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今頃、SWEETの2015年度REMASTER BEST盤をご紹介。

今頃、SWEETの2015年度REMASTER BEST盤をご紹介。_c0072376_18045365.jpgSWEET 「Action The Ultimate Sweet Story -Limited Deluxe Version-」'15

ガーン! なんという迂闊ッ!! 大のSWEETファンでありながら今頃に本BEST盤の存在を知って、慌てて購入したのでご紹介!(ツд`)

待って! 正月早々だけど言い訳させて!!

だって彼等のBEST盤ってとんでもない数リリースされてるじゃないですか? しかも怪しいレーベルのブート紛いのアウトテイクや未完成リハ等のデモ音源以下の未発音源入り盤とか、オリジナルメンバーでの再結成に際して人気曲をリレコーディグしたけど結局 Brian Connollyの喉がボロボロでとても聴けたものじゃない為に結局オジャンになった流出音源等々、数限りなくBEST盤まがいな酷い内容の怪しいアルバムがゴロゴロと出てるんですから…

質の悪い事に公式盤でも未発音源入りBESTやリマスターでの旧譜リイシューに未発音源をボーナストラックで加えたものや、元々英国と米国でアルバムの収録曲が違った事もあったり再販盤でも英・米・欧州と国によって差異があったり、日本独自編集盤もあるし、解散後に独国では人気を維持していたけど英米では懐メロ扱いで殆ど人気が無かったのも関係してかドイツ主導での珍しい編集盤やレアトラックを集めた盤、テクノ・ダンス・リミックス盤なんていうトンデモ企画盤まであったりで、細かく内容を確認するのが毎度の事ながら実に困難なのであります…orz

オマケにバンド解散後、Andy Scott's SWEETと Steve Priest's SWEET、そして Brian Connolly's SWEETが存在し、それぞれがBEST盤みたいな内容のLIVEアルバムやBEST盤をおのおの新しいミュージシャン達を招いてリリースしたのも混乱に拍車をかける原因になっているのは間違いない…('A`)ウガー

さて、本作はKISSやDEF LEPPPARDの Joe Elliott等に影響を与えた70年代英国グラム・ロックの雄 SWEETの『Action』発表から40周年を記念した Andy Scott監修による2015年度DIGITAL REMASTER BEST盤で、15年度の Andy Scott's SWEETによる2曲の新曲を含んでおり、定番の既発曲ばかりなBEST盤ではありません。

この当時、Andy Scott's SWEETと Steve Priest's SWEETが存在しており(Brian Connollyは1997年に鬼籍に…)ましたが、本作は Andy Scottによる編集ですので解散後の Andy Scott's SWEETがリリースしたアルバムからの楽曲も選ばれております。

まぁ、仮に Steve Priest's SWEETが本作に絡んでいたとしても、彼等はLIVE盤しかリリースしていないし、シングル・ヒット曲中心の編集作であるBEST盤に音源は提供出来なかったでしょうけどね…

因みに本作も2種類のフォーマットが存在(涙)し、限定盤は39曲入り(シークレット・トラックがさらにもう1曲)だが、通常盤は32曲収録となっていて、ジャケのメンバーフォトが微妙に違うなど、細かな差異を楽しむ事が出来ますので、お求めの際は内容を確認しましょう。

Disc1 Tracks Listing:
 01.Action     (from Give Us A Wink'76)
 02.Turn It Down (from Desolation Boulevard'74)
 03.Lost Angels  (from Off The Record'77)
 04.Wig Wam Bam (from The Sweet's Biggest Hits'72)
 05.Little Willy   (from Funny Funny,How Sweet Co-Co Can Be'71)
 06.Peppermint Twist (from Sweet Fanny Adams'74)
 07.The Ballroom Blitz (from Desolation Boulevard'74)
 08.New York Groove (from New York Connection'12)
 09.Natural      (from “A”'92)
 10.Call Me      (from Cut Above The Rest'79)
 11.Reach Out…(I'll Be There) (from Live At The Marquee'90)
 12.Defender   ◆2015 New Track
 13.The Six Teens (from Desolation Boulevard'74)
 14.Into The Night  (from Desolation Boulevard'74)
 15.Yesterday's Rain (from Give Us A Wink'76)
 16.Do As I Say   (from “A”'92)
 17.Laura Lee    (from Off The Record'77)
 18.Love Is Like Oxygen(from Level Headed'78)
 19.Fox On The Run   (from Desolation Boulevard'74)
 20.Fox On The Run (Jay frog & Amfree Remix) :Secret New Track

Disc2 Tracks Listing:
 01.Teenage Rampage (from Desolation Boulevard'74)
 02.Burn On The Flame (from Sweet Fanny Adams'74)
 03.Set Me Free     (from Desolation Boulevard'74)
 04.Cockroach      (from Give Us A Wink'76)
 05.Hell Raiser     (from The Sweet'73)
 06.Blockbuster     (from The Sweet'73)
 07.Windy City    (from Off The Record'77)
 08.Sweet F.A.    (from Desolation Boulevard'74)
 09.Stairway To The Stars (from Off The Record'77)
 10.4th Of July      (from Give Us A Wink'76)
 11.Everything     (from Sweetlife'05)
 12.Sixties Man      (from Waters Edge'80)
 13.Do It All Over Again (from Sweetlife'05)
 14.Lady Starlight    (from Give Us A Wink'76)
 15.Poppa Joe (from Funny,How Sweet Co-Co Can Be'71)
 16.Co-Co (from Funny Funny,How Sweet Co-Co Can Be'71)
 17.Funny Funny(from Funny Funny,How Sweet Co-Co Can Be'71)
 18.Fever Of Love   (from Off The Record'77)
 19.The Lies In Your Eyes  (from Give Us A Wink'76)
 20.Still Got The Rock ◆2015 New Track

これまでに何度もリマスターBESTの類はリリースされ、リイシュー盤や編集盤に全て収録されている既発音源ですので、70年代当時のオリジナル盤と比べるとボトムがアップされクリアになったパワフルなサウンドに驚かされますが、近年リリースのBEST盤と比べて特に本作のサウンドが優れている訳ではない15年度相応なDIGITAL REMASTERサウンドですので、彼等の熱心なファンか新曲に興味ある方以外は、別段本作をどうしても入手せねばならぬ訳ではないのを先に断っておきます。

ただ、現在では入手困難な再結成第一弾作『Live At The Marquee』収録のモータウンを代表するグループの一つ THE FOUR TOPSが1966年に全米シングルチャートでNo.1ヒットを記録した『Reach Out I'll Be There』をコーラスやストリングス音は原曲イメージを残しつつデイスコっぽくアレンジしたカヴァー曲が聴ける点や、インディ活動なのでアルバム入手が常に難しい Andy Scott's SWEETのスタジオアルバム『“A”』『Sweetlife』『New York Connection』収録曲がDIGITAL REMASTERサウンドで聴ける点は解散後の彼等の音源を耳にした事が無い方には嬉しいポイントだろう。

個人的にはリマスター盤でも何故かヴォリューム低めな『Love Is Like Oxygen』が、やっと今の耳で聴いても納得なレベルのパワフルでクリアなリREMASTERサウンドになっていたのが嬉しかったですね(*´ω`*)

米国ポップ歌手 Ronan Parke等に楽曲を提供しているライター陣の手による楽曲がDisc1収録の新曲『Defender』で、お世辞にも往年のSWEETのヒットシングル曲と肩を並べるキャッチーさやクオリティを有していると言えないが、ミッドテンポの和やかなコーラスがフィーチャーされた楽曲で悪くない出来だ。

Andy Scottと Pete Lincolnによる15年度 Andy Scott's SWEET編成の手による新曲はDisc2収録の『Still Got The Rock』だけの1曲というのが少々寂しいですが、ミッドテンポの今風なヘヴィサウンドっぽい感触を漂わせつつ、ちょっとアメリカンなスライドギターが印象的なSWEETにしては珍しい粘り気のある横ノリな楽曲で、正直アウトテイクと言われても驚かない、そんなレベルな楽曲でしたが、それでも現在もしっかり新曲を創作したりしながらもLIVEを中心に現役活動を続けているのが分かって、昔ながらのファンには嬉しい事でしょう。

Disc1最後のシークレット・トラックは、以前 Brian Connolly's SWEETがリリースしていたユーロビード風なガチガチのデジタル・リミックスではなく、ちょっとアンビエントな香り漂うリズムだけ取り出しかなり強めなリヴァーブで料理されたメロディの弱いリミックスで、ぶっちゃけSWEETの楽曲である必要性は殆どないように思えますが、まぁ変わり種って事で…(´△`)

因みに本作収録の『Action』は7" シングル・ヴァージョンなので、大抵のBEST盤に収録されているキーボードがフィーチャーされたイントロが印象的なアルバム・ヴァージョンではないレア音源なのが地味にポイントが高いと思います。

また、アルバム・ヴァージョンが長尺曲なのでシングル・エディト・ヴァージョン収録なのは仕方ない『Love Is Like Oxygen』ですが『Fox On The Run』は敢えて定番のシングル・ヴァージョンじゃないHR風味増し増しなサウンドがハードでメチャ恰好良いアルバム・ヴァージョンを逆に収録したら一味違って面白かったのになぁ、とか思ってしまいましたが、まぁシングル・コレクション的な編集盤だし時間的な制限もありますからエディット・ヴァージョン中心(の割に、何故か長尺曲も収録してるんだが…)になるのは当然で、それは叶わぬ妄想でしかありませんね。

しかし、こうして1971年の楽曲から2015年の楽曲をズラリ並べて聞き比べ思うのは、いつの時代でも分厚いハイトーンのコーラスとキャッチーなメロディは失われていない、軽快でブライトなサウンドなのが紛れもなくSWEET印だよなぁ、と再認識しました♪( ^ω^ )

新曲の出来は飛び上がる程素晴らしい訳ではないけれど、それでも70年代英国グラム・ロックファンやSWEETファンだけでなく、キャッチーでスピーディーな美声コーラスが楽しめるブライトな楽曲目白押しなのは間違いありませんので、彼等の名前だけ知っているというようなロック入門者な方も含めて懐具合がよろしい方ならば入手しておいても損ではないDIGITAL REMASTER BEST盤ではないでしょうか?

最後に、バンド解散後の Andy Scottを中心としたSWEETの状況や激しいメンバー・チェンジの流れを明記しておきます。

Brian Connolly脱退後のアルバムで、主に Steve Priestがリードヴォーカルを担っていた『Cut Above The Rest』'79 『Waters Edge』'80 は評論家達には好評だったが、それに反して売り上げは伸びず、解散後にリリースされた彼等なりにHMサウンドへのアプローチを示した『Identity Crisis』'82 もバンドの状況に何の変化ももたらさなかった。

皮肉にも稚拙な子供向けバブルガム・ポップからスタートした彼等が、グラムからハードロック、そしてプログレ、ニューウェイヴとサウンド形態を変化させるにつれ、Brian Connolly脱退後の方が演奏スキルと音楽性の著しい高まりを示していたのに、パンクやニューウェイヴ、そしてNWOBHMと、彼等の進んだ方向と真逆なシンプルなサウンドが音楽業界で流行したのが不運だったように思えます。

バンド解散後、Steve Priestはアメリカへ移住し、Mick Tuckerは妻の突然の死を受け活動を停滞させ、Andy Scottはバンド在籍時から開始していたソロ・アーティストとしてのキャリアを開始し、同時にレコード・プロデューサーとセッション・ミュージシャンとしての活動も始めていた。

84年末から Andy Scottは Mick Tuckerと何度かのやり取りを開始し、Steve Priestへも連絡したが、結局 Steve Priestは再結成の話には乗ってこず、Andy Scottと Mick Tuckerを中心にSWEET再結成は進んでいく。

85年に正式に再結成SWEETは活動を開始し、オーストラリアとユーロ圏でのツアーが好評を博する。

SWEET Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Mick Tucker  (Drums)

 Paul Mario Day (Lead Vocals:ex IRON MAIDEN)
 Phil Lanzon  (Keyboards & Vocals:ex GRAND PRIX 現URIAH HEEP)
 Mal McNulty  (Bass & Vocals:ex WEAPON 現SLADE)

『Live At The Marquee』は数多くのロックバンド達がそこで腕を磨いた、ロンドンの悪名高いThe Marquee Clubが88年に閉店する直前に行われた3日間のソールド・アウト・ブリッツで録音されたもので、バンドにとって歴史的なイベントとなり、その盛況な様子はアルバムからも伝わってくる。

Paul Mario Dayがオーストラリアに永住する事を決め、Phil LanzonがURIAH HEEPへ加入する為に脱退し、バンドは新たな編成になる。

SWEET Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Mick Tucker  (Drums)

 Mal McNulty  (Lead Vocals)
 Steve Mann   (Keyboards & Guitars:ex LIONHEART、Michael Schenker Group)
 Jeff Brown   (Bass & Vocals:ex STATETROOPER)

アメリカ、ヨーロッパでのツアーが続き、バンドは急成長を続けていたが、1990年 Mick Tuckerがヨーロッパ・ツアーで病に倒れ、彼の代役ドラマーとして Bodo Schopf(ex 元MSG)を一時的にバンドへ迎えツアーを続行するが、Mick Tuckerは遂にバンドへ戻る事は無かった(Mick Tuckerは白血病との6年間の闘病生活を経て2002年2月14日に亡くなる)。

91年にハノーバーにある Steve Mannのスタジオで Andy Scott's SWEETのアルバムとして『“A”』'92 が制作され、メタリックなサウンドとLAメタル・バンドのサウンドをパロった楽曲等も収録した賑やかで楽しいアルバムは非常に若々しくパワフルなサウンドで好評を博し、ユーロ圏を中心にチャートを賑わせた。

『“A”』収録後、Bodo Schopfの後任ドラマーとして Bruce Bisland がバンドへ迎え入れられる。

Andy Scottはプロデューサー兼ミュージシャンとして Bruce Bislandとレコーディング・セッションで以前仕事をした経験があり、彼がこの仕事に相応しい人物なのを知っていたのでメンバーチェンジは迅速に行われた。

Andy Scott's Sweet Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Mal McNulty  (Lead Vocals)
 Steve Mann   (Keyboards & Guitars:ex LIONHEART、Michael Schenker Group)
 Jeff Brown   (Bass & Vocals:ex STATETROOPER)
 Bruce Bisland (Drums:ex WEAPON、WILDFIRE、STATETROOPER、PRAYING MANTISに在籍中)

94年に Mal McNultyがバンドを脱退し、新フロントマンに Chad Brownを迎えいれ、すぐに『Glitz Blitz & Hitz』'94 なるヒット・シングルのリレコーディング・アルバムを制作し、リリースする。

Andy Scott's Sweet Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Chad Brown   (Lead Vocals:ex LIONHEART)
 Steve Mann   (Keyboards & Guitars)
 Jeff Brown   (Bass & Vocals)
 Bruce Bisland (Drums)

グリーンランド、シンガポールなど、遠く離れた場所でのツアーが何度か行われたが、今度は Steve Mannがチャンネル4テレビのオーディオ・ポストプロダクションの責任者に就任する為にバンドを脱退する。

後任は、ANIMALSのアメリカ再結成ツアーや様々なスタジオ・プロジェクトに参加し、レコードプロデューサーでもある名プレイヤーでソングライターの Steve Grantを迎えキーボードとギターを任せる事に。

Andy Scott's Sweet Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Chad Brown   (Lead Vocals:ex LIONHEART)
 Steve Grant  (Keyboards & Guitars:ex TOP SECRET、Alan Price、Alvin Lee、etc…)
 Jeff Brown   (Bass & Vocals)
 Bruce Bisland (Drums)

95年に既発アルバム『“A”』に楽曲を追加し、曲順を入れ替えた新装盤『The Answer』'95 がリリースされる。
ヴォーカルは前任者の Mal McNultyで、ドラムやヴォーカル採り直しを行われた盤ではない、オランダでのリリースを考慮してのマイナーチャンジ盤だろうか?

97年に亡くなっている Brian Connolly率いる Brian Connolly's SWEETが『GREATEST HITS REMIXED』'99なるテクノ・ダンス・リミックスアルバムをリリース。

断片的に Brian Connollyのヴォーカルを使ってバックの音はデジタリーな打ち込みサウンドで埋め尽くす、恐らく契約消化か何かの為に第三者がデッチ上げたアルバムだろうが意外に面白いサウンドに仕上がっており、なかなか楽しめる変わり種アルバムだ。

Chad Brown がドイツの大規模なツアー中に喉の感染症を発症してしまい、バンドは6回の公演をキャンセルするか、公演を続けるかの選択を迫られ、当然の事ながら『ショーは続けなければならない』という決断が下され、リード・ヴォーカルの大半を Jeff Brownが歌う4人編成でライヴは続けられた。

それが引き金となり、Chad Brown は脱退し、バンドは4人編成のまま『Sweetlife』'02 の制作に取り掛かる。

97年に亡くなっている Brian Connolly率いる Brian Connolly's SWEETが何故か以前に録音していただろう新メンバーを迎えて制作した再録BEST盤『The Definitive』'01を突如リリース。

Brian Connolly's SWEET Members:
 Brian Connolly  (Lead Vocals)
 Glen Williams  (Guitars & Vocals)
 David Glover   (Bass & Vocals)
 Dave Farmer   (Drums)
 Steve Mulvey   (Keyboards & Vocals)

『Sweetlife』は2002年にリリースされ、ドイツやヨーロッパの他の国のテレビ番組に出演した後、02年の終わりに Jeff Brownはバンドを脱退する。

Tony O’Hora はPRAYING MANTISで Bruce Bislandとツアーをした仲で、彼のヴォーカル・レンジは素晴らしく広く、そしてベースも弾ける事から事はトントン拍子に進んで彼がバンドへ加入する事になる。

Andy Scott's Sweet Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Tony O’Hora  (Lead Vocals & Bass:ex PRAYING MANTIS)
 Steve Grant  (Keyboards & Guitars)
 Bruce Bisland (Drums)

このラインナップはバンドの明るい未来を予感させ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパでのツアー等や、多くのフェスティバルへの出演やコンサート、そして05年のイギリスでの劇場ツアーは、バンドの確固たるキャリアを築いた。

好調に思えたが、05年に Tony O’Horaがプライベートな問題でバンドを脱退する。
後任を見つけるまでの半年間、ロシアのウラジオストクからモスクワまで、あらゆる場所をツアーし、Phil Lanzonがヘルプでキーボードに、Steve Grantがヴォーカルとベースへスイッチしてツアーは続けられた。

06年、新しいボーカリスト Pete Lincolnが遂に迎え入れられる。
彼は数多くのアーティスト達と何年にも渡って世界中をツアーして来たキャリア十分なフロントマンであった。

Andy Scott's Sweet Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Pete Lincoln  (Lead Vocals & Bass:ex Sir Cliff Richard、Shaking Stevens、SAILOR)
 Steve Grant  (Keyboards & Guitars)
 Bruce Bisland (Drums)

ヨーロッパのフェスティバルへの出演、08年のイギリスでのGlitz Blitz & Hitzツアー、ドイツでのSweet Fanny Adams Revisitedツアー、イギリスのロビンでの年に一度のSweetファンミーティング、オーストラリアへの遠征と、アッという間の5年が過ぎていく。

以前からアメリカを中心に活動していた Steve Priest率いる Steve Priest's SWEETが『Live In America』'09 をリリース。

Steve Priest's SWEET Members:
 Steve Priest (Bass & Vocals)
 Joe Petta   (Lead Vocals & Acoustic Guitars)
 Stuart Smith (Guitars & Vocals)
 Stevie Stewart(Keyboards & Vocals)
 Richie Onori (Drums)

11年、Steve Grantは自身のプロジェクト『Steve Grant's BAROCKESTRA』に専念する為、15年ぶりにバンドを脱退。
後任は Tony O'Horaで、キーボードとギター、ヴォーカルを担当する為にSWEETへ再加入。

Andy Scott's Sweet Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Pete Lincoln  (Lead Vocals & Bass)
 Tony O'Hora  (Keyboards & Guitars & Vocals)
 Bruce Bisland (Drums)

2011年10月、SWEETの約10年ぶりのシングル『Join Together』がリリース(『New York Connection』'12 に収録)された。
12年にバンドはレコーディングを行い、NYを感じさせる楽曲を集めたカヴァー・アルバム『New York Connection』'12 をリリースし、アルバムをサポートする為、広範囲にツアーが行われた。
バンドはヨーロッパのホールやアリーナで演奏し、オーストラリアのような新しい市場の開拓は厳しいツアースケジュールの報いとなった。

2014年、バンドは現体制でヒット曲のリレコーディング・アルバム『Hits』'14 をリリースする。

2015年、バンドは本BEST盤をリリースし、ドイツ国内アルバムチャートで4位、他のヨーロッパ諸国でもオランダで5位、オーストリアで3位、スイスで2位、スウェーデンではDVDが1位を記録。
BEST盤フォローの為に、ヨーロッパで35日間で27公演、アイルランドを含むイギリスで34日間で26公演という、これまでで最大のツアーが敢行された。

Pete Lincoln は別プロジェクトTHE FRONTM3Nでもツアーを行っていたが、SWEETの活動とスケジュールが衝突し、19年5月末のヨーロッパツアーを最後に円満に脱退する。

ミュンヘンのCircus Kroneでの公演の最終週にバンドはプログレからHMまで幅広いフィールドで活動するだけでなくギターやキーボードもこなす Paul Manziを新しいヴォーカリストとして迎え入れた。

そして、Tony O'Horaは個人的な問題を抱えていた為、突然の脱退となる。

バンドはいくつかのフェスティバルに出演しなければならず、数日前にMichael Schenker FESTの日本ツアーから戻って来ていた Steve Mannにヘルプを頼み、空席のままなベーシストのポジションは Andy Scottのギター・テックである Adamがベースを弾く事で急場の穴を埋めた。

Andy Scott's Sweet Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Paul Manzi   (Lead Vocals:ex CATS IN SPACE、Oliver Wakeman BAND、現ARENA、現RAW GLORY)
 Bruce Bisland (Drums)

 Steve Mann   (サポートでKeyboards & Guitars 現LIONHEARTでGuitarを担当)

ツアー後にメンバーを補充し、ベ-シストに Andy Scottと Bruce Bislandと旧知の仲の Lee Smallが参加する事になる。

Andy Scott's Sweet Members:
 Andy Scott   (Guitars & Lead Vocals)
 Paul Manzi   (Lead Vocals)
 Bruce Bisland (Drums)
 Lee Small   (Bass & Vocals:ex SHY、現LIONHEARTでヴォーカリストを務めている)

2020年、キーボードとセカンド・ギターをサポートで Steve Mannが担当し、彼のスケジュールが空いていない時は Tom“TC”Cory(THE NOVATINESのG)が招かれてプレイする体制になっている。

因みにTHE NOVATINESは17年結成の4人組英国オルタナ・ロックバンドでSWEETのツアーでサポートを務めた事もあり、Andy Scottがアルバムのセッションを指揮した事もあってメンバー間で交流があるバンドで、2020年にデヴューEP『Wasted Youth』をリリースした。

残念な事にSWEETのオリジナル・メンバーである Steve Priestは2020年6月4日に72歳で逝去している。

オリジナル・メンバーが Andy Scott以外皆鬼籍に入ってしまった為、名実共にSWEETの名義はAndy Scottのモノとなった為か、SWEET名義での最新リレコーディング・アルバム(また旧曲の再録かよ…)『Isolation Boulevard』が2020年12月18日にデジタル・リリースされた。

現物のリリースは今の所確認出来ていない…

ここでも何度もBEST盤のリリースを明記しておりますが、正直、各国独自編纂のBEST盤だったり企画盤の類は殆ど認識出来ておらず、公式でも告知されていないBEST盤だったりもあり、しかも怪しいブートレッグ等も合わせると全容は全く把握しきれておりません。

ただ、怪しいブートにも激レアな音源が収録されている事もあって、なかなか迂闊に見逃せないのがなんとも…オフィシャル盤でもTVジングルだったりデモだったりを集めた『Platinum Rare』'95 なんていう重箱の隅を突いたようなドイツ主導の企画盤があるのが怖い所であります('A`)

解散前、後に関わらずSWEETは売れた国や時差があったりな上、メンバーチェンジの激しさもあって、その全ての音源を追い求めるのは辛く険しいのです…orz



by malilion | 2021-01-03 17:56 | 音楽 | Trackback
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