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北欧メロハー期待の新星WIGELIUS


WIGELIUS 「Reinventions」'12 c0072376_21394883.jpg

スウェーデン人ヴォーカリスト Anders Wigelius率いる80年代風メロディアス・ハードロックバンドの 1stをちょい遅れて購入。

メロハーと言ってもかなりAOR寄りなのでハードエッジな音を期待している向きにはお薦め出来ないかも。
逆にキャッチーでウェットな歌メロがいかにも北欧系といった感じで、ややもするとドライで造り込まれすぎな感を受ける人工甘味料みたいなアメリカンAORはちょっと、という方になら、心地よいメロがナチュラルっぽいWIGELIUSはお薦め出来ますね。

何か80年代UKポップやUKメロハーに通じる突き抜けそうで突き抜けない、その煮え切らない哀愁を帯びた美メロと情感たっぷりに歌い上げる甘い歌声が実に日本人好みなんですわ(w
現段階ではA級AORとは言えずB級AORクラスなのは確かなものの、Richard Marx、TOTO、Journey、Foreigner等が好みで、キラキラしたKeyがフィーチャーされた北欧系のウェットでドラマチックなメロハーが好みの方なら問題なく彼等のデビュー作を気に入る事でしょう。

ここからどれだけ磨き込まれてA級AORに近づくのか、今から楽しみな新人バンドの登場ですね。
by malilion | 2012-11-30 21:40 | 音楽 | Trackback

まぁ、別バンドだしね…


ANGEL KING 「WORLD OF PAIN」'12 c0072376_19101470.jpg

発掘再販で名の知れたYesterRockのサブレーベルからのリリ-スで、Swedish Sleazyバンドのデビュー・アルバムをかなり遅れてGET!

バンドの紹介文だけ見ると明らかに自分の好みでない系統のバッドボーイズな音を出してそうなんですが、実はDEGREEDのメンバーが別名で参加してるのと元SNAKES IN PARADISEのThomas Jakobsson(G)がJack Vegas(芸名)としてリーダーの新バンドって事を小耳に挟んだので手を出してみました(w

元々SNAKES IN PARADISEのメンツは別名でレイドバックした別バンドとかもしてたし、この手の音を好んでいるのは分かっていましたが、予想通りのテクニカルなGがフィーチャーされつつも分厚いコーラスが利いてるストレートな80年代風アメリカン・ロックン&ロ-ル系の音でしたね。

メロハーとしては少々埃っぽい感触がある音なのと、ミッドテンポの曲が殆どでキャッチーさは今一つでしょうか?
そのへんは、VoのLazzy G(LIZARD EYEのVo&GのLasse Gudmundsson)のダーティーでレンジの狭いしゃがれ声のせいで爽快感が余り感じないのが一番の要因かも。

楽曲的にはHM的なゴリッゴリなヘヴィさは無く、AOR的なキャッチーさやポップさは弱く、DEGREEDのような絶妙のフックも複雑な構成も楽曲に無いので、そのへんを求めている方は手を出さない方が吉ですね。
まぁ、北欧メロハー系として捉えないでアメリカンな80年代HRサウンドを聞かせる新バンドって事で捉えれば、平均的な手堅い出来じゃないでしょうか?
by malilion | 2012-11-21 19:10 | 音楽 | Trackback

スペインから期待のシンフォ系新星!DRY RIVERデビュー!


DRY RIVER 「El Circo De La Tierra 」'12 c0072376_434172.jpg

『清涼なコーラスが効いてて、まるでムーン・サファリみたい』という売り文句に誘われ手を出したスペインの新人バンドのデビュー作。

冒頭の重厚にして華麗なQUEENばりのコーラスに続いて、普段はDREAM THEATERとYESがレパートリーのカヴァーバンドが、アメリカンでキャッチーなHMを演っているんだが、遂々ラテンの血が騒いで哀愁たっぷりなVoメロをスペイン語で朗々と歌い上げてしまい、他のメンバーも釣られて宗教コーラスをカマしちゃった、みたいな音(分かりにくい例えだなぁ…)が飛び出して来て、もう超歓喜♪('(゚∀゚∩

Gの出す音は明かにアメリカンでヘヴィーなメタルテイストで夢劇場等のテクニカルHM系が好きなのだろうが、Keyがポンプや古き良きプログレが好きなのかメロトロン系だったりハモンドだったりとグレ&シンフォ系の叙情的な音色を奏でていたり、それ以外にもフルートもフィーチャーしたりと色々と1バンドの中で異なった要素が入り乱れていて、それが実に面白い効果を生んでいて単なるフォロワーに収まらない事を伝えている。
なんでもメンバーが共通して挙げるフェヴァリット・バンドはやっぱりQUEENとDREAM THEATERらしい。ああ、ですよねー(w

という事で、昨今定番のプログレ・メタルよりググっとポンプ風で古風な音が聞こえるし、メタルメタルしたザクザク系の音も殆ど聞かれないので、どちらかと言うとプログレ・メタル系のファンより、いわゆるプログレ系やシンフォ系が好物な方にお薦めな一枚ですね。
まぁ、古典的なグロプレ好きな方にはちょっとポップでキャッチーなメロやコーラスが聞こえ過ぎるかもしれないけど(w
by malilion | 2012-11-06 04:35 | Trackback

MAGNUM 嬉しい一年半ぶり新譜!('(゚∀゚∩


MAGNUM 「On The 13th Day」'12 c0072376_15454241.jpg

UKメロディアスHRバンドの最後の良心と謳われるUKロック界の重鎮 MAGNUMの最新作18thがリリースされた!

まさか前作『The Visitation』'11 から約1年チョイという間隔で新作がリリースされるとは思わなかったので、嬉しい驚きでした。
まぁ、その間にBOXセットや再結成後のSPVレーベルBEST盤なんかもリリースされていたので、そんなに間隔が開いてる気もしなかったってのが一番の理由なんですけどね(w
そうそう、前作に引き続き今回も初回限定のボーナスディスク付きのCD2枚組デジパック・エディションがリリースされてますので、ファンは当然そちらを購入しましょう。買いだぜ!

で。新作の内容の方ですが、長い長い歴史とこれまでに音楽的な紆余曲折の発展があった彼等の新譜なので、HR要素やAOR要素、そしてプログレ要素に現代ヘヴィネスHM要素等々がモザイクの様に裏に表に巧妙に組込まれているので一言で言い表せない(汗)んですが、流石の貫禄というか解散を挟んだとは言え『この長期間コンスタントにフルレングス・アルバムを伊達にリリースしてないぜ!』と言わんばかりの老獪バンドのプライドとも言える確実なクオリティをしっかりと備えていてくれて、ファンならずとも嬉しい出来映えです。

再結成後の定番路線とも言えるドラマチックにして重厚なミッドテンポの楽曲がメインとなっている為か寄る歳には抗しきれぬのか、若干枯れた渋みのようなものが全体を漂い、派手さやパワー、そして新鮮な驚き(歳も歳だし、流石にスピードチューンは無理があるか…)は感じにくくなっていますが、逆に職人芸的な定番の荘厳でいてキャッチーな美旋律と濃密な哀愁漂う、英国の気品と雄々しさに満ち満ちたファン納得のMAGNUMの作品と言えるんじゃないでしょうか?

個人的には80年代期のような、派手目なテクも利かせたAORテイストも湛えるキャッチーなアリーナロック路線の彼等の楽曲が大大大好きなんですが、まぁその路線からすると地味に思える楽曲で埋まってるこの新譜は諸手をあげて歓迎、って訳にはいきませんけどね…
でも、相変らずメロディは美しくツボを突きまくりますし、そこらの有象無象のB級バンドに金だすくらいなら(B級バンドも買うんだけどww)HRファンとしては彼等のアルバムに金だすべきでしょう。ええ、確実に。

ボーナスディスクには

01. Those Were The Days (Demo From 1988-89) 『Wings of Heave』同時期のデモ!!
02. Eyes Like Fire (Full Version)  webサイトで先行無料ダウンロードで配布されていた曲
03. Blood Red Laughter (Acoustic Version)
04. We All Need To Be Loved (Live From Prague CZ)
05. Shadow Town (Acoustic Version)
06. Moonking (Live From Mannheim D)

などなど、DemoやAcoustic Version、Live Versionなど未発音源を収録してます。買いですよね♪

あ、それとどうもこのバンドもジャケ・アートの当たり外れが大きいんですが、今回も…外れですね。
人気絶頂だった頃のファンタジックなアートのイメージはどこへ? ってな始末ですわ。ちょっとバンドイメージと合わなさすぎるでしょう?
うう、もうちょいその気品溢れる音楽に見合った、センスのいいモダンなモノに替えてくれ…(つд`)
by malilion | 2012-11-01 16:17 | Trackback