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北欧スウェーデンから Peo Pettersson率いるクラシックHRバンドSTAGGERWINGが早くも自主盤2ndをリリース!!

北欧スウェーデンから Peo Pettersson率いるクラシックHRバンドSTAGGERWINGが早くも自主盤2ndをリリース!!_c0072376_17065305.jpgSTAGGERWING 「II」'20

スウェーデン人ヴォーカリスト&ギタリスト Peo Pettersson率いる70年代ブリティッシュHRリスペクトのクラッシックHRバンドSTAGGERWINGが2ndアルバムをリリースしたので即GTE!

『つい先日に19年デヴュー作の現物CDがリリースされたばかりなのに、もう2nd!?』と、驚かれる方が多いと思いますが、その内容は半分がデヴュー作前に先行配信していたEP『Lean to the Right』収録の5曲を再収録し、さらに新たな4曲を追加した9曲構成のアルバムとなっているので、恐らくデビュー作と同時期に制作していた未発音源か、デビュー作リリース後にシングル用に制作した楽曲等が含まれているのかもしれない、実質的には2枚目のEP音源のようなものだろう。

時間的にそれほど経過していないしEP音源再収録という事から分かるようにメンバーに変化はなく、AXIA、LEVITICUS、AOR系ソロ、P.A.L.などの各種プロジェクトやゲスト参加等々と多彩な才能を幅広く披露しているスウェーデン人ヴォーカリスト&ギタリスト Peo Petterssonと彼のデビュー・ソロ作から長年の盟友であり二人が中心のプロジェクトKINGS & DREAMSでも共演していたギタリスト Dan Bostromを中心にベテランメンバー5人による、デビュー作と同じメンツでの制作となっている。

EP音源収録だし、その楽曲に合わせた新曲を収録している事からも分かるように音楽性はデヴュー作と同一方向な、古き良き70年代後半から80年代前半頃までのブリティッシュHRサウンドをリスペクトした伝統的なHRサウンドに焦点を当てた、北欧ミュージシャンが愛して止まぬDEEP PURPLE、WHITESNAKE、RAINBOW風サウンドに北欧ポップフレーバーをまぶした、芳醇な哀愁の美旋律の香りを漂わすハモンド入りメロディアス・サウンドに変わりはない。

ただ、先行配信EP『Lean to the Right』収録曲はデビュー作よりもレイドバックした攻撃的なHRサウンドだった事も関係してか、キーポイントであるハモンドとキーボードが縦横無尽に駆け巡っているアルバムのサウンドはデヴュー作より幾分硬質でヘヴィ、総じてウネるようなリズムとダークなメロディの印象が強くなっている。

Peo Petterssonのヴォーカルは前作同様にいつものソロ作よりロートーンやミドルレンジを多用した、爽快ハイトーンを幾分控えた歌い方でHR風にパワフルに歌い上げ、前作ではモロに Ritchie Blackmore風なブルーズフィール香るプレイを繰り広げていた Dan Bostromは少々モダンなタッチのエッジあるギタープレイを本作では多目に披露しており、まんま70年代を再現するパロディサウンドには陥っていない点は評価したい。

まぁ、時にワイルドに暴れ、時に甘いオルガン・ラインを奏でる Axel Karlsson Kraftが刻む鍵盤サウンドがモロに70年代を意識している為、Dan Bostromまでソレをやってしまうと只の野暮ったい懐古再現懐メロバンドに成り下がってしまうので、今回の判断は正しいと思いますね。

新たに追加された楽曲は幾分モダンなタッチが強く感じられるものの、全体的には三人のリードヴォーカリスト(今回は Axel Karlsson Kraftもコーラスに参加)を含む編成の強みが活かされたブルージーなコーラスがクラシックな雰囲気を盛り上げる70年代後半から80年代前半頃のクラシックHRサウンドだが、細かなアレンジやモダンなアプローチ、フックある豊かなメロディと華やかな楽曲には色濃く北欧フレーバーが漂っており、DEEP PURPLEやWHITESNAKEという古典的HRサウンドをモダンでキャッチーな現代的メロディアスHRに仕立て直した素晴しいHRサウンドが本作にも詰め込まれており、前作が気に入った方や古典的ブリティッシュHRバンド好きな方に是非お薦めしたい一作であります。

前作を紹介した時も述べましたが、あくまで“ブリティッシュHR風”サウンドなので、本家本元の70年代英国HRの図太くワイルドで独創性の塊のような迸るロックスピリットが響き渡るサウンドを期待するのは間違っておりますので、その点だけはご注意下さい。

二枚続けて同じ方向性の70年代リバイバルなサウンドの作品を披露した訳で、次なる新作でも変化の無い同じ路線のサウンドのアルバムをリリースするのか、それとも幾分か現代的なアプローチも交えたオリジナリティを加味したサウンドのアルバムをリリースするのか、今から興味が尽きません。

STAGGERWING Musicians:
Peo Pettersson:Lead Vocals、Lead Guitars
Dan Bostrom:Lead Guitars、Backing Vocals & Lead Vocals
Hakan Andersson:Bass、Moog Taurus、Backing Vocals & Lead Vocals
Kjell Andersson:Drums
Axel Karlsson Kraft:Hammond M2、Mellotron、Pipe Organ、Ms-10、Lead Vocals

PS.
しかしEPと同じジャケの2ndとはちょっといただけませんね……経費節約の為でしょうか?
それともEPの拡張盤という意思表示なのでしょうか? 出来れば真新しいジャケでリリースして欲しかったなぁ…


by malilion | 2020-10-10 16:59 | 音楽 | Trackback
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