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随所でJOURNEYを思わす80年代アリーナ・ロック復興を目指すUSインディ・メロディアスHRバンドROXSTERのデヴュー作!

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ROXSTER 「Rising」'22

2004年に元FIRE ALLEYのギタリスト Jack "Jaxxon" Schwarzによって米国西部の州、Arizona州Maricopa郡東部の都市Scottsdaleで結成された、キーボード入り5人組US産メロディアスHRバンドのデヴュー作が22年の年末に自主制作PRO CD-R盤(涙)でリリースされていたのを今頃にご紹介。

しょっぱなから飛び出してくる分厚く爽快な80年代風コーラス、クリスプでブライトなギター・リフ、既に海外では“Steve Perry + Kevin Chalfantなヴォーカル”と好評(褒めすぎ!?)を博している甘い声質なハイトーン・ヴォーカルを主軸に、煌びやかなシンセも交えてキャッチーにストレートに展開するコンパクトな楽曲、と元々70年代から80年代のUSアリーナ・ロックバンドのカバー・バンドとしてスタートしたというのも頷けるその華やかな如何にも米国産バンドらしいドライサウンドには、JOURNEY、SURVIVOR、VAN HALEN、WHITESNAKE、STYX、KANSAS、STARSHIP等の80年代メジャーシーンを賑わした偉大なバンド群からの影響がタップリと感じ取れ、何の変哲も無いストレートな80年代リヴァイバル・メロディアスHRサウンド作なれど、屈託なく朗らかに奏でられるパワフルな演奏の前には『焼き直し? 古臭い? 詰まらん御託なんぞ関係ねぇ! 』と、ばかりにどこまでも愚直にシンプルに突き進むフックあるスウィートなメロディと山盛りの分厚いコーラス・ハーモニーで彩られたグリッターなノスタルジック・サンドがホントにもう最高であります♪('(゚∀゚∩

ウキウキで紹介してなんですが、メロディ・センスは高いもののまだまだ楽曲展開やアレンジ等が平凡で偉大な先輩バンド達に遠く及んでいないB級インディ・レベルだし、Steve Perryと Kevin Chalfantが引き合いに出されている James Welchのヴォーカルスキルも当然その2人と比べたら数段落ちる、インディ・バンドにしては上手いけれどメジャー・レベルかと問われれば『否』と即答出来るレベルで、垢抜けぬそのサウンドは広大なアメリカの片田舎で活動するローカル・バンドっぽさを隠し切れていないのですが、ここまでストレートに赤裸々に80年代リスペクトのJOURNEYタイプなアリーナ・ロックサウンドを堂々と聴かせるメロディアスHRバンドは久々の登場でありますから、USメロディアス・ロック系マニアな方は早めに入手しておかないと後々泣く事になるかもしれない、そんな後に大成功を収めてビッグネームになるバンドのインディ時代を切り取った激レアな記念盤になるかもしれぬ現時点で無名ながら掘り出し物的一枚なのは間違いない!

どういう経緯で参加する事になったのか不明ですが、本作には Steve Howeが脱退した後、80年代英国プログレ・バンドを代表するASIAに加入してASIA最終作『Gravitas~荘厳なる刻』'14 にその素晴らしいギター・プレイを残した英国人新鋭ギタリストで、13年から18年まで、17年の John Wettonの死去以降も在籍していたがバンドが事実上の解散状態となり脱退(当人はASIAの活動存続を望んでいた模様)し、現在はカナダに移住してソロ活動中の Sam Coulsonが数曲のギター・ソロで客演している。

また、ミックスとマスターをイタリアン・プログHMバンドDGMの Simone Mularoniが手掛けているので、もしかしたらFrontiers Recordsと契約寸前までいったが最終的に契約に至らなかったのか、もしくはバンド内又は関係者にFrontiers Recordsとのツテが有るかイタリア・シーンと馴染のある人物が居るのかもしれないが仔細は全く不明であります。

現在はBLESSED THE FALLにも在籍し、84年にアルバム『Prepared To Strike』を残しているL.A. MetalバンドVYPERのメンバーだったドラムスと、カバー・バンドからスタートし『Fire Alley』'02、『Scorcher』'04 と2枚のアルバムをCDで残していたFIRE ALLEYのヴォーカル、ギタリスト、ベーシストが、さらに鍵盤奏者を招いて5人編成バンドと成った、見ようによってはFIRE ALLEYの発展バンドと捉えられるかもしれない本バンド(実際、Got To Tell Me 、She's A Deceiver、Tears And Promises、Was It Love?、Typical Rock 'n' Roll 、I Can't Get Enough、Victim Of The Night、City GirlはFIRE ALLEYの2nd楽曲の再録)ではありますが、FIRE ALLEY時代には居なかったキーボーディストのサウンドが加わった事と、より演奏練度が上がったバンド・サウンドはFIRE ALLEY時代を完全に超えているので、FIRE ALLEYファンだった方も是非本作をチェックすべきだろう。

80年代USアリーナ・ロックだけでなく所々にL.A. Metal要素も断片的に取り入れていたりする所からも、彼等が単なるJOURNEYフォロワーでない事が伺えるし、別に過去サウンドの再現だけに拘っている訳ではないのはそのサウンドの端々からも感じ取れるので、次なるアルバムでよりモダンなサウンド要素を取り入れた変化をするのか、あくまで80年代ベースなスタンスを保つのか興味は尽きません(*´∀`*)

まだまだ未完成で粗削りな所のある80年代リスペクトなUSインディ・メロディアスHRバンドではありますが、既述のバンド名に引っかかった方や80年代USアリーナ・ロック好きな方に一度チェックしてみて欲しい、そんな期待値大な新人バンドであります。

Track Listing:
01. Over Me
02. Got To Tell Me
03. One More Time
04. Tears and Promises
05. Was It Love
06. She's A Deceiver
07. Typical Rock 'N' Roll
08. I Can't Get Enough
09. Victim Of The Night
10. City Girl
11. Tonight's The Night

ROXSTER Line-up:
Jack "Jaxxon" Schwarz  (Guitars、Vocals)
James Welch       (Lead Vocals)
Mark Blythe        (Bass、Vocals)
Jonathan Varo       (Keyboards、Acoustic Guitars、Vocals)
Conor White        (Drums)

with:
Scott Grant (Guest Keyboards)
Sam Coulson (Guest Lead Guitar)

P.S. DL販売で音源自体は入手可能ですが、既にbandcampでも現物は販売終了しているので残すは店頭にある在庫のみとなるようです。現物欲しい方はお早目に!

by malilion | 2023-03-24 19:58 | 音楽 | Trackback
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