![]() 07年に自死したBOSTONのオリジナル・フロントマン Brad Delpに替わってバンドに加入した、BOSTONトリビュートバンドで歌声を披露していた Tommy DeCarloと彼の息子でギタリストの Tommy DeCarlo Jr.を中心にノースカロライナ州シャーロットにて結成されたUSAメロハー・バンドのデビュー作をちょい遅れてGET! 往年の Brad Delpを彷彿とさせるクリアーで艶やかな彼の歌声を現在の所BOSTONの最新作『Life, Love & Hope』'13で耳にされた方も多いと思うが、その Tommy DeCarloが自身のリーダーバンドを立ち上げデビュー作をリリースと聞いて、BOSTONファンなら誰もが興味を持ったでしょうし、即BOSTONがなかなか新譜をリリースしないので痺れを切らして Brad Delpが立ち上げたメロハー・バンドRTZが思い浮かんだ事でしょう。 斯く言う私もその口でして、ネットに先行公開されたサンプルをチェックして、そのBOSTON臭を漂わせつつもFOREIGNER、SURVIVOR、REO Speedwagon等の80年代にUSAを席巻した煌びやかなアリーナロック&産業ロックバンド群からの影響大なそのメロディアスなポップサウンドを即気に入り、購入の機会を伺っとりました(w BOSTONからの影響が大きい、というか現フロントマンだし元々トリビュートバンドで Brad Delpクリソツな歌を披露していたしで、どうしたって彼等のサウンドに Tom Scholzの影がチラつくのは致し方が無いのですが、その只のフォロワーバンドに成り下がりかねない危うい状況に抗う要素として若い Tommy DeCarlo Jr.の持ち込む要素と感性が本作に活かされている様で、BOSTONっぽい楽曲に巧みに独自の繊細なメロディー・センスを持ち込んだり、BOSTONには無いハード目なギターで軟弱になりがちな楽曲に勢いとエッジを与えたりと、父親の話題ばかりになりがちな本バンドに置いて実は彼の紡ぐギターサウンドは重要な役割を担って居るように思います。 総じてドライ目なカラッと明るいUSAロック定番なサウンドなれど、所々でAORっぽいウェットなメロディやアレンジが効いていて、壮大なスケール感と音の壁を作りがちな本家BOSTONには無い軽快なフィーリングと今っぽいサウンドタッチが楽しめる良盤と言えるのではないでしょうか? まぁ、オリジナリティと言う点ではまだまだ前途多難な気がしますが、本作制作時は Tommy DeCarloと Tommy DeCarlo Jr.にドラマーの Dan Hitzの3人だけな上に楽曲の殆どを Tommy DeCarloが作成したのが影響したのでしょうが、その後にメンバーをチェンジを行いDeCarlo親子はそのままに、Payton Velligan (Keys、Guitar、Vocals)、Christian Sturt (Drums)、David Netta (Bass)の3名を新たに迎え5人組バンドの新体制を整えた模様ですから、新たなインプットが増えるだろう次作では一層にオリジナリティが感じられるサウンドになるのが容易く予想されます。 個人的には、見た目にもLIVE映えし、サウンド的にもキーボードとギターを兼任するだけでなく歌声でもバックアップ出来る Payton Velligan嬢が大活躍するだけでかなりBOSTONっぽさから距離を置いた独自路線なメロディアス・サウンドが構築されそうに思え、今から次なる新作に期待が高まってしまいますね(*´ω` *) とまれBOSTONファンには勿論お薦めで、80年代風メロディアス・ハードポップやAOR、80年代風USAメロハーがお好みな方なら一度チェックしても決して損はしない、聞き終えて爽快な感覚が残るそんな一枚ですのでご興味有るようでしたら是非ご購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
by malilion
| 2020-02-24 14:25
| 音楽
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