![]() 今やAOR風味が強い穏やかでキャッチーな爽快サンドを奏でているスウェディッシュ・ハードポップバンドの彼等が、まだハードエッジなサウンドを轟かせていた頃の89年デビュー作『After Hours』が、新曲、デモを大量に追加して待望のオフィシャル再発されたのを、幾分遅れてやっとこ入手したのでご紹介。 『After Hours』はこれまでにも何度かリイシューされており、未発音源追加盤というと00年リリースの『13 Years of Bad Habits』が思い出される訳だが、今回は『13 Years of Bad Habits』収録の1st未収録音源の一部をカットし、新たなボーナス曲を一曲追加、1stリリース後のデモ、さらに二曲の未発新曲も追加した充実の二枚組で、ギタリストの Hal Marabel本人によるリマスターも施されている決定盤と言えよう。 今聞いても心地よい1stのサウンドは、キラキラしたキーボードがフィーチャーされた80年代北欧ハードポップサウンドで、幾分アメリカナイズされた方向性なものの、哀愁漂うウェットなメロディとキャッチーなコーラス、そしてハードでテクニカルなギターもフィーチャーしたメロディアスでフック満載な楽曲がコンパクトにまとめられており、ホントにメロハー好きなら小躍りする事間違いない一枚だ(*´ω` *) この後、全米がグラジーの波に覆われ彼等のようなキャッチーなブライトサウンドのバンドは軒並み姿を消してしまい、彼等も活動を一時中止せざるおえず、2ndの『Revolution』がやっと96年にリリースと、クソグランジブームの為のタイムロスが本当に悔やまれる…orz 因みに『13 Years of Bad Habits』の内容はと言うと、 BAD HABIT『13 Years of Bad Habits』'00 01.Living On The Edge 02.Rainbow 03.Don't Stop 04.Play The Game 05.More Than I 06.Rowena 07.Coming Home 08.Never Find Another You 09.Winner Thakes It All 10.More Than A Feeling 87年リリースのEP『Young & Innocent』収録音源 11.Dreams Die Hard 12.Try Me 13.Young & Innocent 14.Let It Go シングル『More Than I』のB面曲 15.Need Somebody 日本盤『Adult Orientation』収録のボーナストラック 16.I Live For You 未発表セッション。エディットされている短縮バージョン。 17.I Never Knew What Love Could Do となっている。 また、今回の二枚組リイシュー盤は、ジャケのデザインに少々手が加えられている。 そして、同名バンドが存在するので混同を避ける為か、バンド名の後ろにSwedenの文字が追加されている。 00年盤にはSwedenの文字は無かったんだけどなぁ…ジャケのセピアな色味もちょっと違うし… BAD HABIT 『After Hours(re-cap)』'19 Disc1 『After Hours』 01.Living On The Edge 02.Rainbow 03.Don't Stop 04.Play The Game 05.More Than I 06.Rowena 07.Coming Home 08.Never Find Another You 09.Winner Thakes It All 10.More Than A Feeling 11.Dancin'(New Song) Disc2 DEMO 01.Love Will Find a Way (2010 New Song) 02.Reach for You (2010 New Song) 03.Rainbow (1988) 04.I Never Knew What Love Could Do(1988)ノイズや音飛びがある。ノンエディット・バージョン。 05.Need Somebody (1988) 06.Til the End (1988) 07.Mystery (1988) 08.Get Wild (1990) 09.I Want It (1990) 10.Lay Down (1990) 11.Let's Get High (1990) 12.Ramona (1990) 13.Ridin' High (1990) 新曲の音と1stの音が全然違って、プロダクションの差が激しいのに驚かされたが、まぁウン十年経ってるし仕方が無いけど(汗 デモ音源の方は、如何にもDEMOというこもったボトムな上にバランスが不安定な劣悪サウンドながら十分その楽曲は楽しめ、当時メジャーからドロップしていた彼等が次なるレーベルとの契約を目指して2nd用の楽曲を造り込んでいた痕跡なのだろう。 結果的に2ndにはこの楽曲は収録されずボツになってしまった訳だから、今回初披露されたメロディアスでキャッチーな楽曲の数々に耳を傾けながら、もし当時活動休止せずそのまま活動継続していたならばどんな2ndがリリースされたのか、と思いを馳せてしまう… また、DLが主流になっている為か、今回のUSリイシュー盤は限定500枚(!?)との事なので、ファンは即GETしましょう! 音源自体はDLでお手軽に入手出来るけど、やっぱり現物を手元に置いてナンボですからねぇ(*´ω` *)
by malilion
| 2019-09-10 00:06
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