もがこれまでの作品とは趣が違うように感じるハズ。

顕著な点で言えば、アコースティックな楽曲中心になった事でロック的なダイナミクスは皆無な訳だが、それによって初期GENESISっぽさがより前面に出ていつも以上に楽曲に繊細な叙情感を感じられ、癖の強いガブリエル風のヴォーカルが今まで以上にキツく感じられたり、コーラス・アレンジに今まで以上に力を入れ(ざるおえなかったんでしょうね)た結果、彼等にしては珍しくGENTLE GIANT的なマドリガル風ヴォーカル・ハーモニーが展開されている事だろう。

プログレ的観点から見れば、ちょっとアンニュイな楽曲やアンビエントなサウンドが朗々と展開される淡い叙情感と牧歌的なメロが聞けるシンフォ作と言う事になるだろうが、いつものNORTH STAR節を期待したファンからすれば少々ガッカリな出来と言われるのは避けられない作品ではある。

古参バンドの最終作がコレと言うのは少々寂しい出来なのは確かだが、どうしたって故人へ捧げた作品である事からも内省的な方向へ楽曲の性質が向かうのは致し方がない、か…

残念ながら、これからはメモリアル作で Glenn Leonard生前のプレイが聞けるLIVEアルバムとか、未発表音源等がリリースされるのを待つしかないでしょうね。
by malilion | 2015-06-13 03:25 | 音楽 | Trackback

期待通りの傑作メロハー作!え? WORK OF ARTこれでお終い?!ウソデショ!?


WORK OF ART 「Framework」'14 c0072376_2039886.jpg

今さらここでご紹介しなくても既にメロハー・ファンなら北欧スウェーデンが誇る3人組メロハー・バンドである彼等の新作は当然GETしてると思うんですが、実は今頃彼等の新譜をGETした次第で(汗

で、余りに出来が素晴らしかったのでここでご紹介!

実際、彼等の新譜が出るという情報はかなり前に知っていたんですが、どう考えても彼等が駄作をリリースするはずもなく、ガチで安稗だろ、と購入を後回しにしてたらこんなに遅れてしまいました(スマヌ

と言う訳で、その新譜はというと期待に違わぬハイクオリティな完成度で、1st、2ndの流れを汲むモダンでキャッチーでコンパクトでフック満載のシャレオツなメロハーとAORのハイブリッド・サウンドは、メロハーファンの諸兄誰もが安心して身を委ねられる文句なしの傑作メロハー&AORアルバムだと言えましょう。

しのごの言う必要は無い、一曲目のイントロを数秒聞けば即座に出来が察する事が出来る正に傑作アルバムという奴ですな、ホントに('(゚∀゚∩

作り物臭さは多少あるものの、職人が時間をかけてじっくり制作しただけあって当然音も良いし、捨て曲もなく、何処を切っても北欧特有の透明感あるメロディアスさと澄み渡る夏の青空のような爽快感に満ちあふれていて、バンド名のWORK OF ART(芸術作品)に違わぬ実に洗練されたサウンドが楽しめる素晴らしい一品です♪

毎度の事ながらTOTOへの思い入れが相当強いのが丸わかりで、リスペクト的にTOTOの残り香のようなものが楽曲のそこかしこから匂い立っているのも、AORファンなら2828して好意的に思えてしまえるんじゃないでしょうか?

確実にメロハー&AORファンにとってはマストなアイテムと言えるので、必ずGETしておきましょう!

……所で、これで最終作ってホントなの?(つд`)
こんな素晴らしい作品リリースしておいて、お終いってソレはあんまりだよぅ…orz

三部作、の終わりだと信じて4thがリリースされるのを信じて待ってます!
by malilion | 2015-06-09 20:04 | 音楽 | Trackback

再びレーベル移籍…TERRA NOVAが久しぶりに新譜をリリース!


TERRA NOVA 「Reinvent Yourself」'15 c0072376_2254661.jpg

Fred&Ron Hendrix兄弟を中心にしたオランダが誇る4人組メロディアス・ハードロック・バンドの5年ぶりとなる6作目を少し遅れてGET。

いやー、なんか巷の評価が芳しくないようなので手を出すかどうかちょっと悩んだんですけど、長年のファンとして買わぬ訳にいくまいと手を出した次第です(汗

で。結果から言って、何故そんなに酷評されるのか疑問に思ってしまう出来でした(´・ω・`)

以前もレーベルとゴタついて改名騒動があった彼等ですが、今回もFrontiers RecordsとモメてMelodic Rock Recordsへ移籍する事になった模様で、ですがそんなゴタゴタは一切関係なくファンが彼らに望むだろう通りな、初期から通じる叙情性あるメロディアスなハード・ロック・チューンが目白押し!('(゚∀゚∩

まぁ、以前のアルバムに比べて全体の完成度が甘く感じるとか、さすがに年齢によるものでしょうがFredの超高音ヴォーカルに翳りが見えて若干低めな声(って、それでも十分いい声だしAOR的にはアダルトでピッタリ)で歌唱している、とかアルバムを通してリズムが少々単調に感じる等々、細かい文句を上げだしたらきりが無いんですけど(汗

テクニカルでメロディアスなギターソロを全面に押し出したハードエッジがありつつもキャッチーで溌剌爽快な楽曲の上を、瑞々しいハイトーン・ヴォーカルが歌い上げるフック満載なメロハー・サウンドを期待していた方には、ギターも大人しいし耳に刺さるハイトーンもなく少々AOR的な要素が多く感じられて期待外れだった、という事なんでしょうかね?

初期のような音の密度が高いハードポップ寄りの造り込まれたプロダクションと違い、過度な装飾を排した落ち着きのあるAOR風サウンド・プロダクションと、シンプルな曲調(コレが抑揚が弱まり単調に感じる原因?)は確かに以前との相違を強く感じさせますが、大雑把に言って仕上がりがHR寄りかAOR寄りか、という差しか感じなかったんだけどなぁ……

諸手を挙げて歓迎、という出来では無いものの、十分及第点を超えてるメロハー・アルバムだと思いますので、彼等のファンは勿論の事、ハードポップ及びAORファンもチェックして損はない一品だと思いますよ。
by malilion | 2015-06-05 02:22 | 音楽 | Trackback