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2014年 07月 21日 ( 1 )

オリジナルメンバー脱退で生まれ変わった新生ABEL GANZが新作リリース!


ABEL GANZ 「Same」'14 c0072376_13285361.jpg

80年代初期に結成され今年で結成30年になるイギリスはスコットランド、グラスゴー出身のベテランUK・ポンプ・ロックバンド、通算7枚目となる自主制作アルバムをGET!

元々、寡作な彼等ですが、前々作リリースの時点でも14年ぶり、と言う長きに渡るインターバルが開いてましたが今回も6年ぶりという、そう短くないインターバルを空けてのリリースとなりました('A`)

で、そんなにインターバルが空いちゃうと当然メンバーチェンジが勃発する訳ですが、なんと今回は遂に前作までしっかりメンバーに名を連ねていたオリジナル・メンバーの Hew Montgomery(b、key、vo) Hugh Carter(key)の二人(それぞれ断続的に脱退は繰り返してるけど)が脱退してしまいました!?Σ(゚д゚lll)

ABEL GANZって、この二人を中心とするバンドだと思ってただけにコレには驚かされましたねぇ。
正直『昔の名前で今も演ってます』ってな感じで、晩節を汚しまくってファンから集金だけしてる惨めなベテランバンドも多い中で、これはこれで勇気と誇りある決断とも言えましょう。
で、最新アルバムでもこの二人はほんの少し参加してプレイしていますが、恐らくそれは現メンバーがゲストで招いた客演って扱いなのでしょうね。

そういう訳もあってか今回のABEL GANZの新譜は、ぶっちゃけもう初期のポンプ風味やプログレ云々という音では無くなってます。
もう完全に別のバンドの音ですよ。ええ。
ギタリストやリズム隊、そしてVoは前作と同じと言え中心人物が違うんだし、当然っちゃ当然なんですけどね(w
あー、だから新作の名前がシンプルにバンド名なのね、と妙に納得。
再出発の意味が込められてるんだろうなぁ…

で、その注目の新譜の内容はと言うと、雪深い小道に連なる電柱のジャケ画が示すような実に穏やかで和む音楽で、アコースティカルでナチュラルな爽快感のあるクリアー・サウンドの響きと多数のゲストによるヴァイオリン、チェロ、フルート、リコーダー等の生楽器がクラシカルな美しい調べを紡き、古楽やトラッドの厳粛さを漂わす英国的なリリシズムに溢れた繊細な演奏を聞かせる艶やかなピアノが冬の木漏れ日のように交差する、ファンタスティックで瑞々しいメロディアスなフォーキー・プログレ作の逸品です!('(゚∀゚∩イイ!

いやー、まさか彼等がこういう方向へ発展するとは予想外でしたね。
如何にも英国的なジェントルなVoに、それを包む穏やかな男性声コーラスもいいし、クラシカルなストリングスのサウンドも芳醇なヴィンテージ感が漂っていて、まるで70年代UK初期風の冬の空気のような透き通った美しいサウンドにホント荒んだ心洗われますわ~♪
隠し味のようにシャレオツでムーディーなJAZZっぽいパートがサラリと表れて消えていく構成なんかも心憎い演出ですねぇ(^~^)

80年代初期のGENESISフォロワー臭いファンタジックな王道マイナー・ポンプサウンドも良かったと言えば良かったものの、本作の全く別方向性へ進んだこの完成度の高い美しいフォーキー・プログレな方向性の方が断然完成度も高いし、出来もいいです。確実に。

オリジナルメンバーには悪いけど、メンバーチェンジしてくれてありがとう!こんな名作を世に送り出すチャンスをくれてありがとう!と言いたい!

ああ、願わくば今度こそはメンバーチェンジせず何年も間を空けずに新譜をリリースしてくれ!と、願わずいはおれません。

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by malilion | 2014-07-21 13:27 | 音楽 | Trackback