人気ブログランキング |

<   2009年 11月 ( 12 )   > この月の画像一覧

期待の新作だったのに……


CARDIANT 「Tomorrow's Daylight」'09c0072376_1495896.jpg

フィンランドから登場したメロディックスピードメタルバンド、期待の新鋭CARDIANTの2ndが4年振りにやっとリリースされました。

前作「MIDDAY MOON」は「キャッチーな美メロ( 少々B級マイナーっぽい。ソコがいいんですけど(w )」に「ツーバスドコドコな疾走」という、モロ初期Sonata Arctica系の王道北欧メタルサウンドの快作でしたが、デビュー作という事もあって少々没個性っぽい箇所がみうけられたものの、Gがインギー大好きな人らしいんでそこはかとなくネオクラフレーズなイメージも感じつつ、個人的にはかなり気に入って聞いていた記憶があります。

んで、前作じゃヘルプだったVoの後任もガッチリ決まり、新たに美メロな作品を練りまくってるんだろうなぁ、とか勝手に予想してたんですが、ネットから入ってくる情報じゃ、どうにもメンバーが相次いで脱退して、専任Voも二転三転で入れ替わり立ち替わりと、所謂北欧バンドにありがちな事態に陥ってた模様で……

そんなこんなでおっかなびっくり新作を聴いてみたわけですが…イケてません……orz
専任Voがメンバーに不在なのが響いたのか、Keyプレイヤが変わったのが響いたのか、あのスピーディでメロディアスなメロディラインを主軸としたフックありまくりの扇情的な楽曲が色褪せてました……ああ……
後任Voは危惧する程の変化(北欧系で良く聞く甘いハイトーン系な声)は及ぼさなかったのですが、スピードが緩んでる(ドラムの音が軽い…)のと一聴して気づくくらいシンフォっぽくGとバトルするように絡んで大活躍してた派手なkeyの鳴り(ちょっと安っぽいサンプル音源だったけど)が影を潜めてます。
まぁ、これは好みの問題ってのもあるかも。シンセ系じゃなくオルガン系とかの音だから地味に感じちゃってるのかもしれないですけどね。
それにアルバムの鳴り自体が、妙にこじんまりとしたスケールで鳴ってるようで弱々しいっていうか…前作のようなハッとするような展開もなく、ヴォーカルメロのフックが若干減退してるように感じるのも関係してるのかもしれません。

冷静になって聞き込んでみると、所謂借り物っぽいトコを捨て去って、少々レイドバックした地に足のついた王道路線の音にしてセカンドで勝負を賭けてきた、って事になるんでしょうけどね。
まぁ、個人的には前作の『ちょっとB級な借り物っぽいけど大好きだから突っ走っちゃうぜ!』みたいな活きのいい音が好きだっただけに残念かな。
なんか散々な事言ってますけど、好きな路線のバンドだけに要求もキツくなってしまうのですね……ここから後1つステップアップしてオリジナリティに磨きをかけて、出来れば今度こそ早く次のアルバムを届けて欲しいものです。
by malilion | 2009-11-30 01:50 | 音楽 | Trackback

幻想を捨て、コンテンポラリーへ…


GLASS HAMMER「Three Cheers For The Broken-Hearted」'09

c0072376_13373121.jpgレビューとかでもう触れられてるように、女性ヴォーカルをフロントにしマジェンタ・タイプへイメチェンしたらしい彼等の新作。

まぁ、そんな事知らなくてもジャケからして「違う?!」と即効で気づかされる11作目の本作、ここ数作でメインVoだったフィメールVoにぐぐっと焦点を当てた、ぶっちゃけ「もう別バンドじゃん?」というくらい柔らかで美しいコーラスを前面に押し出した、アコースティカルでコンテンポラリーな方向へ擦り寄った感のある「ちょっとヘヴィでシンフォぽいトコもあるかなぁ?」な、コンパクトな(全曲4分台と短い!)ポップスへと変貌しております。

個人的にプレイヤーのオナニーアルバムっぽいもんばっかマンネリに作ってきた彼等が、ここまで洗練された良質なポップ&ハードなメジャー指向の音へ(既にThe Inconsolable Secretのアコースティカルでトラッド風味な作風でその片鱗は伺えたけど)変化するとは驚きだったものの、コレはコレで「新境地となる次なる段階へ彼等が進化した」と捉えれば喜ばしい事なんでアリかな、と。

以前のような古き良き70年代プログレを現在にそのまま創造する、エマーソン、ウェイクマン直系のスリリングなキーボードプレイが激しく炸裂するインタープレイの応酬が売りだったUSシンフォの雄のグロプレアルバムを期待してた向きには「もうグラスハマーは終わったな」って、事になるんでしょうけど、心機一転したんだし外野の声に惑わされず今後もこの方向性で頑張って欲しいものです。

あ、でもフィメールVoは相変わらず苦手なんで、まぁこのまま進むならいづれ近いうちに彼等とはサヨウナラでしょうけど(汗

FLAGRANTE DELICATO「same」'99

c0072376_18522399.jpg“現行犯”とかっていう物騒なバンド名ですが、その実体はFOLQUE~FRUITCAKEのPar Sovik(dr)、Helga Skaarseth(key)に、SANGIOVEZEのAre Linnerrud嬢(vlin)等Norway Progressive&Symphonic系バンド・メンバーによる北欧Symphonicプロジェクト作で、300枚(少なっ!!)限定でリリースされた3曲入りのミニアルバムをラック整理してて見つけたので今夜は久しぶりにループしております。冬の夜、ってイメージでピッタリだわ、こりゃ。

元々はWHITE WILLOWやHEADQUARTERS等々の'90's Norway Progressive&Sympho Rockバンド・メンバーが結集したユニット、らしい…
CDをGETした当時色々調べたのだけどリリースされた数が数なんで誰もこの音源について詳しく知る人がおらず、購入したお店でも詳細は不明のままで、結局このプロジェクトについての仔細は今も分からず終い……唯一分かってるのは、今作以外は音源は残していない模様。

幻想的なジャケから予想出来る通りの、儚げでドリーミーな、なんとも言えない叙情性のある楽曲を訥々と唄い上げるIngvild Sirevag嬢の浮遊感あるvoも相まって、冷やかで透明感あるメロディと、時折斬り込んでくる初期ANEKDOTENっぽいストリングスが実に北欧インディって感じで個人的にはかなり気に入ってました。
そして、今聞き返してみてもその感想は変わりませんねぇ。

出来ればこのままフルアルバムをリリースして欲しかった、今となっては幻のような惜しいプロジェクトでした。
by malilion | 2009-11-29 13:39 | 音楽 | Trackback

再結成組、WINGER新作の意外なかっこよさにシビレたw


MR.SO&SO「Sugarstealer」'09c0072376_1583475.jpg

まさかの12年振りの新譜となる、Dsとkeyをメンバーをチェンジしたけど、前作から参加の女性バックVoもちゃーんとメンバに残ってるのが驚きの5人編成バンド(BがVoも兼任)な彼等の4thアルバムが登場!
って言っても、今さら誰も覚えてないって!(w

以前はアメリカのグロプレインディレーベルCYCLOPSからアルバムをディストリビューションしてましたが、今回はさすがにUK自主制作盤でリリースのようです。そりゃそうだ。

音の方は、以前の典型的SI系ポンプ臭さが抜け(でも、相変わらずリードVoの歌はそんなに巧くないしポンプ臭いけど…)Keyも控えめな、軽やかで爽快感あるアコースティカルなシンフォで若干グロプレ風味、って感じでしょうか。
元々コーラスを前面に押し出してたバンドだけに、コンテンポラリーなポップスとも聞こえるメランコリックでリリカルなサウンドを今回も奏っとります。

以前との大きな違いは、バッキングだけだった女性Voがリードを取るようになった曲が数曲ある事で、それでハッキリしたのが、フィメールVoはあまり好みじゃないけどこの男性リードvo(Bだけに成ればいいのに…)だったらこの美声の女性バッキングVoをリードへ昇格させた方がアルバムとしては完成度が増すんじゃないか、っ事でしょうか……

まぁ、何はともあれ懐かしいバンドの懐かしいサウンドを久しぶりに聞けて、なかなか感慨深かったです。


WINGER「Karma」'09c0072376_158523.jpg

華やかだった80年代メタルを奏ってたバンドが急に90年代グランジーの洗礼を受けて流行に乗ったサウンドへバンドサウンドを変更した場合、多くのバンドはその後哀れな末路を辿る事になった。

WINGERもその典型で、3rdでそれまでのラジオフレンドリーなキャッチーで煌びやかだったサウンドを、いきなり流行の陰鬱アングリー路線へ変更し、多くのファンの失望と失笑、そして新規ファンの獲得に失敗し消えていったわけですが……

せっかく近年再結成を果たしたものの、以前のような煌びやかなサウンドへ戻る事もなく、かといって失敗したグランジー路線なわけでもなく、メロはいいのにイマイチどっち付かずな音を出してたわけだが、再結成2作目となる今作の5thは驚くべき変化を遂げていて、大興奮の連日ヘビロテをしておりまするよ。ええ。

初期のキャッチーさと解散前のグランジー要素を絶妙にミックスし、以前にはなかった重く荒々しい疾走感を加味して何か吹っ切れたように美メロを奏で、ストレートに突っ走るヘヴィ叙情路線とでも言うサウンドがメチャカッコイイのです。

復帰組は数あれど、初期の華やかなポップさとは決別し、その代りに軽薄さも消え失せて、テクニカルなプレイはそのままに、メロディの深みと美しさに一層に磨きをかけ、メタルな疾走感とヘヴィネスなインパクトを増した、よりアグレッシヴに進化を遂げたこんなサウンドをひっさげて再結成作をリリースしたバンド、ちょっと思いつかないですよ。

メロは美しいもののダークネスな残り香が漂う、これだけカッコイイ音を出してる今のWINGERを『80年代組の再結成作だろ? 古くせぇ』なんて馬鹿にして聞かないなんて、大損ですよアナタ! コレは是非聞くべき1作です!

因みに国内盤と外盤ではボートラが違う曲なので音源マニアは抜かりなくどちらも購入する事をお薦めする。
by malilion | 2009-11-29 02:03 | 音楽 | Trackback

デジリマリイシューの嵐に財布が悲鳴を!


STINGRAY「REVISITED」'79c0072376_2592024.jpg

その昔、っていっても93年頃ですが、今は亡きロングアイランドレコードがディストリビューションしてくれていたプログレ・ハードバンドの名盤がつい最近、またまたデジリマスターでリイシューされたと聞いて今更飛びつきました。

いやぁ、何度聞いてもいいものはイイ!('(゚∀゚∩ 祝再販!!
なんか限定リイシューとか言わてるんですけど、このまま2ndもデジリマでリイシューしてー!!

音だけ聞いたら絶対80年代中期頃にアメリカのウエストコースト辺りで奏ってたアメグレバンドの埋もれた名盤とかの再発モノだと思うくらい、爽やかでキャッチー、そして美コーラスバリバリな産業ロック寄りグロプレ好きには堪らない彼等の1stですが、これがれっきとした南アフリカ出身のバンド(w 
今回の再販はジャケも若干変更されてるのとアルバム未収録曲が1曲収録されてますんで、昔のCDを購入してる方も是非購入してください。
なにせやっぱり以前のCDリリースが約15年ほど前なんで、今回のリイシューでめちゃ音が良くなってます、コレは買いでしょ? それにCDのプラケースが特殊な形状してるんで、まぁそっちのマニアさんも是非!
by malilion | 2009-11-22 03:02 | 音楽 | Trackback

バンド名変更は決意の表れ


PO90 (PARALLEL OR 90 DEGREES)「Jitters」'09

c0072376_2273744.jpgUK産ツインキーボード4人組バンド通算7枚目になる約7年振りの09年新作をご紹介。

海外ではV.D.G.G.とよく比較されている(というか元ネタ?)ドマイナーなバンドですがリーダーが後から始めた他バンドの方がフラキン系の絡みで注目を浴びてしまって、こっちは一時休業になってたっぽい。

前作まで、まぁいわゆるマイナーなポンプ以降のグロプレサウンドでして、少しもキャッチーでもないし、Voも巧くないし、正直メロもイマイチという、じゃあお前は何でそんなバンドのアルバム今まで買い集めてんだ、ってツッ込まれる事確実なダメバンドでしたが、今回はかなり違います。

まず、他バンドで色々と刺激を受けたのか今までの古くさいグロプレの音像(オルガンとかね)を捨て去り、いっきに現代風なダークでノイジーなギターリフや電子ノイズ、打ち込みリズムループ等のモダン要素を全面に押しだしてきたのには驚かされましたね。
なにせ数作前じゃ全編V.D.G.G.のPeter Hammillの楽曲を元メンバーを迎えてアルバム1枚丸々のカヴァー集をリリースするとか誰特な事してた訳ですからねぇ。

とはいえ、未発表曲を含むBEST2枚組を前作でリリースしてるわけだし、バンド名も今回からちょっと今風(笑)に変えたわけだし一区切りつけて古典的グロプレへ決別して今後は現代風グロプレなサウンドへシフトしていくのかもしれません。

まぁ、音の表現の仕方が現代風になっただけで根本的なトコは余り変わってないのは新作を聞いた人ならすぐ分かると思いますんで、そのへん不安に思ってる彼等のファン(いるのか!?)の方はご安心を。
相変わらずの屈折したメロに複雑怪奇な展開の、売れなさそうな曲を奏ってますよ、ええ。
by malilion | 2009-11-19 02:30 | 音楽 | Trackback

ソックリさんに冷や汗。似てるVoって結構居るんだよなぁ…


c0072376_20472286.jpgGunner Sixx「Gunner Sixx EP」'08

先日、某CD屋で買い物してる最中に店内で流れてて、すぐさま購入したのがコレ!
いえ、Voの声がSNAKES IN PARADISEのVoにクリソツに聞こえてね。
慌てて確認しましたが、結局は別人でした。いやぁ、よかった解散してなくて(汗

んで、Voの甘いディープボイスに惹かれて飛びついた訳だけど、バンドとしてはアルゼンチンのスリージーなロックンロール系バンドのようで、音楽性はSNAKES IN PARADISEと全然ちがいました。
特にGとか、ヨタヨタとヤバイ箇所がいくつか聞き取れて、もうちょいガンバレ! ってトコでしょうか。
最初、クリソツと思ったVoもやはり別人なので、色々と細かいトコが違いましたね。まぁ、これは当然か(笑
でも意外と楽曲はポップで親しみやすく、裏声のハイトーンバックコーラスなんかがSNAKES IN PARADISEとクリソツなんで妙に親近感を感じながら楽しめましたよ。

すでに06年に7曲入りのデモCDを発表してる模様で、今回のは08年の4曲入りEPって事です。
このまま順調にキャリアを重ねて、いいアルバムをリリースして欲しい新人さんですね。

そーいえば、10月末発売だったナルニアの国内盤の発売がいきなり無期延期された。
その時点で嫌な予感がしてたんだが……その予感は的中してしまった。
リリースレーベルのサウンドホリックがツブれてしまったのだ。
B級の疾走クサメロメタル等マイナーなバンドのアルバムをリリースしれくれていただけに、これは悲しいニュースだ…
11月いっぱいで、サウンドホリック盤の日本リリースものは回収されて廃盤になるのは確定なんで、欲しいバンドのアルバムがあったら今のウチにGETする事をお薦めする!! 地味に日本だけのマイナーバンドリリースって多いんだよね。
後で悔しくてのたうち廻るハメになる前に、早く!!!
by malilion | 2009-11-14 20:48 | 音楽 | Trackback

ベヨ姐さんの華麗な舞にメロメロっス(笑)

『BAYONETTA ORIGINAL SOUNDTRACK (Box set)』'09c0072376_118865.jpg

噂の『スタイリッシュ痴女』ゲーム本編もさることながら、最近ずーっと耳にしてるのがコレ!
ゲームの出来もさることながらBGMも最高にイカしてる『BAYONETTA』、迷わずサントラをGETですよ!

しかし、なかなかこのサントラ豪華装丁なのですよね。
真っ黒な厚手の紙製BOX表面に浮き彫りで『BAYONETTA』のロゴが、かっこいく刻まれておるのですよ。
画像の方は、ブックレットの表紙ですんで、お間違いないよう。
勿論内容の方も、これでもかとデモやらプロモオンリー音源等を詰め込んだ、ヒーリング系かと思える賛美歌風の曲やモロにまんまなチャント、それにジャズィでお洒落な曲や、バーで流れてるのにピッタリな(笑)ムーディな曲等々、多種多様な全150曲、CD5枚組がドーンと収まっております。
価格が5千円とちょっとお高く感じるかもしれませんが、戦闘シーンのBGMや挿入歌が気に入った方なら購入しても絶対に損はしませんよ。
この手のサントラはすぐに生産中止しちゃうんで、今すぐGETですよ!
by malilion | 2009-11-12 01:20 | 音楽 | Trackback

復帰作がやっとリリース!

DANGER DANGER「REVOLVE」'09c0072376_1201770.jpg

結成20周年に合わせた訳じゃないだろうけど、オリジナル・ヴォーカリストのテッド・ポーリーが復活しての久しぶりな彼等の新作、7枚目のアルバムがリリースされました。

2枚目以降のテッドの後任として歌っていたポール・レイン参加のグランジーな作品(彼個人のキャッチーでアメリカンなソロアルバムは大好きですよ!)は方向性もあってイマイチ馴染めなかった訳で、やはりテッドがいて、このポップな方向性でこそのDANGER DANGERでしょうねぇ。

ファンが待ち望んだ、80年代を代表するキャッチーな名作をリリースしてた、WARRANTと共にBON JOVIシンドロームの一派としてアイドルバンド的に見られていた頃の、初期DANGER DANGERの方向性を完全に踏襲した、期待を裏切る事無い文句無く楽しめるハードポップアルバムです。

と、言ってもさすがに時代も変わったし、彼等も大人になってるんですっかり以前通りの元気いっぱいで馬鹿丸出しの脳天気ポッピーサウンドを再現してる、って訳でもありませんけど。

お約束の厚いサビコーラスと耳に馴染みのいいメロディ、そしてフック満載の楽曲は相変わらずですが、以前より肩の力が抜けてリラックスした、どこか一歩引いたサウンドが耳に残るのが流れた年月を感じさせます。

以前のようなバブリーに煌びやかで、溌剌としたコーラスや爽快なエネルギーが放たれている若々しいサウンドはもう聞こえてこないけど、妙に懐かしくもあり万人が安心して聞ける、そんな一枚と言えるでしょう。
by malilion | 2009-11-06 01:21 | 音楽 | Trackback

2009年なのに、この音は……だがソレがイイ!!('(゚∀゚∩


c0072376_15421519.jpgNINE-T-NINE「KEEP THE FLAME ALIVE」'09

ちょい前に輸入盤通の間で、SURVIVOR、JOURNEY、BON JOVIからの影響が感じられる新人インディメロハーバンドだって事で話題になってたドイツ出身のツインG&Keyに女性Voを専任でメンバーに迎えている、7人組の大所帯メロディアスHR(HMじゃないのがミソ)バンドの自主制作デビュー盤を今頃GET!

もう1曲目のイントロのキラキラした分厚いKeyサウンドからして赤面ものの、ド80年代産業ロック(09リリース作ですよ!)で、2828しっぱなしです(w

レビューとかではヴォーカルがちょっと弱いと評されてるようですが、この低めのマイルドなディープボイスで熱唱する髭面なオッサンの声が、ちょっとウェットンに似てて(結構、巧い!)個人的には全く気になりませんでした。
ていうか、金切り声を無理に張り上げるようなヘナヴォーカル聞かされるより、こっちの方が断然よろしい。

まぁ、アルバム全編聞いて納得したのが、Voが低めの音域しか取れないんで女性Voがメンバーにいるんだ、って事ですけど。
でもそれは自分の弱点をよく分かってるって事だし、それを補うように煌びやかでキャッチーな分厚いKeyサウンドが全編に亘ってフィーチュアされてますんで、その手が大好物な方やメロハー・マニアなら、自主盤にしてはかなりの良作なんで文句無しに楽しめると思います。

あ、曲の方はそんなに騒がれてる程、SURVIVOR、JOURNEY、BON JOVIからの影響は感じられませんでした。
むしろ、オーソドックスな産業ロックの範疇から逸脱する事なくこぢんまりとまとまってる、って感じ?

楽曲にもうちょいフックとスピードが加わって、それにメリハリ等の緩急が曲に設けられるアレンジが出来るようになったら大化けしそうな気配もするんで、今後の飛躍を期待したいですね。
by malilion | 2009-11-05 15:42 | 音楽 | Trackback

正統派! これぞ王道!!


LEVERAGE「Circus Colossus」'09c0072376_187923.jpg

疾走に頼らぬ重厚なハードネス。
派手過ぬシンフォなアレンジ。
ヘビィの為の無意味なヘビィさは皆無。
デス、グラインド等の不愉快な90年代ヘビィ要素は絶無。
パワフル過ぬドラマティックでエモーショナルなマイルドヴォーカル。
どの曲にも聴かせ所となるアレンジ・フックを設けた充実の楽曲郡。
結論、これぞ正統派HR! これぞ王道!!


フィンランドが誇る正統派メロディック・メタルの急先鋒、ツインギターにシンセを含む6人組のレヴェレイジが、早くも3rdを届けてくれました!

1stの頃から新人ばなれたその完成度と若手とは思えぬバランス感覚が織りなす楽曲は既に一線級クラスで、奇をてらわず険しい王道路線へと突き進む姿勢に痺れた訳ですが、今回のアルバムの出来は尋常じゃない! 演奏、楽曲ともに隙の無い、正に覚醒したかの如き飛躍を見せ付け、さらなる高みへと駆け上がってます!!

元々彼等、いわゆるメロパワとは違う、古き良き正統派HRを継承したようなオーセンティックな80年代ハードロックっぽい要素も兼ね備えつつ、北欧のバンドらしい煌びやかなシンセワークを交えたキャッチーでありながら哀愁漂うメロと、疾走に頼らぬメロディック・メタルを奏ってた訳ですが、その王道路線ってのが曲者で、奇をてらわぬが故にガツンとくる(単純で分かりやすい)曲調やトリック、安っぽいポップさとも無縁で、目新しい要素等で虚仮威しをするでもなく、結果的にそれが地味な印象を与えてたんじゃないでしょうか?

ですが、今回は違いますよ!
特筆すべきはトリートのVoみたいだった、ちょっと線の細さを感じさせるVoが格段にパワーUPしてるのですよ!!
歌い手として成熟したのかライブで鍛えられたのか、野太くさらにマイルドに、さらに伸びやかさに磨きをかけて、今回はまるでジム・ピートリックっぽく聞こえるのです!
なんと、ダイナミズム溢れるフックを随所に配置した高揚感煽るメロディーとキャッチーでフック満載の楽曲も相まって、その鮮やかなサウンドはまるでサバイバー(!)のように聞こえるのですよ!
ソレって、ちょっとヤバくない?! あのサバイバーばりな完成度へ新人バンドが早々に到達しちゃった訳なんですから!

正直、今の気の抜けたコーラみたいになってしまったSONATA ARCTICAなんかの何十倍もイカしてます!
メロ派を自認する方なら、このレヴェレイジを押さえておかないといけません!
絶対、コイツ等はビッグになりますから! この高音質な王道ロックが認められないわけがない!!
今からでも遅くない、CDショップへダッシュだ!!
by malilion | 2009-11-03 18:08 | 音楽 | Trackback