人気ブログランキング |

2019年 07月 09日 ( 1 )

Robert Berryを筆頭に凄腕ミュージシャン揃いなALLIANCEが十数年ぶりに新譜をリリース!

c0072376_10223922.jpgALLIANCE 「Fire And Grace」'19

欧米シーンを股にかけ、AORからプログレまで幅広いジャンルで活躍する Robert Berry(Vocals&Bass ex:3、ex:GTR、etc..)と Gary Pihl(Guitars ex:BOSTON、ex:Sammy Hagar、etc..)そして David Lauser(Drums ex:Sammy Hagar、ex:THE WABORITAS)によるメロディアス・ロックバンド ALLLIANCEが、前作『Road To Heaven』'08 以来、約十年ぶりとなる5枚目の新譜をリリースしたのを、ちょい遅れてGET!

久しぶりの新譜と言う事で残念ながらメンツに変動があり、前作に参加の Alan 'Fitz' Fitzgerald(keyboard ex:NIGHT RANGER、etc..)は本作に参加(Alanはロックシーンから引退してしまった模様…)しておらず、本作のキーボードパートは全て Robert Berryがプレイしている。

ただ、近年 Keith Emersonの遺作とも言える『3』の続編『3.2』を独力で完成させた事で元々マルチプレイヤーだった Robert Berryのキーボードプレイにも一層の磨きがかかったのか、兼任パートながら80年代メロディアス・ロックを思い出させるサウンドに満ちた本作の至る所で際だったシンセワークをタップリとフィーチャーし、Alan 'Fitz' Fitzgeraldの不在を全く感じさせない。

デビュー作はキャリアあるミュージシャン達が結成したスーパーバンド的な扱いで注目され日本盤もリリースされたりしたものの、派手さとは無縁な奇をてらわぬオーセンティックな正統派アメリカンHRをプレイしていた事もあって次第に注目度が落ち国内盤リリースも見送られるようになり、各自多忙を極める活動状況もあってか次第にALLIANCEの活動が停滞していった彼等だが、本作では幾分か以前よりハードでエッジを感じさせるサウンドなもののファンの期待通りのクラシック・スタイルなアルバムを提供してくれている('(゚∀゚∩

アルバムは80年代初頭のシンプルなメロディアスロックとAOR要素で構成されているが、流石に単なる懐古サウンドである訳はなく、経験に裏打ちされた名うてのミュージシャン3名の手による、至る所にフックが有る魅力的なメロディーとダイナミックなアレンジ、キャッチーな雰囲気とブルージーなタッチ、そして素晴らしいハーモニーとコーラスが満載な、タイトでソリッドなリズムとグルーヴの上に構築されたコンパクトな楽曲の、Robert Berryの力強く説得力あるメロディアスな歌声と Gary Pihlの如何にもアメリカン、というワイルドでストレート、そして急上昇するギターソロが爽快な、プログレ的な要素は全くないシンプルなプレイだけの組み合わせ(乾いたスライドギターの音色と跳ね踊るホンキートンク調のピアノが如何にもアメリカン! な上に、ファンキーなベースラインも最高♪)で過剰な装飾やドラマティックさが排除された、けれど心地よくポジティヴな雰囲気に満ちた80年代フィーリングの洗練されたモダン・アメリカン・ロックアルバムは、今の耳で聞くと妙に新鮮で個人的にも大満足であります(*´ω` *)

もしALLIANCEのサウンドをご存じない方でも、幾分商業的な色づけのされたシンプルなアメリカンHRがお好みな方なら、本作はきっとお気に入りな一枚となる事でしょう。

Robert Berryをはじめ各自多様なプロジェクトやツアーで多忙を極める売れっ子ミュージシャンなのは承知しているけれど、出来る事ならば次のアルバムまで今回程長いインターバルを彼等が開ける事なく良い知らせを届けてくれる事を祈って…




by malilion | 2019-07-09 10:15 | 音楽 | Trackback