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今年も終わり間近…こんな時はEDEN'S BRIDGEがよく合う…


DAFNIA 「La Ruta Olvidada」'11 c0072376_23545561.jpg

AMAROKの主要メンバーが新たに結成した、アコースティック・ユニットの新作。

ヴァイオリンをフィーチャーした民族音楽にちょっとシンフォチックなアレンジで味付けされたような面白い音を出している。
全くロックでもプログレでもないので、AMAROKのトラッド的な所に面白みを感じられない人は手を出さない方が吉か。

逆に民族音楽的なモノに興味がある方には、是非お薦めしたい。

ブルガリア、セルビア、トルコ、アルバニアといった地中海のトラッドがお洒落でJAZZっぽいアレンジされて、フィメール声に絡みながらエキゾチックな旋律が蕩々と流れていく様は一聴の価値有り。

まぁ、分かりやすく言うとハリウッド映画なんかで砂漠だったり中東が舞台だったりするシーンで、踊り子さんが踊ってる時に流れてるアラビアンな、あんな音楽って感じかな?

ちょっと風変わりでエキゾチックな音を聞いて見たい方にお薦めです。


EDEN'S BRIDGE 「Fading Light」'11 c0072376_2355954.jpg

四季をテーマにした4部作の最終章が遂に発売され一連の四季コンセプト作が完成! てか、どうにか2011年中に間に合わせてきやがった(笑

まぁ、既に季節はガッツリと「冬」なんですけど、一応最終章作の「秋」コンセプトのオリジナルソングを演ってる6曲入りミニアルバムですね。

前作の「夏」ほど弾けて明るい訳でもなく、第一弾だった「冬」ほど寒々しくもない、オータムソングらしいほっこり感のある曲が納められていて、なかなかいい出来です。

というか、このバンドはこのオータムソングっぽいイメージが一番バンドカラーに合ってるように感じますね。これまでの一連のコンセプトアルバム聞いてきて。

相変わらずの美声フィメールヴォイスが映える、もうコンテンポラリーソングと言っても差し支えないアコースティカルで柔らかな楽曲が軽やかに紡がれていくのが実に心地よくて、耳を傾けているとついついひなたぼっこしててうつらうつらしてしまう、あんな眠気を覚えてしまいます。
うーん、癒しだなぁ~~~…

毎度の事ながら、美声フィメールものがお好きな方や、ケルト系をチェックしてる方にお薦めです。
by malilion | 2011-12-28 23:53 | 音楽 | Trackback

幻のバンドLODGICの唯一作がオフィシャル・シイリュー化!(’(゚∀゚∩


LODGIC 「Nomadic Sands」'85 c0072376_0492682.jpg

以前イタリア製ブートCD-Rが出回っていた幻のバンドのアルバムが、デジタル・リマスターで遂にオフィシャルでリイシュー化ッ!('(゚∀゚∩

TOTOのDavid Paich、Tom KnoxそしてSteve Porcaroがプロデュースを手掛けた、元YES、現在はソロの他、CIRCA、YOSO、各種プロジェクト等でその名をよく見かけるWilliam "Billy" Sherwood(vo&b)と、彼の兄Mike(vo&key)を中心に、後にCIRCAで再合流するJimmy Haun(g&vo)、WORLD TRADE、CONSPIRACYの他THE DOOBIE BROTHERSやAIR SUPPLYのメンバーとして活躍し、UNRULY CHILDのメンバーとなるGuy Allison(key)ら5人が結成した北米産AOR/メロディアス・ロックバンドの唯一作が登場です。

もう制作してるメンツの名前を見るだけで、キャッチーなアメリカン・ポップサウンドだと察しがつく通りの、ちょいTOTO風な80年代産業ポップロックのお手本みたいな出来です(w
時代が時代だけにちょっとUKディスコかデフレパか、ってなコーラスアレンジなんかも聞こえたり(笑)デジタリーでプログレチックな絶妙のアレンジがそこかしこに隠し味で配されているトコが『只のロックあんちゃんが勢いで創ってるんじゃないんだぜ』というプライドも伺えるハイセンスな隠れた名盤ってトコでしょうか。

只、どうして当時ブレイクしなかったのかもこのアルバムを聞くと分かるのですが、どうにもボーカルが弱いし(それ程いい声って訳でもないのが)もう1つVoメロに捻りが無いように感じます。
後は小洒落たアレンジやスタイリッシュさばかりが前面に出てきていて、熱さや勢いなんかも感じないので、当時の新人バンドとしちゃ少し優等生過ぎたのかもしれません。

ひょっとしてシングルヒットがこのアルバムから1曲でも生まれていれば、後の展開も各メンバーの活動も変わっていたかもしれないと思うと、なかなか感慨深いモノもありますね。
by malilion | 2011-12-23 00:51 | 音楽 | Trackback

カナダの変わり種・期待の新鋭DRUCKFARBEN デビュー!


DRUCKFARBEN 「same」'11 c0072376_20103452.jpg

カナダはトロント出身の新鋭テクニカル・シンフォ・バンドの自主制作デビュー・アルバムが登場。

その手のCDショップでのこのバンドの売り文句を見ると『YES+GENTLE GIANTなサウンド』とか『ECHOLYNとGLASS HAMMERの中間を行くイメージ』とか、なんとなく分かるような分からないような表現(汗)をされているようですが、実際耳にして思ったのは「なんかYESが70年代後期アメリカン・プログレ・ハードを演ってるみたい…」というのが第一印象でした(笑

実は良く聞くとVoがジョン・アンダーソンっぽい歌い方(挑んでるよね、コレw)をしてるんだけど、声質が全然違うどちらかというとアメリカンプログレハードによく居るタイプのミドルレンジメインなタイプ(基本ウェットン風声なんだけど高音も綺麗に伸びて出せてる感じ?)なのが幸いしたのか、いい具合に“まんまYES”っていうよく居るフォロワーバンドのネガティヴなイメージを軽減させているのが面白く感じました。

vo、key、G&Vln&Mandolin&Vo、b&vo、dr&perの一風変わった楽器をこなすメンツを含む5人編成からも伺えるように、テクニカルでタイトながら爽快で抜けが良く、カラフルでキャッチーなサウンドをパワフルに展開する様が、そこはかと同郷のRUSHやSAGAを連想させて実に気持ちいいのも魅力の一つでしょうか。

所々でKANSAS風味も感じさせたり、ホールズワースを彷彿させるJAZZっぽいギターが駆け抜けたかと思うと、イキナリ土臭いカントリー風になったりと、このとっ散らかったような一筋縄で行かない屈折した展開を、勢いでゴリ押ししてコーラスで強引にまとめ上げて聞かせちゃう粗野な感覚はユーロバンドには余り感じない点だし、そこに70年代回帰臭いヴィンテージな感触のする音が合わさって、彼等を最先端のUSグロプレ系とも、ユーロ系や北欧系のグロプレバンド達とも、巧く差別化させる事に成功してますね。

今現在では、まだ所々で荒っぽく未消化な感じがしたり、ドキャチーにもなりきれず艶っぽさも余り感じられぬ、ちぐはぐ感が大きかったりするものの、なかなか面白い音を出す新バンドが登場したのは確かなので、この調子で是非次こそその辺りの問題点を解決しつつ新たなステップへ突き進んで欲しいものです。

いやぁ、これは次作でどう化けるか実に楽しみだ♪
by malilion | 2011-12-21 20:11 | 音楽 | Trackback

AFTER CRYING久々の新作はサントラ………!?(´・ω・)


AFTER CRYING 「Creatura」'11 c0072376_0591354.jpg

もう2011年が終わろうかというここに来て、90年代以降のハンガリーを代表するシンフォニック・ロックバンドとなった彼等の『After Crying Show』'03 以来、8年振りとなる新作が登場!

タイトルトラックからも伺えるが、アルバム全体が「東西南北」の4つに分けられたコンセプト作らしい。
相変わらずのド迫力なオーケストレーションがのっけから炸裂して「おお、いつもの怒濤の展開が始まるのか!?」と、思わせておいて今回は急にナレーションが入ったりで、どうにもサントラチックな創りになっていて、乗るに乗れないというか…いえ、スケールの大きいシリアスな映画を見てるように浸ればいいんでしょうけどね。まぁ、そーいう聴き方以外を拒否する造りですもんね、コレ(汗

アルバムとして考えるならこの一連の切れ目無い繋がりの造りもありだと思うものの、曲ごとの印象ってのは弱くなると思うんだが…まぁ、ハナからキャチーさやポップさなんぞ求められちゃいないバンドだし、それはいいのかな…?(汗
うーん、せっかく久しぶりに大物が音源を発表してくれたんだけど、この音楽形態作は一般的なリスナーへの訴求力、悪いけどかなり低いと思います…

元々、オーケストレーション的な要素を内在させてたバンドなので、こういうコンセプト作はすんなりハマってると思うものの『EL&Pの再来か!?』みたいに注目された初期の頃のような、JAZZ+グロプレ×ロックみたいな造りのアルバムもまた聞いてみたいですね。
by malilion | 2011-12-21 00:56 | 音楽 | Trackback

待望のDC復帰!ROYAL HUNTの新作はかなりイイ!(’(゚∀゚∩


ROYAL HUNT「SHOW ME HOW TO LIVE」'11

c0072376_44088.pngここ数作の出来が今一つパッとせぬように感じていたデンマーク出身のメロディック・HMバンドROYAL HUNTの2年振り、通算11枚目のアルバムでは、なんと3rd~4thの間に在籍していたD.C. Cooper(Vo)が13年ぶりにバンドへ復帰!

いやぁ、D.C. Cooperを擁しての初来日LIVEを見た時の、歌も巧くて金髪のイケメンなのに尻を聴衆に向けて奇妙なヒップダンスを踊ってたイメージが未だに強烈に残ってて、ROYAL HUNT脱退後の活動だとか、現在のタフでハードな曲もスクリームを交えて歌い上げる姿を知っているのに、どうしてもシリアスな姿がすぐに脳裏に浮かんでこないのが困りものながら(笑)バンドの音楽性には他のどのVoよりジャストフィットしていたあの彼が、期間限定復帰を経て遂に正式にバンドに復帰するとは!(w

で、D.C. を呼び戻して創った新作の音はというと、(恐らく狙っているのだろうけど)初期を思わせるクラシカルなサンプリングシンセが鳴り響くKeyリフをメインに、ファンのみんなが思い描いているだろうメロディックでドラマティックな煽情性たっぷりの、流麗なキーボードと重厚なコーラスで飾り立てられたキャッチーでフックある楽曲の数々で、D.C.の以前と全く変わぬ(そして定番の)深みと艶のある中低音から突き刺すようなハイトーンが実に良く映えて、ここ数作で失せて久しかった「輝き」や「華」のようなモノをバンドに取り戻させる事に成功している。

新加入のJONAS LARSEN (G)は前任者より線が細いものの、インギーばりにド派手にピロピロ弾きまくって(Andreが良く許したな…)いて、実はこれまで在籍していたどのギタリストよりも自己主張の強い音を出してるように感じられるのも、これまでの彼等になかった新しい魅力の一つになっているように感じた。

うーん、やっぱりD.C. のマイルドでありながら尖る所は尖るというVoメロと、Andre Andersenの哀愁がありながらキャッチーなKeyメロは実に相性がいいんだなぁ、と再確認。
前任者達John WestやMark Boalsも文句なしに優れたシンガーだったのを誰も否定出来ないだろうが、このバンドはD.C. Cooperがフロントマンであるべきだ。
やっぱりこの2人は一緒に活動しなきゃダメでしょ。絶対!

ここ数作の彼等のアルバムの出来にガッカリしていた初期のファンこそ、待ち望んでいたこの懐かしのネオクラシカル・HMアルバムを買わなきゃダメですよ!
by malilion | 2011-12-20 04:04 | 音楽 | Trackback

同時期にVoソロ作がリリースされるなんて…珍しい。


ALAN REED 「Dancing With Ghosts」'11c0072376_23552368.jpg

元PALLAS、ABEL GANZのVo、ALAN REEDは、この5月に『Begin Again』という曲を先行トラックとして公開していて、その音源も含む新曲2曲入りの5曲収録ミニ・ソロアルバム。

近日リリース予定らしいソロアルバム『First in a Field of One』からの先行トラックらしいですが、完成に手間取っている模様で、今回は繋ぎとして5曲入りミニアルバムを出した模様です。(元はデモなのかも)

で、このミニアルバムですが、スッキリしたアコースティックサウンドメインの軽やかポップス風で、所謂彼が今まで関わってきたポンプバンドのような大仰な音ではありませんが、それが逆に新鮮な驚きになってとてもいい感じで、個人的には大変気に入りました。

彼がヴォーカル、アコースティック・ギター、ベースを担当し、PENDRAGONのドラマーSCOTT HIGHAM、TWELFTH NIGHTのMMX LIVEにも参加したキーボーディストの他、ジャズ・ベーシストらがサポートとして脇を固めております。

PALLASではこんな牧歌的でまったりした曲をリラックスして歌うのを聞けなかっただけに、彼の歌声の新たな魅力に気づかされました。いい声してるんだなぁ~~、としみじみ(w

彼のファンか、ポンプとは関係ないけどアコースティカルで爽やかポップサウンドもいける、って方は是非御一聴下さい。


同じ時期に同じような経歴のヴォーカリストのソロ作がリリースされたので、続けてご紹介を。


ANDY SEARS 「Souvenir」'11 c0072376_23555486.jpg

現TWELFTH NIGHTのヴォーカリストのファースト・ソロ・デモ・アルバムで、今年LIVE会場で限定販売され好評だったボーナス・ヴィデオ・トラック入りの自主盤。

なにかとTWELFTH NIGHTを語る時に必ず出てくる前任Vo、Geoff Mannのエキセントリックで強烈な個性に比べると、いたって普通なイメージで、ややもすると地味に思われがちな彼ですが、映像作品なんか見るとそんな地味な人じゃない事が分かるはず。まぁ、よく考えりゃフロントマンなんだし、地味な奴には務まらないよね(汗

タイトルが示すとおり、彼のVo&KeyをメインにしたTWELFTH NIGHT用のワーキングテープをまとめて(音量まちまちで、音も良くない…)とりあえず出しましたよ、ってなデモに毛が生えたような代物なので、熱心な彼のファンかTWELFTH NIGHT関係の音源マニアじゃなければ手を出さなくてもなんら問題ない作品です。
まぁ、TWELFTH NIGHTを追いかけてるファンは必然的にレア音源マニアになっていくんだけど…

オーケストレーションを加えたシンフォニックな自作曲を筆頭に、Geoff Mann時代の「SMILING GRIEF」'97収録の『This City』録り直しや、「ART AND ILLUSION」'84収録の『First New Day』のピアノ弾き語り版なんかは目新しい耳を惹く音源ですが、既発音源も含むという…まぁ、あんまりシリアスな作品ではないのは分かっているので、こんなモンなのかなぁ…(汗
イメージ的に細かく気難しい英国紳士な仕事ぶりとは思えない、なげやりでアバウトなトコがなんとも(w

先日リリースされたアーカイブ本『Play On』(レア音源CD付き)を手始めに、TWELFTH NIGHTの旧譜のDefinitive Edition化が着々と進行中のようで、来年はGeoff Mann期のリイシュー作が順次リリースされる予定(絶対レア音源ボートラ入れてくるんだろうなぁ…)らしいので、まだまだTWELFTH NIGHT関連から目が離せませんね…嬉しい悲鳴ですが…また旧譜買い直しか…orz
by malilion | 2011-12-19 23:55 | 音楽 | Trackback

年末恒例のLAST AUTUMN'S DREAM新作でっす(’(゚∀゚∩



LAST AUTUMN'S DREAM 「NINE LIVES」'11c0072376_1650350.jpg

既に毎年の恒例になっている、彼等のこの時期の新作リリースも数えて9作目ですねぇ…
コンスタンスに年1枚で新作をこのタイミングでリリースし続けられるのは、彼等がロックミュージシャンにしてはビジネス意識が高いからなのか、マネージャー等の適切なアシストがあるからなのか…いずれにせよ、職人ですね(w

で、楽曲の方は前作と変わらずジェイミーとミカエルの楽曲が大体半分ずつで収録され、ロマンチックでメロウだったりカラフルなポップさだったりのバランスが上手く取られていて、妙にダークだったりハードだったりする事のない、いつもの親しみやすいLAST AUTUMN'S DREAMの音です。

このペースでこのクオリティを維持し続けているだけでも大したものなのですが、さすがに同じ路線をずーっと進めてきただけあって、少々楽曲にマンネリズムの影が…

いや、この変わらないポップで柔らかなサウンドがLAST AUTUMN'S DREAMなんだ、って事なんだから妙に変化するのは待っているファンにとっては喜ばしい事じゃないんだろうとは容易に予想つきますけど。
その辺を彼等自身も意識しているからなのか、今回はゲストシンガーを迎えてデュエット曲を2曲収録して、ややもすると予定調和になりつつあるアルバムにメリハリや新鮮な変化を付けようという試行錯誤が伺えます。

後は初期の頃に聞こえた哀愁のメロディっていうものが若干減退しているのも、アルバム全体の刺激を弱めている原因かも…
まぁ、哀愁のメロディっていうと、どうしてもマイナー臭くなるので今の明るくメジャー指向のキャッチーでポップなバンドの楽曲の方向性と相容れなかったんでしょうけどね。

勿論、これまでの彼等のファンなら買って文句を言う事はない安定のクオリティな新作ですが、これから彼等のアルバムを何か聞いてみようかな、っていう新規リスナーな方は初期のアルバムの方をチェックしてみた方が耳にひっかかるメロが見つけやすいと思いますよ。

さぁて、また来年の年末に届けてくれるだろう彼等の新作はこの問題をどう解決してくるのか、今から楽しみです。
by malilion | 2011-12-18 16:50 | 音楽 | Trackback

ALFONZETTI久しぶりのソロ作!(’(゚∀゚∩ でもなにこの編集…プレスミス?


ALFONZETTI 「HERE COMES THE NIGHT」'11 c0072376_5562768.jpg

UKハードロックの復興の若き旗手、としてJAGGED EDGEが1990年頃EPをリリースしてメディアでプッシュされてる時に彼の歌声を耳にして以来、
ちょっと荒れた感じのタフで男臭いMatti Alfonzettiの渋く抜群に上手いソウルフルなVo、好きなんですよねぇ~~♪(゚∀゚)

結局JAGGED EDGEはブレイクせず、その後、北欧のSoundgardenと言えるSKINTRADEを1993年に結成して、攻撃的かつウネリの激しい超カッコエエ(ラップとかも巧みに組込んだ曲とか超イカス!)モダンヘヴィサウンドでアグレッシヴな歌声を聞かせてくれたものの、このSKINTRADEもアルバム2枚とシングル数枚を残して1996年に敢なく解散…と、その実力が酬われぬ状況が続いた後、幾つかのプロジェクトを経て、自身の名前を冠したソロバンドを立ち上げ、2000年に1stソロ『READY』を2002年には2ndソロ『MACHINE』を発表し、アコースティカルだったり無機質でモダンヘヴィだったりするものの、どちらも渋いながらも良作AORで、Alfonzettiの太くディープな声を活かしたアルバムだったんですが受けはイマイチだった模様…

その後は裏方に回ってしまったらしく作品のリリースがなかった(04年にスウェーデンのHMバンドDAMNED NATIONに加入しアルバムリリースしてるけど、その後バンドは音沙汰無し…)のだが、ここへきて遂に9年ぶりとなる3rdソロを届けてくれたって訳ですよ!('(゚∀゚∩

Matti Alfonzetti自身はスウェーデン人ロック・シンガーなものの、その声質でか音楽的影響がUKロックだからなのか、はたまたJAGGED EDGEが初めてメジャーでの活動だった事もあってなのか、妙に英国的(誰っぽい声?と聞かれたら、間違いなくカヴァディール系ですよね)なブルージーな音を好んで出すんですよねぇ♪ そこも彼の音楽を気に入ってる理由の1つではあります。

今作はプロデュース業でも有名なMINDS EYEのダニエル・フローレス(Ds&Key)とタッグを組んだプロジェクトと成り、これまでのソロ2作と比べると幾分明るくポップになった代りにパワフルさが薄れたものの、依然として英国的なソウルフルでエモーショナルな“熱い”歌を聴かせ、派手さとは無縁の上質なAORアルバムを楽しませてくれてます。

デビカバ系の渋い歌声でもOKって方なら、Alfonzettiの男の色気たっぷりの歌いっぷりを堪能出来るのは間違いなしなので、是非お試しアレ!

あ。日本盤のジャケは、日本オリジナルの編集版のようです。
まぁ、オリジナルのAlfonzettiがただ突っ立ってるだけのモノよりなんぼかマシですわ(汗
もうちょいそのヘンにも気を遣えばいいのに…惜しいなぁ…(つд`)

もう1つ気になるのが、4曲目の最後に無茶苦茶デカイノイズ入ってますよね? これって外盤でも入ってるのかな?
余りにもデカイ音なので、MIXだったりマスタリングで気が付かないわけがないんだが…(汗 後、2曲目と3曲目頭のつなぎとか、7曲目の最後にも…orz 何コレ?!
AOR HEAVENノ作品でこんなお粗末な編集のアルバムをリリースするとも思えないんだがなぁ…

ボートラ欲しさに日本盤購入したけど、こんなお粗末な編集モノをリリースするなんて…こりゃオリジナル盤を購入するしかないのか…('A`)

◆この後、ドイツ盤を購入して聞いてみましたがノイズの問題点は見つけられませんでした。
つまりどうやら日本盤だけのお粗末仕様って事みたい…('A`)

まぁ、フェードアウトするトコだし気にしなきゃ別に特に問題ない、って方はいいんじゃないですかね。
日本盤の方が1曲多いんだし… しかし、なんだなぁ…
by malilion | 2011-12-16 05:57 | 音楽 | Trackback

コンセプトは分かるけど…ジャケで損してるよなぁ…ARENA新作!


ARENA 「The Seventh Degree Of Separation - Special Edition-」'11c0072376_14194542.jpg

新ヴォーカリストを迎え久々にリリースされた6年振りとなる彼等の新作。
レコーディング風景や、メンバーへのインタビューを収録したメイキングボーナスDVD(NTSC/50分)付き、3面開きデジパック仕様のスペシャル・エディション。

CLIVE NOLAN(key:PENDRAGON)とMICK POINTER(dr:ex MARILLION)を中心にJOHN MITCHELL(g:IT BITES)等、第一線で活躍する英国シンフォ&プログレッシヴ・ロックバンドにも在籍するメンバー達で構成され、今やスーパーバンド的な存在となった彼等の新作がまさかここにきてリリースされるとは! てっきり解散したもんだと思ってましたよ(汗

今回はジャケからしてダークな「the journey from the last hour of life into the first hour of death(人の最期から死の始まりまでの行路)」という深遠なテーマのコンセプト・アルバムらしいが、音の方はそこまで深刻な殷々鬱々って訳でもないのでご安心を。

プログレハードのお手本のようにドラマティックに展開するハードシンフォなサウンドとフックの効いたキャッチーなメロディーライン、そしてJohn Mitchell による優美な泣きのギターと Clive Noran による派手なキーボードワークという、彼等の重厚にして劇的な歌物メロディックHR的定番サウンドスタイルはこの新作でも相変わらずですわ。

ここ10年程Voを務めていたRob Sowdenがバンドを離れ、替わって加入した新人VoのPaul Manziだが、これまでのARENAでフロントマンを務めてきたVo達と同じミドルレンジメインな歌唱(MICKかCLIVEの趣味なのか…)の太い声質で、所々でちょっとダーティな声を聞かせる、良く伸びるハイトーンも巧みに織り交ぜつつパワフルにガナり立てるというHR的な歌い方がメインっぽいので、若干しっとりした艶っぽさみたいなものを感じさせる雰囲気は減退してるかも…

只、バンドの音がこれまで以上にダークでソリッド、且つよりパワフルになってるのでこのVoの声質だったり歌い方じゃないとバックの音に負けて軟弱な印象になってしまいかねないので、このチョイスは有りだと思いますけどね。
まぁ、グロプレ好きな人からするとちょっと粗野過ぎるイメージを抱かれるかもしれないけど…

この新作、トータルの完成度はかなり高く、持ち味のドラマティックさは十分に堪能出来るし、ヘヴィだしテクニカルでもあるしで従来のファン以外のHM/HRファンにも十分アピールするとは思うけれど、逆にシンフォ風味は弱まってるので、これまでの彼等のファンだった方にはちょっとハードへ偏り過ぎと感じて敬遠されるかも…しれないけど、個人的にはこの方向性は好きなので、是非次作もピリリっとソリッドでHR風味なシンフォ・サウンドを聞かせて欲しいですね。
by malilion | 2011-12-15 14:19 | 音楽 | Trackback

イタリアンなのに極上のアメリカン(w 極上メロハー PERFECT VIEWデビュー!


PERFECT VIEW 「Hold Your Dreams」'10 c0072376_2193033.jpg

最近AOR系やメロディアス・ロック系が絶好調な感のあるイタリアからまた一つ極上のバンドがデビュー!

既に巷でも噂になってたんですが、今頃購入した次第でして…(汗

噂に疑わぬいい出来のアルバムで、無名の新人バンドのアルバムの出来が正直ここまで良いとは思ってませんでした。いやー、なんでこのバンド、日本盤でないのか不思議なくらいの出来ですわ。

Key.を含む5人組で、もう頭からハイ・クオリティなメロディアスHRチューンが流れ出てきて、2828しっ放しでした(w
JOURNEY+TOTOのサウンドをベースに北欧フレイバー(イタリアなんでちょっとパープル臭いのもご愛敬(w )をふりかけたような、透明感ある美旋律の数々が、程良くハードで程良くポップないい塩梅の何ともツボを突いてくるバランス感覚でまとめ上げられた楽曲で聞けて、イタリアン・インディでこの完成度とクオリティとは、正直唸らされてしまいましたよ。いや、ホントに。

インディながら上々のサウンドプロダクションに、メロ至上のソツない(Gが実にエモーショナルで渋くいい仕事してるんだなぁ、コレが)演奏、そして堂々とした歌いっぷりの伸びやかで透明感あるハイトーン・ボーカル、そこにキャッチーでフック満載の叙情感たっぷりなメロディとくれば、悪い評価になるわけもないでしょう?

確かにどちらかと言うと産業ロック&AOR寄りな音だし、ちょっと楽曲の方向性にバラつきが伺えるし、スピードやハードさやテクニカルさを求める向きには少々刺激が少なく感じるかもしれませんが、このメロディの質の高さの前にはそんな戯れ言は霞んでしまいます。

メロディアスなバンドのアルバムに目がないリスナーなら、何があっても購入しておきましょう。お薦めです!
by malilion | 2011-12-14 21:10 | 音楽 | Trackback