国産HMの牙城 ANTHEMが新譜「ENGRAVED」をリリース!

c0072376_15511866.jpgANTHEM 「Engraved」'17

デビュー30周年を迎える今や日本を代表するベテランHMバンドの通算16作目、再結成以降9作目、森川復帰第2弾作となる新作がリリースされたので即GET!

近年はアニバーサリ-づいたベスト盤や編集盤、そしてLIVE盤などがリリースされていたが、遂に純然たるスタジオ新作の登場だ。

事前情報で本作の半分はギタリスト 清水昭男の手による楽曲が収録されるいう(長く楽曲の殆どをボスであるシバサタンが手がけるワンマン体制からすると一大事!)事が伝えられていたので、ファンならずともその出来映えに俄然注目が集まるだろう問題作だ。

で、一聴して思い出したのは、初めて4th「GYPSY WAYS」を聞いた時の衝撃でした。

パワフルなシャウトをはじめ、パンキッシュな吐き捨て風だったりダーティな濁り声で唸ったりと実に多様なヴォーカルアプローチを見せる森川の歌声が、本作では「GYPSY WAYS」を思わせるような非常にメロディアスで哀愁漂う味わい深い歌唱に終始しているのがその大きな原因と思われる。

総じてエッジの効いたリフと森川のパワフルで熱いVoのコンビネーションによる変わらぬ黄金のANTHEM節が展開されているが、JーPOPグループやジャニーズグループにも楽曲を提供している清水のカラーが大きく作用したのは明らかで、前作でも感じられたがより一層に旧来からの定番カラーであるパワー・メタル然としたアグレッシヴさとソリッドで重く硬質なヘヴィさが薄れ、けれどベテランらしく旧来のファンにもアピールするソリッドナンバーもしっかり収録しつつも男臭くドライヴしながらもキャッチーさも備えたポップ志向の佳曲で隙無く固められた非常にメロディアスな一作と言えるだろう。

更に外部ライター(近年のSABER TIGERの歌詞を手がけている)が初めて歌詞製作(清水も一曲歌詞を書いている)に参加している点も本作が今までのバンドカラーとは違う感触を与える要因となっているのは間違いない。

これは度々シバサタン自ら語っているようにマンネリに陥っている自身のボキャブラリィの枯渇問題にしっかり対応した結果だと思う。

その辺りも影響したのか、歌メロのマンネリには対応出来無かったのか、イマイチ楽曲のメロディに歌詞が乗り切れていないような箇所も見受けられるのは少々気がかりな点だろうか?

「BOUND TO BREAK」や「HUNTING TIME」を超える最高傑作とは言い難いが、ANTHEMファンは当然として、甘味のないゴリゴリなヘヴィサウンドに食傷気味なメタルファンにもお薦め出来る高品質なMH作だ。

そんなこんなな問題をひっくるめて、これだけキャリアを重ねて尚、新たな挑戦を試みているANTHEMは本当に最高に格好いいのです!('(゚∀゚∩



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by malilion | 2017-06-22 15:43 | 音楽 | Trackback
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