![]() 一ヶ月前から予約してたのに見事にKONOZAMAを喰らいご紹介するのが少々遅れた(涙)が、北欧スウェーデン新世代ハイブリッドHRバンドが約二年ぶりに放つ新作フルアルバムを無事GET! 前作は何故かその高い完成度にも関わらず国内リリースが見送られたが、今回は無事に国内盤がリリースされ大変目出度い! やっぱり一人でも多くの方に彼等の事を知って欲しいものね(*´ω` *) 前作でギターが一人抜けてフロントにVo兼Bを据えた4人組バンドになった彼等だが本作でのメンツの変動はなく、ファンは一安心といった所だろう。 レーベル移籍に伴い心機一転セルフタイトルのアルバムをリリースしたのだろうが、キャッチーでポップでありながらUSA系のような脳天気な朗らかさは薄く、ユーロテイスト漂うウェット感と北欧系特有のキラキラしたキーボードと透明感あるメロディ、メインリフでヘヴィに攻めつつサビでは突き抜ける爽快感とフック満点な分厚いコーラスというデビュー時からの方向性は変わる事なく、楽曲の完成度やアレンジの妙、そしてモダンなサウンド造りとバンドが持つ魅力をより一層に磨き上げ、さらにドラマティックさとダイナミックさ迸るサウンドスケールも一回り大きくメジャー級へと逞しく成長させた、正しくバンド名を冠したセルフタイトル・アルバムに相応しい彼等の“全て”を詰め込んだ現時点での最高傑作なのは間違いない。 前作からキーボードの割合が増えたように感じていたが、本作ではソロタイムもバッチリ収録とさらに煌びやかなキーボードの比重が増え、幾分テクニカルさ推しな要素が薄れて、よりストレートでスマートな楽曲構成になったのも聞きやすさとキャッチーさ、そしてシンプルな楽曲構成故にメロディの美しさが引き立つ効果を生み出しているように思う。 まぁ、シンプルになったと言ってもそれは以前と比べての話で普通のHMバンドと比べりゃ十二分以上にテクニカル(サラリ、とテクい事してるから分かりづらい…)だし、アグレッシブでありつつ美しいメロディを紡ぐ Daniel Johanssonのエモーショナルなギタープレイは、多くの要素を高い次元で融合させた極上のメロディアス・ハードサウンドをコンパクトでモダンな手法で聴かせているので、彼等のテクニカルな所に惹かれたファンの方でも決してガッカリする事はないでしょう。 相変わらず Robin Erikssonはパワフルに、そして時に繊細な歌声を聞かせてくれ、元々巧い唄に今まで以上に熱さとスマートさを兼ね添えた説得力を持たせているし、今回は今まで以上に Micke Janssonのキーボードが大活躍(楽曲の殆どを手がけてるのも大きい?)しているしで、ホント大満足な一枚です(*´ω` *) しかし、ここまでレベルの高いスケールの大きいサウンドを叩き出す優良バンドが未だにメジャーレーベルに所属していないというのに驚かされる。 欧米のシーンじゃ彼等以下レベルのバンドがメジャー所属なのが、どう考えても理解出来ませんわ…… 後は知名度アップくらいしか彼等の弱点は見当たらないので、新譜発売に伴う活発な活動を通してその名をシーンに轟かせて欲しいものです。
by malilion
| 2017-09-07 19:06
| 音楽
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