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優美なイタリアン・フォーキー・シンフォを聴かせる ANCIENT VEILのアコースティック・ライヴ作がリリース!

優美なイタリアン・フォーキー・シンフォを聴かせる ANCIENT VEILのアコースティック・ライヴ作がリリース!_c0072376_12040317.jpgANCIENT VEIL 「Unplugged Live」'20

叙情派イタリアン・シンフォバンドERIS PLUVIAの Alessandro Cavatori[Serri]((Vocals、Guitars)によるソロ・プロジェクト作が出発点で、本作では5人組編成バンドへ発展した、フォーキー・シンフォ・プログレ・バンドによる17年ジェノヴァと19年ミラノでのアンプラグドLIVE音源を収録したアルバムをご紹介。

一部の楽曲は Alessandro Cavatori[Serri]と元ERIS PLUVIAメンバーで現HOSTSONATENの Edmondo Romano(Soprano Sax、Vocals)、そして2ndから加入の Fabio Serri(Piano、Keyboards、Vocals)のトリオ編成での音源で、残りは新たに加わったリズム隊の Massimo Palermo(Bass)と Marco Fuliano(Drums)の2人を加えた5人編成での音源となっている。

18年にも『Rings of Earthly... Live』なる17年LIVE音源を収録したLIVEアルバムをリリースしている彼等だが、同じく3人編成と5人編成による同一メンバーでの音源作ではあるものの、本作収録曲と18年LIVE作との楽曲かぶりは少なく、しかも18年作はERIS PLUVIAのオリジナル・ヴォーカリスト Valeria Caucinoがゲスト参加してERIS PLUVIAの楽曲を演奏していた大きなトピックに対し、本作では未発表曲を3曲披露しており、殆ど同一時期の同一編成LIVE音源ではあるがしっかりと差別化はなされているように思う。

ヒーリング・ミュージック然とした繊細でナチュラルな趣のアンプラグドLIVEと言う事でアットホームな雰囲気漂う和やかな会場を満たすのは、イタリアらしい優雅さ携えたオーボエとリコーダーのアンサンブルは実に艶やかな音色と、LIVEならではの歯切れ良いアコーステイック・ギターが弾むように軽やかに紡がれ、柔らかなピアノとフルートが絡み合う瞬間は、まるで夢のような煌めきに満ちたサウンドで、殆どヴォーカルの聴かれない楽曲の中で替わりに大活躍するサックスが時に生々しくエキサイティングな、時にアダルトでムーディーなサウンドを響かせており、リリカルで叙情的なフォーキー・シンフォに乗って切々と歌い上げるジェントリーなヴォーカルと共に心地よい彩りに満ちた中世風サウンドを聴かせるファンタジックな作風はいつもと変りなく、とても安心出来ますね。

ガチガチにプロデュースされた高密度で硬質なサウンドばかり聴いていると、本作のようなナチュラルな響きと優しく心地よいアコースティカルな瑞々しい音色に満ちた、高度なテクニックの応酬より優美なアンサンブルを至上としたメロディアスでハーモニックなサウンドの美しさが際立つ作品を聴いて一服したくなるものなのですよねぇ(*´ω`*)

唯一の難点は、余りにも心地よい音楽な為にアッという間にアルバムが終わってしまうので、是非今度のLIVE作は2枚組でもっとタップリと聴かせて欲しいと思うくらいが不満な点でしょうか?

立て続けにLIVE作をリリースしている彼等ですが、そろそろ5人編成になってのスタジオアルバムも聴かせて欲しいものであります。

ひたすら美しく繊細なメロディと艶やかな古音楽風サウンドがお好きな方や、初期PFMの影響を受けたメロウでフォ-キーな雰囲気のイタリアン・プログレが好きな方に是非お薦めしたい、そんな一作だ。


ANCIENT VEIL Musicians

Alessandro Serri (Eris Pluvia:Vocals、Electric & Acoustic Guitars)
Edmondo Romano (ex-Eris Pluvia、Hostsonaten:Soprano sax、Clarinets、Low Whistle、Sopranino、Alto & Bass Recorder、Harmonizer、Stompin)
Fabio Serri (Piano & Keyboards、Vocals)
Massimo Palermo(Bass)
Marco Fuliano (Drums)

Special Guest
Marco Gnecco (Oboe)




by malilion | 2020-10-28 11:55 | 音楽 | Trackback
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