![]() 北欧スウェーデンが誇るメロディックHMバンドの雄、NOCTURNAL RITESが十年ぶりとなる待望の再始動作9thを遂にリリースしたので即GET! 長かった… 前作が真っ向から王道メロディアスHMへ挑んだ、正に正統派HM作の名盤だったのに、急に彼等は活動を休止してしまったのだから…(つд`) 疾走チューンが姿を消し、フロントマンもチェンジし、デビュー当時の所謂マイナー調なメロスピ好きなファンはもう居ないかもしれないが、ここまで堂々たるモダンHMサウンドを披露されてはグゥの音も出まいし、つまらない戯れ言も必要ない。 太く力強い情熱的な歌声に、小賢しいテクに逃げずひたすらにエモーショナルで美しく、そしてソリッドでヘヴィなリフを刻むギターと、絶妙なアレンジの効いた楽曲に彩りを添える控え目なキーボードの音色や、ポップになり過ぎぬコーラス、鈍色のハードさと煌びやかなメロディアスさを巧みに交差させる哀愁を帯びたリリカルな美旋律に耳を傾ければいいのだ。 無駄の無いコンパクトな楽曲に凝縮され研ぎ澄まされた美メロと、屈強で強烈なフック、これでもかと攻めてくるドラマティックで隙の無いサウンド、その威風堂々たる作風も前作同様で、まるで十年の休止期間が幻だったかのよう('(゚∀゚∩ ただ、悲しいかな決して短くないインターバルでメンバーチェンジが起きてしまい、リードギタリストが Nils Norbergから Chris Rorland(現SABATON)へチェンジし、さらに再び Chrisから Per Nilssonへチェンジして本作は製作されているが、そのサウンドに大きな影響は窺えない。 たっぷり時間をかけて製作されたアルバムだけあって楽曲の充実ぶりは素晴らしく、ミッドテンポ系チューンで固められたアルバムなのに、時にミステリアスなムードを漂わせ、時にリズミックに、時にソリッドでダークネスなサウンドを響かせ、くどすぎず、さりとてアッサリでもない絶妙なアレンジの効いた00年代型モダンHM路線の楽曲の上を、Jonny Lindkvistの熱く男臭いザラついた歌声が伸びやかに轟き、あっという間にアルバムは終わってしまう。 HMの持つ勇壮さ、北欧HMの持つメロディの美しさ、ツボを押さえた泣きのGソロ、そして前作をも上回るサウンドスケールの大きさ…うーん、ホント素晴らしい快作だ… 荒削りでメタリックなリフをタフ&グルゥビィに奏でつつも、全体をモダンでコンパクトなサウンドで纏め上げつつ真っ向から正統派HMサウンドに挑み、厳しく困難極まりない王道を突き進むその姿といったら、もう格好良すぎでしょう♪ 北欧HMとは思えぬドライなサウンドだが、その実ほのかにメロディに甘味が漂ってるとこがミソなんですよね(*´ω` *) あー、興奮して解説だか紹介だか何が何だか訳分からなくなってきてるので、つまらん御託はここらでお終いにしておきます。 モダンなサウンドの正統派HMが好きな方なら、このNOCTURNAL RITESの再始動作は決して外せませんよ! さぁ、後はご自身の耳でチェックしてみて下さい!
by malilion
| 2017-09-24 01:38
| 音楽
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