人気ブログランキング |

<   2014年 04月 ( 15 )   > この月の画像一覧

ロシアン・フュージョン寄りシンフォの新鋭 INNER DRIVEデビュー!('(゚∀゚∩



INNER DRIVE
「Oasis」'14 c0072376_21462520.jpg

イタリアはリザード・レーベルからのリリースだが、れっきとしたロシア産新鋭インスト・シンフォ・プロジェクトバンドのデビュー作をGET!

なんか最近は妙にロシアづいてるけど特に他意はないんですよ、ええ。
購入したよさげなバンドが全部ロシア産だったってだけで……(汗

新バンドのデビュー作とは言っても、本アルバムはkeyプレイヤー Sergey Bolotovを中心に06年にモスクワでトリオバンドとして結成以降、07年から現在に至るまで流動的な複数のメンバー(合計9人)によって録音してきたマテリアルをまとめたモノなので純然たるバンド(未だにメンツは固定しておらず現時点ではプロジェクトと思える)の新作とは言えないんですね。
まぁ、本人的にも名刺代わりのデモCDくらいに考えているんじゃないんでしょうか? その割にクオリティがめちゃ高くてデモとも名刺代わりにも思えぬ侮れぬ出来なんですけど(汗

で、このプロジェクトバンドのデビュー作ですが、元々グロプレは歌パートが少ない音楽形態なのでインストなのは寧ろありがたいんですよね、下手っぴなVoの歌を聴かされ続けるだけで苦痛なんで(笑
ただ、そうなると歌メロで誤魔化せない分、如何に奏でるメロが美しいか、テクニカルか、面白い事をしてるのか、という点に如実に注意が集まるわけですが、このアルバムは全てにおいてクオリティが高く、文句なしの傑作インスト・シンフォ作と言えましょう。

フュージョン寄りのシンフォニック・サウンドで、Voパートの無い替わりリードパートを受け持つヴァイオリン(もう最高!)やフルート、そしてギター等、どれもが優雅にしてスリリング、そして時にクラシカルに、ファンタジックな美旋律をリリカルに奏で、イタリア系とはまた毛色の違うコッテリ濃厚サウンドの多いロシアものにしては珍しくスマートで美しい印象が強く耳を惹きつけ、テンションの高さやテクニカルさより妖艶にして叙情的なメロディとゆったりとしたアンサンブルでリスナーを楽しませてくれるポテンシャルの高さは、とても寄せ集め音源集とは思えぬ統一感があって驚かされます。

荘厳にして重厚な LITTLE TRAGEDIESや、怒濤の屈折爆走サウンドの LOST WORLDとも違う、スマートでインテリジェンスな素晴らしいロシアン・シンフォバンドがまた一つ誕生したのを歓迎したいですね。

次なる新作ではしっかりバンド体制を固めての音源リリースとなる事を切に祈っております。
by malilion | 2014-04-28 21:43 | 音楽 | Trackback

ロシアン・シンフォロックの最高峰 LITTLE TRAGEDIESが新譜リリース!('(゚∀゚∩


LITTLE TRAGEDIE
 「At Nights」'14 c0072376_2261093.jpg

Gennady Ilyin(key&Vo)率いるロシア産プログレ界随一の大スケールな劇的クラシカル・シンフォを繰り広げる大所帯バンド LITTLE TRAGEDIESの前作『Obsessed』'11 に続く3年ぶりの新作をGET!

キーボーディストがリーダーでVoも兼ねているワンマンバンド故当然なのだろうけど、これでもかとキーボードオーケストレーションが炸裂する鍵盤モノ大好きなグロプレファン垂涎なテクニカルで、クラシカルなシンフォニック・ロックサウンドを叩き出す彼等、12枚目となる本作でもその方向性にいささかの変化も迷いもありません。

正直リーダーのヴォーカリストとしての歌唱力はC級クラスなものの、殆どインストな楽曲ばかりアルバムに収められているし、元々この手のグロプレ形態バンドにはVoが重要視されない雰囲気程度に考えている方が殆どでしょうから、それ程問題視はされないでしょう。
個人的には大いにマイナスポイントですけどね……
こんな下手っぴな語りじみた歌なら完全なインストにしてくれ、っていうのが本音です('A`)

ただし、そのマイナスポイントを補って余りあるクラシカルにして重厚なキーボード群をふんだんにフィーチャーしつつ、毛色の違いも鮮明なサックス、トランペット等の管弦楽プレイヤーの奏でる官能的なサウンドも取り入れ、如何にもロシアらしいエレガンス薫る哀愁のクラシカル・サウンドに、モダンになりドラマチックな音を叩きだす数倍スケールアップしたドーピングしたEL&P(笑)といった具合の『静』と『動』の対比も鮮烈なロック的ダイナミズムが絡み合って迸り、正に唯一無二の個性を確立した他では耳にする事の出来ぬ荘厳にしてエネルギッシュな孤高のシンフォニック・サウンドに耳が虜になってしまうので、これからも彼等の活動をしっかりフォローしていきたいと思います(*´ω` *)

硬質で冷ややかなシンセとクラシカルで格調に満ちたキーボードオーケストレーションの落差と絡み合いが一番の聞き所なのはいつもの事ですが、美旋律のシンフォニックなサウンドに偏りすぎればややもすると軟弱で地味に陥りそうな所をしっかり踏みとどまり、ロック的エネルギッシュなアンサンブルが切り込んでくる展開の妙も聞き逃せません♪

00年から今日に至るまで短期間に多数のアルバムをリリースしてファンに嬉しい悲鳴を上げさせていた(笑)彼等にしては、前作から久しく音源発表が無かった(っても、3年だけど)訳ですが、再び活動期が巡ってきたのだと信じて次なる新作を待つことにしましょう!('(゚∀゚∩
by malilion | 2014-04-25 02:21 | 音楽 | Trackback

来る新作の前に予習しておこう。TILES デビュー20周年記念LIVEアルバムです(*´ω` *)


TILES 「Off The Floor」'12 c0072376_1163680.jpg

今年2014年前半に新作がリリースされる予定の彼等の前作となる20周年記念LIVEアルバムを実は今頃GETしたのでご紹介(汗

音源的には2008年の『Fly Paper』リリースに伴うツアー音源をまとめたもので、RUSHとDREAM THEATER影響下にあるUS産モダン・プログレッシヴHMバンドらしいシリアスでインテリジェンスな空気漂う緻密なLIVEサウンドとプレイを聞かせてくれる。

もうちょっとモロにフォロワー的な音使いやプレイを止めればB級マイナーなイメージも薄れると思うんだが、まぁ本人達も隠す気ナッシングだし、そもそもモロにRUSHの影響受けてるジャケデザインなだけでこのバンドがどんな音を出すのか聞かなくても誰でも察する事が出来るし、今更ですよねぇ(*´ω` *)

サイトでも述べられているが、メンバー的にも『RUSHのプロデューサー Terry BrownがMixを担当してくれた!』と喜んでるのが、未だにファン気質丸出しでなんとも微笑ましい(w

本LIVE盤で特筆すべきは、彼等と長年友好関係にある90年代北米産Progressive&Symphonic Rock バンドとしてその筋では名の知れた DISCIPLINEの実質的な中心人物でありVoである Matthew Parmenterがゲストプレイヤーとしてこれまでのスタジオ盤ゲストと同様に参加し、バイオリン、バッキングボーカルそしてメロトロンをプレイと八面六臂の活躍で、バンドメンバー4人と相互作用して楽曲に更なる深さと艶やかさを加えている所だろう。

一糸乱れぬアンサンブルと転調、モダンでヘヴィなRUSHとDREAM THEATER的な音のストラクチャーを自らの楽曲に落とし込んで展開させ、要所で要所でテクニカルでキレのあるスピーディーなメロディの複雑な絡み合いを見せつけるダイナミックな流れはメジャー所のグロプレバンド勢にも劣らぬ流石USA産というパワフルさで、スタジオ盤よりこのLIVE盤の方がタイトでストレートな印象すらある。

オリジナリティに重きを置く方には少々借り物的な部分が目に付きすぎて閉口されるかもしれないが、凡百の自己満足で終わってる稚拙なB級グロプレバンドを聞くくらいなら、フォロワーだろうとなんだろうとクオリティの高い音を聞いてた方が気持ちいいと思うんですよ、ええ。

いやー、このLIVE盤を聞いてると間もなく届けられるであろう新譜に期待が高まりますネェ!('(゚∀゚∩

あ、このLIVE盤にはボートラとして『Fence The Clear』'04 収録曲の再録スタジオテイクが収録されており、ゲストにフルートプレイヤーを招いてリリカルな音色を加えた彼等にしてはしっとりとしたウエット感漂うミッドテンポの佳曲として仕上がってますので、ファンならばチェックしてみても損はありませんよ。
by malilion | 2014-04-23 11:04 | 音楽 | Trackback

BABYLON A.D.蔵出し音源EP!再々結成作の前にチェックを怠るな!?


QUATTRO  「When The Dreaming Ends」'91 c0072376_20222119.jpg

またラック整理してたら見慣れないアルバムが転がり出てきたんでご紹介…っていうか、誰か情報お持ちじゃないですか?(汗

USA産ヴァージニア州のQuattro三兄弟を中心としたバンドで、曲毎にゲストメインVoを招いてメロディアス・ハードポップ曲を演奏している、くらいしか情報がありません(汗

毎度同じくなんでこの自主制作アルバムを購入したのか、既に忘却の彼方(w
きっと試聴したか何かで、その爽やかヴォーカルハーモニーが気に入ったからじゃないかと…

この前にシングルがあるのか、この他にアルバムがあるのか、全く不明です。
メンバーがその後、どこかのバンドに参加したとかの情報もないんで…
調べた限りでは他にアルバムは無い模様だけど、デモテープとかは複数本ありそうなんで、後々ひょっこりデモを集めてリマスターした発掘物CDとかメロディアス発掘レーベル辺りから出そうですけどね。

そもそもマイナー・インディ・バンドなんで情報がねぇ…今確認したら、なんか激レア盤みたいですなコレ。
プレミア価格に見合うだけのクオリティかと言われれば『うーん悪くはないけど、そんな高値で買う品でもないかなー』といいうのが偽らざる本音です('A`)

ゲストで女性Voやサキスフォンプレイヤーなんぞ招いて楽しげにプレイする、ちょっと80年代後期UKポップスのような香りのする曲も聴けるのが面白いかな、とは思いますけど。

キャッチーでコンパクトな楽曲で爽やかヴォーカルハーモニーが全面に押し出されたポップサウンドですので、メロハーと言うには少々厳しい軽いAOR系な音ですからその辺りの音を期待してる方は手を出さない方がいいでしょう。


BABYLON A.D. 「Lost Sessions: Fresno Ca 93」'14 c0072376_20224879.jpg

2010年に再々結成して復活し、現在オリジナルメンバーで活動中のカリフォルニア州オークランドで結成されサンフランシスコを中心に活動をしてきたツインGの5人組USA産グラムHRバンド BABYLON A.D.の最新EPをGET!

タイトルから分かるように93年レコーディング音源3曲と89年の1st収録曲『Bang Go The Bells』の2010年再録ヴァージョンの計4曲入りEPです。

以前にも彼等はメジャー・デビュー前'86~'88年にレコーディングした未発表デモ音源12曲をオフィシャルCD化リリースしているので、アーカイヴものとしては第二弾という事になりますね。

1985年に結成されメジャー・デビュー作が1989年とキャリアは長いものの寡作な彼等、これまでにアルバムはLIVE作を含め4枚しかリリースしておらず、残りは今回のEPを含めアーカイヴ作2枚だけだ。
幾度かの活動停滞と解散期がある為、ここ日本では彼等の認知度はイマイチ低いまま現在に至っている、と……なかなかいいバンドなんだけどなぁ~…orz

*******
1989年に中音域主体なロックンロール系のハスキー・リードヴォーカルを中心に煌びやかでキャッチーな分厚いコーラスで楽曲を固め、耳馴染みのよいサビとコンパクトで美麗なメロディーが特徴のグラム風味なHR1st『BABYLON A.D.』でデビュー。
新人らしからぬ作り込まれたデビュー作から、いきなり映画『ROBOCOP2』に主題歌を提供しビルボード・チャートTOP100に35週ランク・インと華々しい活動開始だった。

1992年に続く2nd『Nothing Sacred』をリリース、運悪くガンズのブレイクでストーリート系主体の生々しくダーティなサウンドがもてはやされるシーンに様変わりしてしまい、グラムなイメージのキャッチーで煌びやかなサウンド(当時、DOKKENタイプと言われてた)の彼等には逆風となり、敢えなくバンドは解散。

オリジナルメンバーで再結成し、1998年にライヴアルバム『Live In Your Face』をリリースし、2002年にベースプレイヤをチェンジして3rdアルバム『American Blitzkrieg』をリリースしたものの、往年の煌びやかなサウンドを捨て流行に擦り寄ったダークなサウンドが支持されるはずもなく、再び活動状況は不透明に。
この時期、実質的な解散状況だったのでしょう。

2006年に突如、メジャーデビュー前のデモ音源『In The Beginning:Persuaders Recordings 8688』をリリース。
このデモ音源ではツインGの片翼が違うメンバーで、音楽性も1stよりマイナー調のウェット感と翳りを帯びた正統派メロディアスHRな楽曲(ツインGのハーモニーを活かしたマイナー調で美麗な曲とか結構イケるんスよー)を演奏していたりして、デビュー後との変化が分かって実に興味深いアイテムでした。

そして再び活動を再開し、名刺代わりなEPを今回リリースしてきた訳ですな。

今回の93年の音源というと2ndリリース後の活動不明な時期に、メジャーをドロップし次なるチャンスを狙って3rd制作へ向けてジャムを繰り返してた時のものなんでしょうね。
まぁ、メジャー復帰が叶わなかずお蔵入りになったのは音源を聞けば納得のアウトテイクな出来の曲ですけど…('A`)
時代が時代なので仕方が無いと言え、ダーク系な流れを引きずってるのがいただけませんねぇ。
ぶっちゃけ再録音源も、別にどうってことない出来です('A`)
まぁ、このEP自体そんなにシリアスな作品て訳でもないコレクターズアイテムだし、ね?(汗
いいんです。来るスタジオ5th作の出来が良ければ!

なんだかんだと紆余曲折あって音楽性も変化させつつもしぶとく生き残った彼等、早くちゃんとした新作フルアルバムが届けられる事を祈っておりますよ!('(゚∀゚∩
by malilion | 2014-04-22 20:17 | 音楽 | Trackback

北欧メロハー・期待の新星H.E.A.T新譜リリース!('(゚∀゚∩


H.E.A.T 「Tearing Down The Walls」'14 c0072376_2585157.jpg

前作から新フロントマン Erik Gronwallを迎え、今やスウェーデンのみならず北欧を代表する新世代メロハーバンドの最右翼となった彼等の、満を持しての新作4thアルバムをちょい遅れてGET!

前作に引き続き今回もメンバーチェンジが勃発し、ツイン・ギターの一翼を担っていたDave Daloneが脱退したもののバンドは後任を迎えず、今後5人組として活動を続行する模様。
まぁ、新作を聞く分には6人組から5人組になった音の厚み的な影響は感じられないけど、何しろスタジオ作だしLIVEの方がどうなったのかはまだ未知数ですね…

で、新譜の内容の方はというと、相変わらず北欧らしからぬアメリカンHR風味が強いキャッチーでコンパクトなメロハー・サウンドにほんのり北欧的ウェット感を隠し味にしたブライト感強い楽曲で耳を楽しませてくれるものの、よりバランス感重視のミッドテンポな曲が多めなのと、グルーヴィーさに重きを置いたようなスタイルの楽曲が多い為か、前作より若干溌剌感とスピード感が弱まり、まったり落ち着いたように感じられる。

うーん、確かにキャリアを積んだ結果か楽曲の幅が広がって前作では鼻についた作り物臭さが薄れたように思えるけれど、前作のような分かりやすいポップでキャッチーな北欧メロハーの方が個人的には好みですかねぇ~
なんと言うか、バランス重視する余り今一つ突き抜けた楽曲というものが無くて物足りないんですよね('~')

とは言え、相変わらず高品質なメロハーアルバム(最早、北欧云々というマイナー・カテゴリーから完全にはみ出してる)なのは間違いない一枚ですので、彼等のファンならずともメロハー好きな方は絶対にチェックせねばなりますまい。
by malilion | 2014-04-22 02:55 | 音楽 | Trackback

ついに完全復活!? HOUSE OF LORDS新作は純度100%の80年代メロディアスロックだ!('(゚∀゚∩


HOUSE OF LORDS 「Precious Metal」'14 c0072376_253547.jpg

'00年に再結成して以来、LIVEアルバムを含めて6枚のアルバムをリリースし、解散前にも増して勢力的活動を続けるUSAメロディアス・HMバンド HOUSE OF LORDSの前作「BIG MONEY」に続く約3年ぶり通算9枚目となるNEWアルバムをちょい遅れてGET!

何が影響したのか、いつものシックなジャケデザインから本作はどこかのゴシック系バンドみたいな少々チープで下品(汗)なデザインだが、内容の方は安心の James Christianの抜群の歌声と絶品の歌唱力が映える叙情感たっぷりの80年代風メロディアスHM・アルバムなのでご安心を(w

1988年に元ANGEL、元GIUFFRIAのGregg Giuffria(key)が中心となり HOUSE OF LORDSは結成されたものの再結成後のバンド活動に彼は参加しておらず、現在は唯一のオリジナルメンバーである James Christianがバンドを率いている訳だが、その彼が深刻な闘病生活を経たのが影響したのかバンド作前にリリースされた彼のソロ作でも顕著だった強く前向きでポジティブな内容と躍動感溢れるダイナミックでブライト感の強いメロディアスサウンドに磨きがかかり、キャッチーで華やな楽曲が「これでもか!」と本アルバムには詰め込まれており実に聞いていて快い('(゚∀゚∩

前作までの作品は、コンパクトでキャッチーなメロディに溢れたナンバーの数々はファンの期待を裏切らぬものの、イマイチGプレイが地味だったり、解散前のド派手なKeyサウンド(これは再結成してからずっとだけど)を足りなく感じたり、新規ファン獲得を目論んだのか楽曲の幅を広げたような“らしくない”楽曲が散見したりして旧来からのファンには違和感が残ったのだが、本作は吹っ切れたかのように己のルーツに忠実に80年代アリーナロックサウンドへの回帰がより強まったスケールの大きい楽曲を徹頭徹尾貫いてくれていて、そんな叙情派メロディックHMな楽曲が後押ししたのか、地味に感じられたGプレイもスピード・ピッキングやタッピングによる構築美溢れるスリリングなフレーズを派手(ZEP風のリフは隠し味程度になったのもナイス!)に決めまくってくれ大満足なのですよ♪

ただ、これまでのアルバムと同様にアップテンポな曲から泣きのバラードまで楽曲完成度の高さは文句無しに平均点以上で、James Christianのエモーショナルなヴォーカルがさらに楽曲をグレードアップさせたバランスの良い高品質作ばかりなのだが、80年代から活動を続けている大ベテランにも関わらず未だに強力なキラー・チューンがないという持病も治っておらず、なんとも歯がゆいのです…orz

やっぱりこのバンドに欠けている最後のピースは、バランスを悪くするもののド派手なオーケストレーションを高らかに奏でるGregg Giuffriaの自己主張の強い(汗)キーボードサウンドだと思うんだけどなぁ~
by malilion | 2014-04-18 02:50 | 音楽 | Trackback

こだわりの70年代英国風シンフォバンド MESSENGERデビューアルバムをGET!('(゚∀゚∩


MESSENGER 「Illusory Blues」'14 c0072376_1162796.jpg

UK産レトロプログレ・トリオ、フィンランドのヴィンテージ系レーベルからリリースのデビュー作をGET!

古臭いサンプリングの音を鳴らずKeyや、今時誰もやらない残響フェードアウト(笑)など、明らかに狙って古色蒼然とした70年代英国風サウンドメイクを施した楽曲を聞かせる彼等だが、メンバー3人はそれぞれ Khaled Lowe(Vo&G)はHMコミュニティと深い繋がりを持ち、Barnaby Maddick(B&Vo)はサイコ・ドゥーム・バンドのセッションメンバーだったり、Jaime Gomez(Ds)はスタジオ・エンジニアとしてスウェーデン出身の謎のレトロメタル・バンドGHOSTのアルバム制作に関わっていたりと、どうにも活動経歴だけ聞くとプログレと全く関わり無く思えるから面白い。

そんな彼等がバンド結成してクリエイトしたアルバムの音はこれまでの経歴とは180度違う、実に英国的な湿り気の漂う仄暗くも優美な翳りを帯びたフォーキー・シンフォニックサウンドで、それだけならアコースティカル・サウンドの地味な懐古趣味アルバムになる所を、艶やかにしてスリリングなヴァイオリンや、幽玄さを醸し出す繊細なフルート、メロトロン系の音色も聴かせるシンセ・プレイヤー等のゲスト陣の奏でるドラマチックなサウンドをアクセントにして、ロマン漂う英国叙情風味満載のヴィンテージ・サウンドにまとめ上げているのが実に興味深いのですよ('(゚∀゚∩

ドプログレと言うわけでも無いそのジェントリーな歌声を包む美しいシンフォ・サウンドは、わざと古臭い音創りにしているものの録音技術の向上もあって、妙にシャープでモダンな音に聞こえるそのギャップがなんとも形容しがたい不思議な感覚を味合わせてくれるのも面白いポイントだろう。

このCD時代にトータル45分弱のアルバムだったり、CDと同時Vinyl LP(Clear Vinyl versionもある!)も発売したり、CDの紙ジャケ風のアルバム装釘やご丁寧にSIDEA、Bと今時分けられているアルバム構成等に見えるヴィンテージ感へのこだわりも、LP愛聴世代ならニンマリさせられてしまいます(*´ω` *)

尚、アルバムリリース前に2曲入り限定7インチシングルLP 「Somniloquist(A: Somniloquist  B: Pictures of Sadness)」をリリースしている。 c0072376_1165429.jpg
by malilion | 2014-04-17 01:10 | 音楽 | Trackback

フランス産コンテンポラリー寄りシンフォバンドDELUSION SQUARED、待望の新作!('(゚∀゚∩


DELUSION SQUARED  「The Final Delusion」'14 c0072376_0252562.jpg

フランス産シンフォバンド待望の3rdがリリースされたので即GET!

ジャケを見ただけで『コレは今までと違う!?』と、内容の方の変化が察せられるこの新作、今まで仄暗いモノトーンなイメージのジャケだった彼等が、くすんでるとは言え多少明る目な色付き(笑)のジャケでリリースしてくるとはちょっと驚かされた。

で、今まで通り4つの組曲(13曲)で構成されたコンセプト・アルバムなのは変わらぬものの、ジャケが示唆するかのように楽曲のテイストも変化している。

物憂げでアンニュイなフィメール・ボーカルものなのは従来通りだが、前2作と比べて明らかにシンフォ度とロック度が抑えられ気味で、コンパクトにまとめ上げられた楽曲はよりコンテンポラリー感が強まった(というか、普通のロックポップになった…)ように思えるが、まぁこの辺の差異をどう感じるかは個人的な好みの問題かもしれない。

そうそう、メンツは前作と同じく3人のメンバーを中心にゲストを迎える体制も変わらずなので、新メンバー加入による変化とかではないのは明らか。
どうやらバンドにするつもりはないようですね。

なんだかんだ文句をタレたが、それでも楽曲には十分にユーロシンフォプログレ特有の叙情性を感じられるし、タイトさを増した演奏のせいもあって、これまで以上に繊細に啜り泣くギターや随所に導入される美しいアコギ、そして優美な音色を奏でるキーボードのサウンドが引き立つアレンジ等十分に配慮されているので、これまでように仄かにダークながらロマンチックで気怠げなドリーミング・サウンドの体裁は十分に保っているので、これまでのファンの方も十分に楽しめる内容だと思う。

いきなりジャケに笑顔のメンバーフォトとか使われだしたら一大事(汗)だが、まぁ現時点ではちょっとコンテンポラリー寄りになったシンフォサウンド、という初期のイメージに大きな変化はない、と言えるのじゃないだろうか?

ご興味を持たれた方は、後はご自身の耳で彼等の変化の程を確かめてみて下さい(*´ω` *)
by malilion | 2014-04-16 00:21 | 音楽 | Trackback

ロシアからの変則グロプレバンド ALGABASデビュー!


ALGABAS 「Angels And Demons」'13 c0072376_1551161.jpg

変わり種の多いプログレ系の中でも近年とみに屈折して変則的なスタイルだったり音を出すバンドが多いロシアのウラジミールから、またまた変異種的ネオプログレッシヴ・バンド4人組が出現した。

本作は2013年にDL販売先行でリリースされ今回目出度くデュプリ盤のリリースとなった訳だが、この辺りも最近は『音源はDL販売だけでいいや』というこだわりの少ないミュージシャンが多い中、アーティスティックなこだわりを持っているバンドの心意気が感じられて大変よろしい。 c0072376_1554267.jpg

美声とは程遠い癖の強い歌声(非英語)と芝居がかった歌唱法を聞けば、ヴォーカルがFishに多大な影響を受けているのは一目瞭然で、実際インタビューでフェヴァリットアーティストにFishの名を挙げている。

バンドサウンドは必ずしもシンフォニックな形態に重きを置いておらず、一筋縄でいかぬトンデモ展開や強引な畳みかけのある整合性は今一つと言ったヘヴィ・プログレスタイルで、心地よさだとか美しさという観点だとイマイチとなるだろう。
但し、反対に怒濤の展開の面白さや意外な切り返しは意表を突きまくり、ヘヴィメタリックでダーティなGと如何にもプログレというシンフォニックで重厚なKeyのオーケストレーションの絡みは他ではなかなか耳にする事が出来ぬ面白いサウンドと言えるので、居心地の悪い楽曲のテクニカルでない駄作と簡単に切り捨てるのは短絡すぎる。

2007年にウラジミールでバンドは結成され、リーダーはカザフスタン出身の Sergey Milyaev(B&Vo)で、1stアルバム完成までに幾度かのメンバーチェンジを経ているとの事。
現在はB&Vo、Key、Ds、G、の4人組で、なかなかメンツが安定しなかったのはズバリ金銭問題だそうです(つд`)
お国柄の為か音楽活動だけで食べていく事が全く許されぬ状況のようで、本人達もその事を重々承知しているにも関わらず『我々はヘヴィプログレサウンドとロシアの伝統的な音楽要素をもつネオプログレッシブ・ロックをクリエイトし、演奏する!』と宣言し、果敢に革新的なサウンドを創造する事に挑戦すると、アルバム全曲の詩だけでなくこれまでに詩集を2冊執筆している Sergey Milyaev氏は意気込んでいる。

そんな姿を知ればバンドのファンならずとも音楽ファンならば応援したくなるのは人情ってもんでしょう。
是非、頑張って欲しいものです。

因みにバンド名の「Algabas」は“ thinking ahead = 先々の事まで考える”の意味をカザフ語に訳した言葉らしい。
by malilion | 2014-04-15 01:50 | 音楽 | Trackback

カナダ産モダンテクニカル・シンフォ DRUCKFARBENの2ndは予想以上の良作!('(゚∀゚∩


DRUCKFARBEN 「Second Sound」'14 c0072376_14504642.jpg

カナダ産テクニカル・シンフォニック・バンド5人組の3年ぶりとなる自主制作2ndアルバムをGET!

前作を聞いた後の第一印象は「なんかYESが70年代後期アメリカン・プログレ・ハードを演ってるみたい…」でしたが、方向性は変わらぬものの今回はググッとモダン度と音のシャープさが増しているのが一聴して分かります。

あ、Voのアンダーソン度もググッとUPしてて笑いを誘いましたけど(w

KANSAS系な叙情感が香るメロディアスな北米プログレ・ハード色とモダンなフュージョン系の緻密でスリリングなテクニカルパートがYESばりにモザイク画ように楽曲の至る所に散りばめられつつ怒濤のハイテンションな展開を目まぐるしく繰り広げ、それでいて(スピーディに駆け抜けるヴァイオリンが最高!)コンパクトにまとめ上げられていて、聞き終えて少しもダレた印象を残さないスタイリッシュさは流石は新世代シンフォバンドと納得しきり。

また今回は前作のように押し一辺倒でなく、引きのリリカルな美しいサウンドパートも楽曲に配されていて、美しいコーラスも相まって実に楽曲アレンジの完成度が高く、ユーロ系シンフォ色というかモロにYESを彷彿とさせるパートがあったりしても全く気にならない。

テクニカルでスピーディで美コーラスとメロトロン好き(笑)な方は即GETしましょう!
by malilion | 2014-04-14 14:48 | 音楽 | Trackback