ベテラン英国キーボーディスト PHIL LANZONが初ソロ作をリリース!

c0072376_14561459.jpgPHIL LANZON 「If You Think I'm Crazy」'17

GRAND PRIX、Grant&Forsyth、SAD CAFE、John Lawton、LIONHEART、Mick Ronson、Chris Spedding、SWEET等のセッションやサイドメンバーとして幾多の英国バンドを渡り歩いて来た現URIAH HEEP(87年加入)のキーボーディストの初のソロ・アルバムがリリースされたのでGET!

70年代後半から活動してきたその長いキャリアの割に今回初めてのソロアルバムという事実に驚かされが、裏方作業が長かった事もあって多種多様な音楽作業に携わってきたベテラン中のベテラン(実際、もうかなりのお爺ちゃんだ…)が放つ処女作は、ハートフルな自身のヴォーカルもフィーチャーしつつ、複数のシンガーと数多くのミュージシャンを招いて織り成されたゆったり穏やかな楽曲に英国情緒が色濃く漂うドラマチックなシンフォニック・ポップロック作で、そのキャリアに裏打ちされた楽曲やプレイは自主製作盤と思えぬ良い音と高い完成度で流石の一言。

まず Phil Lanzonのヴォーカルだが、本ソロ作では2曲でその歌声を披露している。

URIAH HEEPで長らくコーラスを担当して喉が鍛えられている事もあってか中音域中心なマイルドでジェントリーな歌声で、穏やかな楽曲に実に良くマッチしたなかなかの歌唱力だ。

キーボーディストのソロ作なので当然、ハモンドB3、ピアノ、ローズ、シンセ等を駆使した鍵盤モノが中心のサウンドになり、他にもオーケストラ、ストリングスセクション、混声合唱団を導入したシンフォニック・ロックなども聞けるものの基本は歌モノ的楽曲が殆どで、無駄にキーボードを弾き倒してテクをひけらかすようなみっともない真似をしでかさないのも楽曲中心な考えのベテランらしい余裕を感じさせる(*´ω` *)

注目のゲスト陣だが、まずギターと2曲のリード・ヴォーカルで英国シンフォ界きってのオタスケマン John Mitchell(ARENA、FROST*、IT BITES、KINO、LONELY ROBOT、THE URBANE)が参加し、4曲でリード・ヴォーカルを取っているのはAdrian Smith's PSYCHO MOTELの2ndで歌った Andy Makinが参加、さらにドラムスに Craig Blundell(FROST*、ex:PENDRAGON)を迎えるなど長いキャリアに相応しく多数の凄腕ミュージシャンが招かれている。

アルバム中盤からGRAND PRIX時代を彷彿させる畳みかけるようなスリリングなキーボード・プレイとダイナミックに楽曲が展開するのが楽しめ、その一方でAORテイストやプログレ・テイストも垣間見せるスケールが大きくリリカルでドラマチックな気品漂うメロディアスなサウンドには、JADISやARENA、そしてIT BITES等のポンプサウンドや、MAGNUMや当然の如くURIAH HEEPといったブリティッシュHRサウンドの面影も感じられ、ポンプ、シンフォ・ロック、メロハー等のファンも満足するだろうバランスの取れた充実の作品で、英国ロック好きに是非お薦めしたいアダルティックな一品です。

Musicians:

Phil Lanzon:Hammond B3、Piano、Electric Piano[Rhodes]、Programmed & Lead Vocals(tracks4,10)

James Graydon:Acoustic Guitar
Laurence Cottle:Bass
Craig Blundell:Drums

John Mitchell:Lead Guitar & Lead Vocals(tracks1,3)
Andy Caine:Lead Vocals(tracks8)
Andy Makin:Lead Vocals(tracks2,6,7,9)

Sarah Jory:Pedal Steel Guitar、Banjo
Joe Atkins:Piccolo Trumpet

Andy Caine、Andy Playfoot、Miriam Grey、Phoebe Street:Backing Vocals

The London Telefilmonic Orchestra:
Bozidar Vukotic:Cello
Richard Harwood:Cello
Levine Andrade:Viola
Roger Chase:Viola
Patrick Savage:Violin [Leader]
Adam Hill:Violin
John Mills:Violin
Matthew Scrivener:Violin
Oli Langford:Violin
Peter Fisher:Violin
Richard Smith:Violin
Robert Gibbs:Violin

Andrew Playfoot、Annie Skates、CJ Neale、Kate Graham、Lance Ellington、Lucy Potterton、Mary Carewe、Phoebe Street:Choirs
Annie Skates:Chorus Master
Richard Cottle:Conductor
Levine Andrade:Contractor




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by malilion | 2018-03-24 14:46 | 音楽 | Trackback
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