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80年代後期に活動したクリスチャンHMバンドANGELICAが久しぶりに新譜をリリース!!

80年代後期に活動したクリスチャンHMバンドANGELICAが久しぶりに新譜をリリース!!_c0072376_13430074.jpgANGELICA 「Without Words」'19

カナダ出身のギタリスト Dennis Cameronが87年に結成、80年代後期から90年代初頭にかけてアメリカ・シーンで活躍し、アルバム4枚をリリースしたクリスチャンHMバンドANGELICAの約27年ぶりとなる新譜、5thアルバムがリリースされたのでGET!

去年、1st、2ndのデジタルリマスターでのリイシューに合わせてデビュー前のデモ音源をオフィシャル・リリースしてファンを歓喜させた Dennis Cameronですが、予告していた通り夏の終わりにデジタル先行でリリースしていた新作が現物でやっと入手可能になりました。

ただ、せっかくの久しぶりの新作なのですが、残念ながら名義がANGELICAなだけでほぼ Dennis Cameronが独力で創り上げたタイトル通りなインストゥルメンタル・アルバムなので、以前のメロハー・サウンドを期待している方には少々肩すかしな内容となっております……

クリスチャンHMバンドの、そのギタリストのソロ作と言えるアルバムなので購入前は下手をするとスーパーマーケットのBGM(汗)に成り下がっているような穏やかで柔和な心地よさ重視で、知らない間にアルバムを聞き終えている最悪なパティーンのアルバムになるのでは、と危惧しておりましたが、意外や意外、予想以上にダークでヘヴィなテイストもあるザクザクしたリフ圧しのトリッキーなプレイが切り込んで来る楽曲がしょっぱなから飛び出してきて安心させられました。

この辺りのダークなテイストは悲しいかな90年代グランジーの波を経験しているUSプレイヤーにとって、今となっては当然なギタープレイなんでしょうねぇ…

後半カントリーっぽい楽曲やブルーズテイスト漂う楽曲だったりも飛び出してきて、如何にも陽気なアメリカン・サウンドなのにニンマリさせられます。この手のテイストやプレイはユーロ圏のミュージシャンでは敵いませんね、やっぱり(w

とまれ、相変わらずなハードでエッジあるテクニカルで流麗な早弾きプレイもしっかりフィーチャーしつつ、歌心あるメロディアスで爽快なプレイが全編に渡って披露されており、彼個人の技巧派ギタープレイのファンな方にとってはこれ以上ないくらい満足いく作品と言えるでしょう。

彼のキャリアや交友関係的に幾らでも歌の巧いクリスチャン・シンガーを招いて往年のANGELICA"らしい"アルバムを創る事は出来たのでしょうが、敢えてシンガーを招かず、彼自身のプレイのみで全てを語り表現する作風に挑んでいる点を見ても、以前とは違い自身のプレイに絶大な自信を持って本アルバムの制作に至ったのだと察せられます。

キーボードやドラムは殆ど打ち込みと思われますが、ベーシストとドラマーの二人がスペシャル・ゲストで招かれているので、打ち込みでは無機質に成り過ぎる箇所等でプレイを披露しているのかもしれません。

逆に言うと殆ど打ち込み臭さを感じさせない自然なフィーリングのサウンドだとも言え、この辺りは以前と違って近年のテクノロジーによる所が大きいのでしょうね。

個人的に Neil Peartの一件があっただけに、このアルバムに少し癒やされました…(つд`)

CCM系は独自のカテゴリーなのも影響してか、なかなか輸入盤が入って来ないしそもそもプレス数も少ないので、ともかくANGELICAファンなら迷わず買い! なアイテムなのは間違いありませんから売り切れる前に早々に入手しておきましょう!

P.S.
それとCD裏面に明記されてたんですが、どうやら Dennis Cameronはフルタイムのプロミュージシャンとしての活動は断念し、現在は開業医(!?)となっている模様なので、今後ANGELICAの新譜はなかなかリリースされる事は無い、もしくは本作と同じようなインスト作で彼個人が満足出来るような作風になるのではないかと思われます…

まぁ、ミュージシャンとして成功出来なくても人生は続くんだし、彼は彼なりに次のステージへ進んだって事なんでしょうね。堅実に。





by malilion | 2020-01-19 13:37 | 音楽 | Trackback
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