人気ブログランキング | 話題のタグを見る

USメタルシンガー Frank Vestryがキャリア30年を総括するBEST盤をリリース!

USメタルシンガー Frank Vestryがキャリア30年を総括するBEST盤をリリース!_c0072376_18215903.jpgFRANK VESTRY 「My Collection」'20

キャリア30年超えとなるアメリカNY出身のHRシンガー Frank Vestryがこれまでリリースしてきた楽曲から選曲されたコンピレーションBEST盤をリリースしたのを即GET!

妙なしゃがれや癖の無い、クリアーで直線的な如何にも豪快で朗らかなアメリカン・ロックが似合う爽快感ある伸びやかな歌声で、これだけ歌が上手くてキャリアも十分なのにイマイチな知名度に売り上げ的な実績も厳しいのが広大なアメリカでのショービジネスの厳しさを物語っております(ツд`)

元VIRGIN STEELEの Jack Starr(G)率いるマイナーUS産HMバンドJACK STARR'S BURNING STARRのデビュー作にて84年にキャリアをスタートさせ、名シンガー&ベーシストの Greg Smith(Alice Cooper、RED DAWN、RAINBOW、Joe Lynn Turner、Tokyo Motor Fist、Ted Nugent、Billy Joel、etc...)等とのDEVIASデビュー作、インディUSメロハー・バンドLAST TEMPTATIONの再結成作『Better Late Than Never』、を経て現DANGER DANGERの Rob Marcello(G)との08年のコラボ・プロジェクトMARCELLO-VESTRY、13年にはイタリアが本拠地のメロハー復興旗印的レーベルFrontiers Recordsを中心に活躍する今やイタリア人名プロデューサー Alessandro Del Vecchio(Key)、元BONFIREの Dominik Hulshorst(Ds)、イタリアン・ワンマンメロハー・バンドBRUNOROCKの Bruno Kraler(G)等と組んだメロハー・バンドLANESLIDEのデビュー作と、ソロ、プロジェクト、バンドと英米地域問わずメジャー、インディ関係なく幅広くコラボ活動してきた彼のキャリアを総括した作品となっており、彼個人を追いかけているダイハードなファンにとっては『なんだ、全部既発曲ばかりじゃないか!』と、お怒りかもしれませんが、そうでない自分のような者にとっては今回初めて耳にする音源もあったりで、お手軽にキャッチーでポップ、そしてブライトなUSメロハーの良曲を楽しめるなかなかお得な一枚だと思っとります(*´ω` *)

実際、今となっては入手困難なレア音源も含まれているので、本作の収録曲を聴いて気に入ったならそこからバンドなりソロ作なりの Frank Vestryが関わったアルバムを買い求める切っ掛けになる一枚と言えるのではないでしょうか?

Track List:
01.Without You     (MARCELLO-VESTRY)
02.Understand      (LANESLIDE)
03.Break It       (LAST TEMPTATION)
04.Gone         (MARCELLO-VESTRY)
05.Dancing Girls    (LANESLIDE)
06.Without Love     (LAST TEMPTATION)
07.When You Grow Up   (MARCELLO-VESTRY)
08.Starcrossed     (THE PACK)
09.Desperate      (DEVIAS)
10.One More Night    (MARCELLO-VESTRY)
11.In Your Arms Again  (JACK STARR‘S BURNING STARR)
12.Last Night      (ソロEP)

因みにJACK STARR'S BURNING STARRの初期アルバムは最近リイシューされておりますので、お求めの方は是非チェックして見て下さい。

本BEST盤の目玉は、マイナーUSメタルDEBIASや、元MANOWARの Ross The Bossと組んだTHE PACKでの'89年頃の音源に、これまた今となっては入手困難な隠れたメロハー名作LAST TEMPTATIONの2ndの楽曲辺りでしょう。

個人的に彼の歌声を聞いたことが無いって方には、キャッチーでフック満載な近年作のMARCELLO-VESTRYのアルバムをお薦めしたい(*´ω` *)

結果的に言って、これまで彼の関わってきたバンドなりプロジェクトなりは殆どがその活動が継続しなかったり大きなセールスを上げられずにいた訳ですが、実際多少楽曲の出来がマズくともクリアーからダーティ、パワフルに繊細にと様々に喉を使い分けて幅広いカラーの楽曲を器用に歌いこなす彼の素晴らしい歌唱力と歌声のお陰で大抵の楽曲は良く聞こえてしまう仕上がりになるからこそ、こうしてキャリアを重ねて来れたのだし、未だに各方面からお呼びが掛かってシーンの第一線で活動出来ている、流石はベテランな証明とも言えるでしょう。

また本作収録の古い音源は2019年度のニュー・リマスター音源が収録されており、オリジナルのアナログLPやCDを所有されている方も、懐かしの音源を現在のクリアーなサウンドで楽しめますので、ご興味あるようでしたら是非チェックしてみて下さい。

P.S.
公式サイトの更新が期限切れで落ちてるんですけど…(汗
本作にしっかりサイトドメインが明記されててコレですからね…アメリカ人ってのは大雑把っていうかなんていうか…orz
まぁ、マネジメントしてる人物が大雑把なのかズボラなのかもしれませんが…


by malilion | 2020-03-17 18:17 | 音楽 | Trackback
<< 80年代シンセポップが逆に... UKシンフォのベテランPAL... >>