2018年 09月 01日 ( 1 )

遂に英国プログ・バンドENGLANDの41年ぶりとなる新譜がリリース!

c0072376_14574663.jpgENGLAND 「Box Of Circles」'18

アルバム1枚とシングル1枚だけ残して消えた幻の4人組英国プログレ・バンドとしてその名が長らく囁かれ続けてきた彼等の、再結成第一弾作が遂にリリースされたので即GET!

正式なスタジオアルバムとしては77年の1stに続きこれで2作目になるが、幻の2nd用未発音源集リリースだったり、30年ぶりに再結成して06年に日本での演奏を納めた新曲を含むLIVE作や、待望の1stデジタルリマスター紙ジャケ盤や、アルバム未収録のシングルB面曲をボートラに加えた1stの大判紙ジャケ再現リマスター盤、さらにGolden EditionなるLIVE音源やシングル音源、未発音源を加えた豪華装丁1stの2枚組盤が本作リリースまでに幾度も発売(その都度、買い直したなぁ…)されていたので、未発音源集を入れても『スタジオ作はまだ3枚目だったっけ!?』と、今更ながらに驚かされました(汗

それにしても、1stリリース時に既にバンドは分解状態でLIVEを衆目に披露した事のなかった彼等が、オリジナルメンツではないものの初めてLIVEを披露し、幻のベールを脱いだのがここ日本だったというのが実に感慨深いですねぇ…

しかし、長かった…待望の再結成作が出る出ると言われ、どれだけ待たされた事か…(´・ω・)

実際、2010年に本作のプロモとして4曲入りEP(本作に同曲が収録されているがNEW MIX版だ)がリリースされたものの、それ以降一向にアルバムがリリースされる気配がなかったのだから……8年は(プロモの意味ねぇ…)いくらなんでも待たせ過ぎじゃない? ねぇ?

さて、まず注目はバンドメンツについてだが、再結成LIVE時とラインナップが変わっており、LIVE時はオリジナルメンツは Robert Webb(keyboards,Vocals,Guitar)と Martin Henderson(Bass,Vocal)の二名のみで、後は新規メンツ3名を加えた編成だったが、本作制作にあたって Franc Holland(Guitars,Vocal)と Jode Leigh(Drums,Percussion,Vibes,Vocal)の二名が復帰し、オリジナルメンツ4人揃ってのリユニオン作となっている('(゚∀゚∩

また、LIVE時の新規メンツに加え、RIVERSEAの Marc Atkinson(Acoustic Guitar)をはじめ多数のゲストプレイヤーや、Robert Webb参加の未発音源『Rare Bird In Rock』がCD化されたばかりの女性ヴォーカリストの Jenny Darren嬢等を含むバッキングヴォーカリストを多数迎えて制作されているのも、これまでの彼等の作品との違いと言えるだろう。

で、サウンドの方だが、さすがにデビュー作のような先走った様なパワーや爽快感あるキャッチーさ、如何にもプログレというテクニカルな畳みかけは影を潜めているものの、ENGLANDなるバンド名に恥じぬ英国風味香るシンフォニックで穏やか、そしてクラシカルで気品ある、紛う事なき70年代直系UK・プログレサウンドを、分厚く複雑、そして荘厳なヴォーカル&コーラスを筆頭に、多種多様な鍵盤楽器(Mellotron、Hammond、Mini-Moog、Harpsichord、Piano、etc…)が繊細に、華麗に、格調高く、甘く切ないメロディをリリカルにファンタジックに織り成してゆく美しい様は、まさに“アノ”ENGLAND節以外の何物でもなく、実に素晴らしくて、本当に本当に感無量(つд`)

まぁ、冷静になって聞き直すと、繊細な美しさは申し分ないが、やはりデビュー作で聞けたようなキャッチーさやポップさ、そして他のUKプログ・バンドには余り見受けられなかった爽快感や開放感をもっと感じさせてくれれば文句は皆無だったのになぁ、などとモダン度が増して枯れた味わい系に傾いている彼等の現状のサウンドへ無い物ネダリしたくなる訳だが、これだけ時間が経過して当時と同じ心境で創作が出来る訳もないし、プログレ終焉期に彼等が最後の輝きを放った当時と時代背景も全く違う現状に置いて、これは仕方が無いと諦める他ないでしょうね……

もし彼等の作品に触れたことのない方がおられましたら、70年代直系UK・プログレサウンドなものの、妙に難解でもなく暗くアンキャッチーでもない、ポップでカラフルな親しみやすい柔和なメロディアス作にして驚異の完成度を誇る彼等の記念すべきデビュー作を一度チェックされる事を強くお薦め致します。

そうそう、ジャケのデザインが違う、センサーシップ対応版と丸見え(って程に猥雑な画でもないけどさ…)版がある(?)ようですが、私が購入したのは対応版でした。

c0072376_14580752.jpg1stのジャケは秀逸だっただけに、本作のイマイチなイラストのジャケには苦言を呈したい所はありますが、何はともあれやっとリリースされた新譜にこれ以上なんだかんだと言うのは無粋なので止めておきます…(-_- )



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by malilion | 2018-09-01 14:49 | 音楽 | Trackback