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さすがPFMは格が違った('(゚∀゚∩ 噂のクラッシック融合作、遂にリリース!


PFM 「In Classics - Da Mozart A Celebration」'13 c0072376_15123156.jpg

イタリアとスイスの外交150周年記念や『Expo 2015 in Milano』のプロローグ式典で披露され、日本でも2011年にLIVEで披露されて大好評だったPFMとオーケストラとの共演作が遂にスタジオ盤新作となってリリース!

モーツァルトの『魔笛』序曲やドヴォルザークの『スラブ舞曲』第1番、そしてマーラーの『交響曲第5番』第4楽章、等々の有名クラッシック曲をオーケストラと共演してみせるDisc1と、オリジナル曲をオケ入りアレンジで装いも新たに聞かせるDisc2の2枚組という大ボリュームに大満足する事間違いなし♪

元々、彼等の楽曲はシンフォニックな要素が多く含まれていた訳だし今回のバンド+オケの融合が失敗するはずもなく、オーケストラがもたらすロマンチックな叙情性がより一層に彼等の楽曲を引き立てる効果をもたらし、大変素晴らしい出来となっていますね。

年寄り向きと言われるかもしれませんが、やはり優雅で気品漂うオーケストラのシンフォニックな音圧と深みあるサウンド、最高ですわ♪ さすがイタリアン・プログレ界の至宝と謳われるPFMですなー♪

プログレに知性を求める向きなら絶対にコレは外せないマストなアイテム確定な至高の一品ですよ♪ お早めに!

Disc:01
1.Il Flauto Magico:Overture(Mozart) 歌劇「魔笛」序曲:モーツァルト
2.La Danza Macabra(Saint-Saens)   交響詩「死の舞踏」:サン=サーンス
3.La Danza No.1(Dvorjak)       スラブ舞曲 第1番:ドヴォルザーク
4.Sinfonia No.5:Iv Movimento, Adagietto(Mahler) 交響曲第5番 第4楽章 アダージェット:マーラー
5.Romeo E Giulietta:Danza Dei Cavalieri(Prokofiev) バレエ音楽「ロミオトジュリエット」騎士たちの踊り:プロコフィエフ
6.La Grande Pasqua Russa(Korsakov) 「ロシアノ復活祭」:リスムスキー=コルサコフ
7.Nabucco:Overture(Verdi)      歌劇「ナブッコ」序曲:ヴェルディ

Disc:02
1.La Luna Nuova
2.Promenade The Puzzle
3.Dove…Quando
4.Maestro Della Voce
5.Impressioni Di Settembre
6.Suite Italiana
 a)Sinfonia No.4-L'ltallana(Mendellson) 交響曲第4番「イタリア」第1楽章:メンデルスゾーン
 b)Celebration
 c)La Dnaza(Rossini) 歌曲集「音楽の夜会」第8曲「踊リ-ナポリノタランテラ」:ロッシーニ
7.William Tell:Overture(Rossini) 歌劇「ウィリアム・テル」序曲:ロッシーニ
by malilion | 2013-09-30 15:13 | 音楽 | Trackback

オーストリア産オーケストラル・シンフォニック・プロジェクトはちょっと毛色が違う


CIRCLE OF ILLUSION 「Jeremias - Foreshadow Of Forgotten Realms」'13 c0072376_2015595.jpg

オーストリアのkey奏者 Gerald Peterを中心とした、オーケストラル・シンフォニック・プロジェクトのデビュー作をGET!

大成功しているAvantasiaをはじめ、古くからHR/HMバンドなどで定番のファンタジー・ストーリーに基づくトータル・コンセプト作で、分厚いオーケストレーションをバックに男女混声コーラスや女性vln奏者のプレイをフィーチャーしつつ、目まぐるしくシネマティックに展開する重厚でオペラティックなサウンドをダイナミックに聞かせる、という“いつもの”パターン。

この手のコンセプト作を構成するサウンドや楽団構成は類型過ぎるくらい定番的で少しも新鮮味は無いものの、HR/HM系プロジェクトとは明らかに違う、Keyプレイヤーのプログレテイスト満載(w)な演奏が毛色の違いを感じさせてくれる。
他にも重厚なサウンドから一転して、軽やかでシャレオツなJAZZっぽいプレイだったりFUNKっぽいサウンドが聞けたりと、その他の類型プロジェクトとの差別化を図ろうという意図が透け見えてなかなか面白い。

大雑把に言っちゃうと、HR/HM系オーケストレーション・プロジェクト作構成をベースに、北欧やユーロ圏で大人気なNIGHTWISH系のシアトリカルなオーケストレーションを足して、Keyプレイヤが趣味丸出しのプログレ的鍵盤演奏を聴かせまくるサウンド、という事になるかな?

まんまモロにプログレ的プロジェクト作なサウンド(退屈な事がしばしばあるよね…)ではなく、所謂ロック的な分かりやすさと力強さも加味されている分ポピュラリティも高く、密度のあるサウンドにも関わらず聞きやすいとも言えるだろう。

この手の大仰で重厚なオーケストラル・シンフォニック・プロジェクトを好む方なら、間違いなく『定番のスタイル』の亜種と言えるので安心して手を出されても大丈夫でしょう。
by malilion | 2013-09-29 20:15 | 音楽 | Trackback

ダークで冷ややか♪ ポーランドからのニューカマーARLON('(゚∀゚∩


ARLON 「On The Edge」'13 c0072376_153273.jpg 

ポーランド産モダン・シンフォ・バンドのニューカマー5人組のデビュー盤をGET!

海外レビューではMARILLIONや同郷のRIVERSIDEとの類似点を指摘されていたりするPronet Recordsにとってリリース二枚目となるこのバンド、典型的なダーク系ユーロ・シンフォニック・ロック・スタイルではあるが、美しいピアノやストリングス・シンセを操るKeyがサックスをかなりプレイするので、仄暗く陰鬱ながらも美しさを感じさせる系の類型バンドとは少々毛色が違って聞こえる点は面白い。
GプレイはエッジはあるもののHM系の匂いは感じられず、テクニカルなタイプではなくエモーショナルな泣きのロングトーンを聞かせるタイプ。

英語Voなもののどこか沈痛で抑揚少なめな歌声にはポンプ系に顕著なフォロワー的な軽薄さは感じられない。
ただし、声質は悪くないし哀愁が漂う暗めなアルバムの作風に合わせての歌唱だと思いたいが、そう上手くないのは明か。
まぁ、無理してバックのハイテクで大仰なサウンドに合わせて熱唱すると即ボロの出る事の多い、レンジの狭いヘタウマなVoが大半なシンフォ系Voにとってこの手法は最善策かも(汗

演奏に虚仮威し的なキメや派手さは無いし、Voも熱唱する事なくまったりと緩やかなメロディを歌い上げ続ける為に、一聴した印象はモダン・プログレ特有の地味でイマイチはっきりしたイメージを掴みにくく感じるものの、アルバム全編を通して描かれる淡くダークな叙情性は90年代後半に旺盛を極めた北欧グロプレ・リバイバルバンドが時折見せた“引き”のサウンドにも通じる深い陰影を生み出し、中東欧産らしいミステリアスで冷ややかなサウンドを聞かせる事に成功しているように感じる。

デビュー作としてはまぁまぁだし悪くないと思うけれど、このままでは地味だしイマイチ特徴が弱く感じるので次作ではその辺りの問題的をどう変えてくるかが注目でしょうね。
by malilion | 2013-09-28 15:04 | 音楽 | Trackback

甘々な美メロとコーラスに酔いしれるわ♪('(゚∀゚∩ MOON SAFARI新譜!


MOON SAFARI 「Himlabacken Vol.1」'13 c0072376_1439525.jpg

北欧スウェーデンのプログレ・バンド MOON SAFARIのLiveアルバムとEPを挟んでリリースされた待望の4th(Live含むと5枚目)をGET!!

彼等の事を知る方なら一応ジャンル的にはプログレッシブ・ロックのカテゴライズされているけど、ぶっちゃけ聞ける音は『ちょっとレトロ入った爽やかコーラスが耳に心地よいポップバンド』って紹介すべきでしょ!? と思われてるはず(w

まぁ、でも一応華麗にして分厚いコーラスの後で鳴ってる音は要所要所でしっかり変拍子だったりメロトロンの厚み有るフレーズが重ねられていたりとドグロプレチックな事してますから、ね? ここは一つ彼等はプログレッシブ・ロックバンドって事で(汗

そんなバンドサウンドのカテゴライズで困惑する視聴者を鼻で嘲笑うかのように、今回ものっけからQUEENかBEACH BOYSか、ってな甘美なアカペラコーラスがスピーカーから流れ出してきて大歓喜♪ もう堪りません♪('(゚∀゚∩

やはり彼等の魅力はなんと言ってもこのコーラス・グループさながらの美しいコーラス・ワークであったり、北欧バンド特有の澄み渡る青空の如き爽快感とキラキラした透明感あふれる瑞々しいまでの美旋律なんですが、今回もバッチリとアルバムにそれ等の要素は満載されておりますので、美メロ派な方は何を差し置いてもこの素晴らしいアルバムを購入せねばなりませぬ!(w

彼等の音を耳にした事の無い方でも、1曲目のイントロ数秒を聴いただけで、きっと砂糖菓子の様なカラフルでロマンチックなサウンドと、こわれもののようなデリケートで繊細な美しいメロディに心癒される事間違いなし!

これまで唯一の懸念材料だったジャケの問題も(汗)改善されたし、遂に来日公演も果たしたしで、いよいよ彼等もA級メジャー・バンドの仲間入りの準備が整ったという所でしょうか? もっとメディアに取り上げられておかしくないバンドなのになぁ~~!

あ~~、癒されるわぁ~♪ この繊細なギターワークに軽やかなキーボードワーク最高やー♪ 世の中にヘヴィ・サウンドなんて、いらんかったんやー♪ とか、この美しくキャッチーなアルバムに耳を傾けてると温泉に浸かって一服しちゃってるおじいちゃんみたいな事をのたまってしまいますわ、ホント(ww

求む!再来日!!!('(゚∀゚∩
by malilion | 2013-09-05 14:39 | 音楽 | Trackback

新世代ハイブリッドHRサウンドに酔え!DEGREEDの2nd!('(゚∀゚∩


DEGREED 「We Don't Belong」'13 c0072376_18515486.jpg

北欧スウェーデンのメロディアス・ハード・バンドDEGREEDの約2年半ぶりとなる2ndアルバムを今頃GET!

1stの時にも述べましたが、彼等の楽曲は全てが非常にコンパクトで無駄が無く、まるで3分間ポップスのように呆気ないまでに歯切れ良く終わってしまうという、およそ他の北欧HR系バンドには見受けられない特徴があった訳ですが、この新作でもその点に全く変りはありません。

しかし、北欧の新人HRバンドなのにここまで徹底してインタープレイらしきものを廃してるなんて、ちょっと信じられないですね~(w
若手ミュージシャンだったら少なからず自己顕示欲があるだろうにそんなものを微塵も感じさせず、完璧に整合性の取れた冷徹ささえ感じるそのバンドサウンド形態は、まるで老獪なAOR系職人プレイヤ達が小洒落たアレンジでHR曲を演奏してるかのように感じられますから(汗

なんというかバンド全体から漂う雰囲気がHRバンドというよりAORバンドのように感じられるのは、本作の4曲目にCHICAGOのBill Champlinが参加して歌っている事だけが原因じゃないと思うんですよ。ええ。

前作と聞き比べると若干、HRテイストが弱まりよりAOR的なアーバンでポップな(US系でなく飽くまでユーロ系のウェットなポップさね)雰囲気が増したかのように聞こえますが、決してそれはマイナスに感じられません。
強いて不満を上げるなら、曲が短いって事と(w)迸る情熱の為に突っ走っちゃったHR的なバランスの悪さが無い、っていう殆ど難癖付けでしかない点ですね(w

ともかく現時点では他に比べられるバンドが余り見当たらない、非常にスタイリッシュでモダン、それでいてHR的な熱さやエッジも感じさせつつ、キャッチーなフックも満載という、多種多様なジャンルのイイトコ取りのようなバランス・サウンドを高次元で融合し無理なく再構築している点を見るまでもなく、非凡なセンスを感じさせまくる正に新世代の名に相応しいハイブリッドな未来派HRバンドの一つと言えましょう。

早くも次作が楽しみです♪ ('(゚∀゚∩
by malilion | 2013-09-04 18:52 | 音楽 | Trackback

切り捨てたマイナーな音楽性が受けてたのに…('A`)  な、CARDIANT新譜


CARDIANT 「Verge」'13 c0072376_623119.png

フィンランド産メロディック・スピード・メタルバンドの約4年ぶりとなる3rdアルバムを今頃になってGET!

05年のデビュー作はB級臭プンプンながらも如何にも北欧HM!と言う煌びやかな透明感のある疾走曲に斬り込んでくるインギー風の早弾きGといい、そのGに絡むような華麗にしてブライトなシンセワークを聞かせるKeyといい、所謂Sonata Arctica風の少しソフトめなキラキラメロスピが個人的にツボった新人バンドでした。

で、期待してた次なる2ndと言うと、相次ぐメンバーチェンジ(北欧系お約束ですな…)でオリジナルメンバーがG一人を残すのみとなってしまい、新編成でリリースされたアルバムのイマイチ地味でイケてない出来にガックリしてた訳でして…

そんなこんなで『一体この新作はどうなっているのか!?』と、恐る恐る3rdをCDトレイへ乗せてプレイさせ始めた訳ですが…
期待を完全に裏切られました、それもいい方向に('(゚∀゚∩

この新作で聞ける音は全く別バンドと捉えていいくらいサウンドの質が様変わりしております。
ていうか、もうマイナーな北欧メロスピじゃなくて完全にメジャー指向の北欧メロディアス・ロックって体ですからね(w

新作のこの大いなる変化の要因の一つは、今回より新たに女性Vo Outi Jokinen が迎えられ、バンドが男女ツインVoによる6人組編成となった事も影響しているんでしょう、間違いなく。

え? 初期のSonata Arctica風な音の方が良かった? まぁ、それはそうなんですけどね…でももうメンツ殆ど違う別バンドだし…(汗
でもSonata風なバンドって既に掃いて捨てるほど居ますし、それって所詮フォロワーな訳じゃないですか?
ならこのよりメロディアスでソフィスティケイティッドされた新基軸な音像の方がオリジナリティも出し易いし、よりメジャー路線寄りだし成功しやすいんじゃないでしょうか?

勿論、既に同路線のサウンドをフィメールVoをフロントに据えたユーロ系のメロディック・メタル&ゴス・バンドの多くが実践してる訳で、その他大勢のバンドとの差別化はまだ出来ていない、というのが現状ですし、何より男臭いHMテイストやスリリングさが激減してしまった以上に一気に没個性的になってしまった、というお嘆きは十分理解出来ます('A`)

とは言え、替わりに女性Voでしか出せない繊細でエレガントな、そして柔和で心地よいポップなメロディアスさを手に入れられた訳ですし、今回Keyがエレピを中心にアルバム随所でプレイしてる為か、前作のオルガン中心だった音と違ってとてもサウンド全体が艶っぽく聞こえ、実に新しい路線の音楽性にマッチしているんですよね。

実際、その声質や歌唱法の為か頑張ってハイトーンVoを聞かせるメインの男Voだけだと、モロに80年代北欧HM的な洗練されてないイモ臭さが前面に出てしまってた訳ですが(それはそれで個人的には気に入ってたんだけどなー…)、今回の男女ツインVo体勢になった事によってそういったチープなB級的マイナスイメージを払拭する事に成功していますから。

まぁ、なんだかんだ言っておいてアレですけど、今回の新作はAORやらハードポップ好きな方の路線に近づいた音(売れ線狙いな音ね)と言ってしまった方が分かりやすいかもしれませんね(汗
なので、これまでの北欧メロスピをお求めな方は手を出さない方が無難かもしれません。

個人的にはこの路線嫌いじゃないので、このまま更なるオリジナリティ溢れる創意工夫を見せてくれる事を、次なる新作に期待しましょう。
4thは日本盤リリースされないかもしれないけど…(汗
by malilion | 2013-09-04 06:24 | 音楽 | Trackback

夏と言えばコイツ等!下品なロックがよく似合う!(w ZEBRAHEAD新譜!('(゚∀゚∩


ZEBRAHEAD 「Call Your Friends」'13 c0072376_14273852.jpg

相変らず無駄に騒がしく脳天気でどうしょうもなくおバカで下品なハッピー・ロックをUS西海岸から奴等が届けてくれました!(w

まさかのGにメンバーチェンジが勃発したものの、通算7枚目となる本作も今まで通りのキャッチーでスピーディーなパーティー・ロックの音楽性にいささかの翳りも無しなので、彼等のファンは安心して手を出してOK!

彼等の音楽を知らない方にどう薦めればいいのか悩むんですが、まぁ、奴等のサウンドはあーだこーだ小難しい事言って分析するのがバカらしくなるくらい朗らかで底抜けにゲスい(褒め言葉)低俗極まりないロック(のっけから FUCK YOU! ですからww)なので『まずは頭を空っぽにして耳にしてくれ! そして楽しんでくれ!』 としか言えません(w

そういえば、外盤のジャケと国内盤は色遣いが違いますが、やっぱり何かセンサーシップ的なものにひっかかったんですかね? c0072376_14282016.jpg

外盤の方がコイツ等の音楽をストレートに伝えてくれると思うんですが、国内盤は国内盤で変更が功を奏したのか、彼等に似合わない(失礼!)妙にアートチックな装丁に見えて「コレはコレで有りじゃん!」という面白い結果になってますね(w

ボートラのラルクのカバーは、以前発売されてたラルク・トリビュートアルバムの音源です。
わざわざコイツ等の音源(だけ)目当てで購入した私のような奴以外には嬉しいボートラでしょう。(つд`)
by malilion | 2013-09-03 14:28 | 音楽 | Trackback

デビュー2作目として捉えれば…(汗 DREAMTALEの新譜は大躍進!


DREAMTALE 「World Changed Forever」'13 c0072376_12302537.jpg

HELLOWEENを源流に北欧で発展してきたSTRATOVARIUS & SONATA ARCTICA直系バンドであるフィンランド産メロパワ・バンドの2年ぶりの新作となる6thアルバムをGET!

これまで出すアルバム毎に顔触れが変わるメンバーチェンジの激し過ぎた彼等が初めて前作「EPSILON」'11 と同じメンツでこの新作をリリース出来たのは大変喜ばしいですね。
本来もっと早くこうなるべきだった訳ですが、これでやっと前作リリースの時に述べた通り彼等も制作体勢が安定したって事でしょう。
本作が初のコンセプトアルバムという体裁になったのも、その現れの一つじゃないかと。

アルバムの創りがそうだからなのか、実力が増した余裕なのか、バンド間のケミストリーが安定してきたからなのか、以前のように無駄に勢い任せなスピーディーに駆け抜ける“だけ”のスタイルから脱却しつつあるようにこの新作は聞こえるのが実に頼もしい限りです!

実際、派手めでブライトな音色を多用するKeyサウンドが全編に渡って大々的にフィーチュアされているのみならず、まさかのユーロビート的Keyの使い方をした異色作まで収録されるとか完全に予想外でしたからね(w
まぁ、良い事ずくめばかりでなく、その影響でかこれまでの作品より音が軽めに感じられるものの、その辺りは好みによって是非が別れるかもしれません…

以前からの北欧マイナー系やフォロワー・バンド丸出しなB級HM特有のマイナー臭漂うスピードメタルテイストを愛してたファンの方は『コレじゃ普通のメロパワじゃん!』と落胆される方もいるかもしれませんが、彼等も既にキャリア10年を越えるベテランな訳ですから、いつまでもスピード・チューン一辺倒の借り物臭プンプンな小僧メタルを披露してる場合じゃないと諦めて下さい(汗
まぁ、それでも他のバンドのアルバムに比べれば十分スピードチューン(臭メロじゃありませんけど…)と言えるトラックが収録されてるので、これまでの彼等のファンもそう文句は出ないとは思いますけどね(w

というか、スピードに頼ってるうちは決してA級のメジャーHMバンドには成れない訳で、この王道路線への接近は彼等が更なる高みを目指してる意志の現われと取るべきでしょう。
実際、本作での彼等は北欧HM特有のキラキラしたKeyを散りばめつつメロディックに突き進む叙情的サウンドで、壮大なストーリーを劇的に描き出す事に成功してますからね!
勿論、冷静に全編を聞き通すと10年選手のキャリアに見合うレベルか首を傾げる箇所は多々あるものの、不運なメンバーチェンジが頻繁に起こっていた事を鑑みてソコは多目に見てあげましょうや(汗

現時点では決してA級とは言えないものの、この調子で行けばネタ元である本家HELLOWEENが80年代以降進もうとしなかった方向性(まぁ、キスクを欠いた時点で進むのは困難だったんだろうけど…)の先へ到達出来るかもしれない、とそんな予感を抱かせるに十分な出来だと思いますので、是非このまま精進して次なる新作で更なる高みへ突き進んで欲しいものです。
by malilion | 2013-09-03 12:30 | 音楽 | Trackback

デビュー当時の華やかなイメージの呪縛って、日本もドイツも同じなのねw


DOMINOE 「Naked But Dressed」'12 c0072376_10585056.jpg

80年代末期にデビューしてシングルヒットを飛ばしたドイツ産Key入りメロディアス・ハード・ポップ・バンドの再結成第三弾にして通算6枚目をGET!
ゴメン…新譜出てたのね(汗

再結成と言っても、既にデビュー当時からのメンツは2人しか残っておらず、再結成時から見てももう3人しか残ってないので実質はVoとGのデュオみたいなもんですね。
まぁ、それでもドイツ屈指のメロディーメイカーといわれるRobert Papstさえ居てくれれば極上のハードポップを届けてくれるので何の問題もないんですけど(w

そもそもそのRobert Papstでさえ、2ndの時点ではメンバーから外れて作曲提供等の裏方に回ってたんですから、このバンドは元々がバンドというよりプロジェクトに近かったのかもしれません。
まぁ、HM系だとバンドメンツにファンもこだわりがあるでしょうが、ポップバンドだしそう五月蠅く言う人も居ないでしょうから問題もないか(w

今回もデビュー当時のイメージ通りに、ブライアン・アダムスを彷彿とさせるハスキーVo(全く衰えてませんね、声)をメインに、女性VoによるバッキングVoと爽快感ある朗らかでキャッチーなポップサウンド満載です♪

耳に心地よい極上のハードポップサウンドをお求めの方は、是非に押さえて置いて下さい。損はしませんぜ!


しかし、今回もまた“コレで何度目だ”のリメイク「Here I Am」がボートラで収録されてます…
うーん、なんかいつまでもでもデビュー当時のヒット曲を何度も収録するのはいただけない気が…ドサまわりの演歌歌手じゃねぇんだから('A`)
まぁ、それだけデビューして直ぐヒットした時の華やかなイメージが本人達以上に市場に根強く残ってるんでしょうな…
by malilion | 2013-09-02 11:00 | 音楽 | Trackback

メロハー良作ゾクゾク♪ ('(゚∀゚∩


IMPERA 「Legacy Of Life」'12 c0072376_22501310.jpg

Bruce Kulick等とコラボレートしてきたスウェーデン人ドラマー J.K.Imperaの立ち上げた4人組HRバンドの1stを今頃GET!

いきなりで悪いんですが J.K.Impera自体には興味は無くて、今回迎えられた彼以外3人の方に興味があって購入しました(汗

北欧HR/HM系のベテランメンツを揃えて、北欧ハードポップ系サウンドに、どこでも顔を出す Tommy Denanderが一枚噛んでると知れば、AOR&ハードポップ系に詳しい方なら購入しなくてもアルバムがどんな音なのか9割は想像出来る方が殆どじゃないでしょうか?(w

で、予想通りに、北欧ハードポップ + Tommy Denander + Matti Alfonzetti = で、チェックした方なら期待を裏切られる事のないサウンドでした。
USA産程ドライでも脳天気でもなく、UK産程ウエットでも劇的メロディアスでもない、いかにもモダンな北欧系ハードポップと言われる音です。ちょっと爽快感は足りない気はするけど…(汗

とは言え、ずっと昔から注目してるスウェーデンの実力派シンガー Matti Alfonzetti がVoを担当してるとなれば、そりゃ買うしかないだろ! となる訳で(w

ただ、メロディアスでキャッチーでそつなく破綻のない、如何にも職人等が集まって創った、という感じの綺麗にまとまった手堅いサウンドで、ロック的な生っぽさは薄いですね。
更に言うと、このバンドならではの個性というものも希薄です。
うーん、それって致命的じゃね?(汗

抜群に歌の巧いMatti Alfonzettiが熱唱を聴かせ、細かなバッキングだったりメインのメロディアスなリフだったりと職人的なこだわりをTommy Denanderを始めバック陣も見せてくれてるし、これと言って穴になる箇所はないんですが、なんというか中途半端に優等生すぎる音と言いましょうか…

どうせならAORならAOR、ハードならハードと振り切れた方がよっぽど個性が出るんじゃないかと思えてしまう、そんな歯がゆいアルバムでした。

個人的には、AOR系のアルバムで聞かせてくれるような柔和でディープな声質でじっくり歌を聞かせる時のMatti Alfonzettiの歌唱の方が、今回のUKハード風のちょっと力んでガナってる(JAGGED EDGE風?)所々ダーティな声を聞かせる歌い方よりは、このバンドの音楽性にマッチしてる気がするんだけどなぁ…

まぁ、Tommy Denanderの関わった音源をコレクト(居るの、そんな人?)してる方か、Matti Alfonzettiを追いかけて彼のカタログを補完してる方以外は手を出す必要は無いアルバムなんじゃないですかねぇ…残念ながら…


NEWMAN 「SIREN」'13 c0072376_22505877.jpg

イギリス人マルチプレーヤー Steve Newman(Vo&G) 率いるUK産メロディアス・HRバンドの11thアルバム(BEST LIVE含む)をGET!

当初はややもすると聞き苦しいレンジの狭く弱々しい歌唱を披露していたものの、ここ数年でググっとパワーと技量を上げたSteveの熱くソウルフルな歌声とメロディアスで切れのあるGを軸に、キャッチーで心地良いフレーズをウェットな叙情感たっぷりに披露するメロディックハード・サウンドにいささかのブレも無く、安定感抜群のAOR&ハードポップ・ワールドが展開されております。

と、言ってもマンネリと言うわけではなく、今回はしょっぱなから耳にエッジの立ったスリリングなGリフが飛び込んできて、いつになくHRテイストが強く感じられる辺りが今作が今までと少々毛色が違う所でしょうか?
まぁ、そう大げさじゃなく些細な差と言ってしまえばそう言える程度の差なんですけどね(w

相変らず英国独特のウェットさタップリのメロや清涼感あるキャッチーで分厚いコーラスによる印象的なサビは聞けるし、Steve入魂のテクニカルなGフレーズ満載のスピード感ある楽曲から憂いを湛えた哀愁漂うバラードまでバランス良く収録された良質なメロディのみで構成された極上のメロディアス・ハード作ですから、美メロに目がない諸兄はしっかりとチェックしておきましょう!

そうそう、最終曲だけ以前発売されていた、毎年イギリスで行われてるというメロハーファンなら垂涎の的なバンドばかり集めたフェスティヴァル、Firefestのベネフィット・オムニバス・アルバム V.A.「THE UNDYING FIRE」'08 に収録されていた未発表曲が本作に収録されております。
聞き比べましたが恐らく同じ音源だと思われます。

まぁ、「THE UNDYING FIRE」はコレはコレで、他のバンドの未発表曲を収録してるし、持ってて損はないアイテムですよね。
by malilion | 2013-09-01 22:58 | 音楽 | Trackback