北欧メロハーのニューカマー PERFECT PLANがデビュー作をリリース!

c0072376_17535332.jpgPERFECT PLAN 「All Rise」'18

北欧スウェーデン産5人組メロハー・バンドのデビュー作を少々遅れてGET!

某B誌でこのデビュー・アルバムが絶賛されていて気になった方も多いハズな彼等ですが、key入り北欧スウェーデン出身のメロディックHRバンドのニューカマーで、お馴染みFrontiers Recordsからのリリースと来て、H.E.A.TやECLIPSEなどの影響ありの、キャッチーなメロディに歯切れ良いギター満載でハードポップ要素もタップリな上、新人らしからぬ完成度のアルバム、なーんて前情報ときてはメロハー好きなら誰でも気にならざるおえないですよねぇ?(w

スウェーデン中部の港町Ornskoldsvikで2014年後半に、古典的スカンジナビアンAORにメロディアスでキャッチーなハードロック要素をブレンドする音楽的方向性で結成されたと言うだけあって、時代を問わず偉大な先人達のサウンドを巧みに自身のサウンドへ取り込んで血肉とし、本作の楽曲創りに活かしているのは確かだ。

影響を受けているというバンドが、TREAT、BLOOD RED SAINTS、ECLIPSE、W.E.T.、WORK OF ART、FM、GIANT、FOREIGNER、JOURNEY、初期EUROPE、等々という事なので、このバンド名をみてピン、と来た方ならチェックしても惜しくはないだろう。

個人的には、同郷のH.E.A.TやECLIPSEらから感じられた北欧メロハー的な溌剌さやキラキラしたブライトな感触は少なく、むしろUSA産AORやUSAハードポップ的バランス優先な80年代産業ロック的サウンドに通じる楽曲構成で、適度にギターのエッジの効いたメロディスHRサウンドなのは確かなのだが、新人バンドらしいエネルギッシュさやエキサイティングな感触はちょっと乏しい安定安心型サウンドなのが些か残念な点かと思いましたね。

でも考えようによっちゃ、勢いや躍動感に物を言わせて突っ走りがちな“フレッシュさが肝デス!”みたいな新人バンドが殆どな中で、大物バンドの元メンバーが結成した訳でもない新人バンドがベテランのような奇をてらわぬ落ち着いたサウンド創りでデビューしたという事を考えれば、彼等が並のバンドでないのが分かると言うものです。

またフロントマンの Kent Hilliのフェバリット・ヴォーカリストが元FOREIGNERの Lou Grammなのも影響しているのか、まるでUK産ハードポップのようにちょっと煮え切らぬ歌メロが産業ロック的なバンドサウンドとのギャップを生み出していて、北欧メロハー定番な突き抜けるハイトーン・ヴォーカルを聴かせるタイプでない所も独特で面白い所だと思います。

逆に北欧メロハー特有の突き抜ける朗らかハイトーンと分厚いバッキングコーラス、という定番な要素は殆ど感じられないので、H.E.A.TやECLIPSE的なキャッチーでフック満載なキンキンのドポップなメロハー・サウンドって奴が大好物な方からすると少々物足りない、って事になるかもしれません。

乱暴な印象で例えちゃうと、彼等は北欧スウェーデン産バンドではありますが、むしろUSAの産業ロック・バンドが北欧的ウェットなメロディをバンドサウンドに取り込んでプレイし、ヴォーカルはUSA的な脳天気になり切れぬUK的ヴォーカルメロディを歌い上げている、って言えば伝わりますでしょうか?

現時点では未だ“コレ!”と、いう強烈な個性は感じさせないバランス優先な優等生サウンドなのが弱点と言えば弱点ですが、それでも凡百のマイナー・メロハーバンドに比べれば上出来なデビュー作なのは間違い有りません。

とまれメロディアスロック愛好家はチェックしておいても損はない期待の新人メロハー・バンドの1つだと確実に言えるでしょう。

続く次作で一体どういった発展の仕方をするのか今から愉しみで仕方が無いニューバンドなので、是非コンスタントな活動(北欧バンドは短命なの多くて…)を続けて欲しいものです。



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by malilion | 2018-05-21 17:49 | 音楽 | Trackback
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