人気ブログランキング | 話題のタグを見る

北欧ノルウェー産ハードポップ・バンドRETURNの2ndアルバムがリマスター&オフィシャル・リイシュー!!

北欧ノルウェー産ハードポップ・バンドRETURNの2ndアルバムがリマスター&オフィシャル・リイシュー!!_c0072376_09221815.jpg
RETURN 「Attitudes +1」'23

先日、記念すべきデヴュー・アルバムがリマスター&オフィシャル初CD化リイシューされたのをここでもお伝えしましたが、早くも1988年にCBS Recordsからリリースされた2ndアルバムが地元ノルウェーのレーベルNORSKE ALBUMKLASSIKERE企画の80年代バンド群のカタログ再販シリーズにてオリジナル・アートワーク&ペーパースリーブ仕様(紙ジャケ)でリイシューであります。

かなり前に本国でタイトルを変えてオリジナル・マスターのままでリイシューされていた事がありましたし、数年前にもリプロ盤(オリジナルCDからコピーの海賊盤)が出回っていましたが、今回が初リマスター・リイシューとなります。

オリジナルのアートワークを再現しているのでジャケ裏には10曲しかクレジット(LP盤のA面、B面なクレジットが泣けるw)されていませんが、中にはちゃんと11曲目にオリジナル・アルバムには未収録のボーナストラック (1stの再プレス盤のアルバムタイトルで1st収録曲『Sing Me A Song』)が追加されておりますのでご安心下さい。

前回の1stリマスター&オフィシャル初CD化リイシュー盤をご購入された方にとっては未発曲でもなんでも無い訳ですが、一応オリジナルの2ndには収録されておりませんしメロハー・マニア歓喜のセンチメンタルなキラー・チューンですから追加収録されても一向に構わないと思いますね。ハイ。

また、オリジナル・リリース時には収録され、その後の再プレス盤では謎のオミットが成され(替わりに1stにも収録されていた『Sing Me A Song』が収録)ていたTrack 04 『My Wildest Dreams』がオリジナル通りに収録されているのも古参ファンには嬉しいリイシュー盤となっております。

メンバー変更もなく音楽性もそのままデヴュー作からの延長線上で、さらに完成度を上げたキャッチーで如何にも北欧バンドという透明感と哀愁あるウェットな美旋律を奏で、STAGE DOLLSやDA VINCIと並んで北欧メロディアス愛好家を魅了し続けていた彼等の北欧ハードポップ・サウンドについては既述したデヴュー作紹介の方をご覧ください。

イマイチな知名度だしシンガーの歌声が所謂定番の北欧HM系のクリアなハイトーン・ヴォイスでない事や音楽性がマイナーな美旋律でメタル・ヘッドな諸兄の心くすぐるマニアックでアンダーグラウンド臭漂うバリバリの哀愁の北欧サウンドでない事もあってリイシュー盤が余り注目されていない模様なのが悲しい…(´д⊂)

そもそも当時から母国ではチャート上位に食い込み大ヒットを記録していた彼等なので、所謂自主制作盤EPやシングル・リリースを繰り返しアンダーグラウンドな人気を築いていたスタイルのカルト&マイナー系北欧HM枠で語るのが間違っているのかもしれませんけど。

かなりUSロックを意識した非常にオーセンティックな80年代メロディアス・ロックの流れを汲む北欧ハードポップ・サウンドが身上の彼等ですが、やはり彼等のアルバムをその他の同年代バンド達の作品と一味違う秀でた印象にしているのはシンガー Kunt Erik Ostgardの抜群にキャッチーで冴え渡るヴォーカル・メロディ作りに長けた非凡な才故なのは間違いありませんし、それは本作でも十分に味わえます(*‘ω‘ *)

この勢いのまま他のアルバムも全作品リマスター&リイシューして欲しい所ですが、彼等はアルバム毎に契約していたレコード会社が違っていたりしていて契約関係が複雑なのが玉に瑕で…現在リリース権をどこのレコード会社が持っているのか不明ですが、叶うなら他の素晴らしいアルバムもリイシューして欲しいと切に願う次第であります。

とまれ80年代メジャーの流れを汲む北欧ハードポップがお好みの方は迷わず買い、な一枚ですので北欧リイシューものは数に限りがありますからお求めの方は早々に入手しておきましょう!

Track Listing:
01. Change The Attitude
02. Steal Your Heart Away
03. Bye Bye Johnny
04. My Wildest Dreams
05. The Loner
06. The Day After
07. I'm Gonna Find You
08. Sandy
09. Easy Come Easy Go
10. We All Have A Future
11. Sing Me A Song (Bonus Track)

RETURN Line-Up:
Knut Erik Ostgard   (Lead Vocals & Keyboards)
Steinar Hagen    (Guitars & Backing Vocals)
Tore Larsen      (Bass & Backing Vocals)
Oyvind Hakonsen   (Drums)


by malilion | 2024-02-06 09:22 | 音楽 | Trackback
<< BAD HABITのメンバー... 80年代末期米国フロリダ西海... >>