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恒例のラック整理で転がりでた旧譜を…


CATWALK「To The Backbone」'93 c0072376_6223398.jpg

オーストリアのメロディアスハード・ポップバンドの3rdにして最終作。

この作品の前に「CATWALK」'89 「Hard and Roll」'92 の2枚のアルバムがある模様だが、何れも未聴。

本作3rdで専属のパーカッション・メンバーがいる5人組(Voはbが兼任、keyを含む)となったが、その利点は余り生かされていないように思う…

Voはちょっとヘタウマな感じだしバックも全体的に垢抜けない音を出しているが、ファンキーなAORっぽい楽曲やブルージーな渋い楽曲、爽快なポップでキャチーな楽曲からしっとりとしたバラードまで、実にバラエティ豊かな楽曲(アルバムは18曲も収録!)をコピーバンドよろしく歌いきっている点は評価したい。それが声質や技量にマッチしているかどうかは別問題だが…

B級インディ作ながらそれ程音は悪くなく、数ある方向性の楽曲の中から自分の好みにあった曲が1曲でも見つかれば愛聴盤になる可能性はある。

まぁ、マイナーなメロディアスポップ作もしっかりチェックするよ、というような好事家向けの1枚ですね。


BIG MOUTH 「HANDS OF TIME」'98 c0072376_623040.jpg

スタジオ・ミュージシャンが集まって創った、所謂隠れた名盤と言われるアルバムは多々あるが、このバンド(プロジェクト?)の残した唯一作もそんな1枚と言えるだろう。

残した音はこんなに品がいいのに、如何せんバンド名が余りにも品が無く戴けなかった(リリース当初から思ってたけど、誰か周りで止めてやる奴いなかったのかよ…いくらレーベル社長参加作だからって…)為か、敢なくこの1枚だけで消滅した模様だが、内容の方は煌びやかなキーボードがさり気なく添えられた、ツボを抑えたキャッチーなアメリカン産業ロック系&AORの傑作アルバムで、これだけで終わってしまったのが悔やまれますね…

Larry Leonのハスキーながら良く伸びるエモーショナルなヴォーカルを活かしたミッドテンポの曲が主体で固められている事もあり、ハードさはさほど感じられないものの、流石は1980年代に5年間に渡りアノ・Cheap Trickの裏方としてキーボーディストを務めていたPhil Cristian が中心になって制作されたアルバムだけあってそのメロディに対するこだわりやクオリティは総じて高く、ブルージーだったりファンキーだったりと幾つか趣を変えて終始心地よい美メロが職人芸的なGとKeyによって奏られ、メロハー・マニアは耳を惹きつられてダンボ状態になる事請け合いです♪

うーん、今聞いてもいいアルバムだなぁ、って思いますよ。バンド名以外(w

意外な事にバンド名が悪いからなのか色物企画盤と勘違いされているのか中古で結構転がっている事があるっぽいので、メロハーマニアな諸氏は見つけたら即GETですぜ!

なんか海外の隠れた名盤リイシュー専門レーベル辺りからボートラ付でデジリマ・リイシューが出そうで出ない、そんな1枚なのでした。
by malilion | 2012-06-27 06:23 | 音楽 | Trackback

我慢出来ずFLYING COLORS購入…


FLYING COLORS 「same」'12 c0072376_2312199.jpg 

以前から噂されていた元Dream TheaterのDs、Mike Portnoy のサイド・プロジェクト、Flying Colorsのデビュー・アルバムを、かなり日本盤を待ってみましたが一向にリリースされるって話を聞かないので、我慢出来ずに購入(w

一聴した時一番強く感じたのは、メンツがメンツなのに出てきた音はフュージョンベースの軽めなポップスだなぁ、という驚きでした。

元Dream TheaterのMike Portnoy、元Spock's BeardのNeal Morse、現Deep Purple&Dixie DregsのSteve Morse、この3人がいるだけで、バカテクなインストルメンタルの応酬合戦が聞けるのかと、普通の人なら期待しちゃいますよね(w
まぁ、そのまんまな在り来たりな作品を創らなかった彼等の英断とプライドにはエールを送りたいです。

意外な程にシンプルで軽めの歌中心の構成な楽曲で展開していくのですが、そこはさすが腕に覚えのあるベテランでメンツを固めてるだけあって、そこかしこにSpock's Beardっぽいフレーズや、Neal Morseのソロで聞ける音の連なりだったり展開も聞けるし、時折お洒落でモダンなハイテクも垣間見せてくれて終始耳を惹きつけて離しません。

そしてコレは狙ったのかVoの声質か歌い方か、エフェクターやコーラス具合でか、妙にJeffrey Lynneのソロか後期ELOっぽく聞こえるんですよね。
いえ、自分的にはELOも大好きなので、この音は大変気に入りましたけど(w

ただ、このプロジェクトにプログレっぽいものを期待してる方にとっては肩透かしに感じるかもしれませんね。
軽めでシンプルなフュージョン・ポップスとして聞けば、デビュー作にしては十分すぎる出来だと思いますけど。
とは言え、只のポップスで勝負するなら楽曲のキャッチーさやフックでは、まだまだと言わざる終えないので、次なる作品でその辺りをどう発展させてくるのかが興味深い所ではあります。

そうそう、バンド名は「旗をはためかせながら=勝利」みたいな意味なんでしょうが、なかなか大見得を張ってて、いかにもあのメンツならさもありなん、って感じですよね(w
by malilion | 2012-06-25 23:12 | 音楽 | Trackback

お家芸の継承者!CRYPTIC VISIONの新譜!('(゚∀゚∩


CRYPTIC VISION 「Of Infinite Possibilities」'12 c0072376_6261379.jpg

相変らず中期KANSASベース(コーラスとか特に)な80年代アメリカン・プログレハードを今風にアップデートさせたかのようなスタイリッシュでモダンな音を奏でる彼等の最新作にして4枚目の作品が届けられた。

音楽の方向性はデビュー作から一貫して変わらず、自主制作のデメリットは感じさせるものの、キャッチーな歌メロをメイン(VoはMILLENIUMのTodd Plant)にレトロなプログレ風味とモダンな構築美を緻密でドラマチックに描き出すそのサウンドはますます磨きが掛かって、当時のメインストリームバンド(スペイシーなレトロKeyサウンドがもう!)のアルバムに迫る勢いを感じさせますね。

テンション高めのテクや音圧で押す最近のHM要素が多い所謂プログレメタル・バンド群では耳に出来ない、柔和にして聞きやすく馴染みやすい優しい音なのも個人的には高ポイントなのですよ。
反面、ロック的なダイナミズムが足りないとか、マイナーだし古臭い、とか相変らずの不満点を感じる人もいるでしょうが、もうそこは個人の好みになってくると思うので…

まぁ、ちゃんとしたプロダクションで一度このバンドのアルバムを聞いてみたいとも思いますけどね。
でも、下手に商業主義に組込まれていないからこそ、この音楽が保たれているじゃないかなぁ、とも思えますけど。

そして今回も再結成KANSASでヴァイオリンを奏でていたDavid Ragsdaleがゲストで参加し、KANSA風味満点のヴァイオリンで華を添えてくれてます。

彼等には本家本元のUSAグロプレ・バンドとして70年代後期から連綿と受け継がれるこのサウンドを、いつまでも堅持し続けて欲しいですねぇ。

KANSASファンやアメリカン・プログレハード好きは勿論、メロディアスなポップめのロックバンドがイケるって方にも、CRYPTIC VISIONを是非!
by malilion | 2012-06-22 06:26 | 音楽 | Trackback

相も変わらず、画竜点睛を欠くこのジャケは… RED SAND新作です('(゚∀゚∩


RED SAND 「Behind The Mask」'12 c0072376_18282.jpg

個人的に“カナダのマリリオン”として記憶している彼等、またまた噎び泣くナキナキのGフレーズが堪らない、通算5枚目となる良作をリリースしてくれました。

中期ペンドラゴンと初期マリリオンをMIXして攻撃性を薄め、よりメロウでセンチ、そして目一杯のリリシズムと清涼感を詰め込んだその美旋律溢れるシンフォニック・サウンドは甘美の一言。

マリリオン直伝的ハートフルな泣きのGフレーズはいつにも増してメロディアスでドラマティックだし、お約束のブイブイ唸るタウラス・ベースペダルも健在で、この手のシンフォ系バンド群の音と比べると、その躍動感と安定感は段違いで実に(・∀・)イイ!!

テクでグイグイ押すタイプでもないし小難しさも高尚な何かを訴えてもいないけれど、そのフレーズの美しさと爽快感はカナダならではの美意識に貫かれていて、北欧のダークでヘヴィな硬質のグレプロサウンドの対極に位置するような、そんなインテンス皆無の穏和で柔和な音に包まれるのもタマにはイイモノです。(´ー`)y-~~

と言う事で、メロディアスで清涼感溢れるサウンドをお求めのシンフォ・ファンな方に是非、お薦めな一枚です。

あー。秋の夜長とかに耳を傾けると格別の味わいがありそうで、このバンドの甘く切ない音、大好きだわ~~~♪


……うん、で最後にお約束なんだけどさ。
まぁ内容に文句なんて欠片もないんだけど、ジャケのセンスはご覧の通り相変らずなんだ。
でもその点についてはもう、いいかなって…(つд`)
by malilion | 2012-06-21 01:09 | 音楽 | Trackback

安定のプロフェッショナルな良作とはこういうものだ。SUNSTORMの3rdリリース。


SUNSTORM 「Emotional Fire」'12 c0072376_8265791.jpg

言わずと知れたメロハー業界の仕掛け人Frontiersが企画したJoe Lynn Turnerを中心に据えたAOR&メロハー・プロジェクトの本バンド、まさかの3枚目がリリースされてました。
いえ、随分前に購入はしてたけど今頃になってゆっくり耳を傾けてたもので…(汗

しかし、そこら中で手当たり次第に色々なプロジェクトに顔を出してるJoe Lynn Turnerだし、レコード会社主導の企画モノゆえそうそうアルバムが出まい続くまいと高を括ってたら地味に3枚目とは予想外でした。

まぁ、良作がリリースされる事自体は目出度いし喜ばしい事ですけどね。実際、1stは愛聴盤ですし。
ただ、今はちょっと予定調和と言うか安定過ぎると言うか、ツクリモノっぽさが強く感じられ過ぎるかなぁ、と…
コレは個人的に色々情報を知ってしまってるからそう思えてるだけで、アルバム自体にケチはつける気なんてサラサラありませんけど。

んで、今回の新作もこれまでの路線を崩すことなく、爽快にして哀愁漂う大人の魅力満載な“安定の王道メロハー・サウンド”をプロフェッショナルなソングライティングチームと有能な裏方ミュージシャンで隙無く固めているので、高品質のポップでキャッチーなメロディアス作をお求めの方には迷わずお薦め出来る一品です。

いやー、なんだかんだと文句つけたけど、劣悪なプロダクションに稚拙なテクを自己満足気味な情熱と勢いで強引に聞かせるインディの熱い熱い想いが迸るマイナー良作もいいけど、たまにはこういうプロフェッショナルによる磨き抜かれた心地よく聞かれるべくして創られた高品質作に耳を傾けるのもいいものですねぇ♪
by malilion | 2012-06-18 08:26 | 音楽 | Trackback

オバマビートゥーディ?(#^ω^)ビキビキ ドラゴンズドグマ・サントラ!


DRAGON'S DOGMA 「Original Soundtrack」'12 c0072376_492673.jpg

いやー、どっぷりハイファンタジーなゲーム本編の方にもハマりました。オモシレー!('(゚∀゚∩

最初、デフォルトのBGM設定がかなり抑え目だったので余りBGMが印象に残らなかった(単に聞こえてなかった…)のでしたが、やり込むにつれて設定を変更してBGM音量上げてプレイしだしたらあら不思議! もうメチャカッチョエエのですよ!('(゚∀゚∩

全編に渡って陰影が強調されている深い深い闇の中、ダンジョンへ出向く度にダークでヘヴィなサウンドの壁がワルシャワの音響効果もあってド迫力&フルオーケストラの嵐でミステリアスにスリリングに迫り来る、ってな感じでもう耳は終始ダンボ状態(w
遠くで微かに鳴る鐘の音がなんとも不気味だったり、状況によっては清々しい感じだったりと、実に象徴的に使われてるのも印象深いですね。

個人的に気に入ってるのはグリフォン戦の威風堂々としたカッコイイテーマですが、一番印象深いテーマは最初にビビらされたので既に今となっては雑魚扱いなのに未だに恐怖感の残る(笑)キメラ戦のテーマでしょうか。
戦闘突入のBGMと戦闘勝利の歓喜のBGMを聞くと、脳汁が出まくりんぐでヤバイですわ(w

冒険ファンタジーなので当然ですが、全体的にファンタジーモノでイメージする通りの勇ましいカッコイイ楽曲目白押しだし、ツーバスドコドコのパートやギターが暴れまくるパートなんかも有るので、HR好きな方なんかにも十分訴求すると思います。

ゲームに興味ないという方でも、THERIONだとかNIGHTWISHとか、一連のゴスメタルやシネマティックなスケールのデカイ壮大なダークサウンド好きな方なら気に入る事請け合いなのでマジにお薦めです!
by malilion | 2012-06-15 04:11 | 音楽 | Trackback

ダークなジャケに反して意外や爽快♪ IZZの新譜です。


IZZ 「Crush Of Night」'12 c0072376_1101170.jpg

米国東海岸拠点のツインVO(内一人が女)、ツインDr、ツインG、ツインKeyという特異な(メンバは6人)編成に変わりない、Tom(Vo,key) & John(Vo,b)のGALGANO兄弟が率いるテクニカル変拍子ビシバシ系モダン・シンフォニック・ロックバンドの最新作5thアルバムが、前作「The Darkened Room」'09からLIVE DVD作を挟んで意外に短いインターバルでリリースとなった。

なんでも前作と本作は連作らしいが、前作のジャケのように「ダークネス路線へまっしぐら!」という訳でもないのでご安心を。

相変らず甘くキャッチーな歌メロが乗っかるバンドサウンドは、切れ味よく構築美を響かせるYESばりに複雑怪奇に音が飛び交い、奇妙奇天烈な畳みかける展開をさらっとスピーディーにテクニカルにこなしつつも決して技巧にばかりこだわった難解さを感じさせない、そのある種のカタルシスを伴った爽快感さえ感じさせる叙情的なフレーズの運びと、センチメンタルさを感じさせる物憂げで淡い音色の美しさは見事の一言。

一聴した時、妙にあのENGLANDの1stを聞いてるような、ワクワクした気分で2828しっぱなしになりました(w

今作は今まで以上にGが活躍しているように思え、アメリカらしい抜けのいいクリアーでタイトな音像の中、ジェントル風のリズムや、ジェネシス、クリムゾン系のネタが垣間見えるユーロ風テイストばりばりな楽曲上で、縦横無尽に心惹かれるフレーズを紡いでおります。('(゚∀゚∩

全体的にYESっぽさを感じさせる印象になった新作ですが、技巧派テクとキャッチーなメロディのバランスが絶妙ですので、グロプレ初心者の入門作にもいいかもしれませんね。

彼等の音を耳にした事のない方こそ、この新作を是非御一聴を!
by malilion | 2012-06-13 01:10 | 音楽 | Trackback

以前はメインだったのに今は失われた系統…流行廃りって切ないね…


OZ KNOZZ 「True Beliver」'12 c0072376_23572261.jpg

69年にテキサスで結成され、75年にオリジナルはレア盤の1stアルバム「Ruff Mix」を残して敢なく時代の闇の彼方へ消えた彼等。

そんな彼等が、突如08年に33年振り(!!)に復活を遂げて自主制作で「10,000Day And Nights」をリリースし、ドラマチックなギターやキーボードを配したそのHMを通過していないかの如き古き良き時代のアメリカン・プログレハードの王道を行くスペイシー(笑)な80年代初期サウンドを聴かせ、マイナー・US・グレ好きを感動させたのも記憶に新しい。

そして4年ぶりとなる、通算3作目がこの度リリースされた!

……いやー、正直な感想は「まだ活動してたのね」って感じでした。
てっきり同窓会気分で復活して、そのまままた消滅したんだと思ってましたから(汗

今回もBill(B&Sax&Vo) & Duane(Key&Tp&vo)の管弦楽器も操るMassey兄弟を中心に前作と同じメンツで制作された、SUPERTRAMPやKANSAS、そしてSTYXにJOURNEY等の80年代中期辺りまでの産業ロック&アメリカン・プログレハード好きな方が気に入ること請け合いの当時の“アノ”サウンドを聞かせてくれます。

いやー、ぶっちゃけ前作はインターバルの期間が期間なだけに完全に別のバンドの音になってましたし、実はその内容は余り褒められたものじゃなかったんですよね。個人的には。

プログレの残り香がうっすら漂う中期STYX風のコーラス(JY風の粘着質な声のシャウトも再現とか…)と、がっつりKANSASのハードな側面の音や凝った曲構成等の要素を抽出してMIXした(そして3で割った様な…)音がテキサス風にちょっと野暮ったくなってしまった音、というのが前作を耳にした時の第一印象だったのですよ。

当時も今もアマチュア・バンド層の厚さがハンパない北米シーンですが、どうしてこのバンドがメジャーになれなかったのか露呈していたと言うか、お手本バンド達と比べてどうにもVoメロがイマイチだったのですよね。新たに迎え入れた専任Voの歌が下手って訳じゃないんですけど。
ハッ、とするような耳が惹かれるキャッチーさが薄いって言うか、フックもイマイチで粗雑と言うか妙に煮え切らないと言うか…
ちょっとバックのコーラスがSTYX風というよりHEEP風なへちょい裏声コーラス(笑)になっちゃう所なんかもマイナー感を助長してるように思えてならなかったのです。

随所で披露されるテクニカルかつスリリングなソロやアンサンブル、そして分厚いコーラス等、70年代末期から80年代初期の当時、星の数程いたであろうグロプレ風な音を出すアメリカン・ローカルバンドの当時の流行であるメインストリームを意識した音、という事情が透け見えてなんとも感慨深い…のはいいけど、08年にソレを再現してもねぇ…というのが偽らざる感想でした。

と、散々な事を言いましたが、相変らずの80年代懐古主義な音が妙に新鮮に聞こえたりするのが嬉しいのは変わりないんですけど。

で、今回は前作とは一味違ってイケてるアルバムを届けてくれました! ('(゚∀゚∩
STYX風のコーラスやKeyの音は聞こえますが、前作よりずっとこなれて無理なく曲に組込まれているし、そこはかとKANSAS風なハードな音も聞こえるものの、モロ借り物っていう音にはもう聞こえません。

前作で耳について仕方がなかったVoメロのダメさ加減やコーラスの絡め方なんかもかなり改善されて、KeyやGの使われ方も随分とモダンさが増し(相変らず80年代風だしテキサス親父の野太い声は聞こえるものの…)、ググッと当時のメインストーリーム・バンドのA級アルバムの音へ近づいて全体の完成度が高まりましたので、前作を耳にして「ダメだコリャ」と、サジを投げた方も今一度聞いてみる事をお薦めしますよ。いえ、ホントに。

現在も在籍しているDsとkey以外メンツも編成も現在と全く違う1stの頃からそうだが、自主故に垢抜けていないしプロダクション等も所々で甘さが目立つものの、今となっては本家本元のバンド群もマトモな音源をリリースしてくれなかったり路線変更したりで殆ど死滅してる系統の音楽だし、個人的にこの方向性や音はすごく好みだし、やりたいこともすごく分かるので是非この“失われたアメリカン・プログレハード路線”を突き進んで欲しいですね。

地元をドサ周りするオッサン懐メロ・カバーバンドの地位に甘んじているならそれも構わないだろうけど、彼等には頑張ってアメリカン・プログレハード゙の良作を是非創ってもらいたいのでツラツラと余計な苦言を呈しました。

次なる新作を早くも超期待してます!('(゚∀゚∩
by malilion | 2012-06-10 23:57 | 音楽 | Trackback

最近めちゃリイシューづいてるなぁ…AIRKRAFTのリマスター再発です。


AIRKRAFT 「In The Red」'90 c0072376_17553187.jpg

うう…このアルバム買い直すの3度目なんですけど…('A`)

メロディアス&産業ロック愛好家にはよく知られた存在の彼等、US産Key入り5人組メロディアス・ポップロック・バンド・AIRKRAFTの4thです。

アルバムを知る人に軒並み好評なものの何故か当時日本盤がリリースされなかった、前々からよくその名は耳にしていたし常々聞いてみたいと思っていた彼等。

数年前にメンバー自らの手でCD-R盤で4枚のオリジナル・アルバムをリイシューと未発表1曲入りの自選曲BEST盤をリリースしてくれた時に「まってました!」とばかりにまとめて購入したんですが、その出来がカラープリンター製のジャケに安物Rのチープさ満載のプロダクト品で、かなりゲンナリしたんですよ…('A`)

で、丁度ちょっと高値だけどオリジナル・リリースのデュプリ盤が中古で流れてたので飛びついた訳で…
そして、忘れた頃に今回ドイツのAOR HEAVEN CLASSIXからのリマスター&ボートラ+2曲での再発となったんですねぇ…

いえ、勿論最新の良い音で埋もれていた過去の名作が、皆さんの耳にも届くようになるのは大変喜ばしい事だと重承知してるし、毎度の事なんで慣れっコなんですけどね…でも…(ツд`)セツネェ…
実はPREMIRE RECORDS盤で2回、CURB RECORDS盤で1回リイシューされてます。

まぁ、3度も買い直させるだけあって、クリーンなハイトーンを聴かせる甘い声質のVoメロも秀逸だし、ポップでフック満載のお約束の分厚いコーラスも満載な、ほんのり哀愁感を漂わせたカナダ産バンドを思わせる透明感ある非常に印象的でキャッチーな楽曲(外部のヘルプもあるけど)がとても耳に心地良いのですよね♪ 買って損無しの1枚です。

初期BONJOVIやDANGER DANGERの1stの近い音、と言ってピン!と来た方は、さっそくアマゾンでポチるか輸入盤店でゲットしましょう(w

マイナーな存在だしハードさは殆ど感じさせないけれど、メロさえ良ければいい、というマニアな方は当然押さえておかねばならないマストなアイテムですよ。いえ、ホントに。

あー、どうせならこのまま他のアルバムも全部、AOR HEAVEN CLASSIXからリイシューされないかなぁ~
何度だって買い直してやるからさっ!('(゚∀゚∩


MIDNIGHT BLUE 「Take the Money and Run」'94 c0072376_17523693.jpg

今は亡きZero Corporation(泣)から日本でのみリリースされていて、世界中のRAINBOWマニア垂涎の的だったUK産メロディアス・HRバンドの唯一作が遂にワールドワイドでジャケ変更してのリイシュー&2曲ボートラ追加となったのでご紹介!

RAINBOWは言わずと知れたメンバーチェンジの激しいコトで有名なバンドでしたが、国内外問わずそのディープさやBootコレクターのクレイジー具合でも有名なRAINBOWファンは、Joe Lynn Turnerが在籍していたFANDANGO然り、Ronnie James Dioの在籍していたELF然り、他の各パート担当者も合わせ、去っていったメンバーのその前、その後、そしてセッション等、公式非公式問わず膨大な音源を追い求める哀しい性があるんですよね…(ツд`)

で、このバンドのVoであるDoogie Whiteも、そんな通り過ぎていったVoの一人に数えられる再結成RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOWのフロントマンにして、最後のRINBOWヴォーカリストだった訳なのです。ね? マニアが欲しがる訳でしょう?

当然、この後にDoogie WhiteはRAINBOWに加入するのでこのアルバムの音は全くRAINBOWと関係ないのですが、これはこれで知らないでいるには惜しいメロディアス・ハード・ポッフ作の1枚と言えるでしょう。

流石リッチー御大のお眼鏡に適っただけあって抜群の巧さと透き通ったハイトーンVo全開でDoogie Whiteが幅広い音域を縦横無尽に熱唱する、北欧系にも通じるキラキラしたKeyをフィ-チャーした叙情的でキャッチーなメロディアス・ハード・ポップ作で、勢いよりも完成度に重点を置いた創りなせいかミッド・テンポな楽曲が多く若干地味に感じるかもしれないけれど、そのモダンでアダルトな洗練された雰囲気のある楽曲群は、そこはかと憂いを帯びた湿り気満載でありつつキャッチーな音を出す一連の80年代初期から90年代初期に数枚だけアルバムを残して惜しくも姿を消したUKハードポップ・バンド群にも通じるように思え、実に日本人好みな音なのですよ。よくぞゼロコー当時発売してくれた!ってもんです。

個人的にも再結成RAINBOWのLIVEを見に行ったし、RAINBOW崩壊の後色々なアルバムで癖のないその歌声を重宝がられてかオタスケマン的な役回りをしている器用貧乏の代名詞みたいに思われちゃってるDoogie Whiteに、もうちょっとスポットライトが当たってもいいと思うんだけどなぁ…
今回のリイシューで彼に何か変化が起きることを祈っております。 c0072376_1754381.jpg

あ、ジャケは前のオリジナルの方が趣味が良かったように思えるけれど、まぁ今回の新ジャケの方がいかにも下世話でロックっぽいし、分かりやすいっちゃ分かりやすいですよね(w
by malilion | 2012-06-03 17:53 | 音楽 | Trackback