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フレンチ・シンフォバンドMINIMUM VITALの初期三作がリマスターでリイシュー!

フレンチ・シンフォバンドMINIMUM VITALの初期三作がリマスターでリイシュー!_c0072376_17341494.jpgMINIMUM VITAL 「Envol Triangles」'85

当時カセットでリリースされた85年デビュー・アルバムが初単体CD化、そして20年度リマスターでリシューされたでの即GET!

現在も活動中の、ギタリスト&キーボーディストのPayssan兄弟が率いる、キャリア38年超えとなる今や重鎮と呼んで差し支えないフレンチ・シンフォ系バンドの記念すべきデヴュー作だ。

以前リリースのムゼア盤では2ndと2in1でCDリリースされていた音源で、今回2020年Remasterシリーズ新装版として、1st、2nd、3rdが同時リイシューされている。

残念な事に未発音源やLIVE音源等のボーナストラックは追加されていない、当時まんまの曲数なので特に熱心なファンでないなら手を出す必要はないかもしれない…('A`)

トピックとしては、女性フルート奏者をメンバーに含む本作のみの5人組編成となっており、涼やかなフルートの音色とエレクトリック・ギターに加え6&12弦ギターも交えた繊細でクリアなプレイ、そして当時ポンプが流行っていた時節を反映してかチープな音源ながら情熱的なシンセをフィーチャーした、GENESISや Mike Oldfield等のプログレ系のみならず、中世音楽、宗教音楽、JAZZ、フュージョン、そしてクラッシックやワールドミュージックからの影響が渾然一体となって複雑なモザイク画を描くような現在の彼等のエキゾチックなサウンドのルーツと言える、フランス特有なインテリジェンスが香る、プログレ系と言うには些か稚拙なテクニックと朴訥でピュアな音色のプレイがどこか妙に心の琴線をくすぐる軽めなシンフォニック・ジャズ・ロック作となっている。

しかし……この手のリマスター作は大抵ボトムのサウンドがアップしてアタック感が増したサウンドになるのが常だが、元々ボトムの音が軽く、全体的に線の細い軽目なサウンドの彼等のアルバムはサウンドがクリアになったお陰でシャープさが増してボトムの軽さが余計に目立って聞こえてしまっているのは、ちょっといただけないなぁ…(汗

ギタリスト Jean-Luc Payssanが一応、ヴォーカルパートを担当しているが殆ど歌パートは無いインスト作と言っていい出来なので、シンフォ系やプログレ系が好きな方は何かの作業中にバックで流しても邪魔にならない丁度良いBGMになる、心地よく軽いサウンドのアルバムかもしれない(w

ボートラ等の新規音源が無い只のリマスター作なのに通常新作と変わらぬ価格には少々閉口するが、随分前のインディ音源作なので今回のリマスターで驚く程にクリアでシャープなサウンドにブラッシュアップされた本作を、彼等のファンならずともフレンチ・シンフォファンな方ならば一度楽しんでみてはいかがだろうか?


MINIMUM VITAL Members:

Anne Colas     :Flute
Antoine Fillon    :Drums
Jean-Luc Payssan  :Guitars、Voice & Percussion
Thierry Payssan    :Keyboards、Synths
Eric Rebeyrol     :Bass、Bow



by malilion | 2020-10-09 17:31 | 音楽 | Trackback
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