そのまま活動を続ければ、間違いなく好リリースを記録したのに…正統派メロディックHMバンドPORTRAIT。

c0072376_01542949.jpgPORTRAIT 「Same」'90

またラックから懐かしいアルバムが転がり出てきたので本日はコレを聞いておりました。

アメリカ出身マルチ・プレイヤー Gordon W. Chapman(Vo、G、B)率いる正統派メロディックHMバンドが'90年に自主盤でリリースした唯一作をご紹介。

なんだかオリジナル盤はレア盤(当然、今は廃盤)扱いらしいですけど近年リプロ盤が出回っているとの事で意外に簡単に中古盤も見つかるかも?
それに音源は今なら簡単に公式音源をDL購入出来ます(いい時代になったなぁ…)ので、別に幻の音源って訳でもありません。

まぁ、購入した当時はそんなレア盤になるなんて予想もつくわけもなく、伝え聞いていた情報ではすぐに2ndがリリースされると言われていたんですが、結局待てど暮らせど今日まで2ndはリリースされませんでした…(つд`)

さて、このバンドですが、Gordon W. Chapman(Vo、G、B)の他は John Garett Gormanなるドラマーが製作に関わっているだけで、ゲストで一曲ベーシスト Chris Olsenがベースを弾いているのみの完全ワンマン・プロジェクト(プロデュースもGordon W. Chapman自身とエンジニア)というのが実情のようです。

アメリカ産バンドでありながら、そのサウンドはウェット感あるブリティッシュHM臭と透明感ある北欧様式美HMの影響が強く感じられるシンプルな正統派メロディックHMで、Gordon W. Chapmanのヴォーカルが意外と上手く、癖のない声質の歌声でキャッチーでメロディアスな歌メロを無理なく歌いこなしており、強引に金切り声を張り上げるヘッポコギタリスト兼任ヴォーカルなレベルでないのが嬉しい誤算でしょう。

US産HMながらリフとスピードで推し通すゴリゴリのストロング・スタイルではなく、憂い有るマイナーな甘いメロディが疾走する楽曲が中心な哀愁や叙情を湛えた80年代初期北欧系HMスタイル故か、リリース当時輸入盤店でそこそこ話題になって良いセールスを記録したという逸話も残っている実に日本人受けするサウンドなので、是非2ndを届けて欲しかったなぁ…orz

ギタープレイにはインギーの影響も窺える、所謂ネオクラシカル・フレーズをフィーチュアした早弾き系のプレイが基本なものの、テクを見せびらかす(そもそもテクはそんなに…)自己満プレイに陥っておらず、しっかりと楽曲を聴かせようという意識(初期インギー作をよりバランス重視にしたイメージに近いかな?)が窺えるなかなかの佳曲が揃っております。

また、自主制作盤アルバムなのにプロダクションもしっかりしており、当時としてはかなり良い音を聴かせてくれているのもポイントでしょう。

今回、久しぶりに彼等のサウンドを耳にして、ちゃんとしたフルメンバーによるバンド体制でのアルバムを聞いてみたかったプロジェクトだと再び思ったのでした。

Gordon W. Chapmanはこの他『Gelatinous Goo』なるソロアルバムを1枚リリースしているのと、近年は SARAHKX & Gordon W Chapmanなるバンドで活動している模様ですが、詳細はよく分かっておりません。




[PR]
by malilion | 2018-01-30 01:47 | 音楽 | Trackback
トラックバックURL : https://malilion.exblog.jp/tb/29207644
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 自主製作にして高品質、ただ一つ... まさかの先祖返り!? GALA... >>