人気ブログランキング |

<   2015年 05月 ( 7 )   > この月の画像一覧

HELIOPOLISが分裂?! メンバーによる別プロジェクト BOX OF SHAMANSがデビュー!


BOX OF SHAMANS 「Belief And Illusion」'15 c0072376_043727.jpg

USA産らしいYES系の流れをくむ3人組シンフォ・プロジェクト・バンドのデビュー盤をGETしたのでご紹介。

と言っても、全くの新人と言う訳でもなく全員以前ここで紹介した5人組シンフォ・バンドHELIOPOLISのメンバーで、その内の Michael Matier(G:HELIOPOLIS,ex TEN JINN)、Scott Jones(Vo:HELIOPOLIS,ex ROCKET SCIENTISTS)、Jerry Beller(Ds:HELIOPOLIS,ex MARS HOLLOW)ら3人が新たに立ち上げた別プロジェクト・バンドだ。

実際の所どうなのかは定かではないけれど、HELIOPOLISが元MARS HOLLOW組の Jerry Bellerと Kerry Chicoine の2人が中心のバンドという事なので、恐らく自身の創作意欲を満足(実際、ドラムス以外の音は全てMichaelが演奏している)させる為に Michael Matierと Scott Jonesが中心になってコンテンポラリー寄りのモダン・シンフォサウンドを聞かせる HELIOPOLISとは別路線の、より古典的プログレ系サウンドへ接近した BOX OF SHAMANSを立ち上げたのだろう。

しかし、HELIOPOLISは先日1stリリースしたばっかりだと言うのにいいのかねコレ…(汗
見方によっちゃ HELIOPOLISは BOX OF SHAMANSにドラマーが引き抜かれたと解釈する事も出来るんじゃ…('A`)
まぁ、お互い同じレーベルメイトだし、レーベルもHELIOPOLISと契約する前にBOX OF SHAMANSと契約してたみたいな事を言ってるので、仲違いしてる訳じゃないみたいだけど…

で、内容の方はと言うと、如何にもUSA産というダイナミックな勢いとクリアな爽快さを感じさせる70年代UKプログレ・リスペクトサウンドで、YES風のメロウなヴォーカルと重なるコーラスや繊細なギターサウンドに始まって、GENTLE GIANT的スリリングな忙しないリズム展開とモザイクのように入り組んで展開されるマドリガル風ヴォーカル・ハーモニーが終始駆け巡り、YES6+GG3+RUSH1、といったサウンドイメージでしょうか?

オリジナリティという点を考慮しなければHELIOPOLISよりこっち(HELIOPOLISもモロYES臭いけど…)のサウンドの方が一般的なグレ・ファンには分かりやすいし訴求する出来のいい作品のように思えるだろう。

そうそう、HELIOPOLISのアルバムではアンダーソン風歌唱だったので余り感じなかったけれど、本作でのScott Jonesの歌声がちょっとRUSHの Geddy Leeっぽく(こっちが自然な歌唱方?)聞こえて、この手のバンドが定番でフロントに据えるアンダーソン症候群ヴォーカリストでないのも、BOX OF SHAMANSがやっているサウンドからすると少し違和感があって、それが逆にいいアクセントになっているようにも感じますね。

プログレッシヴ的観点から見るならHELIOPOLISの方が“今のサウンド"なのだろうけど、シンフォ&グレ系ファンからすれば、懐古的と言われようとBOX OF SHAMANSのサウンドの方がなじみ深いし快く感じちゃう、そんなアルバムなのでした。

今風モダン・サウンドのHELIOPOLISはイマイチだったなぁ、という旧来からの古典UKグレ系サウンドをお好みの方なら、このバンドはチェックしても損はない1枚かもしれませんよ?

PS.
レーベルサイトで公開してる視聴音源の楽曲の順番がアルバムと違うのは何か意味があるのか…それともタダの凡ミスなのか…? 謎ではあります('A`)
by malilion | 2015-05-28 00:39 | 音楽 | Trackback

早くも3作目!北欧スーパー・バンド(?)IMPERAが新譜をリリース!


IMPERA 「Empire Of Sin」'15 c0072376_18141610.jpg

2012年デビュー以来、毎年1枚とコンスタンスに新作をリリースして来た彼等の新譜を、例によって日本盤がリリースされるのを待って見ましたが、どうやら今回は国内盤なさそうなので外盤で今頃購入しました…

まぁ、1st、2ndと、奇跡の国内盤リリースでしたからね。
いつこうなってもおかしくは無いと、マイナーバンドまで追いかけてるマニア諸兄なら予想してたでしょうし特別驚かないかもね…orz

ドマイナーなバンドも国内盤をリリースしてマニアを歓喜させてきたルビコンでさえも、さすがにペイせん枚数しか国内で捌けぬ北欧メロハー・バンドの3rdまでは、いくら名うての強者揃いだろうとリリース出来無いって言う現実は非情だな~(つд`)

で、そんな彼等ですがデビュー以来メンツに変動は無く、スウェーデン人ドラマー J.K.Impera(Ds:Buruce Kullick、Graham Bonneto他)を中心に、ソウルフルな名シンガー Matti Alfonzetti(Vo:JAGGED EDGE、SKINTRADE、DAMNED NATION他)、北欧メロディック・ロック界随一のお助けマン Tommy Denander(G:RADIOACTIVEを筆頭にAORセッションやプロジェクト多数)、そして Mats Vassfjord(B:VINNIE VINCENT、GRAND DESIGN他)の4人のままで、しっかりバンド体制を固めております。

最初は、アホほど有るTommy Denander関連のメロハー・スーパーメンバー・プロジェクトの一作と思っていた方が多数でしょうから『こんなにコンスタントにアルバムをリリースするなんて、ちゃんとした“バンド”なの!?』と驚かされたメロハー・ファンな方も多いんじゃないでしょうか?(w

で、肝心の新譜の方はと言うと、前作までは80年代後期~90年代初期フィール漂う叙情的なメロディー重視のキャッチーでコンパクトなAOR&メロハーといった優等生サウンドだった訳ですが、今回は前作以上にギターが前面に押し出されたダークでハードなテイストを強く感じ、サウンドのバランスを意図的に崩してきたように思えます。

キャッチーでコンパクトでメロディアスという、バンドコンセプトは損なわれていないものの、北欧バンド特有の叙情性がそうさせるのかメロディの湿り気具合が脳天気でハッピーなサウンドを良しとしないのか、Tommy Denanderが関わってきた多くのプロジェクト(IMPERAは彼がリーダーでないしサウンドのイニシアチブを握っていないんでしょう)で聞けるような華やかさや、ドストレートなポップフィーリングが本作は今まで以上に乏しく感じましたね。

ぶっちゃけ、ダークネス要素が増えてキャッチーさが後退したのがアリアリです。
その辺りの変化があっても尚、前2作でも苦言を呈した個性という名の弱点は未だに解決されていないのが残念でなりません。

いい出来だし、クオリティも低くないのに、何故かサウンドが印象に残らない、メロディのフックが耳に引っかからない…ジャケだって手を抜いてる訳でもないのに…うーん、なんか勿体ないなぁ、と耳の肥えたメロハー・ファンなら思うんじゃないでしょうか?

ベテランメンツがサイドプロジェクトで演ってる極上のB級HMバンドを聞いた時のような、抜群の安心感と安定感は心地よいんですけどねぇ…気がついたらアルバムが終わってる、そんな感じなのでした…('A`)
by malilion | 2015-05-26 18:10 | 音楽 | Trackback

帰ってきたオランダの貴公子 Robby Valentineの新譜を遅れてGET!


VALENTINE 「Bizarro World」'14 c0072376_1874044.jpg

オランダの貴公子こと Robby Valentineが'07年の「Falling Down In Misanthropolis」以来7年ぶりとなる通算9作目となる新作を、日本盤リリースがあるかなー、来日とかあるかもなー、っと待って待って待ってみたけど、一向にそんな話が聞こえて来ないのでやむなく外盤で今頃購入…

まぁ、でもそれも無理からぬ状況だったんですよね。

なにせ前作のダークな方向性だけでも十分ファンとってはネガティヴな状況だったのに、その後にリリースされた二枚組アンソロジー 「Androgenius」'08の内容がその状況にさらに拍車をかけたのだから…

QUEENティスト溢れるドラマティックかつメロディアスな楽曲が受けていた彼が、その日本で人気があった時期の楽曲を殆ど収録しない、自身の過去を否定するかの如きモダンでヘヴィな楽曲ばかりなアンソロジー作が喜ばれる訳もなく、QUEEN同好アーティスト VALENSIAとのコラボユニット空中分解と金銭トラブルから始まった一連の騒動が影響を与えたのか、以降ダークな方向へますます音楽性が偏向するのに反比例するように彼の人気は下降の一途を辿り、いつしか人々の口に彼の名が上がる事も無い状態になってしまっていたんですよね。

で、久しぶりの新作はと言うと、自身の音楽性と訴求するユーザー層を再確認したからなのか、元々線の細い声にパワー系でない歌唱法でダークでヘヴィなサウンドには不向きだったのをやっと理解したのか、初期を彷彿とさせる路線に軌道修正し、これまでのダークなティストも若干残しつつ新機軸としてデジタリーでメロディアスなユーロポップ・テイストを効かせたサウンド(歌メロといいサビといいフレーズといい、どこかで聞いた事がある曲が多々あるけど…(汗 )を披露し、以前のQUEENティストが好きだったファンにも十分訴求する仕上がりとなっていて一安心と言った所だ。

多分に今の流行を意識してなのか、以前のような無数のトラックを費やしてサウンドを重ね音の壁を作る凝った厚塗りサウンドではないのと、楽曲の造りがシンプルになった事もあって、非常にコンパクトでストレートな曲調が多く感じるのも、以前との明確な違いでしょう。

ただ、シンプルな楽曲構成になった分メロディやアレンジが以前の焼き直しに思える箇所が多々耳についたり、先の展開が読めてしまったりと新鮮味の欠落が激しく、ワンマンバンド故のアイディアの枯渇が心配されます。

華麗さや豪華さといった初期の“貴公子”要素はめっきり失われてしまったものの初期の彼の作品が好きだった方でも、この久しぶりに届けられた新作は楽しめる内容だと思いますので、興味あるならチェックしてみて下さい。
by malilion | 2015-05-17 18:00 | 音楽 | Trackback

北欧AORプロジェクトがメロハー化! SONIC STATION 2ndをリリース!


SONIC STATION 「Next Stop」'15

c0072376_14365620.jpgプロデューサー&コンポーザーとして活動するスウェーデン人ギタリスト Alexander Kronbrinkによる北欧AORプロジェクトの第二弾アルバムがリリースされたのでちょい遅れてGET!

2012年にリリースされた1stは古き良きAORサウンドに北欧らしい透明感溢れる繊細なメロディが爽快に駆け抜ける好盤であったものの、ユニット体制の弊害か、元々リリースを想定していなかった自己満足的な楽曲集だった為か、総じて楽曲が薄味に感じたが、本作は前作の流れを汲むお洒落でアーバンなAORテイストは随所に残しつつ、より今風のメロハー・テイストが増してググッと売れ筋でソリッドなロックサウンドに近づいたハイクオリティな北欧メロハー・アルバムとなっている(・∀・)イイ!!

2ndの内容が充実したのはやはりプロジェクト体制が変化したからだろうが、前作では4名のヴォーカリストをフィーチャーしていたが、本作では女性シンガーの Marika Willstedt嬢のみ引き続き3曲でリードを披露し、その他の楽曲はQEENトリビュート・バンドでフロントマンだと言う新任の男性シンガー Johan Bodingが11曲中8曲でリードを務める男女2名体制に落ち着いたのが最大の要因だろう。

オリジナリティだとか強烈な個性という問題点や、まだまだ知名度も低いけれど、WORK OF ARTやTommy Denanderの一連の作品群だったりTOTOが好きな方なら間違いなく気に入る、キャッチーで良質な楽曲がズラリと並ぶ北欧メロハー・アルバムなので、チェックしてみても決して後悔する事ない一品ですよ!
by malilion | 2015-05-13 14:33 | 音楽 | Trackback

予想通り…男女ツインVo体制で再出発!GLASS HAMMER新譜リリースですよ。


GLASS HAMMER 「The Breaking Of The World」'15 c0072376_15281123.jpg

前任ヴォーカリスト、Jon DavisonがYESへ電撃加入した事で一躍注目を浴びた、USシンフォニック・バンド GLASS HAMMERの「Ode To Echo」'14 に続く15thをGET!

所謂マイナーなUSグロプレ・バンドの一つに過ぎなかった彼等だが、YES関係のハプニングで売れなかった旧譜まで再発されちゃう勢いと、その時流を意識したようなここ最近の彼等の作品の出来には正直、旧来からのファンは少々閉口していたのじゃないだろうか?

ご安心下さい。皆周知でしょうが Jon Davisonは予想通りに脱退(そりゃYESを優先するよね)しました('A`)

まぁ、これで晴れて“YESメンが在籍した元バンド”の肩書き(やったね!これで旧譜が末永く売れるよ!)を彼等は手に入れられた訳だし、双方WIN&WINなオチでしょうな……

で、そのお陰と言ってはなんだが今作はアンダーソン臭いヴォーカルが消えて明らかに声質が違う Carl Groves(SALEM HILL)と Susie Bogdanowicz嬢をWフロントに据えた男女ヴォーカル体制へチェンジしたのが幸いしたのと、意図的に作風を変えた(売れたから気負いが消えたのか?)のだろうが、ここ数作のあからさまなYES臭と重厚なシンフォ・テイストは薄れ、非常にリラックスした軽やかな作風でこの新譜は構成されているように思える。

メンツ的には前作のトリプルVo体勢から一人 Jon Davison抜け、ギタリストがチェンジしただけ(いや、Gのチェンジは小さくない影響か?)なのに、この新譜にこれまでに余り感じられなかった艶やかさや優雅さを強く感じるのは、往年のプログレ名曲をカヴァーするフィンランド産プロジェクト・バンド THE SAMURAI OF PROGのメンバーがゲストとしてヴァイオリンとフルートで好演を繰り広げているのが間違いなく大きなポイントだろう。

本アルバムに収録されている耳障りのいい楽曲群は、一時フィメールVoをフロントに押し立てユーロ界隈で流行ったシンフォ・ゴスなサウンドでコンテンポラリーな楽曲を奏ってた雰囲気と初期からのプログレ風味な楽曲を上手くブレンドしたシャレオツなサウンドとも言えるかもしれない。

YES風なサウンドを求める方や、初期のバリバリなドプログレ&シンフォ作を求める向きには余り嬉しくない作風かもしれないが、一時期のコンテンポラリー風作をリリースしていた時期の彼等も変わらず支え続けた忠実なファン(涙)ならば、本作は実にコンパクトに纏まった良作に聞こえるに違いない。

そうそう、7曲目の4:45秒あたりにノイズが乗ってるのが残念ですね。
しっとりした憂い有る艶やかな歌声のパートだけに…('A`)
by malilion | 2015-05-03 01:09 | Trackback

クラッシック・プログレ・トリビュートバンドから生まれたUSフュージョン・プログレ?


CIRCULINE 「Return」'15 c0072376_12934.jpg

2009年結成の、EL&P、GENESIS、GENTLE GIANT、YES、U.K.、RUSH、PINK FLOYD、KING CRIMSON、JETHRO TULLの9バンドをこよなく愛するUSA北東部産クラッシック・プログレッシヴロック・トリビュートバンドDOWNING GREYのキーボーディスト Andrew Coylerと、ギタリスト Bill Shannonに、ドラマー Darin Brannon3人が中心となり、新たに2014年に結成されたばかりな6人組クロスオーバー・プログレッシヴ・バンドがデビュー・アルバムをリリースしたので即GET!

新人バンドと言っても、各メンバーは経験も豊富で、上記の3人に加え元DOWNING GREYのヴォーカル William "Billy" Spillaneと、Natalie Brown嬢を迎えてのバンド結成なので、メンツ的にはほぼDOWNING GREYの別名バンドと言っても差し支えないだろう。

ただし、DOWNING GREYと違って男女ヴォーカル体制だし、オリジナル楽曲をプレイしているので音楽性は全く別物な上、6人組と思えぬ隙間を活かした音造りがなされており、ツインヴォーカルの特性を活かしてヴォーカルハーモニー多目な(でも非ポップで、歌物な印象も薄い…)コンパクトでフュージョン寄りのシャープで爽快なサウンドを披露している。

ゲストでエレクトリック・ヴァイオリンのスリリングでハードなプレイなども聞けるが、アルバムは全体的にシンフォ・テイストは薄く、9バンドの面影どころか所謂70年代から80年代にかけてのプログレ~ポンプな色も殆ど感じさせないのは、間違いなくDOWNING GREYとは別路線のサウンドを表現したいが為にCIRCULINEを立ち上げたからなのは想像に難くない。

なので定番のシンフォ系を求める向きは、手を出さない事をお薦めする。
逆にモダンなフュージョン系もOKな方なら、アバンギャルドなトコも有るちょっと毛色の変わったこのバンドの音は面白く感じる事でしょう。

他に同郷の多国籍バンドSOUND OF CONTACTのベーシストがゲストでプレイを披露しているので、そちらのファンな方もチェックしてみては如何だろうか?

年配のプログレ・バンドというとプロジェクト形態だったり、スタジオ作しかリリースしないLIVEを演らないバンドも少なくないけれど、このCIRCULINEは既にGLASS HAMMERのサポートバンドとして、2015年4月の北東部アメリカ・ツアーにも参加したりしているので、今後の活動にも期待が持てるLIVE向きなニューカマーと言えるでしょう!
by malilion | 2015-05-03 00:59 | 音楽 | Trackback

久しぶりのARENA新譜!期待に応えてくれてますん!('(゚∀゚∩


ARENA 「The Unquiet Sky」'15 c0072376_0132823.jpg
「The Seventh Degree Of Separation」'11 以来4年ぶりの新作は、のっけから重厚でド派手なオーケストレーションで幕を開け、弥が上にも期待が高まる8th(LIVEとか変則アルバム含まず)がリリースされたのでGET!!

前作は十年程Voを務めていた Rob Sowdenがバンドを離れ、新人Voの Paul Manzi を三代目フロントマンに迎えた新体制でのアルバム発表だった訳だが、本作でも残念な事にまたメンバーチェンジが勃発してしまった模様で、John Jowittが脱退(2回目)し、替わってClive NolanのプロジェクトCAAMORAのメンバーとしても活躍する Kylan Amosを三代目新ベーシストに迎えての新作発表となったようだ。

このバンドが、キーボーディストの Clive Nolanと元MARILLIONのドラマー、Mick Pointerの双頭バンドな事はファンならば重々承知の事とは思いますが、それにしたってヴォーカルを含め、ベーシストもなかなか安定しないんだよなぁ…

まぁ、SHADOWLAND、PENDRAGONの Clive Nolan(Key,Vo)に元MARILLIONの Mick Pointer(Ds)、そして、IT BITES、FROST* その他多数な John Mitchell(G,Vo)が在籍してるUKポンプ&シンフォ界のスーパーバンドなだけに、それに見合うメンツを得るのも難しいしやむ無しかとは思いますが、ファンとしちゃ気が気でないもんね(汗

そう考えるとなんだかんだと色々なプロジェクトやバンドに参加して大忙しの John Mitchellが比較的初期からギタリストで在籍し続けてくれてるのは僥倖と言えるでしょう。

実際は、Clive Nolanが裏方作業や奥方との活動で多忙な為にARENAが寡作になる為、その間他のバンドに参加してないとメンバーは生活も出来無いだろうから、逆にワーカホリックな John Mitchellでなければこのバンドに居続けられなかったっていうのが事の顛末なんでしょうけどね('A`)

で、新作の出来の方はと言うと、古いホラー・フィルムやショート・ストーリーにインスパイアされたというドラマチックなコンセプト・アルバムだという事で如何にもと言ったダークなジャケが連想させるようなダークネスなサウンドではなく、前作の延長上にありつつもシンフォ度が以前のように復活しているのが旧来からのファンには嬉しいポイントだろう。

ユーロ・シンフォファンが求める通りなドラマティックに展開する重厚なシンフォ・サウンドを筆頭に、フックの効いたキャッチーな歌メロに、コンパクトでソリッドな泣きのギターが大活躍し、優美で叙情感たっぷりの華麗なるキーボードワークも存分に楽しめ、さらにドラマチックな歌物メロディックHR的サウンドスタイルとパワフルさも内包しているのは相変わらずで、正にベテラン・スーパーバンドの名に相応しい技巧と完成度を楽しめる高品質でバランスの取れた充実の力作です!('(゚∀゚∩

このメンツで駄作が出来上がるハズも無いんですが、名も知れぬニューカマーの新譜をおみくじ感覚で手を出すのに疲れたユーロ・シンフォ探求者な方々も、たまには絶対の安心感(特にJohn Mitchell加入以降、メロディアスさに磨きが掛かってる!)に身を委ねるつもりで、コレは手を出しておくべき一品じゃないでしょうかね?
by malilion | 2015-05-02 00:08 | 音楽 | Trackback