独産テクニカル・ミクスチャー・プログHMバンドCRYSTAL BREEDが待望の2ndをリリース!('(゚∀゚∩

c0072376_21334104.jpgCRYSTAL BREED 「Barriers」'17

Uli Jon Roth BAND等で活動する Niklas Turmann(Vo&G)と Corvin Bahn(Vo&Key)を中心にドイツのハノーバーで08年に結成された、ツインVo&キーボード入り独産4人組・プログレ・メタルバンドの待望の2ndが6年ぶりにリリースされたので即GET!

メタルコア系みたいな無愛想でささくれ立ったダーティなイメージのジャケだし、このインターバルでベーシストが Michael Schugardから Nico Deppischへチェンジしているが、音楽性に変化は見られない。

1stで見せたIT BITESやFLOWER KINGS、そしてSPOCK'S BEARD等ばりなテクニカル&タイトなアンサンブルと多彩で分厚いコーラスワークを駆使し、夢劇場風なプログメタル風味も各所でピリリと効かせ、よりポピュラリティの高いキャッチーで疾走感あるフック満載のミクスチャーHMサウンド路線を継承しつつ、新たな試みにも野心的に挑んでいる力作だ。

ミクスチャー系と言うと、下手をすると纏まりのないとっ散らかった散漫な音楽性になりがちだが、ジャージーなハモンドだったり、ハードドライヴィングなギターや、ファンキーなチョッパーベースが暴れまくったり、怒濤の高速ユニゾンを披露したりと、各プレイヤーがテクニカルなプレイを繰り広げても、最終的にキャッチーなメロディアス・サウンドに集約されるヴァラエティ豊かな音楽性がこのバンドの強みだろう。

デビュー作より若干ヘヴィさが増してより骨っぽくシンプルなサウンドに纏まり、シンフォ度とコーラス量が減って合成感があった人工臭も薄れた、ソリッドなヘヴィさとキャッチーな派手さの一見相反する要素を巧みに組み合わせた楽曲の、その絶妙な押し引き加減と怒濤の畳みかけ具合にさらに一段磨きがかかったサウンドは、メジャー・プログ・メタルバンドにも一歩も引けを取っていない堂々の完成度だ。

前作のようなストリングス・カルテットをゲストに招いていないが、それでもヴァイオリンとチェロ奏者はゲストに迎えているので艶やかなストリングの響きも補完しつつ、1stで聞けた繊細さやメランコリックなメロもリリカルなピアノ・ソロやアコギの爪弾きもバッチリ本作でも聞けるものの、よりバランスをヘヴィさに偏らせた本作のサウンドの方が、所謂一般的なプログメタル的サウンドに近いので、シンフォ路線や古典プログレ系好きな方の守備範囲からは大きく外れてしまっているだろうからご注意を。

プログレ系やHM系の情報媒体等で余り注目されにくいサウンドではありますが、その確かなテクニックとポップでキャッチーなミクスチャー系・プログレッシブ・HMサウンドを、是非一度ご自身の耳でチェックして見て下さい!



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by malilion | 2017-04-18 21:26 | 音楽 | Trackback
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