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80年代中期に活動していたスペインのメロディアスHMバンドJUPITERがリユニオンして30周年記念盤をリリース!

80年代中期に活動していたスペインのメロディアスHMバンドJUPITERがリユニオンして30周年記念盤をリリース!_c0072376_08433011.jpgJUPITER 「30 Anos」'18

以前ここで紹介したSPAINのMadrid出身で、1985年に結成、80年代初期ユーロHM色が濃い正統派スパニッシュHMバンドGOLIATHのメンバー達が改名して新たに結成された、キーボード入り5人組スパニッシュHMバンドの87年の1st『Jupiter』、88年作の2nd『Radio Rock 'N' Roll』の2枚のアルバムをカップリングし、さらにバンドへのインタビュー、コンサートの模様を収録したDVD付きの3枚組作として、19年2月17日にRiviera(Madrid)で行われた再結成LIVE会場でのみ販売され入手困難だった結成30周年記念盤を今頃やっとGETしたのでご紹介。

2016年にLeyenda Recordsからリリースされた1st、2nd(余談だがジャケのイラストは二種類ある)の手書きナンバリング入り限定500枚でリマスター&リイシュー、プラス未発音源やDEMO音源等をボーナストラックで追加収録した再発盤を彼等の忠実なファンである諸兄は既に入手済みと思うが、今回の2in1音源は一応18年度オリジナル・リマスターとなっている(が、16年リマスター盤と聴き比べても多少音の抜けが良くなってる程度しか変化は分からない…)のと、キーボード入りツイン・ギター&ツイン・ドラムス(!!)の6人新編成となっての再結成LIVEの様子が収録された映像音源と4ページのブックレットが付いてくる、彼等のファンとしては手を出さざるを得ないマニアックなアイテムと言えましょう。

ただ、残念な事に今回の30周年記念盤に全ての音源が収録されている訳では無く、16年リイシューで追加されたボーナストラックは今回の2枚のコンピレーション盤に収録されていないので音源数的には16年盤も手放せない事になっているので御注意を。

音源うんぬんを置いておくとしてもLeyenda Records盤のリイシュー2枚も既にレーベル完売との事なので、彼等の音源を未入手なスパニッシュHMバンド・ファンにとっては嬉しいコンピ盤なのは間違いない。入手困難だけど(汗

因みに500枚限定のリイシューとLeyenda Recordsから公式発表されているが16年度リイシュー盤が長期に渡って流通しているのを鑑みても実際の所は500枚以上(一応、手書きナンバリングされてはいるけど…)繰り返し追加プレスされていると思われるので今からでもLeyenda Recordsリイシュー盤をお求めになっても入手出来るかもしれない、とだけ伝えておく。

煌びやかなキーボードが主旋律を奏でパワフルでダイレクトな楽曲をリードし、80年代メインストリームUSロックへの憧憬を隠さないキャッチーな歌メロとウェットなスペイン語ヴォーカルが漂わせる哀愁のフィーリング、それらが絶妙にブレンドされ渾然一体となってカラフルな美旋律を奏でる80年代スパニッシュ・メロディアスHMスタイルや朴訥とした野暮ったさ泥臭さも露呈しつつ黄金の80年代バブリーHMサウンドを展開するアルバム内容等については以前の紹介文をチェックしていただきたい。

さて、今回の目玉のLIVE映像音源は2003年5月に他界したオリジナル・ギタリストでありバンド創設者である Javier Ponceに捧げるトリビュートLIVEへの呼び水ともなった18年のLIVEの様子を収めた映像記録(内容的に各メンバーの長めのインタビューが殆どだけど…)となっており、19年2月17日の公演ではBARON ROJO、NIAGARA、LUJURIA、ASFALTO、MAGO DE OZ、GOLIATH等のスペインで名の知れた大物ロックバンドのメンバー達をゲストに迎えて開催されユニークなスペシャルショーとなっていたらしいがその模様(ツインドラムスのシーンも無し…)は本作収録のLIVEとは別日なので収録されていないのが残念だ、とは言えスパニッシュHMバンド・ファンにとっても大変に興味深い彼等の“今”の姿を記録した映像には変わりないだろう。

18年に地元Madridで行われたLEYENDAS DEL ROCK FESTIVALでの成功を受け、バンドは再結成を一時的なものから継続へと舵を切る決心したらしいが、不動のフロントマン Narci L. Tercero、復帰したオリジナル・キーボーディストの Jose B.Barta、そして1stで叩いたドラマー Juan J. Garcia、2ndから加入のドラマー Carlos LeonというGENESISばり(Phil Collinsと Chester Thompsonみたい)なツイン・ドラムス体制のオリジナル・メンツに加え、オリジナル・ベーシストでメインソングライターの一人でもあった Jose Rubioが今回の再結成に不参加なのは少し残念だがTHE VALにも在籍する若いベーシスト Alex Morellと80年代に活動し、近年再結成したスパニッシュHMバンドTRITONにも在籍するベテラン・ギタリスト Javier Miraという新メンバーを迎え(さらに Sara Menaceurと Lucia Brissという女性バックシンガーがバンド・サウンドに華を添える)行われたトリビュートLIVEはとても30周年を迎えるベテラン・バンドと思えぬタイトでソリッドな白熱のプレイをアグレッシヴに繰り広げ好評を博したようで、是非ともこのまま活動を継続させて新作をリリースして欲しいと思わずにおれません('(゚∀゚∩

しかし、海外のライヴレポートによるとツイン・ドラムの演奏は冒頭のみで、前半後半でドラマーが交代する進行にしたのは年齢的にキツイからなのかお祭りLIVE的な演出だからなのか…? 今回のトリビュートLIVE限りの登場と思っていたのに、ドラマー二人が正式メンバーとして今も在籍してるのは意味があるのかどうか、この先どうなるのか不明であります…(汗

後は経年の衰えかLIVEをぶっ通しで歌いきるのが厳しい模様の Narci L. Terceroだが、バッキングシンガー達によるヴォーカルパートの補強と新加入の二人主導のソロタイムやツインドラムスによるソロパートやジャムパート等で喉を休め休めステージを進行するなどして今回の再結成活動を無様なモノにせぬ工夫等、苦心しているのが分かりますね。

オフィシャル情報で新作の準備が進められているとの事だが、皆既にかなりの高齢だしパンデミックもあるしで、どうか無事新作がリリースされ一日でも長く活動出来る事を祈っております。

Tracklisting:
Disc 1:Jupiter
01. Suspenso En Amor
02. Destrozado Por Tu Pasion
03. Esta Es Tu Noche
04. Prisionero De La Noche
05. Perros De Presa
06. Juegatela
07. Dama De Hielo
08. Entre Sabanas
09. Siempre Junto A Mi
10. El Planeta Encantado

Disc 2:Radio Rock 'N' Roll
01. Deudas
02. Rock 'N' Roll
03. Amante Del Rock
04. Pagaras Mi Amor
05. Voy A Por Ti
06. Radio Rock 'N' Roll
07. Cortate
08. Vuelve
09. Insocial
10. Chica De Fuego

JUPITER Line-up:
Narciso Lopez   (Lead Vocals)
Jose Barta     (Keyboards)
Carlos Leon    (Drums)
Juan J. Garcia   (Drums、Guitars)
Alex Morell     (Bass)
Javier Mira     (Guitars)






by malilion | 2022-02-20 08:43 | 音楽 | Trackback
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