![]() Francesco Cataldo(Guitars)率いるイタリアのキーボード入り5人組メロディアスHRバンドが4年ぶりとなる3rdアルバムをリリースしたのを、ちょい遅れてGET! オリジナルのデンマークLions Pride Music盤が早々にソールドアウ(追加プレス無しって、あんまりだ!)で絶望していた去年末でしたが、こうして無事国内盤がリリースされ一安心であります。 もっとも、その国内盤もコノザマくらって延々レコードが届かないというフラストレーション溜まる状況に憤慨してたんスけどね…(#^ω^)ビキビキ さて久々の新作だが、フロントマンとキーボーディストの交代劇が前作リリース後に勃発した模様で、本作までのリリースにこれだけ時間が掛かった理由となっている。 また、本作収録後にオリジナルメンツでもあったドラマー Luke Ferraresiも脱退して新ドラマー Davide Lugliを迎えた為に、現在オリジナルメンツはリーダーの Francesco Cataldoのみとなってしまった模様だ。 まぁ、メンツは変われど中心人物 Francesco Cataldoの目指す、JOURNEY+TOTOのサウンドをベースに哀愁の北欧フレ-バー(イタ公なんでちょいPURPLE臭もご愛敬)をふりかけたようなキャチーで透明感ある美旋律の数々が、程良くハードで程良くポップないい塩梅の何ともツボを突いてくるバランス感覚でまとめ上げられたデビュー作からの方向性に些かの変化もなく、やっと目指す方向性に相応しいメロハー路線にバッチリなクリアなハイトーンのパワフルなヴォーカリスト Marco Ciancioを迎えられた本作の出来を聞くに、個人的には初代フロントマンの歌声やその歌唱力には2ndで疑問を呈していただけにこのメンバーチェンジは大歓迎であります(*´ω` *) 大雑把に言って80年代リスペクトなサウンドである1st路線に戻ったと言えるのですが、キーボーディストが Pier Mazziniから Marco Tedeschiへチェンジしたせいか、これまで余り聞かれ無かったプログレ風なキーボードプレイやサウンドがバンドサウンドに大きく加味され、前作までAOR的なサウンドの役割を多大に担っていたキーボードパートに新鮮な変化が見られたのは予想しなかった嬉しい変化でした。 じっくり時間をかけて制作された事もあって以前にも増してクオリティの高い楽曲目白押しな本作ですが、前作でややヘヴィな側面が強調され過ぎたのを反省したのか1st同様に程々にエッジのあるリフやギターサウンドをメインにした、歌を中心に据えた親しみやすく耳に残りやすい美旋律は実に心地よく、適度にテクニカルなプレイやプログレッシヴ的ソロキーボードパートやバッキング等は隠し味程度に、Marco Ciancioのエモーショナルな歌声を最大限に活かす艶やかさある叙情サウンドは彼等の1stアルバムを気に入った方ならず、欧州メロハー系をお好みな諸兄なら即購入して間違い無しな一枚となっております。 アルバム毎にメンツが変わったり、イタリアでは苦戦を強いられているメロハー系バンドでの活動等、なかなかに先行きは安心出来ませぬが、是非とも安定したメンツでこのまま同一路線を突き進み、フック満載で叙情感タップリなメロハー・サウンドを届けて欲しいものであります。 あ、そうそう。国内盤発売はされましたが弱小レーベルからのリリースとなっておりますので、プレス数もそう多くないでしょうから即廃盤の憂き目に遭う前に興味ある方は早々にご購入される方がよろしいですよ。
by malilion
| 2019-02-23 18:49
| 音楽
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