JEROME MAZZA 「Outlaw Son」'18
元KANSASのフロントマン Steve Walshの最新にして最終(これで引退なんて嘘だと言って欲しい…)ソロアルバム『Black Butterfly』'17 に参加し、数曲でその John Elefanteによく似た甘いハイトーン・ヴォイスを披露したCCM系USヴォーカリスト Jerome Mazzaの初ロック・ソロアルバムをちょい遅れて紹介! Steve Walshのソロ作への参加、そしてPINNACLE POINTで素晴らしいメロハー作をリリースした Jerome Mazzaをメロハー・レーベル Escape Musicが放っておく訳もなく、こうしてソロ作リリースへの運びとなったのは我々メロハー愛好家にとって実に目出度い事であります(*´ω` *) PINNACLE POINTでは Torben Enevoldsen(Guitars&Keyboards)を相棒にアルバム制作に臨んだ Jerome Mazzaですが、本ソロでは Steve Walshのソロ作でも尽力した北欧AORオタスケマン Tommy Denander(Guitars&Keyboards)と Steve Overland(Backing Vocals)の二人の助けを借り、本人も語るようにKANSASの影響大なキャッチーでハードタッチ、そして叙情感あるAOR風味バッチリなUSAメロディック・ロックで、お得意の爽快感抜群なハイトーンヴォーカルと分厚く美しいコーラスを存分に堪能させてくれ、ANGELICAでの彼を知るHMファンには懐かしくも嬉しい一枚と言えるでしょう。 一時HM業界から身を引きCMソング等の仕事をしてきた事もあってAORオタスケマン Tommy Denanderとの相性は抜群で、PINNACLE POINTより幾分テクニカルさやシンフォニックさは抑え目で、キャッチーさとポップさ、そして楽曲の整合性に重点を置いた、TOTO等の産業ロックテイストが多目な本作のモダンロック・サウンドは、モロに後期KANSASっぽく聞こえる所も多々あって個人的に近年希に見る堪らない好盤であります('(゚∀゚∩ まぁ、クレジットを見る限りEscape Music主導で Tommy Denanderと Steve Overlandの二人に楽曲を用意させて久しぶりにHM界へ復帰した Jerome Mazzaに、売れ線で彼のイメージにピッタリなハードタッチなCCM系楽曲を歌わせた企画モノ、ってトコが本作の正体なんでしょうが、届けられたアルバムの出来が良いんだから Jerome Mazzaが作曲に関わっていようといまいと些細な問題じゃないですか。ねぇ? John ElefanteのKANSAS好きや80年代後期USAメロディアスロック、そして90年代AORハード等がお好きな方なら一度チェックしてみても決して損はしない、そんな一枚であります。 しかし、本人もSteve Walshの後釜でKANSASへ加入したかったのね…残念だったでしょうねぇ…
by malilion
| 2019-01-29 20:57
| 音楽
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