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7年経ったら音楽性もメンツも変わるよねぇ…('A`)


LIZARD 「Master & M」'13 c0072376_4222118.jpg

ポーランドのクリムゾン、と巷で騒がれてる(た?)彼等の新作5thが7年振りにリリース!

期待に胸膨らませCDを聞き始めたんだけど……あれ? なんかコレ、違くね? という残念な結果に…orz

まぁ、随分前作から間空いたし音楽性も変化するよねー、と思いつつも何か物足りないと思ったら、このバンドの前作ですごく気に入ってたエキセントリックなVlinが聞こえて来ない!?
よくよくクレジットを確認するとKey(Vlinも兼任してた)とGもメンバー・チェンジしてるんですね…あー、道理でなぁ…

で、新作はダークでまったり感を増した、いわゆる東欧風な今風の渋いモダン・サウンドに様変わりしてました。
こういう方向性になると、以前の清涼感も合わせ持ったエキセントリックで奇妙な作風ならさして気にならなかったマズイVoがかなり足を引っ張ります。
まぁ、元よりグロプレ系は巧くないVoが多いし、音楽形態的にVoが余り耳に残らないようなバンドも多々あるんですが、アルバムのコンセプトも関係してるので一概にVoだけを責められないものの、鬱で悶々と重苦しい歌メロをさして巧くないVoに怪しく歌い上げられても…ねぇ?

シンフォ風味は抑え目で、ダークにうねるBと怪しい音の壁を作るKey、そしてハードな耳障りなメタリック音を掻きむしるように刻むGサウンドが交錯するアルバムは、所謂グロプレ系お約束の華麗でカラフルなシンフォサウンドをお求めの向きにはお薦め出来ないですね。

ただ、アルバムの完成度自体は低い訳ではないし、間違いなくユーロ系でしか耳にする事の出来ない甘みが薄くモノクロに感じる独特なダーク・サウンドではあるので、暑苦しいイタリアンや北欧のリバイバル系、そして英米のスタイリッシュなサウンドに飽きたらず、新たなサウンドを求める探求者なら手を出しても裏切られる事はないでしょう。

まぁ、実際は以前の路線に戻ったと言うか、前作だけが特に彼等の作品の中で異質に明るくポップでキャッチーだった、と捉えれば元からの彼等のファンに取っては嬉しい変化なのかもしれませんね…
by malilion | 2013-06-27 04:23 | 音楽 | Trackback

全くチェックしてませんでしたorz


GUARDIANS OF TIME  「A Beautiful Atrocity」'11 c0072376_20221779.jpg

実は随分前リリースされていた本作、その存在を全く知りませんでした! 申し訳ない!

いやー、先日何気なく2ndを引っ張り出して聞きつつネットを徘徊していると、なんと3rdがリリースされているという情報が目に飛び込んできて驚愕!?
半ばオッサンの趣味的なプログレバンドならいざしらず、若さが有る程度売りのHMバンドで前作から8年もの月日が空いては新作は絶望的と、とっくに解散してるものと思い込んでたのですが、まだ生きてたんです!(汗

当時ノルウェーの期待の新鋭メロパワHMバンドとして ’03年の2ndアルバム「MACHINES OF MENTAL DESIGN」で国内盤デビューして80年代後期風の疾走するメロパワサウンドが注目されたハズなんですが、それ以降全く音沙汰無くなってしまったので、多分同じように彼等は既に解散してるものと思ってる方も多々いらっしゃる事でしょうが、ちゃんとまだ活動してました(w バンドのオフィシャルHPをチェックしてね!

1st、2ndと共にVoや演奏技量的な面でまだまだ荒削りだったり、歌メロや楽曲のフックという意味ではマイナー臭さを払拭しきれずB級感バリバリだったものの、悲壮感と哀愁を漂わせる暗く切ないメロディに、SFチックなSEで雰囲気を盛り上げつつオーセンティックなユーロ・スタイルをベースにドラマティックに展開する曲構成、そして若々しい躍動感とジャーマンHMばりの疾走感と、こう書くと正に日本人好みな音なんですよねぇ彼等の出す音って。

で。本作3rdなんですが、現在までに国内リリースは確認していないので、どうやら国内盤リリースは1stに続き再び見送られた模様。残念。
そして当然のようにこれだけの年月を経たので色々と彼等も変化しております。

まず、Voがチェンジしてロートーンからミドルレンジがメインの歌唱法を活かす渋めな声質の新Voが迎えられました。
勿論、ちゃんとハイトーンのシャウトもこなせるので、声質に好き嫌いあるでしょうが技量的には以前のVoより巧いVoじゃないかと思いますよ、個人的には。

そして音楽性も当然のように変化していて、スピード一辺倒だった以前と比べてグッと疾走感は落ちてミッドテンポ中心の、いわゆるオーセンティックな正統派HMというイメージの音に近づきました。
以前のマイナー臭いもののスピーディーなHMサウンドを好んでいた方からすると、もう同じバンドに聞こえないかもしれません…まぁ、この辺りが日本盤がリリースされなかった理由臭いですよね(汗

ただ、さすがにこれだけ年月を経ての3rdなので、バンドの演奏技術は非常に向上して安定しているのと、従来通りにサイバーチックなSEやナレーションを曲間や冒頭に挟む雰囲気を盛り上げる手法は変わらず用いられているので、全体的なバンドイメージやサウンドの方向性は以前と変わらない、という風には思えます。

ジャーマン風の疾走感や臭メロスピ展開が好きで彼等のファンになった方は手を出さない方が無難なアルバムかもしれませんが、彼等のSF嗜好なコンセプトアルバムの音が好きだ、という方なら以前と変わらず楽しめるアルバムだと思いますので、手を出してもいいかもしれませんね。
by malilion | 2013-06-24 20:22 | 音楽 | Trackback

蒸し暑いこんな季節は、爽やかAORがピッタリっスなぁ( *`ω´)ハッハー!


LIONVILLE 「Ⅱ」'12 c0072376_18241778.jpg

前作がマイナーな自主制作アルバムでもこまめにチェックするメロハー愛好家の間で話題となった彼等の、1年半ブリとなる2ndを今頃GET!(w

1stを紹介した時に述べた優等生過ぎる作り物感バリバリなアルバムのイメージがどれくらい変化しているかが注目点だったが、どうやらちゃんとメンツを揃えてバンド体勢で挑んだ事が功を奏したのか、本作2ndで無事プロジェクト臭を払拭する事に成功したようだ。

実はそんなに良くなってないんじゃないの? とかなり懐疑的なまま本作を購入した(スマン!)わけだが、リズム隊のメンバー交換が良い結果をもたらしたようで、前作では平坦に感じられた楽曲群に今回はちゃんとロックらしい躍動感が感じられて、聞いていて実に心地よい。

主要メンツのイタリア人ギタリスト Stefano Lionetti(G, Vo, Key)とAlessandro Del Vecchio(Key)は変わらず80年代風産業ロック&AORな作風の楽曲の主導権を執っているし、まさかの大御所CHICAGOのBill Champlinと奥さんのTamara ChamplinがゲストVoを披露する曲など話題性も十分で、前作を購入した方は安心してこの新作にも手を伸ばしてOKだろう。

ただオリジナリティという点では、仕事人であるWORK OF ARTのLars Safsundがきっちりと望まれた通りのVoを披露する露骨なTOTOリスペクトな香り漂うAOR&メロハ-サウンドというB級フォロワーバンド的なイメージは未だに変わらなかったので、是非次なる新作でその辺の問題も解決して欲しいものです。
by malilion | 2013-06-18 18:26 | 音楽 | Trackback

唯一作を残すバンドって、実は次作を期待させる面白い音のものが多いよね?


TRYPTIC 「RABBLE GADGETS DIVINE」'98 c0072376_122449.jpg

CDラックを整理してたら、またまた懐かしい1枚が転がり出てきたので今ぐるんぐるんしております。

確か98年当時、YES系フォロワーのイタリアン・プログレバンド、みたいな紹介を輸入盤店でされてるのを見て購入したように思うけれど、実際のトコどうだったかはもう完全に失念してます(汗)が、そんな彼等の唯一作をご紹介。

実際の音の方はと言うと、如何にもなというプログレチックな頭のKeyメインのインスト曲に続いて飛び出してきた曲を今耳にしてみると、ハイトーンのVoといいコーラスといい後で鳴ってるkeyのフレーズといい、YESと言うよりENGLANDっぽく聞こえるから不思議です。
そんな事もあってイタリアン・プログレっぽさは余り感じず、むしろUK・プログレっぽい音に憧れるんだけどスタイリッシュにまとめ上げきれずにイタリアンのバタ臭さが露呈しちゃってる、みたいに聞こえるんですが、モロにフォロワーな音より毛色が変わって面白く感じられるのが実に興味深いですね。

さらにこのバンドを面白くしているのがアルバムが進むにつれて感じる『このVoって実はYESとかのプログレ系Voの影響は少なくてQUEENのF・Mercuryが大好きで仕方がないじゃないの?』と言うこと(w
所々で如何にもなフレディ風歌い回しと大仰で芝居がかった歌声が妙に耳につき、バックのENGLANDっぽいサウンドやプログレ・フォーマット定番のGENESIS的フレーズなんかも散りばめられた楽曲を演奏するバンド形態がGレスバンドと言う事もあってEL&Pっぽくも聞こえたりする箇所も合わさって、所謂定番のプログレ風に聞こえないのもこのバンドのユニークな所でしょう。

纏まりという点や完成度は欠けるかもしれませんが、出来ればこの一風変わったごった煮路線を突き進めた次回作を聴いてみたかったバンドの1つですね。
by malilion | 2013-06-07 01:22 | 音楽 | Trackback