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祝リイシュー!PETER GEEのソロがこれで簡単に入手出来る♪('(゚∀゚∩


PETER GEE 「Heart Of David」'93 c0072376_0231865.jpg

元はSIミュージックから出ていたファースト・ソロで、長らく廃盤だったがこの度目出度くリイシューとなった模様(いやー1stはなかなかブツが出回らなくてねぇ…)
実は現在までにソロ作を5枚もリリース(全て今回リイシュー! ('(゚∀゚∩ )しているのに、目まぐるしいばかりに活動する同僚keyのClive Nolanの影に隠れてしまってか余り目立たないけど、その人脈を生かしてソロ作にはポンプの有名所を招聘し地味に(失礼!)キャリアを重ねてるペンドラゴンのベーシスト・PETER GEE氏。

基本的にずーっとソロ作はそんなパターンで制作され、しかも音楽性もベーシストのソロなのにファンクでもなくフュージョン風味もない(笑)どちらかと言うとアコーッスティカルだったりサキスフォンが活躍したりのムーディで穏やかまったり風味な曲ばかりなので、派手なインタープレイの掛け合いやら超絶技巧のソロを期待してる向きには今まで余り注目されなかったのかもしれませんが、このゆったりとしたメロを大事にする美しい音像は非シンフォ系の静かなポンプ・サウンド好きな方なら十分チェックしても損の無いアルバムばかりじゃないでしょうか?

まぁ、ちょっとこの1stソロはメインVoを担当してる方がか細いヘロヘロハイトーンを聞かせるんで、余りいい印象はないんですけどね…そのVoの問題点も続く2nd「A Vison Of Angels」'97 では解消されてるので、前回のミスに自身で気が付いたって事なんでしょうか?(汗

本家ペンドラゴンは完全にニック・バレットの乗り物なので彼の音楽的なインプットは殆ど生かされていない模様ですが、この仄かに哀愁漂う美しくも爽やかな音像は十分にペンドラゴンでプレイしてもおかしくない音楽なんですけどねぇ…最近のペンドラゴン作はイマイチメロが美しくないので、ちょっとそんな事が気になってしまいました…

続く爽やかな美メロはそのままに、ちょっとシンフォロックへ傾いた作風の3rdではJADIS人脈がサポートし、4thではスティーヴ・ソーン、ダミアン・ウィルソン(相変わらず歌めっちゃ巧いなぁ…)、スティーヴ・クリスティらが参加し、今までの地味な作風だという評価を払拭するかのように今風の派手な音造りとキャッチーなコーラスやポップな歌メロ、お洒落でモダンなアレンジで、これでもかと攻めて来て(この方向性でペンドラゴンが進んでくれたらなぁ…)驚かされましたけどね(w

いずれも小躍りするような派手な出来では無いもののグロプレファンなら納得の堅実な創りなので、終始ポンプ系やプログレ系人脈がサポートしてる事もあってそっち系のバンドメンバーの参加作をこまめにチェックしてる方や、穏やかで美しい音楽による癒しを求める方なんかにもお薦めなPETER GEEの一連のソロ作です。
by malilion | 2011-08-26 00:24 | 音楽 | Trackback

久しぶりのIONAの新作!('(゚∀゚∩涼しげで夏に合う!


IONA 「Another Realm」'11 c0072376_1435948.jpg

5年振りとなる新作は、アルバムタイトル(別の領域、って事だと思う…)からも察せられるように、メンバーチェンジやバンドにとって初の2枚組アルバムという事も含めて、今回は当初からこれまでとの路線変更を目論んで創作された模様で、ややもすると古臭い上に大仰で野暮ったく感じられてしまう彼等のトレードマークだったシンフォ風味を今回は少々抑え目にし、美しくドラマチックなメロと幻想的なケルティック風味はそのままに、よりベーシックなロックっぽさを強調したかのような作風がちょっと新鮮に感じられて、バンド側の狙い通りの結果を出せたのじゃないかと思いました。

ジョアンヌ・ホッグのVoが相変わらず抜群に巧く、儚げで美しいのは言うまでもないんですが、元々そう複雑なテクを売りにしてるバンドでない分、今回のシンプルな作風に立ち戻ったかのようなどこか涼やかでクールなサウンドが実に今のクソ暑い時期にマッチして心地よいのですよ(w

ケルティック・シンフォバンドでは安定のクオリティを誇る彼等の新作なので、ファンにとってなんの不安も感じる事なく購入する秀作でしょうし、彼等を知らぬ『ケルト系のシンフォロックとかポップスってカバーとかバンドやら種類一杯有りすぎだし、イマイチよく分かんね』って方にこそ、フェイメールVo嫌いな自分でさえもチェックするIONAのような基本的な音を出すバンドをお薦めしたいですね。
by malilion | 2011-08-21 14:04 | 音楽 | Trackback

祝!北の狂獣SABER TIGER復活!「Decisive」新譜発売です!


SABER TIGER 「Decisive」'11 c0072376_19435972.jpg

前作から6年、なかなか活動が本格的に起動に乗らぬ不遇な古参実力派ジャパメタバンドSABER TIGERの、なにやら既に売れ行きも順調らしい新作が恒例のメンバーチェンジを経て新体勢となってやっと届けられました!

相変わらずのダークでメタリックでプログレばりの超絶技巧テク炸裂な新作は、結成30年目の節目の記念盤とあってか「決定的」なるアルバムタイトル通りに有無を言わさぬパワフル&ソリッドなサウンドで気合い入りまくりです!

と、まぁ復活自体は大いに喜ばしいし、祝福したいんですけど…
なにやら巷では超人的な歌唱力と声量とか絶賛されている今回復帰した下山氏のVoだが、個人的にもベシャっとツブれている粗くドライな声で唸るように力んで歌う、音程が怪しい上にくくぐもった声で言葉が明瞭に聞き取れないのも含めて、その声質が嫌で堪らない。
過去にも同じような声質のVoが在籍していた(デモとかの時ね。あのVoは全然平気なんだけど…)彼等だが、どうにもこの暑苦しくて独特なクセの強い声と歌メロがイマイチでして、折角のバックの華麗なメロディをかき消すような異様に押しの強くて曲の良さを殺すような声を乗っけるVoが好きになれないんだよなぁ…

因みにオジー・オズボーンのだらしない粘着質な声や歌唱、ラウドネスの暑苦しい粘着質な二井原氏の声も大嫌いですが、シンデレラのトム・キーファの声は大丈夫(笑)という…生理的なもんだしテクとかじゃなくどうしょうもないって分かっちゃいるんですけどね…

それでも今回は多少力みが抜けて問題だったアクの部分が薄れて聞きやすい声(これは海外MIXの影響かもしれぬ…)になってるので、以前より拒否反応は少なくて有り難かったけど。

強烈なハイテンションを維持したまま優美にして華麗なメロを奏でつつラストまで突っ走るバックの狂おしいまでに男臭く(フェイメールVoの一時期は優美さとプログレメタルに傾き過ぎて剛直さは減退してたけど…)ギラついた音には今まで一度も文句や不満を(今までSABER TIGERには居なかったタイプの、木本氏のバキバキと唸り軋み上げるドライヴィンなベースがメチャ格好良く、凄く存在感を主張してて心地良い!)感じた事もないし、実際以前何度かLIVEにも足を運んで楽しんだこのバンド、せめてVoチェンジしてくれたらもっと心から応援出来るのに…と、そんな感想なのでした。

え? そんなに嫌なら紹介もせず聞くのも止めればいいじゃないかって? そう出来たらさっぱりと諦められてオサイフにも優しいんでしょうが、既に長年SABER TIGERのファンやってるものでして…
まぁ、このバンドはメンバーチェンジが激しすぎるのがウィークポイントでもありますけど、逆に自分の嫌いなポジションが改善される可能性も大なわけで、その点でもまだ希望は持てるかな、と思っとります。

まぁ、最も気に入っていた最初期の3人組バンドだった頃から余りにも音楽性が変化してしまっているので今さらどうこう言っても仕方がないと分かっちゃいるし、ボスの木下氏が繰り出すテクニカルでスリリングな絶妙の美メロがこのバンドの肝なのでそこさえ保っているなら、と納得するように考えてましたが、今回ボーナスで旧曲をセルフリメイクして収録してるの聞いてハッキリと分かりました。
近年になるにつれ益々ビターでストイックなメタリックさとヘヴィさの度合いばかり増すのに反して、キャッチーな歌メロノ魅力や艶が減退してどんどん平坦で味気ないメロになり、ドラマティックなサビの素晴らしさや、畳み掛ける高速ハーモニーの心地さ、ドラマティックな展開と悶絶級の美しいメロディ等の自分が彼等に感じていた魅力が著しく減退しているのを…

なにやらこの音で海外進出を狙っているらしいんだけど、個人的には海外バンドのコピーじゃなく日本人バンドならではの個性である憂いあるメロを大事にしつつ海外進出を狙って欲しいんですけどねぇ…
by malilion | 2011-08-10 19:44 | 音楽 | Trackback

また1つ高品質AORプロジェクトが誕生!LIONVILLEのデビュー作!


LIONVILLE 「LIONVILLE」'11 c0072376_238153.jpg

イタリア人ギタリスト兼ヴォーカリスト、Stefano Lionettiを中心としたAORハード・プロジェクトの記念すべきデビュー作。

暑苦しいイタ公主導とは信じられぬ程、モダンにして洗練されたスタイリッシュでアーバンな耳当たりに、欧州風の繊細さと愁いにたっぷりの湿り気を帯びた透明感あるメロディアスさとキャッチーさを両立させたAORテイスト溢れる極上のメロディック・ロックです。
JOURNEY、TOTO、BAD ENGLISH、Richard Marx、等が好きな方のみならずUS産業ロックや北欧ポップスを主食にするリスナーなら問答無用で即購入しても、なんら落胆させられる事ない高品質作だろう。

リードボーカルはメロハーマニアの間で人気の高いWork Of ArtのLars Safsund(Work Of Art, Enbound)が情感豊かな歌唱と分厚い爽快コーラスを披露する他、

Bruce Gaitsch (Richard Marx, Chicago
Peter Cetera, King Of Hearts)
Tommy Denander (Radioactive,Spin Gallery,etc)
Erik Martensson (W.E.T., Eclipse)
Sven Larsson (Street Talk)
Arabella Vitanc (Alyson Avenue)
Pierpaolo Monti (Shining Line)

ら豪華なメンツが、泣きを散りばめツボを押さえたハードでクリアなGや美旋律を紡ぐKeyで正にリスナーが望む通りの堅実な職人芸を披露し、プロデュースはこれまたAlessandro Del Vecchio (Edge Of Forever, Eden's Curse, Glenn Hughes, Axe)が担当と、本作を購入する前からある程度の出来の良さが予想出来てその音まで聞こえてくる、ある意味で最近定番の助っ人メンツで脇が固められてます。

只、その高い完成度と安定度と引き換えに、全体にどこかで聴いたことあるようなアレンジとメロディだな~という感想と、ハッとするような新鮮で斬新な驚きは皆無で、デビュー作だというのにここまで予定調和でいいのだろうか、と少々訝しんでしまう…

生っぽさや熱さは物足りないのでハードロック好きには御行儀良すぎに聞こえてしまうだろうし、名うての職人芸プレイヤの音を聞き慣れてるAORリスナーからすればこのレベルならことさら騒ぎ立てる事もない平均レベルと捉えるのじゃないかなぁ…

総じて教科書的で模範的な作品でこのプロジェクトならではの絶対的な個性や売り、という点では著しく弱く少々淡泊すぎる作品とも言えるので、手放しで褒め称える事は出来ないんじゃないかな、というのが超個人的な意見です。

まぁ、次作も同じように豪華メンツを揃えて他人のフンドシに頼る形態でのリリースになるのか、純然たるバンド作になるのか、マルチプレイヤの意地にかけて全てを手がけるのか、どういった方向へ進むのかちょっと興味はありますね。
by malilion | 2011-08-08 02:40 | 音楽 | Trackback

祝再発!サバイバーの夢再び! …だったら良かったのになぁ(つд`)


JIMI JAMISON & JIM PETERIK 「Extra Moments (12 tracks Reissue Ver)」'10 c0072376_1221584.jpg

2010年末にリリースされ即ソールドアウトになった幻の音源(現在、オリジナル盤はとんでもない値がついてます…)が、今回なんと新たに1曲追加して待望の再プレスで登場!('(゚∀゚∩

メロディアス愛好家に今さら説明も必要ない元SURVIVOR2代目VoのJimi Jamisonが、これまた同じく元SURVIVORのJim Peterik(Key,Vo)と組んで制作したJimi Jamisonの珠玉のメロディック・ハードロック・ソロ・アルバム『CROSSROADS MOMENT』('08)用にレコーディングされながらも未収録に終わった未発表曲に、Jim Peterikがヴォーカルを取るデモ・ヴァージョン5曲の計11曲を収録した作品で、どうしてこれらの楽曲がアルバムから外されたのか俄には信じられないくらい良い出来の「まんま全盛期のSURVIVORじゃん!」ってな音でして、正にタイトル通りEXTRAなアルバムですよコイツは!

この2人が組んで悪いモノが創られる訳もなく、今現在Frankie Sullivan(G)率いる本家SURVIVORのアルバムより出来がいいとさえ個人的には思えてしまうのが哀しいやら嬉しいやらで、両者のファンとしてはちょっと複雑な心境…('A`)

つーか、なんでこの作品が国内発売されないんでしょうねぇ? ヘタな新人音源リリースするより確実に数稼げると思うんだがなぁ…まぁ、なにはともあれ世に出なかった名曲がこうして再び入手しやすくなって、オマケ付で再プレスしてくれたのを心から感謝したい。

完パケ前(?)だったのが功を奏したのかソロ収録曲より幾分力の抜けた、その分曲本来の魅力と味わいがダイレクトに伝わってくる、SURVIVORファンのみならず、爽やかで聴きやすいメロハーやキャッチーでフック満載の美メロ&産業ロック好きにはマストなアイテムなので今すぐGETすべし! これを買わずして何を買う!?
by malilion | 2011-08-07 01:23 | 音楽 | Trackback

アダルトでインテリジェンスなモダン・プログレの傑作!KARMAKANICの4th!


KARMAKANIC 「In A Perfect World」'11 c0072376_458917.jpg

本業(?)の方のフラワーキングズが活動休止な中で、北欧プログレでも名うての助っ人ベーシストJonas Reingold率いるプロジュエクト(もうバンドか?)の3年振りとなる新作4thが登場!

前作『Who's The Boss In The Factory』'08 は驚きのモダンサウンドで、殆どオサレなAORかポップスと言っても差し支えないような楽曲が納められていて驚かされた彼等が今度はどんな方向へ進むのか興味津々だったのですが、今回もインストルメント・パートを充実させつつも前作以上にコンパクトでモダンな上に哀愁の美メロが紡かれるアダルティックな楽曲で構成された、ダークでヘヴィさの増したアレンジを配した北欧シンフォ風味な楽曲に加え、ラテン&フュージョン風(!)な楽曲まで飛び出す、意図的に前作よりバランスを崩してバラエティー豊かで華やかな印象を演出したような、キャッチーでポップなプログレ調のアルバムで大変充実してます!

いやぁ、それにしてもこの名うての強者プレイヤー(Lalle Larssonの流麗で軽やか、そしてリリカルなピアノは鳥肌モノ!)が集うプロジェクトに置いて、前作に引き続きヨラン・エドマンが“縁の下の力持ち”張りに実に艶やかで美しい歌声を披露してまして、インタープレイにばかり注目しがちなグロプレファンでさえもその活躍には称賛を送るのを躊躇わないでしょう。

グロプレ好きじゃないリスナーに取ってはヘタをすると退屈なフュージョンモノに成りかねないアルバムを、曲毎にカラフルで表情豊かな歌メロやコーラスでフックあるアクセントをエモーショナルに彩り、聴き終えた後に残る印象がなにか妙にポップスアルバムのようという、なかなか出来ない質の高い職人芸を見せてくれてますからね~♪('(゚∀゚∩

アダルトでインテリジェンスなモダン・プログレ作としては近年希に見る充実した内容の傑作アルバムじゃないでしょうか?
グロプレ好きのみならず、美メロに目のないAORやポップ好きな方にも是非一聴してもらいたい一品ですぜ! マジで!
by malilion | 2011-08-06 04:59 | 音楽 | Trackback

灼熱の正統派HM!HIBRIAの3rd!


HIBRIA 「Blind Ride」'11 c0072376_5435441.jpg

新世代のJudas Priestと巷で呼ばれるブラジリアン・メタル期待の新人ヒブリアの3rdアルバムを、ちょい遅れて今頃購入!

あーだこーだ言わなくても、ジャケがこのバンドの音をピッタリ現してると思う。
相変わらずゴリッゴリに熱い! とにかくヘヴィでアグレッシヴで攻めまくりで、どうしょうもなく暑苦しい!(w

オブセッションやインギーんとこで唄ってたM・ヴェセーラを彷彿とさせるちょっと粗くザラついた声質の力強いVoが、相も変わらず力みまくりの熱唱しっぱなしな、溢れるパワー全開でグイグイと楽曲を引っ張っていっていく小細工無しの真っ向勝負なストロングでピュアな正統派HMスタイルには微塵も揺るぎがないのは見事と言う他ないだろう。

まぁ、変わらない事で良い点もあれば悪い点もあって、パワーに偏るばかりにVoメロに艶っぽさがなくちょっと魅力薄だったり、疾走楽曲で攻めまくり過ぎて“引き”の部分がなく、それらの要素が複合してアルバム全体のメリハリが損なわれてしまい一本調子に聞こえちゃうバランスの悪さなんかも改善は余りされてないんですが…

うーん、熱い想いは十分に分かるんだけど少し力みすぎじゃないかなぁ、って感じるのは、世代的な問題なのかもしれませんけどね(汗

もう少しVoメロにキャッチーさや楽曲自体のメロにフックや美旋律系の甘さが有れば、もっと聞きやすくなるし大衆性も増してイマイチマイナーなB級ポジションを脱してもう一段上のメジャーな活動が出来ると思うんだけどなぁ…惜しい!

アドレナリン過多な10代メタルヘッドやダイハードなメタルジャンキーには文句なしでお薦めの、新世代正統派ストロングMHサウンドですので、この熱く疾走する轟音に身も心も燃やし尽されてみてはいかが?
by malilion | 2011-08-03 05:44 | 音楽 | Trackback