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継続は力なり! ベテランHRバンド LUCIFER'S FRIENDの新作!('(゚∀゚∩

c0072376_08453417.jpgLUCIFER'S FRIEND 「Black Moon」'19

今やブリティッシュHRの生き字引とも言える URIAH HEEPの二代目ヴォーカリスト John Lawtonが元在籍したバンドとしても有名なドイツの古参HRバンドの再々結成第三弾、前作から3年ぶりとなる新作をちょい遅れてGET!

いつ活動停止になってもおかしくないご老体ばかりなバンド(SCORPIONSより先にデビューしてる!)だけに新作が届けられた事が素直に嬉しいのですが、なんとバンドメンツに変化が起こってしまった模様で、前作から加入して地味ながら楽曲の輝きが増す小技を繰り広げていた新人キーボーディスト Jogi Wichmannが早くも脱退してしまい、本作は再々結成時のBEST盤リリースと同じ John Lawton(Vo)、Peter Hesslein(G、Key)、Dieter Horns(B)のオリジナル3人に、新加入の Stephan Eggert(Ds)の4名体制へ戻ってしまっている。

前作は新加入メンツが化学変化の起爆剤だったのか、意外な程に(失礼!)充実した内容で、適度にハードでありつつ、キャッチー且つコンパクトでフック満載な古典HRのメロディアス・チューンがズラリと並ぶなかなかの力作でありましたが、続く本作では解散前の中期頃に聞かせたような拡散方向へ音楽性が変化(先祖返り?)した模様で、トランペットやコンガが大活躍する楽曲や、ムーディーなJAZZっぽい楽曲、スリリングなヴァイオリンが活躍するリズミカルな楽曲に、初期風なダークでミステリアス、それでいてパワフルなちょっとHEEPっぽさ漂う70年代風HRな楽曲等々があったりと盛り沢山な内容となっており、専任キーボーディストが不在ながらオルガンをはじめシンセ等の鍵盤系サウンド大活躍な楽曲もタップリとフィーチャーされていて、全てが彼等がこれまで聞かせてくれた幅広い音楽性の範疇内に収まる別段目新しい事をしてる訳でもないものの、その70年代風味漂う骨太な極上のB級HRが安心安定で実に心地よいんだなぁ~♪('(゚∀゚∩

Jogi Wichmannが聞かせてくれた小技の効いた絶妙なアレンジやカラフルな華やかさは影を潜めてしまったけれど、音楽性が拡散方向へ向いているのでストレートでシンプルなアレンジの楽曲が多くても単調さや淡泊さは感じ難くなっており、その辺りは流石ベテランミュージシャンにして長らくLUCIFER'S FRIENDを率いていた Peter Hessleinの面目躍如といった所でしょうか。

手の込んだ構成の楽曲は少なくともメロディアス度やキャッチーさは解散前の輝きを取り戻しつつあるように思うのだが、如何せん経年の為に John Lawtonの超絶なハイトーンがもう聞けないのが悲しい……が、それにも増してミドルからロウトーンの絶品な深みある艶声が本作でも眩い輝きを放っており、そこらの若さが売りの小僧ヴォーカリストには太刀打ち出来ぬ円熟味滴るような堂々たる歌唱は流石の一言だ。

じっくり聞き込むとオーソドックスな展開の楽曲のそこかしこに顔をだす味あるアレンジや、アダルトな魅力プンプンな John Lawtonの歌唱をタップリとフィーチャーしたAOR風味な楽曲以上に耳を惹くのは、ちょっとレイドバックした“泣き”のギタープレイや、軽やかなJAZZっぽいギターソロ、不意に斬り込んでくるアコースティカルなギター等と、本作は前作以上に多種多彩な音色とプレイを聞かせる Peter Hessleinのギターが所狭しと大活躍(早弾にも挑戦!)しているアルバムと言えるだろう。

さらに楽曲全体から漂う“今っぽさ”を意識したサウンド創りや、前作では聞けなかったファストでスピーディな楽曲の存在に、パワフルさを押しだした楽曲が収録されているのを聞くにつけ、『ベテランだからと言って容易く懐メロバンドには決して成り下がらんぞ!』という Peter Hessleinの現役プロミュージシャンとしての意地と気概がビンビン伝わってきて実に小気味良いのです(*´ω` *)

昨今のハードでファストなサウンドを聞き慣れている諸兄には少々刺激が足りぬ音かもしれないが、歯切れ良く骨太でグルーヴィな70年代直系HRサウンドを、ここまで堂々とストレートに“今”繰り広げられてしまうと『つまらん戯れ言なぞどうでもいいんじゃ! ガタガタ言わずにコレを聞け!』と老害丸出しな爺さんみたいに叫び出したくなるんですよ(w

あ~~~~~っ、ヤッパ70年代HRは最高やぁ~~~~~~~~っ♪

これが最終作と言われても驚かぬベテラン勢な彼等ですが、出来る事ならもう少し活動を続けて再び快作を届けて欲しい、そう願わずにはおれないのであります。



by malilion | 2019-05-28 08:35 | 音楽 | Trackback
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