LAURA MEADE 「The Most Dangerous Woman In America」'21
東海岸きってのUSハイブリッド・モダンシンフォ・ロックバンドIZZが擁するツイン女性ヴォーカルの一人で、元RENAISSANCEのキーボーディスト Jason Hart率いるシンフォ・バンドI AND THOUのメンバーとしても活動するシンガー&ソングライターの前作『Remedium』から3年ぶりとなる2ndソロ・アルバムがリリースされたのをGET! フィメール・ヴォーカルものが得意でない自分ではありますが、前作に続きIZZの John Galgano(Bass、Guitars、Additional Keyboards) が作詞作曲、演奏等で全面的にバックアップするだけでなく、同じくIZZの Tom Galgano(Keyboards)と Brian Coralian(Drums、Percussion)も制作に参加しているとあってはIZZファンとして購入せぬ訳にはいかないでしょう。 Laura Meade嬢のソロ作ではあるけれど、キーボード、ギター、リズム・セクションなど本作参加メンツが全員IZZメンバーな上に曲作りもIZZのリーダー John Galganoとの共作となっているので、ヴォーカル主体なバランスではあるもののモダンでシンフォニックなアレンジが成されたその楽曲を聴くにIZZのスピンオフ作、もしくはバンドでのセッションが始まる前のデモっポク感じられたりするのは私がIZZファンだからでしょうね(汗 ただ、当然 Laura Meade嬢のソロ作として制作されているので、意図的にIZZでは聴かれぬデジタリーで無機質な打ち込みドラム・サウンド等の毛色の違う音使いやバックの楽器パートの割合が抑えめなバランスに調整されている為、しっかりとヴォーカリストのソロ・アルバムという印象を与えているのでご安心を。 前ソロ同様にYES、GENESIS等のプログレ系や Kate Bush等の歌姫系な影響も窺えるポップさやドリーミィさだったりな音色の断片が全編に渡って散りばめられているが、より前作よりモダンなアプローチになった楽曲を、煌びやかなシンセ、リリカルなピアノ、甘美なストリングス、アクセントのメロトロン等の各種鍵盤の響きで多彩に色付けながら、IZZでも味わえる清楚さと透明感を感じさせる Laura Meade嬢の可憐で伸びやかな歌声を活かした、メロディアスで華麗なサウンドが詰め込まれたポピュラリティの高いスタイリッシュな一作だ。 単なるフィメール・ヴォーカルものアルバムとしてだけでなく、シンフォ系ファンにもしっかり訴求するサウンドでありながらバランスを重視したシンプル・サウンドにまとめあげられているのは、John Galganoと Tom Galganoの流石の手腕だろう。 上品なキャッチーさと Laura Meade嬢の美声を堪能できるモダン・サウンドな良作でありますので、是非フィメール・ヴォーカルものファンだけでなく、広くポップスやメロディアスな楽曲が好きな方にもチェックしてみて欲しいアルバムであります。 初回限定で直筆サイン入りアルバムもリリースされておりますので、Laura Meade嬢ファンの方はそちらも要チェックですよ。 毎度の事ながらプレス数の少ない自主盤でありますので、お求めの方はお早目にネ! Line-up musicians Laura Meade / Vocals John Galgano / Bass、Guitars、Additional Keyboards Tom Galgano / Keyboards Brian Coralian / Drums & Percussion
by malilion
| 2021-06-22 05:54
| 音楽
|
Trackback
|
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 more... お気に入りブログ
最新のコメント
メモ帳
検索
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||