凡作の前作からの沈黙、そして華麗に蘇った北欧メロハーIMPERAがソロ・プロジェクトとして再始動!

c0072376_16354869.jpgJohan Kihlberg's IMPERA 「Age of Discovery」'18

スウェーデン人ドラマー J.K.Imperaを中心に名うての強者が揃ってしっかりとしたバンド編成で活動してきたメロハー・バンドの3年ぶりとなる新譜がリリースされたので即GET!

2012年デビュー以来、毎年1枚とコンスタンスに新作をリリースして来た彼等だが、前作から日本盤リリースは見送られ、続く新譜の報も無いままで少々心配しておりましたが、届けられた新譜のタイトルを見て何があったか納得という4thを、どうせ国内盤リリースはないだろうと予想して早々に買い込んでみました(汗

前作まで J.K.Impera(Ds)を筆頭に、ソウルフルな名シンガー Matti Alfonzetti(Vo:JAGGED EDGE、SKINTRADE、DAMNED NATION他)、北欧メロディック・ロック界随一のお助けマン Tommy Denander(G:RADIOACTIVEを筆頭にAORセッションやプロジェクト多数)、そして Mats Vassfjord(B:VINNIE VINCENT、GRAND DESIGN他)の4人でガッチリとメンツを固めバンドらしくマイナーながら地道な活動を続けていた訳ですが、まぁ、売れっ子のメンバーが売れないマイナーバンドに何時までも在籍してくれるはずもなく、残念な事に本作から Johan Kihlberg名義のソロ・プロジェクトとなってしまった…(つд`)

で、ソロ・プロジェクトになったからか心機一転、多彩なゲストを招いた各メンツのファンならずとも俄然興味を持たれるだろう、実にゴージャスなラインアップからなるメロハー・アルバムとなっております。

基本構成は、

Johan Kihlberg (Drums、Keyboards)
Lars Chriss (LION'S SHARE:Guitars)
Mats Vassfjord (220 VOLT:Bass)

という、80年代から90年代にかけて北欧HMを好んで聴いてきたHMファンなら間違いなく目を惹くメンツを基本バンドにし、曲毎にメロディアスHMファンやメロディアス・ハードポップ・ファンにお馴染みな実力派メンツが目まぐるしく入れ替わってキャッチーでブライトなモダン・メロハー・ロックを演っていて、ソロ・プロジェクトならではの賑やかで華やかなサウンドが実に素晴らしい♪('(゚∀゚∩

で、その注目のゲスト陣ですが、
Michael Sadler(SAGA:Lead & Backing Vocalss on Track.8)
Goran Edman (ex-Yngwie Malmsteen、ex-John Norum、etc:Lead & Backing Vocals on Track.6)
Nils Patrik Johansson (ex-LION'S SHARE、ASTRAL DOORS:Lead & Backing Vocals on Track.2、3)
Mick Devine (SEVEN:Lead Vocals on Track.3、5、9 Backing Vocals on Track.3、7、9)
Nigel Bailey (BAILEY:Lead Vocals on Track.7、10 Backing Vocals on Track.5、10)

Mattias IA Eklundh (FREAK KITCHEN:Guitar solo on Track.9)
Kay Backlund (LION'S SHARE:Keyboards on Track.1、3、6)
Anders Rybank (COASTLAND RID:Keyboards on Track.8)
Michael J. Scott :Lead & Backing Vocals on Track.4

プロデュースは、Johan KihlbergとLION'S SHAREのギタリスト、Lars Chrissが担当、という事で全面的に北欧プログHMバンドLION'S SHAREのメンツがバックアップしているのが見て取れる。

2ndまで80年代後期~90年代初期フィール漂う叙情的なメロディー重視のキャッチーでコンパクトでメロディアスなAOR&メロハーといった優等生サウンドだったが、前作はギターが前面に押し出されたダークでハードなテイストを強く感じさせる硬質なHMサウンドへ接近し、メロディの質やキャッチーさが後退した凡作なのが残念であったが、ソロ・プロジェクト化しJohan Kihlbergの奏りたいサウンドを100%クリエイト出来るようになったからか本作では再び初期で顕著だった北欧バンド特有の叙情性と湿り気を帯びた美旋律が眩いメロハー・サウンドな方向へ軌道修正し、前作のダークネス要素は気の迷いであったかのように影を潜め以前のドストレートなポップフィーリングが戻ってきていて、これには初期ファンも欣喜雀躍だろう(*´ω` *)

Johan Kihlberg曰く、KISSやQUEEN、ABBAやTHE BEATLESのような多様で幅広い音楽性のバンドに習って本作の幅広く華やかなサウンドのアルバムを製作したそうですが、その目論みはバッチリと果たされたと言えましょう。

前作で問題点だった印象に残らない凡庸なメロディや楽曲構成も、豪華ゲスト陣を迎える事で各キャリアの持つテクやスキル、そして際立つ個性でもって難なく払拭し、万華鏡のように華やかに変わる歌声やソロプレイヤーのサウンドでもって音楽性の幅も一気に押し広げるという禁じ手を早々に使って新作のレベルをドーピング気味に一気に爆上げ(w)した Johan Kihlbergですが、こうなると心配なのはLIVEと次作はどうするのか、って事ですよね…

出来る事ならちゃんとメンツを固めて再びバンドとして活動して欲しいですが、今後もこのゲストを迎えるパターンで行くんですかねぇ?

AYREONやTHERIONは別として、この手の豪華ゲストゾロゾロ参加な北欧ソロ・プロジェクトって、昔からなかなか長続きしないんだよなぁ…(汗

次作が早く届けられる事を祈って、今は音楽性の幅が一気に拡がったこの賑やで彩り豊かな新譜のサウンドに耳を傾けますか…



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by malilion | 2018-03-04 16:27 | 音楽 | Trackback
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