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DANGER DANGER + BON JOVI + 北欧HM × USメロハー = な、さらに極まった快作を THE DEFIANTSがリリース!

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THE DEFIANTS 「Drive」'23

DANGER DANGERの2代目ヴォーカリストにして“カナダのBON JOVI”なんて意地悪く囁かれる事もある Paul Laine (Vo&G)と、同じく2代目ギタリストとして現在もD.Dに在籍するスウェーデン人ギタリスト Rob Marcello (G)、そしてD.Dのオリジナルメンツにしてメイン・ソングライターの Bruno Ravel (B)の3人が中心となりメロディアス・ロックリスナーにはお馴染みのレーベル Frontiers Recordsが音頭を取って結成されたUSメロハー・バンドの待望の3rdアルバムが前作から4年ぶりにリリースされたのを即GET!

名うてのベテラン・ミュージシャン達が組んだバンドだけあってデヴュー作から安定した高いクオリティの楽曲でファンを今までガッカリさせた事などない彼等の新作は、DANGER DANGER要素と Paul Laineが持ち込んでいるだろうBON JOVI要素、そして Rob Marcelloが持ち込む北欧HM要素が巧みに組み合わされた、ビッグで爽快なコーラス、キャッチーなフックありまくりの楽曲、華麗に弾きまくるギターと強力なヴォーカルが描き出すブライトなメロディにさらに磨きがかかった、デヴュー作と同系統の日本人好みな適度にエッジの利いた爽快感抜群の安心安定なメロハー作だ('(゚∀゚∩

前作はアルバム冒頭の掴みがイマイチ弱かったと苦言を呈したが、そんな点を本人達も理解していたのか今回は既にネットで先行公開されていた、出だしからガッチリと耳を捉えて放さぬハードエッヂなリフとソリッドなリズムで押しまくるちょっとダークでヘヴィな勢い有るキャッチーなサビが心地よいリードトラックを挨拶代わりに、メロディアスでスリリングなメロハー・サウンドが矢継ぎ早に飛び出してきてもう大興奮であります♪

デヴュー作は意図的にか80年代要素が色濃いメロディアスHRサウンドを聴かせていたが、前作『Zokusho」』'19 では90年代初期DANGER DANGER要素なモダン・サウンドを感じさせる箇所と抑えきれぬBON JOVI要素(笑)が上手い具合にミックスされた独特な明朗パワー・ポップサウンドへ巧みに仕上げられていたが、今回は前作の音楽性を一歩進めた、90年代風のダークでヘヴィなサウンドをベースに80年代リヴァイバル風な勢いあるブライトでリズミックなコーラスを巧みに組み合わせつつ、20年代にも対応するモダンでガッチリとコンポーズされた職人芸的なツボを心得たプレイとAOR的な絶妙のアレンジ、そして巧みなソングライティング技術が活かされた、ちょっと聴きシンプルでワイルドに思えてその実は緻密なアレンジと凝った楽曲展開が一味違う感触をもたらす、流石は百戦錬磨のベテラン・ミュージシャンが手掛けただけあってメロハー作に多い懐古趣味でない、しっかりと進化する姿勢が伝わってくる力強いアルバムだ。

この手の80年代的なブライト・サウンドを感じさせるメロハー作は、ややもするとキャッチーなヴォーカルと爽快なコーラスの比重が全体的に多くなり過ぎて軟弱でポップな印象ばかりが強まる傾向にあるが、彼等はしっかりとハードエッヂでソリッド、アグレッシブでグルーヴィ、それでいて胸を刺すエモーショナルな素晴らしいギター・サウンドを所せましとアルバム全般にフィーチャーし、しっかりとUSロックらしい骨っぽさと男臭いタフさを感じさせるメタリック・サウンドへ磨きをかける事によって相乗的に華やかなヴォーカルとコーラスが際立つという、シンプルだがそれ故に遂行が難しい流石のメロディアスHRサウンドを提示してくれている。

実はかなり緻密に造り込まれたスタジオ作業の跡が伺えるサウンドなのだが、DANGER DANGER譲りの勢いあるブライトなコーラスとちょっと枯れたアーシーな雰囲気も漂うワイルドでメタリックなギター・サウンドがドライで作り物臭い雰囲気を薄め、さらに Rob Marcelloが持ち込むユーロテイストなウェットさを楽曲が帯びている為にメロディにほんのり叙情感が宿って歯切れ良い煌びやかな美旋律の深みと味わいを増させているように思え、米国テイストが少々勝っているものの理想的な欧米折衷なメロディアスHRサウンドと言えるのではないだろうか?

前作を紹介する時に、もしもBON JOVIが解散騒動やインターバルが開いて枯れた方向へサウンドを進化させず、80年代のブライトサウンドのままAOR路線へ接近して90年代を活動していたらきっとこんな風なヒットポテンシャルの高いサウンドを今も聞かせてくれたんでは、という風に彼等のサウンドを表現しましたが、本作に至っては完全に元ネタであるDANGER DANGERもBON JOVIをも凌駕した、オリジナリティ溢れる20年代型欧米折衷メロディアスHRサウンドを確立したように思えます。

うーん、こんなに伸びやかにエモーショナルに歌い上げる見事なヴォーカル・スキルを披露する Paul Laineが、ワールドワイドに見るとまだまだその素晴らしい実力とキャリアに見合う評価を得ているとは言い難いのが信じられませんから。イヤ、ホントに。

本家DANGER DANGERはどうもしばらく動きは無いようなので、もうそっちは忘れて(笑)、是非にTHE DEFIANTSを本格バンドとしてメンバーを固定して継続的に活動して欲しい、そう願ってしまう程に本作は非の打ち所のないメロディアスHR作なのであります♪ (*´∀`*)

DANGER DANGERやBON JOVI、北欧AOR風味も隠し味にあるUSメロディアスHRサウンドがお好みな方に是非にお薦めしたい、そんな一作ですのでご興味あるようなら一度ご自身でチェックしてみて下さい。

Track listing:
01. Hey Life
02. Go Big Or Go Home
03. 19 Summertime
04. What Are We Waiting For
05. Miracle
06. Against The Grain
07. So Good
08. Love Doesn't Live Here Anymore
09. Another Time, Another Place
10. The Night To Remember
11. Nothing's Gonna Stop Me Now
12. Another Time, Another Place (Acoustic Version)

THE DEFIANTS Line-up:
Paul Laine   (Lead & Backing Vocals、Keyboards)
Rob Marcello (Guitars、Backing Vocals)
Bruno Ravel  (Bass、Guitars、Keyboards、Backing Vocals、Percussion)

with:
Van Romaine  (Drums)

Produced by: Bruno Ravel & Paul Laine
Engineered by: Paul Laine


by malilion | 2023-06-11 15:31 | 音楽 | Trackback
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