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80年代末期にロサンゼルスで活躍し、グランジー・ブーム直前に活躍したアメリカンHRバンドSOLDIERのデヴュー作がリマスターで初CD化!

80年代末期にロサンゼルスで活躍し、グランジー・ブーム直前に活躍したアメリカンHRバンドSOLDIERのデヴュー作がリマスターで初CD化!_c0072376_19223496.jpgSOLDIER 「My Window」'86

幻のお蔵入り音源や人知れず消えていったドマイナーなオブスキュア・ヘア・メタル・バンドの音源を発掘し、華やかな80年代USメタル好きを歓喜の渦に巻き込んでいるマニア注目のレーベル Metallic Blue Recordsが、先日お蔵入り音源がCD化され話題となったBOUDREAUXのリーダー Chris Boudreaux関係の音源を再び大量にリリースしてくれたので即GET!!

本作はツイン・ギター5人組HRバンドSOLDIERが元々ソルトレイクシティでレコーディングしカセット・オンリーで86年に自費リリースした音源で、USA中西部のユタ州ソルトレイク シティを拠点に活動していたTHE TAKE、ユタ州の西ネバダ州はラスベガスを拠点に後にロサンゼルスへ拠点を移し活動したSOLDIER、ネバダ州の西カリフォルニア州ロサンゼルスからユタ州を股にかけて広域に活動していたBOUDREAUXと、Metallic Blue Recordsからの Chris Boudreaux関係の再販音源は全て初CD化&Digitally Remasteredとなっており、SOLDIERのデヴュー作である本作も今回未発表のボーナストラックを加えての初CD化アルバムとなっている。

色味の少ない地味で冴えないデザインのアルバム・ジャケのせいでなんかパッとしない(汗)イメージですが、これが聴いてビックリ! 中身は正反対の、フロントマンである Chris Boudreauxとギタリスト Clayton Austinが操る煌びやかなシンセ・サウンドとハーモニー・ヴォーカルを大々的にフィーチャーした、程々に隙間あるナチュラルな楽器の響きと Chris Boudreauxの甘い声質のハイトーン・ヴォーカルを活かしたキャッチーなハードポップ・サウンドを展開しており、グランジーの闇に全米が覆われるという時流の節目にデヴューしていなければきっとメジャー・デヴューも夢ではなかった、そんな夢を見させてくれるポテンシャルを秘めた有望なインディHRバンドでありました。

SOLDIERはそもそも Clayton Austin(Guitars、Keyboards)、Jed Bradshaw(Bass)がユタ州トレモントンで75年に結成し拠点として活動していた4人組バンドPALACEというバンドが母体で、ユタ州北部及び周辺州のクラブシーンで活躍していたが音源リリースは果たせていなかった(後にSOLDIERの2ndに楽曲を収録)。

バンドの拠点を西(ハリウッドへの移住を希望していた)へ移す為にフロントマンとドラマーが抜け、85年にTHE TAKEを脱退したラスベガス出身の Chris Boudreauxを新シンガーに招くとバンド名をSOLDIERに変更し、ラスベガスで活動中に新しいギタリスト Brian Kirby(Guitars)を加えてツイン・ギター編成5人組となり、次いで拠点をロサンゼルスへ移し、何人か交代した後ドラマーに Tracy Nielson(Drums ex:ESSEXX、ex:BAD BOYS)を迎えてライナップが完成し、バンドはハリウッド、特にサンセット・ストリップの至る所で演奏しロサンゼルスのクラブシーンを賑わす事に。

80年代初期から活動するカナダのハードポップバンドHONEYMOON SUITEや、89年にデヴュー・アルバムをリリースしたニュージャージー州のAORバンドQUADEのキーボードを大々的にフィーチャーしたキャッチーなサウンドに本作のサウンドは近いので、ご興味あるようならそちらも合わせてチェックされるといいかもしれない。

活動は順調に思えたが、華やかでバブリーな爛熟を極めるLAメタル・バンド群のワールドワイドな活動やメタリック・サウンドに心惹かれたのか、よりLAメタルなサウンドに接近したバンド設立を目論んだ Chris Boudreauxは88年にSOLDIERを脱退しBOUDREAUX結成へ。

残されたバンドメンツは、バンド創設者でもある Clayton Austinがギターとフロントマンを兼任する4人組バンド体制で2ndアルバム『Say When』を90年に自主CD盤でリリースしている。

『My Window』の楽曲もアレンジとヴォーカルを変えた新ヴァージョンで3曲収録されているので、SOLDIERのデヴュー作が気に入ったマニアックな方ならドマイナーなオブスキュアHRバンドの激レアな自主2ndアルバムを一度チェックしてみるのもいいかもしれません。

因みにSOLDIERの2ndアルバム『Say When』の音楽性は、骸骨が煙草を咥えているジャケのダーティなイメージからは程遠い朴訥でのどかな古き良き70年代後期アメリカン・ポップロック(笑)というイメージで、妙な灰汁やいかがわしさも無い代わりにキャッチーさものフックもイマイチな、時代を考えたら多少あってもいいヘヴィさやハードエッヂなんぞ欠片も見当たらない(汗)アメリカの片田舎で時代に取り残されたドマイナーなインディ・ロックバンドまんまと言ったサウンドでありました。

実際は、ロサンゼルスのクラブ界隈で91年まで活動していたんだけど…なのに…(汗)

Clayton Austinの披露するリードヴォーカルは、その朴訥な歌声と少し間延びしたちょい上ズリ気味な歌唱故か、ほんのり元YESの Jon Andersonっポク聴こえたり若かりし頃の Vince Neilっポク感じられるトーンの時もあり面白いと言えば面白いが、取り立てて特筆するような個性的なヴォーカル(導入されるコーラス・スタイルも古臭いのなんのw)でも歌唱力も無い、ギタリストの兼任ヴォーカルと考えると下手ではないが正直言ってバッキング・ヴォーカル・レベルなのは否めない。

Chris Boudreauxもメチャクチャ上手いヴォーカルを披露する訳ではないが、少なくともカヴァー出来る音域や歌唱法で言えば間違いなく Clayton Austinより歌が上手いです。まぁ、当たり前か(w

ちょっと70年代後期UKポップさやキーボードとコーラスを大々的にフィーチャーした華やかで軽目なポップサウドだった『My Window』時よりストレートなUSAロック・スタイルへ移行して独自カラーを見せようとしているが、90年当時にこんな古臭い時代遅れのサウンド(80年代ヘア・メタル的な華やかも皆無)をよく演奏(91年で解散)し、アメリカで自主とは言えアルバムをリリースしたなぁ、って事には驚かされますけど…

しかし、THE TAKE、SOLDIERを経てBOUDREAUXを結成しバブリーで華やかな80年代風メロディアスHMをグランジー旋風吹き荒れる真っ只中に創作し、結局メジャー・シーンで陽の当たる活動が出来ぬまま消えていった事を思うと、どうにも Chris Boudreauxは(バンドの同僚も含め)創作する音楽は総じてキャッチーで素晴らしいものの次のトレンドが読めないアーティストだったんだなぁ、という残念な感想しかありません…(´д⊂)


Chris Boudreauxの活動がユタ州からカルフォルニア州を股にかけ広域に渡って無数のバンドに参加したり出戻ったりとややこしいので、大雑把にマトメておきます。

ユタ州を拠点とするギタリスト Michael E. Coonesが率いるバンドTHE TAKEでまず80年代初期のシーンへドラマーとして姿を表し、活躍した。

THE TAKE members:
Michael E. Coones  (Guitars)
Chris Boudreaux  (Drums)
James Anderson   (Bass)
Russ Millham    (Vocals)

初期のラインアップはすぐに崩壊し、Russ Millhamがバンドを抜け、Michael E. Coonesがリードヴォーカルも兼ねるトリオ編成で活動を続行する。

THE TAKEのサウンドは、70年代後期の英国ニュー・ウェイブとシンセサイザー・サウンドに影響を受けつつ、そこにハードなギター・リフを加えたキャッチーでコンパクトな楽曲にUK風味なウェットなメロディが少しあるロックポップ的サウンドであった。

LOVERBOY、THE CARS、BEAU COUPや Donnie Irisといったハード・ポップ・サウンド路線を目指していたのだろうが、如何せんそのレベルはマイナーB級インディ・レベルでメジャー・シーンのサウンドと完成度でもキャッチーさでも隔たりがあるのは隠しようがないけど…

Mike Torresなるギタリストを迎え、リードギター・パートを任せ Michael E. Coonesはリズム・ギターを担当しつつフロントマンもこなすが、Chris Boudreauxにリードヴォーカルを歌うよう Michael E. Coonesが頼みLIVE活動を続行する事に。

James Andersonと Mike Torresがバンドを去り、新たなベーシスト Lex Williamsとキーボーディスト Arthur Hallがバンドに加入する。

Disc1に80年から83年までにレコーディングされた音源25曲(元々『Hard Wave』なるタイトルでデモテープがリリースされていた)と、Disc2にバンド解散の数年後の93年に Michael E. Coonesと Arthur Hallがバンドのルーツに立ち返った80年代初期のオリジナル・サウンド風なデモ曲をレコーディングした今回初出となる15曲(表記は13曲だがシークレット曲がある)を収録した一枚を含む2枚組アルバム『Hard Wave Heroes』'21が 今回Metallic Blue Recordsからリリース。

Disc1音源では Chris Boudreauxはまだドラマーとして参加しており歌声は披露していない。

Disc2音源も Michael E. Coonesがリードヴォーカルを担当しているが、打ち込みドラムながら楽曲のポップ度や完成度は『Hard Wave』収録曲より上で、ちゃんとしたバンド編成でこの音源を元に活動出来ていれば、と思わずにおれません…(ツд`)

ショーの売り上げ金等の金銭問題で Michael E. Coonesと Chris Boudreauxの仲が険悪になりマネジメントも絡んでバンドは分裂状態に。

結果、Chris Boudreauxはバンドを去り、Arthur Hallは大学へ入学する為バンドを去る。

Michael E. Coonesがギターとヴォーカルを兼任しつつ、新たなキーボーディストに John Heathとドラマーに Aiden Hardyを迎え活動を続ける。

マネジメントはロサンゼルスへ拠点を移してメジャー契約を獲得する活動を薦めるが Michael E. Coonesはユタ州に留まる事を選択し、KILLER KANEというHMバンドへ改名して活動しようとするがメンバーの大半が脱退し、バンドは崩壊。

大学を卒業しカルフォルニアから戻って来た Arthur Hallを迎え、84年から活動を共にするが、今度は余りのメンバーチェンジに嫌気がさし Lex Williamsがバンド脱退。

Chris Boudreauxが一時的にバンドへ呼び戻され、Michael E. Coonesと Arthur Hallを中心に新メンバーを迎えたツインギター&キーボード入りの6人組体制で、新生THE TAKEとして85年初頭にレコーディングした11曲を収録する『Get Taken』'85 を制作するが、Chris Boudreauxが再び脱退し、敢え無くバンドは崩壊。

今回初CD化した『Get Taken』の楽曲は、Chris Boudreauxが最初からヴォーカリストとして参加した事もあってロック・テイストが増し、よりヴォーカル・パートの質が向上したキーボードも程々に活かされた切れのあるハードポップ・サウンドへ変化している。

Michael E. Coonesと Arthur Hallを残して他のメンツを総入れ替えし、Michael E. Coonesがリードヴォーカルとリズム・ギターを兼ね、女性鍵盤奏者も含むツイン・ギター&ツイン・キーボードの6人編成となり、85年後半から86年初頭にレコーディングされた音源9曲を収録した『Pink And Proud』'86を引っ提げロサンゼルスへ活動の場を求める事に。

Michael E. Coonesのロス進出の決断、遅すぎるだろ…(涙

今回初CD化した『Pink And Proud』のサウンドは煌びやかなキーボード・サウンドを活かしたよりソフトでメロディアスなAORテイストも感じさせる作風になっており、分厚いバッキング・ヴォーカルの助けを借りて Michael E. Coonesのイマイチなヴォーカルも幾分かマシに聴こえる(Janie Stewart嬢のバッキング・ヴォーカルがかなり助けてる)、以前のような無理な音域のヴォーカルを披露しない楽曲造りに工夫が凝らされているのが分り、打ち込みドラムやシンセが少々安っぽい音を鳴らしてはいるがTHE TAKEの残したアルバムの中でもっとも完成度が高いと言え、メロディアス・ハードポップ好きな方にも未発音源と言え侮れぬ良作もあるのですよ、とコッソリ教えて上げたい(w

『Pink And Proud』を聴いてハッキリ分るのは、やはり Michael E. Coonesはハードなロックを歌うには向かぬちょっと鼻にかかった中性的で穏やかな歌声だよなぁ、と言う事。

シンセ・メインなニューウェーヴ系やポップスなら無理なくマッチするだろうに、THE TAKEの活動初期からギター主導(自身がギタリストだしネ)な80年代USロックの趨勢を鑑みてか無理なハード路線の楽曲を歌おうとして、それが最終的にTHE TAKEの楽曲の完成度の足を引っ張っていたんじゃないのだろうかと思うのです。

しかし、既にUSメジャー・シーンはグランジーの闇に覆われつつあった事もあり、『Pink And Proud』の上々な出来栄えにも関わらずTHE TAKEの活動は敢え無く潰えてしまう。

THE TAKEを再び脱退した Chris Boudreauxは PALACEのリード・ヴォーカルとして招かれ、後にバンドはSOLDIERへ改名。

SOLDIERでカセット音源『My Window』を86年にリリース。

SOLDIERを脱退し、Chris Boudreauxは Jeff Scott Sotoの後任として、カリフォルニアのHMバンドRESTLESS BREEDに参加するが長続きせず、すぐにHUNTERというHMバンドに加入する事に。

HUNTERでは、Jeff Porcaro(TOTO)や Bill Bruford(YES、KING CRIMSON、U.K.)、そして Chester Thompson(GENESIS、STEVE HACKETT、SANTANA)にも師事したドラマー Lionel Barton(FLESH N' BLOOD、SLIK N' WIKKED、THE GREG LEON INVASION)と意気投合し、ギタリストの Michael Taris(TARIS、ACASHIA)とも楽曲をいくつも手掛け、カリフォルニア州ノースリッジに『C.B.スタジオ』という Chris Boudreaux自身のレコーディングスタジオ兼バンドスペースを開設し本格的な活動を始めようとした矢先、キーボーディストの Brooke Hansen(NERVOUS ENERGY、BOAST、TAKARA)とベーシストの Dave Acashia(TARIS、ACASHIA)が新しいヴォーカリストを探したいと言い出し、結局 Lionel Bartonと Michael Taris、そして Chris BoudreauxがHUNTERを脱退し、新たにベーシスト Mike Reganを迎えBOUDREAUXを結成する。

オリジナル曲だけでなく人気曲のカヴァーもプレイしクラブシーンで生き残る為の戦略として、Chris Boudreauxは経験豊富なキーボーディスト Thom Dorren(LOU GRAMM)を迎えて5人組編成バンドとし、よりメロディアスなタッチを楽曲に加えるだけでなく、SOLDIERのキーボードを多用した楽曲や、より多くのスタイルの幅広い楽曲を演奏可能に。

バンドはカリフォルニア州からユタ州まで広範囲に渡ってツアーを行い、89年の大晦日にはユタ州ソルトレイクシティのフェアグラウンズ・コロシアムで『The Final Decade Tour - Rockin' in the 90s』と題したコンサートのヘッドライナーを務め、地元で人気の高いHOSTYLEとHARLOTの2バンドがオープニング・アクトを飾るなどバンド活動は好評で多くの聴衆を集めるものの依然メジャー・レーベルとの契約を手にする事は出来ず、Thom Dorrenが月給制でバンドに雇われている事や改善せぬ資金状況がメンバー間の緊張を高め、結局バンドは崩壊してしまう…('A`)

Chris BoudreauxはBUDREAUX崩壊後はソロ活動をメインにし、しばらく様々なプロジェクトやコラボに参加していたが、結局バンド活動への未練が断ち切れず、カリフォルニアを拠点とするバンドROKKIN' HORSEのオーディションへ参加する。

ギタリストの Ken Snyderとすぐに意気投合するものの結局バンドへは加入出来ず、93年 Michael Olivieriが脱退した後、LEATHERWOLFの後身バンドであるHAIL MARYのオーディションを受け、数カ月間バンドと活動を共にするが、バンドは結局解散してしまう。

長続きせず埒が明かぬ活動に嫌気がさしたのか Chris BoudreauxはBUDREAUX再結成を目論み、ギタリストに Johnny Hart、ドラマーにイギリス人ドラマー Ramsay Bisharahを迎え、Justin Juknelisというベテラン・ベーシストを迎え活動を再開する。

Johnny Hartが結婚を機にバンドを脱退し、ROKKIN' HORSEが解散していたので Ken Snyderに連絡を取るとバンド加入を快諾。

Ken Snyderのギタープレイが再結成BOUDREAUXに化学反応を起こしたのか、メンバー全員が楽曲を持ち寄ってアルバム『Fallen Angel』制作に突入。

Chris BoudreauxはSOLDIERの『Without Love』とTHE TAKEの『Baby Don't Leave』を持ち込み、バンドメンツ全員でもっとエッジの効いたサウンド・アレンジを加え、タイトル曲の『Fallen Angel』は、Ken Snyderと Chris BoudreauxがROKKIN HORSEで録音した曲が元になっている。

ニューヨーク出身の Michael Klodaと意気投合し、彼のバンドROCKABYEに参加した Justin Juknelisは Michael Klodaと作曲し、後に自身のバンドTALOR MADEでも演奏した『Forget Love』をバンドに持ち込むなど、Chris Boudreauxのバンドスペース兼レコーディングスタジオ『C.B.スタジオ』でリハーサルを続け、94年に録音されながらも今年になるまでその存在が知られず未発表だった、グラム・タッチのある華やかでバブリーな80年代風USAメロディアスHMアルバム『Fallen Angel』を完成させる。

BOUDREAUX members:
Chris Boudreaux   (Lead and Backing Vocals、Keyboards、Percussion)
Ken Snyder     (Lead Guitar、Backing Vocals)
Darwin DeVitis   (Lead Guitar、Backing Vocals)
Justin Juknelis   (Bass、Acoustic Guitar、Backing Vocals)
Ramsay Bisharah  (Drums、Backing Vocals)

アルバムが録音され、ミックスされようとしていた頃にもう一人のギタリスト Darwin DeVitisがバンドへ加わり、BOUDREAUXはツイン・ギター編成の5人組バンドへ。

だが、音楽シーンは既にグランジやオルタナティブ・ロックが中心となり、以前の華やかなアメリカンHMやメロディアスなロック・バンド達は時代遅れのレッテルを貼られ、メジャー・バンドでさえシーンの外へ追いやられていった…

このシーンの大変化によりバンドに創造性の違いが生じ始め、バンド名をBOUDREAUXからSLUGFESTへ変える事でシーンの変化へ対応しようとしたが、Chris Boudreauxがラスベガスから頻繁にバンドの練習に顔を出さなくなり、Ramsay Bisharahがアリゾナへ住居を移して練習へ来にくくなった為、バンド活動は不安定になっていく。

結局、Chris Boudreauxはバンドを後にし、バンドはDEF LEPPARDのトリビュートバンドとして活動を新たにするが、続いて Ramsay Bisharahがバンドを脱退する。

バンドはSLANGという名前で再びオリジナル曲を演奏するようになり、数曲レコーディングもするが、音楽的にメンバーの方向性の相違が大きくなり、最終的に解散してしまう。

各メンバーはそれぞれの道を歩みはじめ、Justin JuknelisはSCARLET BLUE AMA ROとBRAND NEW FACEというバンドに移って成功を収め、Darwin DeVitisと Ken SnyderはCUT THROATというバンドで数年間活動し、Ramsay BisharahはCUT THROATのセカンドアルバムで元メンバー達と合流した。

Chris Boudreauxは様々な時期に昔のバンドメンバーと再会し、近々正式にMetallic Blue Recordsからリリースされる予定のソロ・アルバム『Who Made Who』の楽曲の録音を試みているらしいので、成功を求め長らく紆余曲折な活動を続けてきた Chris Boudreauxのソロ・アルバムが一日でも早くリリースされるのを待ちましょう。



by malilion | 2021-05-27 19:22 | 音楽 | Trackback
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