スイス産メロディアスHMバンドCRYSTAL BALLが久しぶりに国内盤で新譜をリリース!

c0072376_15202970.jpgCRYSTAL BALL 「Crystallizer」'18

スイス産ツインGの5人組メロディアスHMバンドの約2年ぶりとなる10thアルバムが今回久しぶりに国内盤でリリース(!)されたのを、そそくさとGET!

前作でサウンド傾向が変化し、ダークでミステリアスな要素がサウンドに色濃く反映され、時流のヘヴィ路線へ近づいたサウンドを披露されて少々ガッカリしたのを覚えているが、本作では前作のダーク・サウンド要素は隠し味程度に弱まり、以前の硬質なギター・リフで楽曲のエッジを保ちつつ、耳を惹くキャチーなメロディの上をポップなサビと分厚いゴージャスなコーラスが埋め尽くすデビュー以来からのサウンド形式へ再び軌道修正したようで、昔からのファンは一安心といった所だろう。

まぁ、99年デビューの長いキャリアを誇るバンドならではの、路線変更やサウンドの幅を拡げる試行錯誤、そして音楽的挑戦は常に起こりえる事なので、むしろ褒めこそすれ批判なんてする気はサラサラないんですけどね…
実際、分かり易いキャッチーさや爽快感、スピードというメロハー要素は薄まったものの、デビュー当時と比べると格段にサウンドはメロディアスになり、二代目フロントマン Steven Mageneyの荒れたしゃがれ声が活かされたよりタフでハードなソリッドさを増したアルバムは、現在進行形なバンドの熱い生き様をヒシヒシと感じさせますから。

また、本作は前作とメンツに変動はなく、サイドギタリストの座がいつも不安定な彼等にしては、その点を見てもバンド状況が安定しているのが窺え嬉しい限りです。

元々が奇をてらったサウンドが売りのバンドでなかっただけに、欧州的な叙情メロディを生かしたオーセンティックなユーロピアン・メロディアスHMサウンドを披露している本作は、驚きや新鮮味という点では褒めるべき所はないかもしれないが、キャリアが長いだけあって収録曲の質は総じて高く、絶妙にフックが効いた楽曲アレンジや、分厚く美麗なコーラス、耳に残る歌メロ、テクニカルではないもののツボを押さえた弾力あるリフ、さりげなく楽曲を盛り立てる職人的キーボードプレイや、ユーロHMお約束のキラキラしたキーボード・エフェクト等々、決してポッと出の新人バンドには出せぬ安定感とハードロックとヘヴィメタルが交差するかのような微妙にテイストが変化して陰影を生み出すサウンドでハードサウンド好きならではの喜びを十二分に味合わせてくれる、実に堅実でバランスの取れた創りのアルバムと言えましょう。

プロデュース、エンジニアリング、マスタリングをお馴染み元ACCEPT&元U.D.O.の Stefan Kaufmannがいつも通り出かけている安心の一品で、こういった細かいところもしっかりとした品質を担保する為に手を抜かない所がベテランらしいですね。

因みに日本盤はユーロ盤のボーナストラック2曲に加え、DIOの「Sacred Heart」カヴァーとBLACK SABBATHの「The Sign Of The Southern Cross」のカヴァー2曲を追加した計4曲が本編後に追加されておりますので、購入の際は国内盤をお求めになった方がお得ですヨ♪




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by malilion | 2018-07-01 15:15 | 音楽 | Trackback
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