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男女混声ヴォーカルが大活躍♪ USシンフォ IZZが4年ぶりにハイセンスでモダンな新譜をリリース!

c0072376_21171062.jpgIZZ 「Don't Panic」'19

96年に New Yorkで結成され米国東海岸を拠点に活動する Tom(Keyboards、Vocals、Production & Mixing)と John(Bass、Electric & Acoustic Guitars、Ukulele, keyboards、Vocals)の Galgano兄弟率いる、ツインドラムにツイン・フィメールヴォーカルという特異な編成の7人組US産シンフォ・バンドが前スタジオ作から4年ぶりとなる9thアルバム(アーカイヴ作を含む)をリリースしたのでご紹介。

テクニカルでスタイリッシュ且つモダンなシンフォサウンドを以前から奏でている彼らだが、本作は今まで以上にスッキリとシンプルな楽曲構成な為か所謂普通のシンフォ作のように一聴して聞こえ、特に Anmarie Byrnes嬢と Laura Meade嬢のツイン・フィメールヴォーカルとそこに絡む Galgano兄弟の四声男女ヴォ-カルが織り成す分厚くキャッチー、それでいてリリカルな歌メロはまるでコンテンポラリーなポップスのようにメロディアスな楽曲を鮮やかに彩っており、シンフォ系というカテゴリーにくくっていいのか迷ってしまうくらい美しくて絶品だ♪('(゚∀゚∩

ここ数作、ちょっとダーク気味で重厚なシンフォ・サウンドを提示していただけに、このYES風コーラスを活かした華麗なるポップ風メロディアス・シンフォへ突き抜けた変化は、正直予想外でした。

ただ、Galgano兄弟主導による未発音源集のアーカイヴ作『Ampersand, Volume 2』'16で聞けた、ピアノとアコギだけが繊細な音色を紡ぐアコースティカルで瑞々しいクラシカルな作風やポップなヴォーカル小曲の片鱗が本作で垣間見え、なるほど本作の予兆は既に示されていたのか、と勝手に納得しきり。

勿論、男女混声ヴォーカルをメロディアスに織り交ぜた甘くキャッチーな歌メロが乗っかる軽やかな楽曲だけでなく、近年提示し続けて来た硬質でダークでヘヴィなテクニカル・シンフォや、切れ味鋭く構築美を響かせYESばりに複雑怪奇に音が飛び交うスリリングなインタープレイの応酬も決して技巧に走った難解さを感じさせぬ、ある種カタルシスを伴った爽快感さえ感じさせる叙情的なフレーズと柔和で煌びやかなキーボードの音色で包み込んだセンチメンタルで物憂げな淡い美しさが光るモダン・シンフォサウンドもタップリとフィーチャーされているので、以前からのUSモダン・シンフォサウンドが好きだと言う方もご安心あれ。

今まで以上に華麗なコーラスと軽やかなキーボード(クラシカル風味満載なピアノの調べが堪らん!)が活躍している(ブリブリのトリッキーなベースもメチャ目立ってる!)ように思える本作だが、YES張りな技巧性とSPOCK'S BEARD風の優美なメロディアスさをMIXしたUS産らしいクリアーでタイトな音像の中、G・G風のリズムや、JAZZっぽいタッチのサウンド運び、米国東海岸拠点バンドと思えぬGENESIS、CRIMSON風なユーロ・テイスト漂うモダン・シンフォニック・ロックを、時にキャッチーに、時にシットリ艶やかに、と緩急の効いた押し引きの間合いも絶妙に、縦横無尽に心惹かれるフレーズとソリッドでダイナミックなリズムで紡ぐ、技巧派テクとキャッチーな美旋律のバランスが本当に見事な一作だ。

総じて今まで以上に複雑で凝った楽曲構成なのに、今まで以上にスタイリッシュに聞こえ、US産の抜けの良いキャッチーさとユーロ系の艶っぽさや叙情感のどちらも堪能出来る、無駄なくコンパクトに纏め上げられた本作は、耳の肥えたグロプレ・ファンのみならずグロプレ初心者な方や男女混声ヴォーカルが大活躍するポップロック好きな方にもお薦め出来る傑作となっております(*´ω` *)




by malilion | 2019-06-01 21:11 | 音楽 | Trackback
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