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80年代シンセポップが逆に新鮮な新バンドSILVERNITEがギリシアからデビュー!

80年代シンセポップが逆に新鮮な新バンドSILVERNITEがギリシアからデビュー!_c0072376_15371008.jpgSILVERNITE 「So It Began +2」'19

今年初めにカセットテープのみ40本(!?)限定リリースして、そのレトロ風味な80年代まんまサウンドが好事家の間で話題になった、19年にギリシャ北部のテッサロニキで結成された、紅一点女性シンガー Tanja Harkonen嬢(Vo)を擁する Thanos G.(Guitars)、Strutter(Synths、Programming、Bass&Backing Vocals)等によるトリオ編成のメロディアス・ロックバンドが5曲のテープ音源に新曲を2曲追加してEPとし、新たに限定CDリリースしたのを即GET!

個人的にフィメール・ヴォーカルものは余り好まない自分ですが、サンプル音源を聞いてそのエレドラばしばし(笑)な80年代シンセ・ポップスにユーロ・ロックテイストを加えた80年代リバイバルなモダン・サウンドにちょっと後期SWEETっぽいシンセ・ロック風味が嗅ぎ取れたので手を出してみました。

ドイツにも80年代エレポップ風味を活かしたモダン・テクノ・ポップロックバンドA LIFE DIVIDEDが居て同じような方向性のサウンドと言えますが、あちらの方がよりモダンでハードエッジ、さらにダークなグランジー要素なんかも加味して居るのに対して、SILVERNITEの方はよりレトロ風味が強く、パワフルな歌唱やしっとり艶やかに歌い上げる Tanja Harkonen嬢の歌声の印象でかより80年代ポップス要素が強く感じられ、さらに意図的な古いシンセサンプルやエレドラ、そしてキーボードの使い方などのお陰か朗らかでブライトな王道ポップスに少しHRテイストが加わった、というような幾分か毛色の違うノスタルジックなキャッチーサウンドが実に自分好みで好印象だ。

インナー内にEP楽曲の内容について明記があり、どうやら連続のSFコンセプト・ストーリー作のようで、エイリアンが地球侵略してきて人類は敗退し、大型宇宙船アエロフで火星へ移民する事に。
色々あって地球奪還の為に金星に要塞を建築する。
そして、宇宙船で生まれた3人の子供達の復讐物語、みたいな…

ちょっとチープなお話だけど、まぁこの手のコンセプトはプログレ系でもHM系でも昔からお約束なのでそれ程の問題ではないでしょう。
ACT1との事なので、次のデビュー・フルアルバムへ物語は続くんでしょうね。

SFコンセプト作と言う事で楽曲でのシンセサウンドもソレっぽい煌びやかなキラキラサウンドが目立っておりますが、それが如何にも80年代風という趣を増させる効果を生んでいるのも面白い所と言えましょう。

楽曲は、歌詞も曲も、Thanos G.と Strutterの2人が手がけており、Tanja Harkonen嬢は歌詞に関わっていないのがちょっと先行き不安な要素なのと、レトロ風味サウンドが今のリスナーの耳には逆に新鮮に聞こえるでしょうし懐古サンド好きも呼び寄せはするでしょうが、正直まだまだ楽曲の出来はC級レベルなので、この方向性でよりワールドワイドな活動を目指すならもっともっと楽曲の練度を上げる必要があるように思えます。

とまれ、まだ結成して日も浅いトリオが要注目なサウンドを引っさげて20年代にこうしてギリシアから登場したのをまずは喜びたいですね。

ギリシアではHRやHMバンドの活動する場は殆ど無いと聞き及んでいるだけに、出来るだけ長く活動して良作を届けてくれる事を祈っております…




by malilion | 2020-03-19 15:33 | 音楽 | Trackback
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