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水墨画のようなMARILLIONの新LIVE作…美しい…(*‘ω‘ *)


MARILLION 「Live From Cadogan Hall」'10 c0072376_13584087.jpg

素晴らしい。
ここには、円熟の職人だけが紡ぎ出せる極上の演奏と、いい音楽だけがある。
最早ロックでもグロプレでもないが、そんな事は微塵も関係ない。良いものは良いのである。

09年リリース「LESS IS MORE」のアコースティック・ツアーから12月7日の、ロンドンのカドガン・ホール公演の模様を収録した2枚組DVDで、Disc1には「LESS IS MORE」収録の新曲を含む全曲を、終始おだやかな雰囲気の中で老若男女、男女問わず幅広い層のオーディエンスとのやりとりが進むなかしっとりと演奏され、Disc2では、馴染みの代表曲が絶妙なアコ・アレンジで軽やかに演奏され、これまで彼等が紡いできたメロディが如何に美しいのか、このシンプルな形態で演奏されるライブで一層に浮き彫りになる良作だ。

枯れた味わいもたっぷりに詩情豊かなヴォーカルが朗々と歌い上げ、哀愁感あふれるメロディが染みいるように静かにホール全体に拡がっていく、まさに英国叙情楽団ここにあり、というサウンドでファンならずとも紡ぎ出される一音一音が物悲しくも堪らなく美しい、このメロに酔える事だろう。

まぁ、LIVE映像作品的にはメンバー全員座っての演奏だし、オーディエンスもスタンディグじゃないしで、終始動きに乏しい画で面白みには欠けるかもしれないし、メンバーの老け具合がちょっと…という方もいらっしゃるかもしれないが、彼等の音楽の本質は別にステージアクションでも派手な照明効果でもないので、これはこれでいいのです。
ひたすら素晴らしい演奏に耳(と目も)を傾けましょう。

でも、こんな作品見るともうMARILLIONには激しいダイナミクスほとばしる作品は創作出来ないんじゃないかなぁ、とか妙な危惧をしてしまいます…どうか次の作品で、そんなのはバカな思い過ごしだったと思わせてくれ…(つд`)
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by malilion | 2011-01-28 13:59 | 音楽 | Trackback

イタリアなのにカナダとは此如何に?(w


CANADA 「AFTERIMAGE」'10 c0072376_17251393.jpg

イタリアのマルチミュージシャンが87年から95年までに録り貯めていたデモ音源をまとめたアルバムなのだけど、何故かバンド(プロジェクト?)名はCANADAというw

1曲目のVoを聞いた瞬間、即ズコー!(w)となったものの、続いて80年代風のHMっぽくもありポンプっぽくもあるあの当時の音(ドラムのリバーブとか、懐かしぃー!)が飛び出してきて、ついつい顔が緩んでしまいました(w

ぶっちゃけ音楽的には斬新でもないし、テクニカルって訳でもありません。でも嫌いじゃありませんよ、この80年代風な音は。
しかし、せめてVoだけでもゲストを招いて録り直すとか出来なかったのかなぁ…一人で色々な楽器をこなす中心人物の担当するVoが…ちょっと、コレは酷いっていうか、なんというか…ペンドラゴンのニックの方が上手いんじゃないか、と思えるレベルと言えばどの程度か分かっていただけますでしょうか?(汗
バックで演奏頑張っても、この一本調子で稚拙なVoが全てブチ壊しちゃってるようで実に勿体ないです。

サイトなどの紹介文ではプログAORとかいう文字が躍ってますが、AOR好きな人にとってはこのマズイVo(Voメロ自体は悪くないっぽいのに)は拷問でしょうし、グロプレ好きにとってはテクも革新性も無く、特に食指が動くレベルな音でもないでしょうから、どこに訴求するかっていうといわゆるユルユルスカスカだった音の、SI系が好きだったポンプ勢って事になるんでしょうが、もうその時点で受け入れられる層が酷く狭く限定されちゃってますからねぇ…

まぁ、現時点では想い出づくりに昔の音源をまとめてみました、っていう意味以上が見いだせません。
勿論、これからバンドを組んでこの方向性でより練り上げた音源をリリースしてくれるのならば応援したいとは思いますけど。

最後に収録されてるイタリア語のVo曲の方が叙情的だし上手く聞こえるところから伺うに、英語じゃない歌詞で唄った方がよかったのかも…とか、思いましたが、次作があるならイタ語Voで聞いてみたいですね。
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by malilion | 2011-01-27 17:25 | 音楽 | Trackback

まさかのMIDDLE AGING新作に歓喜! でももうバンドは…(’A`) 


MIDDLE AGING 「Autumn Dance」'08  c0072376_1252423.jpg

去年、なにげにラック整理してて見つけ、デモCDと1stを聞き返してみて甘いフィメールVoメインのブラックモアズナイトみたいな中世風イタリアン・フォーキー・バンドだなぁ、と紹介しました彼等、その時点で既にバンドは解散してるっぽい、と思ってましたのでまさかの2ndが今頃に(1stは03年作)なってリリースされるとは思ってもみませんでした(汗

と、ここまでならいつものインターバル長いグロプレバンドによく有るパターン(イタリアのバンドは特に多いのよね、このパターン…)なのですが、どうやら今回ばかりはホントにバンドは既に存在してないらしく、今回の2ndも完成して程なくバンド解散という憂き目に遭い、市場に出回らなかった所謂お蔵入り音源だったCDを、元メンバーが所持していて放出した極少量出回っただけの模様のようなので、お求めの方はお早めに!

この2ndも、1stの路線なので前作が気に入った方なら文句なく気に入る、前作よりもよりスケールアップした物悲しくも美しい叙情的な楽曲がゆったりと紡がれる一品(始まり方が水のせせらぎってトコが、もぉ♪)ですので、非ロックでも非グロプレでもいい、という方なら、このクラシカルなシンフォ風味のフォーキー作を試してみても損はないですよ!
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by malilion | 2011-01-27 12:52 | 音楽 | Trackback

STRATOVARIUSの新譜早くも登場! でもまだリハビリは終わってないっぽいね…


STRATOVARIUS 「ELYSIUM」'11 c0072376_16424869.jpg

通算13作目になる彼等の新作が、前作より約2年という短いインターバル(彼等くらいの大物が、という意味で)を置いてリリースされた。

で、一聴しての感想は、前作「Polaris」では唯一のオリジナル・メンバーで中心人物にして独裁者だったTimo Tolkki(G)抜きでのStratovariusが十分機能する事を証明するのにポイントを置いた、ある意味セルフカバーのようなイメージで制作されたアルバムのように個人的には感じられたわけだが、今回はちゃんと後任の若手Matias Kupiainen(G)が最初っから全面的に楽曲創りに参加しての心機一転な作品と感じられてなによりでした。いやぁ、ホント一安心(汗

今まで彼等が培ってきた要素、スピーディでファストな曲想に、斬り込んでくるヘヴィなギターサウンド、そこに絶妙に絡む美麗なキーボード、そして近年になって特に強みを増してきたプログレ要素等々が全体的に上手く溶け込んだ非常にメロディアスな楽曲でありつつ、新加入のMatias Kupiainen(G)が持ち込んだ新世代らしいモダンな要素と整合性あるバランス感覚がアルバム全体を支配していて、前作のような不自然なまでの「旧ストラト節」は影を潜めていて、こっちの方が清々しいし実に心地よいです。

勿論、今までのような”北欧独特なB級臭い”ネオクラ要素が消え失せた事や、いわゆるヘビィメタル然とした荒々しい音像(プログレ要素の増大による影響だろうか?)は皆無に(まぁ、これはトルキ在籍時より起ってた変化だけど…)なり、非常に整ったある意味でクリーン過ぎて“生っぽ”さや“熱さ”を感じさせない今の彼等の音像に不満を持つ旧来のファンが生まれる事が容易に想像出来る音造りだし、そのせいでかスケールはデカイもののアルバムが全体的に地味になってしまってるのも否めない事実だが、このモダン(そしてドライ)な作風が彼等の求める新たなる目標であるのだろうし、まだまだ大きな試練を乗り越え生まれ変わったばかりの彼等にいきなり全てを求め過ぎるのも酷な話だと、そこはファンならもうちょい我慢して彼等の行く末を見守ってやってもいいんじゃないだろうか? いや、別に擁護してるわけじゃないんですけど(汗

まぁ、それでももうちょい楽曲にフックというか、キャッチーさが有ってもいいんじゃないかとは思いますけどね。
特にVoメロの魅力が旧ストラト風っぽい楽曲や展開じゃないと感じられないってのが…頭の数曲だけはいいけど、その後が…まぁ、全体的にメロが弱いっていうのが最たる原因でしょうか。
彼等が捨て去った従来のストレートなパワメタ風なトコ(そして脱退した元リーダーが生み出していた陰りのあるメロディ)に大きな魅力が有ったんだなぁ、と再認識出来て少し切ないですね…(つд`)

月並みですけど次作でこそ、悶絶するような美メロのキラーソングが収録されているだろうと期待して待ちますか。

そうそう。前作「Polaris」も美麗ジャケアートでしたが、今回も同じアーティストによる秀逸で美麗なジャケが目を惹きつけますね。やはり美しい音楽にはそれ相応のジャケが必要なのだと再確認。
アルバムはアートでありバントにとって1つのパッケージ要素であると考えると、ジャケアートは捨てられない要素だと個人的には思ってますので、昨今のDLオンリー音源だけでOKな風潮は信じられないし馴染みません。
各曲バラ売りなんてアルバムの起承転結がなくなっちゃうじゃないですか? それとも今のリスナーはそんなポイントに面白みを見出さないのだろうか? 謎というか不憫というか、不思議だ…
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by malilion | 2011-01-20 16:46 | 音楽 | Trackback

新譜リリースか!と、喜んだら…ヴィアナ先生、それはないよー(つд`)


MARCUS VIANA 「A Historia De Ana Raio E Ze Trovao」'10 c0072376_9435316.jpg

91年時にサントラとして録音されていた未発曲や、ソロやサグラドの既発曲の再録(リミックス?)ものやインストバージョン、又はオーケストレーション・ニュー・アレンジバージョン等々などの素材を集めてアルバムにでっち上げた未発曲集が突如リリース!

とは言え、そこはあのウ゛ィァナ先生のなさる事。そこらのバンドが契約を満たす為に適当な残り物を放り込んでリリースしたようなどうでもいい質のアルバムではないのでご安心を。

正直、正式な新譜が聴きたかったけれど、最近もっぱらサントラだったり歴史企画物だったり環境音楽アルバムばかりリリースしてるウ゛ィァナ先生からのクリスマスプレゼントだと思って、相変わらずの暖かくも美しい、飄々としたエレクトリック・ヴァイオリンの紡ぎ出すドラマチックなメロディと哀愁感のある幻惑的な音色を年末楽しませてもらいました。

ああ、はやくサグラドの新譜聴きたいなぁ…
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by malilion | 2011-01-11 09:45 | 音楽 | Trackback

まさかの新作到着!EDEN'S BRIDGE「冬」テーマ作!(’(゜∀゜∩


EDEN'S BRIDGE 「The Winter Sings」'10 c0072376_17384626.jpg

遂先日LIVE盤がリリースされたばかりなのに、突如として(と、馴染みの輸入盤CD屋さんの店主が驚いてましたw)新作ミニ・アルバムがリリースされました!

なにやら4部作らしい季節をコンセプトにしたアルバムが随時これからリリースされるとの事。
その第一弾として「冬」をテーマにしたミニ・アルバム(5曲収録)なのですが、凝った変形ジャケとカレンダー・カード付なのはいいのだけれど、肝心の盤がR製というのがイマイチでして……

まぁこんなに早くに彼等の新作が聞けたので、そこは我慢しますか。内容の方も、この手のケルティック・バンドに多いカバーではなく、オリジナルのウインター・ソングが5曲収録されているのはファンならずとも嬉しいサプライズでしょうしね。

楽曲の方は「冬」がテーマなだけに少々寂しげに感じられるものの、いつもの変わらぬ癒しに溢れた透明感あふれる絶品の美声が心地よくもしっとりした美しい曲ばかりで、ファンの方々は久しぶりに届けられた新作だからというだけでなく、その出来の方でも大満足じゃないでしょうか?

トラッド・シンフォなIONA系や癒しの美声フィメールVo好きは勿論、しっとりとした冷ややかな「冬」ソング好きな方なんかにも、お薦めな一枚と言えるでしょう。
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by malilion | 2011-01-09 17:40 | 音楽 | Trackback

画竜点睛を欠く!とはこの事か…MOON SAFARI の新譜最高!(*‘ω‘ *)


MOON SAFARI 「Lover's End」'10 c0072376_10483726.jpg

前作で彼等の音楽を北欧プログレ+ウエストコースト(YESのお手本だし)ポップみたいだ、と感想を述べてた訳だが今回の新作はさらにそれを推し進め、ほぼグロプレ要素やテクは隠し味程度に使われる形になり、既にネット上の各方面で絶賛されている様にほとんど爽やか北欧ポップスへと大変身してしまったスェーデンの超新星グロプレ・バンド、ムーン・サファリの3rdアルバムが届けられた!!

実は何故かいつも新作リリース時期が重なってるBROTHER APEの新譜と同時期に購入していたのだが、大本命のこのバンドなら決して期待は裏切るまい、と正月鑑賞用に今まで取っておいたのですが、いやぁ予想的中! ってか、こんな美メロ好物なリスナー悶絶の超傑作アルバムだと知ってればもっと早く聞いてたのにぃ(ww

頭で紹介したように、既に北欧プログレ・バンドというよりアメリカ的な軽やかな爽快さやナチュラルな陽気さ(アルバム・コンセプトは失恋っぽいんだけど)がアルバム全体に満ち満ちていて、これはもうプログレ云々抜きにして、非常に聴きやすいハートフルなボーカルと優雅ながらノスタルジックな切なさも感じさせる秀逸なメロ、そして幾重にも重なる甘いコーラス・ワークがふんだんに繰り広げられる歌モノバンド、いわゆる(ド)ポップスのジャンルとして語るべき音でしょうね。

眩しいっ! 眩しすぎるっ! いやぁ、それにしても反則的に突き抜けてて爽やか過ぎでしょうこの音♪ 甘々のヴォーカルメロ&絶品のコーラス・ワークの裏で鳴らされる、変拍子有りの叙情的なkeyと感傷的な透明感溢れるGが彩るシンフォニックなメロの数々には、確かに北欧の冷気漂うグレ・サウンドの名残や匂いがしてるのに、その余りにポップ過ぎる心地よいサウンドが全てを包み込んでしまってて、一聴してすぐにソレとは判別つかない程ですから♪

まぁ、テンションやテクだとかヘビィな音圧だったりノイズを求める向きとは対極にある甘美サウンドなので、そのへんに拘る方にはアクの無さ過ぎな音と捉えて敬遠するかもしれませんがね。
実際、駆け抜けるパートやインタープレイ等々あるもののロック的なダイナミクスに乏しい、と言われれば反論出来ませんし。
ヘタすると賛美歌のように聞こえるパートも多々あるので…

とは言え、美メロ好きに取ってはこの上ない極上の素晴らしいサウンドが満載なウルトラ大傑作アルバムなのは確定的に明か! ですのでダマされたと思って即購入しましょう! これを聴かないで美メロ・ファンは死ねませんぜ!

あ。唯一文句を言いたいのが、毎度の事ながらジャケセンスだけはこのバンド、お世辞にも褒められたもんじゃありません、ってことだけ…別に小綺麗なジャケじゃなきゃいけないって訳じゃありませんけど、毎度毎度どうしてコイツラは…(つд`)
もしかしてメンバーの誰かが描いてる、もしくは友達辺りが手がけてるのだろうか? アルバムこんだけいい出来なんだし、そこにも気を遣おうよ…ホント…(’A`)

しかし、この次このバンドはどこへいっちゃうんでしょうねぇ~~、このままだとホントにCSN&YかDOOBIEか、はたまたEAGLESか、ってな事になりかねませんぜ(ww
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by malilion | 2011-01-08 10:49 | 音楽 | Trackback

マイナーの星!FORGOTTEN TALESの新譜がやっと登場!


FORGOTTEN TALES 「We Shall See The Light」'10 c0072376_0191096.jpg

カナディアン・メロディック・シンフォメタルの新星(って程、若くないか?)FORGOTTEN TALESの6年ぶりとなる3rdがやっとリリースされました!

女性フロントマンのバンドというと、最近の定番はゴス系とかオペラティックな歌唱法をメインにしたりするエセ・メタルバンドが多い中、このFORGOTTEN TALESは、クラシカルな美旋律と疾走感あふれるクサメロ全開なサウンドを、伸びやかで艶やかながらも、力強さを兼ね備えたVoのソニア嬢が堂々と歌い上げるストレート真っ向勝負な正統派スタイルで、フィメールVo嫌いな自分でも、このバンドはかなりのお気に入りなのですよ! いやぁー、待っててよかった!

元がパワーメタル・トリビュートバンドから始まってるだけあって、そのサウンドは実に気持いいくらい古典的ハードネス(デスとかそっち系統の醜悪な亜流は完全無視してるのも好印象!)で彩られていて、そこに女性ながらパワフルな美声とでしゃばり過ぎない控えめなKeyがクラシカルに、シンフォニックに華やかさを添えるその微妙な塩梅が、軽すぎずさりとて暑苦しく成りすぎず、アグレッシヴ過ぎる事もなく繊細過ぎて軟弱になる一歩手前で踏ん張ってる、って感じでして、この独特なバランスのヘビィ・サウンドとスピディーなメロが実に心地よいのですよねぇ~♪

まぁ、とは言っても良いことずくめって訳でもなく、相変わらず楽曲にキャッチーなフックが少々足りなかったり、上記であげたようなポイントを中途半端で決定力不足と捉える向きもあるだろうと容易に予想出来るわけでして…個人的には大好きなんですが…

後はこのバンドの顔となる代表曲と、コンスタンスな活動さえ出来れば実力は十分備えたバンドだと思うので、遠からずメジャーと契約を果たし(日本でのディストリビューションも決して満足いく大手のサポートがあるって状況じゃないけど、元々がインディーだから…)必ずやブレイクするでしょうから、どうかその日までめげることなく活動を続けて欲しいものです。
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by malilion | 2011-01-07 00:19 | 音楽 | Trackback

年末に手に入れてたLast Autumn's Dream の新譜を今頃…w


Last Autumn's Dream 「YES」'10 c0072376_12474110.jpg

メロハー愛好家にとって既にクリスマスと同じように、お約束の年末行事か冬の風物詩かと言った感のあるLAST AUTUMN'S DREAMの通算8作目にあたる新作が、お馴染みの心の琴線に触れまくるいつもの哀愁漂う美メロを聴かにゃみんな年を越せないよね? とばかりに今年も無事我々の元へ届けられました。ヽ(´ヮ`)ノ

今やメロハー随一の安心・高品質ブランドとして確立された彼らの、ポップさと叙情性がマッチした甘い美メロディと穏和にして重厚なハーモニーに包まれたサウンドは本作でもいささかの陰りもなく、ファンならずとも美メロ好きならば間違いなく“買い”の一枚と言えるでしょう。

エモーショナルでドラマティックだし、ポップでキャチーだし、プレイにもプロダクションにも文句はないので、後は自分のお気に入りになる曲がどれだけ収録されてるか、というトコしかポイントになりえない彼等のアルバムなのですが、毎度同じだとか刺激が足りない、ロックなのにいい子ちゃんでクリーン過ぎるとか、マンネリだとかいう揶揄も確かに聞こえてはいました。

その辺りを彼等自身が意識したのかどうか定かではありませんが、今回はちょっと事情が変わっていまして、今までメインで哀愁感漂う曲を創ってきたVoのミカエル・アーランドソン作の曲が減り、本作では華やかで爽快な曲造りが得意なdsのジェイミー・ボーガー(TREAT、TALISMAN)の曲がアルバムに多数収録されていて、その変化がアルバム全体的に爽やかで軽やかな印象をもたらしたのか、彼等のアルバムとしては少々毛色が変わっていて、いいイメージチェンジに繋がったんじゃないでしょうか。

総じて今さら騒ぎ立てる程の目新しさは無いものの、これぞLAST AUTUMN'S DREAMといういつもの美メロが心底染み入る作風なので、ファンは当然期待通り、初めての方にも安心して推薦出来るメロハー・アルバムですので、是非1枚いかがです?
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by malilion | 2011-01-05 12:47 | 音楽 | Trackback

最近、復帰作や復活作多いなぁ…新人バンド大丈夫か?


TWELFTH NIGHT 「MMX」'10 c0072376_1258577.jpg

近年やたらとボートラ付リマスター再発やら未発表作付ベスト、デモ&昔の秘蔵音源(公式海賊盤)等々をリリースしまくってた彼等なわけだが、さすがに集金モード過ぎるとか死人に口無し過ぎ(中心メンバのVo、Geoff Mannは既に鬼籍)だとファンに囁かれたのを気にしたのかしなかったのか、やっと最近のちゃんとバンドとして演奏してる音源を(86年のアルバム以来ってww)リリースしてきた。しかも、6ピース状態(!)としての初めての音源を2010年5月収録2枚組LIVE盤で!!

懐かしの旧曲を新体制による新アレンジで演奏するこのLIVE作、80年代ポンプ勢とは一線を画すトレードマークのニューウェーヴ色(既にコレが懐メロ懐古趣味なんだけど…)の強いシアトリカルなヴォーカルと硬質なハード・シンフォサウンド(流石ベテランな演奏です)は相変わらずでマニアな(リズム隊だけオリジナルでVoは3代目アンディ氏デスガ…)方々も一安心だろう。

まぁ、冷静にこのLIVE作だけ捉えて考えると、曲間のツナギとか、フェードアウトの荒っぽいブツ切り方とか問題は多々あるように思えるけど、まぁ何はともあれ新音源をリリースしてくれたんだし、と…ちょっと残念な感は否めないけど。

この勢いのまま念願のスタジオ新作をリリースして欲しいような、美しい想い出というか幻想というか、それを壊さないで欲しいような、なんとも複雑な心境ではありますが…
やっぱり他の同期バンドのように、今を生きるバンドとしての新作をちょっと聞いてみたいなぁ、っていう欲求の方が強いでしょうか。無い物ねだりって分かっちゃいるんですけどね(汗

あ。後一つ。ともかく異なるレーベル(韓国盤とかロシア盤とか流通少ないっていうのにぃ!)からボートラ違いのリマスタ盤出しまくるのだけ控えていただけないかなぁ、って…まぁ、それでもファンは買っちゃうんだけど…(つд`)
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by malilion | 2011-01-04 13:00 | 音楽 | Trackback